「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-66)
《Ken Sway Kenと管理者の【憲法改悪・戦争体制阻止】》
《【衆議院解散総選挙総括】「人づくり」よりも「国難創り」で大勝した「安倍-自民」》
政治家の言葉が今ほど空疎に聞こえる時代はないだろう。その筆頭である安倍(欺瞞)首相の言葉で社会が支配されている。先ずは、ちょっと前のことから振り返りたい。
8月3日、内閣改造を発表した安倍(欺瞞)首相は会見を開いた。森友学園問題、加計学園問題、防衛省日報破棄問題と山積みしたウソについて、自分の責任には触れないまま「不信を招く結果」になってしまったことについて「お詫び申し上げたいと思います」と神妙な面持ちで述べ、これからは「国民の皆様の声に耳を澄まし、国民の皆様と共に、政治を前に進めていく」と誓った。そして内閣改造によって「全ては国民のため、しっかりと仕事に専念できる、結果を出せる体制を整えることができたと考えています。この内閣は、いわば結果本位の『仕事人内閣』であります」と言い切った。国民の多くは、諸問題についての説明不足を感じていたが、彼としては、説明なんて不要であり、とにかく「私達は、これから皆様の声に耳を澄ましますので」と言う。軽めの謝罪が、いつのまにか主張の連呼に転がっていくのは「安倍話法」の特徴だが、耳を澄まして仕事人に徹すると断言した僅か1ヶ月半後に、国政を一時停止させる衆議院解散との決断に踏み切った。それでも選挙結果は自民党の大勝だ。
国民の政治思考の低さが、恥ずかしくも露呈されている。
<「大義の粗造」の「安倍選挙」>
『東京新聞』(9月19日夕刊)が、梶山弘志地方創生担当大臣が記者会見で溢したコメントを、皮肉っぽく拾い上げている。彼は、衆議院が解散する見込みであることを受け、「仕事人内閣」について「結果を出すか出さないかという点では、まだ結果が出ていないということだと思う」と漏らした。そりゃそうだ。1ヶ月半では、英会話教室だろうがスポーツジムだろうが、大した結果を出せやしない。安倍用語の一つである「果実」を使うと、何一つ果実を提示できてないくせに「仕事人内閣」を放り捨て、解散に踏み切った。
今回の解散を安倍は「国難突破解散」だと銘打った。「突破するために一度解散する」という手法に、賢明な国民なら「邪道・卑怯」に、すぐさま気づくが、とにかくその「賢明な国民」が少ないだけに、「国難」を連呼し、国民に刷り込もうとした。
そして、その「安倍」の「国民への見下し」が的中したからこそ、本選挙が「自民大勝」に繋がったと言わざる得ない。9月20日、他国の首脳と比べて明らかに聴衆の少なかった国連総会の演説で、安倍(欺瞞)首相は「必要なのは、行動です。北朝鮮による挑発を止めることができるかどうかは、国際社会の連帯にかかっている。残された時間は、多くありません」と勇んでいる。必要なのが行動で、残された時間が多くないのだとすれば、なぜ解散したのだろう。その理由が“モリカケ”隠しにあるのは明らかだが、どのように言い訳するのかを身構えていると、25日の会見で「民主主義の原点である選挙が、北朝鮮の脅かしによって左右されるようなことがあってはなりません。むしろ私は、こういう時期にこそ選挙を行なうことによって、この北朝鮮問題への対応について国民の皆さんに問いたいと思います」と述べたのだから驚く。「こういう時期にこそ選挙!」とにかく意味が不明である。「大義なき解散」と言われたが、大義がないのが問題なのではなく、大義が粗造されたことが問題なのだ。ここまで近々の1ヶ月半ほどの発言をいくつか並べてみたが、賢明かつ神妙に思考する国民なら、その粗造に気付くことができたはずだ。
<「大義は「国難創り選挙」+α>
