「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(90)

《Ken Sway Kenと管理者の【憲法改悪阻止】キャンペーン》

〔大衆運動の力で「憲法改悪阻止」「共謀罪」法-廃案を!〕

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<共謀罪前から市民監視!オスプレイに立ち向かう“沖縄・高江”の闘い>

 その日、沖縄北部に広がる“やんばるの森”は静寂を取り戻したかに見えた。
 1年前の7月22日、国は米軍北部訓練場(沖縄県東村、国頭村)に作るヘリパッドの建設工事を強行した。人口150人ほどの高江に数百名の機動隊を全国から投入。
 抗議の座り込みをする住民らに強制排除を繰り返し、強権で捻じ伏せたのだ。
 新たなヘリパッドは昨年12月に「完成」、北部訓練場の過半の返還を記念する式典も開かれたが、今年7月1日、通称N1地区のゲート前から資材が運び込まれ工事を「再開」した。
 その目的を沖縄防衛局は「舗装、排水路の整備、ガードレールの設置等の補強工事」と説明する。だが、これまでに雨により2か所で“のり面”が崩落、補修した他、赤土の海洋流出といった問題が噴出。自衛隊ヘリに重機を運ばせてまで工事を急ぐ必要があったのか。N1ゲート前には、現在も制服を着込んだ20名~30名の男性が立ち並ぶ。
 但し機動隊ではなく、民間警備会社の警備員。高江での警備費に1日あたり1800万円が出されているという。私達の税金からだ。米軍は7月11日、新設されたヘリパッドでオスプレイの運用を開始した。名護市の間島孝彦さんは「ここは県民の水瓶がある場所。5つのダムは地下水路で繋がっているので、どこかにオスプレイが墜落したら全て汚染される」と懸念し、こう続ける。「高江の他、伊江島や辺野古でも訓練が行われるようになる。今でさえうるさいのに、どうなるのか」高江住民の清水有生さんもオスプレイの騒音に悩まされる一人だ。

「一番、酷かったのが昨年6月頃。オスプレイが2機3機と連なって、自宅の上を夜11時ぐらいまで何度も飛んでいました。子供が生まれて間もなかったから本当に大変で。飛ぶ音や、内臓まで揺さぶられるような低周波を感じて、子供は、ちっとも寝てくれない。夜も授乳で睡眠不足だったし、子供と2人、40度の熱で寝込んだこともありました」引っ越しを迫られた住民もいる。安次嶺雪音さんは4月、夫や4人の子供達と隣の国頭村へ「避難」した。
 森の中で子育てをしたい─、その夢を叶えるため’03年から高江で暮らし始めたが、「酷い訓練が続いて、もう限界と思ったのです。昼でも夜でも、超低空で飛ぶ。騒音はもちろんだけど、いつ落ちてくるかわからない恐怖と不安に耐えられなかった。探し回って見つけた大好きな理想の場所なのに」と悔しさを隠さない。昨年6月、高江で離着陸を繰り返していた際に測定された騒音は、電車通過時のガード下に相当する100デシベル級だった。
 日米両政府が合意した航空機騒音規制措置(騒音防止協定)では、午後10時から翌6時まで、米軍機の飛行は制限されているものの、規制は有名無実化している。
 そもそもヘリパッド建設の工事開始以前から、住民の生活への影響は全く考慮されていない。どういう機種が、どのくらいの頻度で、どんなルートを飛ぶのか? 暮らしにどんな影響が出るのか? 一番、知りたい問いに対して、沖縄防衛局も、防衛省も「軍事機密だから答えられない」の一点張りだった、と安次嶺さん。
「いきなりヘリパッドを作るとしか知らされず、もう決まったこと、なんて言われたら、私達、座り込みをするしか手段がなくなってしまった。説明してください、話し合いましょうと言うための座り込みだったのです」(安次嶺さん)安次嶺さんらヘリパッド建設に反対する高江住民は『「ヘリパッドいらない」住民の会』を結成、抗議活動は今年6月で10年を迎えた。基地を作らせない、使わせないための粘り強い抵抗は今も続いている。

〔共謀罪の前から市民監視〕
 7月に施行された「共謀罪」法によって、基地反対等の市民運動は、捜査当局の監視や取り締まりが強化されるのではないかと危惧されている。那覇出身で、現在は福岡から抗議に駆けつける仲村渠政彦さんが言う。「国が住民を通行妨害で訴えた“スラップ裁判”のとき、防衛局員は高江区民の家族構成を調べて回っていました。だから心理的な意味で、既に共謀罪を経験している。警察も最近は、我々を規制するときに“お前達、共謀罪だぞ”と言って恫喝しています」仲村渠さんの発言を受けて、スラップ裁判の際、現場にいなかった当時7歳の娘までも告訴された経験を持つ安次嶺さんの夫・現達さんがこう続ける。

