「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-87)

《Ken Sway Kenと管理者の【憲法改悪・戦争体制阻止】》

《特定秘密保護法-最長10年の懲役刑が促す萎縮:報道の自由度G7で最下位に/内山 宙(弁護士)》

 疑惑隠しのために解散した安倍政権。もはや秘密保護法を超える情報隠し…こうした国の秘密のあり方を今一度、考える時です。例えば貴方が女性で、DV夫から「お前は何も知らなくていい、俺がお前を守ってやっているんだ。俺についてこい」とだけ言われて、家の預金が幾らあるのか教えてもらえず、これをしてはいけない等と厳しく言われ、ちょっとでも反発すると暴力を振るわれ、してもいない浮気を疑われて尾行されたり、聞き込みをされたりしたら、どう思うでしょうか?夫妻は対等なはずですし、一方が稼いできた給料でも共有財産なので預金の状況は知る権利がありますし、夫だからといって妻の行動を支配することはできません。ところが国民は国家から、このようなDV夫のようなことをされています。
 森友学園に売る土地(国民の資産)の価格の値引き根拠資料を財務省は徹底的に隠していますし、記者が政府の疑惑を官房長官に質問すると、質問の仕方に問題があるとして新聞社に圧力をかけます。これが特定秘密になると、下手に特定秘密に迫ろうとすると最長10年の懲役刑になるので、マスコミが萎縮してしまいます。
 つまり国が国民を守ってやっているのだから、細かい事は知らなくていい、黙って従えというDV夫のようなものなのが特定秘密保護法なのです。因みに国境なき記者団(本部・パリ)による報道の自由度ランキングは安倍政権になってから11位から72位まで急落し、G7中最下位となりましたが、大きな要因の一つがこの特定秘密保護法の成立でした。

<恣意的運用の危険性>

 政治家が、おかしなことをしているときに、それを知る事ができなければ選挙で落とす事ができません。つまり特定秘密保護法は、民主主義の基盤を壊すのです。
 しかも行政が自分で秘密指定できてしまい、不正隠しのために恣意的に運用される恐れがあります。秘密から外すようにと請求する解除制度もありません。内部通報しようと思っても、適性評価でプライバシーを丸裸にされて弱みを握られているので、逆らいにくい事情があります。適性評価の拒否や、適性を欠くとの評価で不利益に扱うことも許されているので、とにかく逆らえません。その一方、大臣等は適性評価が免除されていてアンバランスなのです。共謀罪が成立する前から、特定秘密保護法では秘密を漏洩させようと共謀しただけで処罰されることになっていました。しかし秘密が漏洩していませんので、その段階で逮捕して処罰するためには厳しく監視する必要が出てきます。

 米国で盗聴に従事していたスノーデン氏が暴露した中に、2013年に米国から日本にXKEYSCOREという盗聴システムが提供されたという報道がありました。
 これは電子メール等を収集検索できる監視システムで、プライバシー権や通信の秘密を侵すものですから、令状なくして実施することは違法です。しかし警察は勝手にGPS装置を捜査対象者の車に取り付けて行動を監視していたほどですから、既にXKEYSCOREが悪用されている可能性があります。森友学園や加計学園、自衛隊の日報問題等で、取材や情報開示が特定秘密保護法を理由に拒否されたと聞いた事はありません。
 しかし秘密に指定されていなくても、全然明らかにされません。そして疑惑隠しのために解散しましたが、これは、もはや特定秘密保護法を超える壮大な情報隠しと言えます。
 今や、こうした国の秘密のあり方自体をどうするか考えるべき時です。
 民主主義を取り戻すためには、この特定秘密保護法を廃止する公約の政党や候補者に投票することが必要です。(週刊金曜日)


《【腐蝕の安倍政権】シリーズ》
<自民が野党に要求⇔質問時間削減は絶対許してはいけない>

 野党が憲法に基づいて要求した臨時国会召集を無視して解散したと思ったら、今度は、政府・自民党が獲得議席に応じて野党の質問時間の削減を要求している問題。
 自民党の森山裕国対委員長は、党内から質問機会の拡大を求める声があると寝言を言っているが、本当は「安倍」が野党の追及逃れに、二・三回生議員に言わしているらしい。
 立憲民主党や共産党など野党各党は31日、国会内で国対委員長会談を開き、質問時間の削減を拒否する認識で一致。結束して対応する事を申し合わせた。
 実は自民党が野党の質問時間削減を要求するのは今回が初めてじゃない。
 2005年9月の郵政選挙でバカ勝ちした時も、13年7月の参院選後に「ねじれ国会」が解消された時も、それぞれ野党の質問時間削減を要求し、突っぱねられている。
 「獲得議席に応じて」とは一見、尤もらしく聞こえるが全く違う。
 国会に提出される法案については既に政府・与党で十分、中身を議論したものだ。自民議員が質問したいのであれば、その過程でやれば済む事だ。