もし安倍(欺瞞)首相が「国難突破解散」だと銘打った今回の解散を、逆に一言で言い表すなら「○○解散でしょうか」と問われて「そもそも解散の動機が不純なのだから、どんな手厳しい『○○解散』を名付けたとしても、命名してしまえば、そこで対立軸が生まれてしまう。その構図を許すのって、この解散を認めることになってしまう」とグダグダ告げながらも、「国難づくり解散」と命名してみた。8月の内閣改造で「人づくり革命」なるSFちっくな言葉を生み出し、25日の会見でも「人づくり革命を力強く進めていくためには、その安定財源として、最来年10月に予定される消費税率10%への引き上げによる財源を活用しなければならないと、私は判断いたしました」と述べる。「国難を突破する、そして人づくりを革命する」…他国の脅威に負けずに国内経済を活性化させるとの要旨は、8月29日の北朝鮮ミサイル発射後に「我が国に北朝鮮が弾道ミサイルを発射し」とウソで煽ったのと連関している。つまり選挙大義の名目に「人づくり」よりも「国難づくり」を前面に置く戦術に戦術変更した。安倍政権の中枢にいる、ある参謀は、限られたフレーズで世の中の空気を創り出し続けてきた。森友・加計学園問題への答弁で「記憶にない」「記録はない」と繰り返された挙句に放たれた「印象操作だ」という恫喝や、菅義偉官房長官が記者の設問から取り急ぎ逃げる時に使う「その指摘は当たらない」等が、その一例。「印象操作」しているのはむしろ政権側であり、疑問を投げかけたことに対して「その指摘は当たらない」と言われても、それは設問に返答したとは言い難い。
そういった「逃げ腰なのに強気」という謎めいた言語センスは、この長期政権が世論を管理する中で繰り返してきた手癖だ。戦争法制の議論で野党からのツッコミを「レッテル貼りだ」と退け、共謀罪では、条文の文言に入ってもいない「テロ」を入れた「テロ等準備罪」で国民の危機意識を煽った。疑問を投げても「民主党政権時代よりもイイでしょ」と半笑いで答える場面を一体、何度見たことだろう。磐石だった支持率が低下し、自身や妻に大きな疑いがかかった難題を抱え、すっかり焦った数ヶ月前。安倍は「丁寧な説明」をします、と逃げたが、限界があった。そんな時に、空気を一気に入れ替えられそうな事案、北朝鮮情勢の悪化が転がりこんできた。形だけでも米朝の仲裁に入ることはせず、誰よりもトランプ大統領の後ろに引っ付いて、ご機嫌を保とうとする。結果として「人づくり」よりも「国難づくり」が優先され、世の中の空気を張り詰めさせることで、衆議院選挙を闘い抜き、国民は「マスコミの危機キャンペーン」と合わさって、その「騙し大演出」に、スッカリのせられたのだ。
<「国難づくり」に一役買った「麻生」>
麻生太郎副総理は、北朝鮮から難民がやってきたら、との仮定の話において「射殺」という言葉を使った。場合によっては、難民を射殺する、と仄めかしたのだ。一発で役職を取り除かれるべき暴言だが、メディアは、これを「免罪」した。半年ほど前に「東北でよかった」と発言して罷免された復興大臣がいたが、「難民を射殺」は罷免されないのだ。
報道する側も、いつの間にか「国難づくり」に参画していたのだ。これは「リベラル広場」管理者へ直接、某報道機関編集委員から9月末頃に「大手メディア会社幹部・編集委員・評論家等と官邸筋との会合があった」という情報提供あった事からも立証できる。
<「希望の党」評価は変わらず>
なお小池百合子-「希望の党」についてだが元々、管理者は「安倍も小池も日本会議」と「二卵性双生児」が本質だと主張してきたが、そこの本質分析は変わるものでなく、「希望の党」が思ったより議席確保できなかったが、だからと言って政治的に「反安倍ポーズ」を一時的にとっても、「希望の党」が「二卵性双生児=自民党の補完勢力」との本質分析は何ら変わらない。
<「リベラル野党共闘」と「市民団体共闘」の有機的結合が、唯一の対抗策>
最後にトータルとしてのリベラル野党の最大敗因要因は、反安倍・反自民の大衆(市民)運動が乏しかった、または稚拙であった事に帰すると考える。ブログ「リベラル広場」では、全国で17か所(約20人)の情報連絡員を配置しており、情報連絡員等からの情報によると、全国的には散発的に市民団体が出来てきている情報が入っているが、その実態は、発想は良くても「組織運動経験不足」が否めず、加えて「市民団体同士の共闘志向」が乏しい。
結果として「ビジョン無き地域埋没主義」になっている。その典型が、名を上げて悪いが「森友・加計問題」の地域埋没主義だ。日本共産党-志位委員長は「市民と野党との共闘」と言うが、管理者に言わせれば「市民団体同士の連携・共闘」も、より必要だと言いたい。