「見せしめです。反対運動をしたら、貴方達もこうなるよ、と。それでも高江に住んでいる人達は声を上げている方だけど、声を上げさせず、諦めさせるシステムを、国は共謀罪のできる前から長い時間をかけて作っている」しかし高江でも辺野古でも、基地建設に反対し、抗議する人々の姿が絶えることはない。「やっぱり、皆さん戦争は嫌ですから。だから基地反対。沖縄全島から高江に来ますし、本土からも来ます。ひるまずにやっていくしかない」(仲村渠さん)安次嶺さんは最近、世界での連帯に目を向けるようになった。
 米軍駐留国・地域の女性達が集まり、基地問題の解決に向けて情報交換する『軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議』が6月下旬に沖縄で開催、それに伴い来日したグアム、フィリピン等の女性達と交流する機会を得たのだ。それ以来、こんな希望を見いだしている。「話を聞いてみると高江と全く同じ状況で、米軍基地があることで苦しめられている人が世界にはいっぱいいた。戦争は嫌だ、自然を守りたい、基地はいらない。沖縄の人達は何度も、選挙結果でもそう言っているのに無視して、力ずくで基地を作るのは人権侵害。同じ思いをしている世界の人達と繋がり、声を上げていきたい。そうできる時代だと思っています」(基本文献-「週刊女性」/管理者:部分編集)


《【腐蝕-安倍改造内閣】国家破滅内閣-卑しい権力亡者の閣僚達》

<大嘘つき続ける「安倍」小手先改造の無意味>

 これほど醜悪な内閣改造劇は見たことがない。3日、第3次安倍再々改造内閣が発足。
 森友学園、加計学園、自衛隊の日報隠蔽問題等で追い詰められ、政権浮揚を狙って人事刷新に踏み切った。安倍(ウソツキ)首相は記者会見で「結果本位の仕事人内閣」と名付け、胸を張っていたが、その表情は冴えなかった。船出するのが泥舟では、それも当然!
「地味でパッとしない布陣だよね。“挙党態勢”と言うけど、中身は二線級ばかり。総理が声をかけた連中は皆、断っている。伊吹文明さんに文科相就任を断られ、河村建夫さんに打診しても逃げられたらしい。泥舟に乗りたくないと思われたら、政権の終焉は近い。大臣になったのは、泥舟でもいいから乗りたい連中だけでしょう」(自民党関係者)この改造の本質が「疑惑隠し」にあることは、国民もお見通しだ。「仕事人内閣というのなら、真っ先にやるべきことは、腐臭漂うスキャンダルの解明です。ところが安倍政権の中枢メンバーは、加計学園問題で子供騙しの嘘をつき続け、内閣改造の目暗ましで国民をゴマかし、疑惑にフタをしようとしている。「木の幹が腐っているのに、先端の細い枝だけ接ぎ木して立派に見せようとしているようなもので、こんな小手先の内閣改造には何の意味もありません。首相の反省の弁も口先だけで、一時的に殊勝な態度を見せれば国民をダマせると甘く考えているのがミエミエです。本当に反省していれば、内閣改造で延命を図るのではなく、行政を混乱させた責任を取って退陣しているはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)
 沈みゆく泥舟と知りつつ、国家破滅内閣の泥舟に乗った連中もロクなものじゃない。

<福田元首相に看破された最低最悪内閣の正体>

 安倍政権の破廉恥体質については、福田元首相が痛烈に批判している。
 森友学園への国有地払い下げや、加計学園の獣医学部新設を踏まえ、安倍政権下で「政と官」の関係がおかしくなっていることを「国家の破滅」という厳しい言葉を使って断罪したのだ。〔各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸(の顔色)を見て仕事をしている。
 恥ずかしく、国家の破滅に近づいている〕〔官邸の言うことを聞こうと、忖度以上のことをしようとして、擦り寄る人もいる。能力のない人が偉くなっており、無茶苦茶だ〕〔自民党が潰れる時は、役所も一緒に潰れる。自殺行為だ〕―。安倍が第1次政権をブン投げた後を引き継ぎ、「貴方とは違うのです」の迷言を残して辞めた福田氏から見ても、今の安倍政権は異常なのだ。「福田氏は慎重な発言をするタイプだけに、ここまで言うのは余程の事ですが最低、最悪内閣の本質をよく言い当てている。安倍首相は、一部の仲間内で国家権力を私物化しており、その一端が森友や加計問題で露呈したのです」(本澤二郎氏=前出)自由党の小沢一郎代表も、内閣改造に関して談話を発表。こう綴っている。〔今、内閣に問われていることは、総理の友人の為の便宜供与や総理を守るための文書廃棄、口裏合わせ等の隠蔽工作、そして何よりそういう事を可能ならしめている公務員の「総使用人化」である〕〔安倍総理は内閣改造等という意味のない事をする前に、即刻「全て」を明らかにした上で、今こそ潔く身を引くべき時である〕真っ先に変わるべき人が居座り、改造人事を断行するという不条理。“死に体”首相の卑しい思惑で政治が愚弄されている。