■谷川議員は「時間が余っている」と般若心経

 許せないのは自民党が過去に野党に下野した際、質問時間の大幅増を求めていた事だ。
 93年の細川連立内閣では、自民党は代表質問で、それまでの3倍の時間配分を要求。
 予算委では、総質疑時間22時間の内、実に8割以上を占める18時間45分が自民党に割り当てられていた。また民主党政権の時も、野党-自民党は「与党2:野党8」を求め、与党-民主党は、それを譲歩している。それなのに自民党が与党になった途端「野党の質問時間を減らせ!」とは、あまりにも勝手!自民党-二階幹事長自身が、「議席配分での質問時間が、認められにくいのは、『民主党政権時代の民主党の譲歩』が、逆に足枷になっている」と、厚かましくも言っている。タダでさえ今の自民党は安倍ユーゲントみたいな議員ばかりだから、質問時間を増やせば、それこそ「ファシズム国会」になりかねない。

 それに昨年11月の衆院内閣委でカジノ法案が審議された時、質問に立った自民党の谷川議員は「あまりにも時間が余っている」と言って40分の質問時間中に般若心経を唱えたり、「夏目漱石が好きだ」と言って文学論を展開したりして「お遊び質問」していた。
衆院事務局に33年間勤め、国会運営を熟知する元参院議員の平野貞夫氏がこう言う。
「議会制民主主義というのは少数者、つまり野党に発言の権利を与えるということが原則。国会の慣例でも何でもありません。この原則を野党も理解していないが、自民党のムチャクチャな要求が通るようでは、いよいよ日本の議会制政治はおしまいですよ」
「(森友・加計問題は)誠意を持って丁寧に説明していきたい」。
 選挙後、安倍(ウソツキ)首相はTVカメラの前でこう言っていたが、やっぱり大ウソツキだった。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)


<希望失速で思惑外れ!安倍官邸が希望・維新“統一会派”画策>

 「立憲より希望が第1党の方がよかったのに」。先の衆院選後に、安倍(陰謀)首相はそう漏らした。安倍(陰謀)首相にとってのベストシナリオは、改憲勢力の希望の党が野党第1党になること。改憲発議に向け「阿吽の呼吸」で国会運営を自由に進められるとの思惑が、希望の失速で大きく外れた。それでも諦めきれない安倍官邸は、希望と維新に統一会派を組むよう提案したようだ。立憲民主と希望との衆院での議席数の差は1桁しかないが、国会運営上は天と地ほどの違いがある。予算委員会や議員運営委員会等は、与野党の理事が話し合って日程進行や議案を決めていくが、野党を代表する筆頭理事は必ず第1党から選ぶ。
 国会運営は野党第1党の発言権が強まるのだ。「安倍首相にとって悲願の改憲発議でも、野党第1党は合意形成の要の役割を果たす事になる。希望が第1党なら組みし易かったものの、立憲の枝野代表は安保関連法を前提とした9条改憲には反対の立場を貫いています。
 拙速な改憲論議に歯止めがかかるのは間違いありません」(政治評論家・山口朝雄氏)
 また立憲の国会対策委員長は、「安倍」のチョー苦手な辻元清美衆院議員が務める。
 いわゆる「寝業」の効かない相手なので、与党もやりにくい。早くも辻元議員は民進出身者の「無所属の会」や共産を巻き込み、11月1日からの特別国会で「もりかけ」疑惑の審議を要求。政権への対決姿勢を鮮明にしており、安倍(陰謀)首相も「陰謀も失策」とイライラしているに違いない。

■小池希望「排除」した民進出身者との連携は「さらさら」

 そこで安倍官邸が触手を伸ばしているのが希望と維新だ。既に代表を務める東京都の小池知事、大阪府の松井両知事に統一会派結成を持ちかけたという。
 両党の衆院議席を足せば、立憲を上回る。政権の補完勢力である両党が手を取り合って野党第1会派となれば、与党の国会運営は楽チンだ。安倍(陰謀)首相の意向に沿って「もりかけ」よりも改憲が優先になってもおかしくない。ところが小池知事をはじめ、希望の結党メンバーは立憲との野党協力には「我々が埋没しかねない」と慎重な上に、「踏み絵」を踏んだ元民進党メンバーには「あんな協定書は無効(現に法的には無効)」と言わんばかりに、護憲派が亡霊のように蘇ってきている。現に希望の党代表選挙で、敗北した大串衆議院議員は護憲派で、勝利した玉木衆議院議員の得票数の約半数を得票している。
 という事は希望の党-元民進党議員の内「護憲派」が1/2勢力は、ある訳で、そう簡単に「改憲派で突っ走り」とも行かず、かつ再び分裂含みでの党運営になる事は間違いない。
 また小池知事と松井知事・大村知事の共通構想「三都物語」も、今や息が合わず「自然解散」状態。安倍自民党は野党の質問時間の削減まで検討して「口封じ」を策略しており、「安倍-暴走政治」から「総理!御乱心!何卒、ご退陣を!」と国民世論で解らすしかない。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守 正義)