いずれにしても「安倍一強体制」の元で引き続き、「憲法改悪阻止闘争」等の闘いを継続しなければならない。リベラル野党が最大限、共闘運動を進めると共に、トータルとしての「市民団体共闘+リベラル野党共闘」の有機的結合が図れば、「安倍一経体制」の対抗勢力になれるし、また、その方法以外に「安倍一強体制」に対抗できる方法は全くない。
その意味で「総がかり」も含めて「原則、排除の論理」を取ってはいけない事等、今回選挙の敗北の自己批判的総括は、市民団体も大いに行うべきだ。(文責:民守 正義)
《【人権暴虐】シリーズ》
<福井・中2自殺:「怒声、身震いするほど」目撃生徒証言>
福井県池田町の町立池田中学校で今年3月、2年の男子生徒(当時14歳)が飛び降り自殺した問題で、担任が男子生徒を叱責するのを目撃した生徒らが「(聞いていて)身震いするくらい怒鳴っていた」などと話していることが分かった。有識者による調査委の松木健一・福井大大学院教授(教育心理学)は15日の記者会見で「他の子がいる中で、大声で叱るのは指導の範囲を超えている」と批判した。
【調査委「指導範囲超える」】
目撃した生徒らが調査委に対し証言した。報告書等によると、担任は30代男性で、副担任は30代女性。男子生徒は2人からしばしば叱責されていた。2年生後期から生徒会役員になったが、昨年10月、マラソン大会の準備が遅れたことを理由に校門前で担任に大声で叱責された。目撃した生徒は調査委に「身震いするくらい、凄い怒鳴っていた。可哀そうに感じた」と証言した。更に担任が今年1~2月頃、職員室前で叱責した際「お前(生徒会を)辞めてもいいよ」と発言。同2月上旬には生徒会主催の行事で忘れ物をした事を大声で叱責した。目撃した複数の生徒は「言い方が酷かった」「(男子生徒は)下を向いて暗い感じだった」等と証言した。他にも男子生徒が追い込まれる場面があった。
昨年11月、別室で副担任から宿題を出していない理由を問われ、生徒会や部活動のためだと話した。副担任が「できないならやらなくてよい」と言うと「やらせてください」と土下座しようとした。その後、校内のトイレに一時閉じこもった。
自殺前日にも副担任から宿題のことを聞かれ、過呼吸を訴えた。報告書は、こうした執拗な叱責による精神的ストレスや孤独感が自殺の原因と認定した。他の生徒からの苛めを認定する具体的な事実はなく、家族との関係も良好だったという。調査では担任らが生徒を巡る出来事について殆ど管理職に報告しなかったことも判明した。
担任が校長に副担任は男子生徒の気持ちを酌めていない面があると報告した事もあったが、特に指示は受けなかった。町教委によると、担任が叱責する声は校舎の上階にまで聞こえたという。こうした事から報告書は、管理職や他の教員も問題を知っていたのに「適切に対応しなかった」と結論づけた。その上で「問題があった場合は上司に報告し、教員同士で協議する勇気を持たねばならない」と指摘。スクールカウンセラーなど専門の異なるスタッフが参画する「チーム学校」の取り組みを求めた。町教委によると、担任は現在、町外の中学校に勤務し、副担任は池田中の別の学年を受け持っている。(毎日新聞)
<福岡県警:警官、暴行被害者を「クズ人間」録音で判明>
福岡市西区の交番で8月上旬、路上で暴行を受けた男性会社員の診断書を受け取らず、男性が去った後に警察官同士が「被害者かもしれんけど、一番のクズ人間」等と中傷する会話をしていた事が12日、分かった。男性が交番に置いていたスマートフォンに録音されていた。福岡県警は男性に謝罪、警察官を口頭で指導で済ました。
県警や男性によると、西署管内の交番に勤務する警察官数人は、通勤中に30代の男に因縁をつけられ、胸を殴られた男性が持参した病院の診断書を「(暴行と怪我の)因果関係がない」として受け取らず、1時間ほど押し問答になった。(共同)
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*著作[「公正採用」と「能力発見!」採用選考のコツ]
*著作「採用面接」労働条件確認
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(民守 正義)
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