<悪相・暴言で支持率が上がるわけはなし>

「結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えられた」―。組閣を終えた安倍は政権浮揚に自信を見せているが、この布陣では政権浮揚等あり得ない話だ。支持率急落に拍車をかけた菅官房長官と二階幹事長が残ったままなのに支持率が回復するはずがない。
 菅は加計問題で文科省の内部文書を「怪文書」扱いし、国民の政権不信に火をつけた男だ。しかも批判を浴びた後も態度を変えず「安倍と加計孝太郎理事長の会食が、関係業者との供応接待を禁じた大臣規範に抵触する」との明確な指摘にも「通常の交際」と顔色を変えず言い放っている。今やゴーマン政権の象徴である。国民はあの悪相を見る度に安倍政権への不信を募らせる。一方、二階は都議選の応援演説で「私ら(自民党)を落とすなら落としてみろ」と暴言を吐き、都議選の惨敗後も何ら反省することもなく、派閥の勉強会でも「そんなことに耳を貸さないで」と開き直っている。そんな「悪相・暴言」の2人が今後も毎日、テレビカメラの前に出てくるのに、他の閣僚を多少、入れ替えたくらいで国民の印象がガラリと変わるはずがない。政治評論家の小林吉弥氏はこう言う。
「政権の屋台骨は変わらず、イメージ刷新も程遠い。支持率の回復は到底期待できません」
 9月の臨時国会で、野党が再び、森友、加計問題を厳しく追及するのは確実。
 あの悪役2人がまた開き直れば、更に国民の怒りに火をつけるのは間違いない。

<寝返った野田聖子の政局カン>

「これで野田聖子も完全に終わったな」―との声が飛んでいる。石破茂と並ぶ“反アベ”の急先鋒だった野田聖子の入閣にアッケに取られた国民も多いはずだ。野田は総務会長時代、安倍(ウソツキ)首相が成立を急ぐ戦争法案に公然と慎重論を唱え、2年前の総裁選では、結局、安倍(ウソツキ)首相の恫喝的切り崩しで、必要な推薦人を剥ぎ取られ断念したものの、首相の無投票再選に反発し、自ら対抗馬として立候補を模索。今年5月には「反アベノミクス」の勉強会を結成している。ところが2日夜、安倍(ウソツキ)首相から「総務相と女性活躍相を引き受けて欲しい」と電話が入ると快諾し「私の足場もあるところでもあり、十分にご配慮頂いた。ありがとうございます」とお礼まで述べたという。
 これには、石破も「受けるとは思わなかった」と呆れている。結局は野田も「落日の安倍に屈服した」という事か。「安倍首相は政権に批判的な野田さんを取り込めば“挙党一致”をアピールできると考えたのでしょう。野田さんは、入閣すれば再び“初の女性首相候補”として脚光を浴びることができると思ったのかもしれませんが、政局カンが鈍すぎ(甘すぎ)ます。まんまと安倍首相の思惑にはまってしまった。今回入閣したことで、来年の総裁選出馬は難しくなりました」(政治評論家・伊藤達美氏)ここでガマンしていれば、安倍政権が倒れた後、担がれるチャンスもあったのに、「棚ボタ」に飛びついたために「ポスト安倍」の可能性を自ら潰してしまった。政治家としての浅智恵が露呈した形だ。