<嗚呼、ナンセンス!教育無償化:誰のため?財政圧迫-低所得層恩恵薄く>

 安倍政権が掲げる「人づくり革命」を議論する政府の「人生100年時代構想会議」は先月27日、会合を開き、自民・公明両党が衆院選で公約に掲げた教育無償化等に関する議論を本格スタートさせた。安倍(財政音痴)首相は教育無償化など総計2兆円の政策パッケージを年内に取りまとめる意向を表明した。ただ無償化はバラマキ色が濃い。
 限られた財源を振り向けることには懸念もある。「幼児教育は極めて重要だ。単に知識とか認知能力を身につけるだけではない。子供にとって将来必要な能力を養う」。
 会議後に記者会見した茂木敏充人づくり革命担当相は、幼児教育・保育無償化の意義を強調した。但し日本では3~5歳の9割以上が保育所か幼稚園に通っており、特段の社会的効果が、ある訳でもない。それでも無償化する意義について、内閣府の担当者は「子供の数を理想の数より抑えている理由で『お金がかかりすぎる』が7~8割を占める。家計を圧迫しているのが重要なポイントだ」と説明する。それなら大企業の内部留保を「法人累進課税」で吐き出させ、社会的再分配すれば済む話だ。(ピケティ理論)

 政府は「2兆円の政策のうち約1.7兆円は、消費税率を10%に引き上げた際に国の借金を減らすために使う予定だった分の使途を変更して賄う」というが、今や国家経済は破綻寸前!こんな話は、また「新しい考え方」と詭弁を弄して信用できない。
 それに「後の世代へのつけ回しだ」との批判もある上に、無償化の恩恵は中高所得層に大きい。というのは、現在の保育所や幼稚園の利用料は低所得層の負担が軽減されているからで、これを税金で全て「無料」とするという事は、結果的に中高所得層(富裕層)への優遇策となる。政府の試算では、全ての幼児教育・保育の無償化に必要なお金は0~2歳児分が約4400億円、3~5歳児分は約7300億円で1兆円を超える。

 年収約360万円までの世帯に限った場合の必要額は、0~2歳児分が約500億円、3~5歳児分は約600億円で、1000億円強で済む。保育システム研究所の吉田正幸代表は「無償化の対象を限定し、浮いた財源は保育士や幼稚園教諭を手厚く配置するなど教育・保育の質の向上に使う方が有効だ」と指摘する。

【社会保障費に抑制圧力】

 安倍(財政音痴)首相が2兆円の政策パッケージ策定を打ち出したことで、社会保障費の一層の抑制を求める動きが出ている。26日の経済財政諮問会議では民間議員が給付抑制の「深掘り」を訴えた。政府は高齢化に伴う社会保障費の自然増に関し、2016~18年度の3年間で計1.5兆円に抑える目安を設定している。16、17年度で計3100億円削り込み、いずれも自然増を5000億円に収めた。厚生労働省は、更に18年度予算でも自然増を5000億円に抑えようと1300億円分の削減に向けて調整している。

 だが諮問会議では、民間議員から「改革によって5000億円を更に抑制しなければならない」という耐乏策が出た。民間議員の発言は財務省の意向とも一致する。
 無償化によって消費増税分の使途を変更したことで、基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)の20年度黒字化の実現は困難となった。財務省幹部は「社会保障財政を考えたらPB黒字化目標をしっかり示さないといけない」と指摘する。一方、厚労省側は、民間議員の「深掘り発言」を「『増税分を無償化に使うなら他の部分で削れ』という財務省のメッセージ」と受け止めている。18年度予算編成の焦点は医療や介護サービスの値段である診療報酬と介護報酬の改定だ。ここに財務省側のコスト削減圧力が強まる可能性が高い。
 ただでさえ高齢化で医療や介護の費用は増加が見込まれる。
 このように国家財政状況を見渡すと、特に「維新」のいう「改憲-教育の無償化」が、如何に「展望なきナンセンス改憲案」かが、よく解る。(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)
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《「旅券没収と渡航制限付き旅券」撤回訴訟:緊急支援のお願い

/本ブログ読者:フリーカメラマン杉本祐一さんから》

<「旅券没収と渡航制限付き旅券発給の経過と争点/旅券強制没収の経過/裁判の経過と情勢報告等」については、9/10の本ブログ【「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-27)】稿末「ご案内コーナー」を、ご一読ください。>
〔杉本祐一裁判支援カンパを、よろしくお願いいたします。〕

①フリーカメラマン杉本祐一の裁判を支える会 代表 杉本祐一
 フリーカメラマン スギモト ユウイチ 店番231 普通 口座番号1691517
/第四銀行白山支店
②他銀行からゆうちょ銀行への振り込みの場合
 ゆうちょ銀行 口座名義フリーカメラマン杉本祐一と友の会 店名一二八 店番128
 普通 口座番号3551231
③直接ゆうちょ銀行に出向いて振り込む場合
郵便振り込み口座は11200-3-5512311 「フリーカメラマン杉本祐一と友の会」


《全国大学人権教育交流会の会員を募集、及び「大学生等『公正採用』ホームページ―アクセス方法の追加について》

◎【全国大学人権教育交流会の会員を募集】
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