<当選3回で農相に 斎藤健はズタズタの運命>

 目玉無しの組閣の中で、管理者は「大した事でない」と思うが、一応サプライズと言われているのが、当選3回の斎藤健を農林水産大臣に就けた事だ。全国的には殆ど無名だが、東大経、経産官僚というスーパーエリート。同期の小泉進次郎とは“盟友”である。
 自民党の農林部会長、農水副大臣を務め、農政には精通しているが、わずか3回生で農相になった斎藤健は、ズタズタになる可能性が高い。斎藤健の人事は、“官邸の黒幕”今井尚哉総理秘書官の推しがあったとみられている。今井秘書官とは経産省の先輩後輩の関係である。過去から「今井人事」は、一旦は脚光を浴びるものの、結局は「終末の砲火」を浴びて、今や「オチコボレエリート」になっているのが殆どだ。現に「経産省出身の斎藤健は、典型的な新自由主義者です。日本の農業も、所詮は自動車、電機、鉄鋼など数多くある産業の1つだと冷徹に考えている。だから株式会社の農業への進出も賛成だし、ホンネでは農協もいらないと考えている。小泉進次郎が農林部会長時代、農協改革を強行に進めた時も、斎藤健が指南役になっていた。自民党の古い農林族議員とは考え方が全く違う。もし持論を押し通したら、農林族から批判が噴出するのは確実です」(政界関係者)と早速、集中砲火を構えられている。「当選3回の入閣は、ただでさえ党内の嫉妬を買います。大臣になれなかった“待機組”が60人もいるから尚更です。もし尖った事をやろうとしたら袋叩きに遭うのは間違いない。更に、これまでの農政を強引に変えようとしたら農水官僚と対立すること確実!安倍内閣は、文科官僚や自衛隊員の反乱にあったばかりです。今度は農水省の反乱を招いてもおかしくありません」(山口朝雄氏=前出)もう「政治主導-安倍政権」も「官僚から孤立-機能不全」となることも現実的になってきている。

<早くも醜聞が噂される問題官僚の放言癖>

 早晩、醜聞が続出するのは間違いない。「堅実布陣」といわれる今回の改造だが、早くも新閣僚の“トンデモ醜聞”が流れ始めている。松山1億総活躍相は、福岡青年会議所理事長だった1998年“女体盛り”が行われた会合に同席していた疑惑が持たれ、加藤厚労相は、事務局長を務める団体が「日本医師連盟」から違法な献金を受けた事が明らかになってきている。
 更に近々、ある大物閣僚の不倫疑惑が報道されると噂されている。
 政治評論家の有馬晴海氏はこう言う。「安倍官邸は一応、閣僚候補の“身体検査”をしたようですが、どこまで調べられたのか疑問です。これまでも甘利、下村、西川、小渕―と主要閣僚の『政治とカネ』を見落としていた。今回の組閣でも、身体検査をすり抜け、スキャンダルを抱えたままの閣僚が複数いるようです。私も、数人の名前を聞いている。今後、報道などで続々と噴出する可能性は大いにあります」そもそも「安倍」自身が「汚職とスキャンダル(田布施政治支配構図等)の権化なのだから、その下々「閣僚」等が『政治とカネと女』まみれであっても、何も不思議でない。今回の人事は適材適所からは程遠いものだ。
 例えば小此木国家公安委員長と梶山地方創生相の入閣は、政権に批判的な石破茂を孤立させる狙いなのは明らかだ。2人とも石破派に所属はしていないが元々、石破の盟友である。
 無名の鈴木俊一が不似合いの五輪担当相に就いたのも、麻生財務相の義弟だからだ。
 安倍(ウソツキ)首相の“お友達人事”の本質は何ら、変わらないのである。
 これでは、せっかくの内閣改造も、歯車崩れで「内閣崩壊」も時間の問題と断言する!

<問題閣僚一掃でも疑獄の主犯は「安倍」>

 内閣改造で問題大臣は一応、身を隠した。だからといって、これで数々の疑惑がチャラになるわけじゃない。「森友も加計も稲田前大臣も、全て安倍首相の問題です。内閣の顔ぶれを変えたところで、疑惑は消えないし、国民の疑念を払拭する事もできません。もはや『関係ない』『知らなかった』『問題ない』『記録がない』『記憶もない』とシラを切ってやり過ごせる状況ではなく、真実をつまびらかにするしか支持を取り戻す方法はない。
 そういう意味では、首相はもう“詰んでいる”のです。今回の改造では意中の人に次々と断られ、思うような人事ができなかったと聞きます。多くの人が『泥舟には乗りたくない』と思った訳で、倒れるのは時間の問題とみられている。党内にも不満が渦巻いているし、10月の衆院補選に向けて、安倍降ろしの動きも出てくるでしょう。この改造内閣が年内いっぱい持つ保証はありません」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)どう悪あがきしたところで、時間稼ぎもせいぜいあと半年。やがて、この亡国政権には歴史の審判が下るだろう。

<「人づくり革命」などという国民愚弄>

 「死に体」の安倍政権が新たな看板政策としてブチ上げたのが「人づくり革命」だ。
 人材投資を通じて生産性向上と経済の底上げを図る―というが、一体何をするのか意味不明だ。安倍政権は、これまでも「1億総活躍社会」「女性が輝く日本」といったキャッチフレーズだけは御立派に打ち上げてきたが、成果どころか中身「ゼロ」だ。
 おそらく今回も同じだ。大体、疑惑だらけの安倍政権が上から目線で「人づくり」を口にすること自体、国民を愚弄しているというものだ。「『人づくり』『国づくり』は元々、池田勇人内閣が打ち出したキャッチフレーズですが、池田内閣でも結局、これといった成果を挙げられませんでした。人をつくる、育てる―という事は簡単ではないのです。
 まして“魔の2回生”と呼ばれる安倍チルドレンを中心に醜聞、暴言が絶えないのに、安倍政権が国民に向かって人づくりを訴えるなどブラックジョークです。エラソーな事を口にするのは、先ずは党内議員の躾をきちんとしてからですよ」(小林吉弥氏=前出)
 安倍は3日の会見で「人づくり革命」について「子供達の誰もが家庭の経済事情に関わらず、夢に向かって頑張ることが出来る社会」なんて言っていたが、カネに不自由なく育ったボンボンに貧困の実態が分かるのか。公平な競争よりも、“お友達”を厚遇する姿勢によく表れているではないか。

<入閣待望組の失望が怒りに変化>

 予想通り、初入閣を待望していた「待機組」60人は、殆ど入閣できなかった。
 袖にされた60人は、安倍(ウソツキ)首相に対して怒りを募らせている。
 この先「反アベ」の動きが広がるのは確実だ。自民党には衆院で当選5回、参院で当選3回以上なのに閣僚経験のない「待機組」が60人もいる。過去の組閣では、毎回10人前後が初入閣を果たしているのに今回、大臣になれたのは6人だけ。しかも派閥が推す当選6回、7回の「滞貨組」17人からは、1人しか入閣できなかった。コケにされた入閣待望組の失望は、凄まじい怒りに変わっている。「内閣改造の怖さは、多くの敵をつくってしまうことです。何しろ大臣ポストは19しかなく、圧倒的多数がポストに就けない。1人を味方にしても、10人を敵に回す事になる。だから『解散は内閣を強化し、改造は内閣を弱体化させる』というのが政界の常識です。今回、入閣できなかった60人も“反アベ”に回るのは間違いないでしょう。これまでは“安倍1強”に怯えてガマンしていたが、安倍首相の力が衰え、もう黙っていないと考えているはずです。安倍政権が続く限り、自分に出番はないと分かったはずですから、来年秋の総裁選では“安倍3選”に賛同しないはずです」(政治評論家・山口朝雄氏)党内60人が“安倍降ろし”に動けば、政権は一気に崩壊してもおかしくない。

<米国隷従、貢ぎ物外交シフトの露骨>

 内閣改造で外相は岸田文雄から河野太郎に代わったが、安倍内閣の“従米外交”は変わらない。特に通商政策は、交渉窓口の麻生太郎副総理兼財務相が留任した事もあって、むしろ加速するだろう。信じられないのは、はやくも貿易のルールをアメリカの有利になるように変更しようとしている事だ。日本は8月1日、米国産冷凍牛肉に対してセーフガードを発動した。輸入量が前年同期に比べて17%を超えて増えた場合、自動的にガードの対象になると決まっているからだ。関税率を従来の38.5%から、来年3月末まで50%にする。日本の畜産農家を守るためには当然の事だ。ところが麻生は、セーフガードを発動した当日「制限の基準となる期間をもう少し長くした方がいい」と発言したのだ。現在4~6月など3カ月の輸入数量を発動の基準にしている。麻生は、発動し辛いように基準を1年にするつもりだ。

 日本とアメリカは、麻生副総理とペンス副大統領が交渉窓口となって「日米経済対話」を進めている。麻生は秋に行われる対話でセーフガードのルール変更を申し入れる予定らしい。この調子では、アメリカが有利となる「日米FTA」を結ばされるのも時間の問題である。「元々、日本はアメリカから突きつけられる“年次報告”に従って経済政策を進めているのが実情です。先ずアメリカの要求があって、その枠内の中で日本が条件闘争している。中でもアメリカの要求を諾々と受け入れてきたのが安倍政権です。TPPもオバマ大統領に迫られたら途端、遮二無二になって進めている。日米FTAは、日本にとってTPPよりもっと不利になるのは確実ですが、いずれ安倍政権が受け入れるのは間違いない」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)あれほど庇っていた稲田防衛相を安倍(ウソツキ)首相が更迭したのも、アメリカから「あのシロウト女大臣をなんとかしろ」と圧力をかけられたからだと見られている。
 日本は本当に独立国なのか。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:総合編集)
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