リベラル勢力総結集で政権交代!(347)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【女性差別】高齢女性の貧困率は44%:女性達に人間らしい働き方を》
「働き方改革」「女性の活躍」を謳ってきた安倍政権。安倍(差別)首相はテレビの党首討論(7/3「報道ステーション」)で「この5年間で280万人の女性が働き始めた。(男女の)賃金格差も今までで一番少なくなっている」と述べ、女性の働き方がよくなったかのような印象を与えた。実際はどうか。280万人の内、約200万人以上がパートやアルバイト等の非正規労働者だ。男女の賃金格差は、やや改善したとはいえ、男性を100とすれば女性は73。非正規雇用で働く女性の割合が女性労働者の56%であることが、賃金格差の原因になっている。
男性の非正規労働者も、この5年間に約100万人増えてはいるが、正規で働いて退職した後に非正規で働いている高齢者が増えている。一方女性は、ずっと非正規で働いている人が多い。女性の低賃金は、高齢者の貧困に繋がる。高齢者で1人暮らしの女性の貧困率は、44.4%にも上る。男女の賃金格差を国際比較でみると、OECD(経済開発協力機構)加盟国34か国中、韓国に次いでワースト2位の73(男性=100)、加盟国平均87から大きく離れている。
数字を見ただけでも「女性の活躍」は、安倍政権の下で少しも進んでいない。
<メトロレディーの闘い>
では非正規で働く女性達、とりわけ「シニア」と言われる女性達の実態を見てみよう。
7月2日、OPEN(平和と平等を拓く女たちの絆)は、大阪市内でドキュメンタリー『メトロレディーブルース』の上映会を行った。この映像は、東京メトロで働いていた契約社員の女性達の5年間の闘いのドキュメントだ。契約社員は、正社員と全く同じ仕事をしていても賃金は約半分、昇給も手当も退職金もない。10年間働いて約1000万円の差がでてくる。
65歳の定年後も働き続けなければ生活できない。現在、女性達は正社員との格差の是正、同一労働同一賃金を求めて、裁判で闘っている。非正規への不合理な差別を認めた不当な判決に対して、原告の後呂良子さんは「命がけで提訴した。お金じゃなくて、労働者の尊厳を踏み躙られた事への闘いだ。自分の尊厳を取り戻したい」と語っている。
上映会に参加したAさんも「メトロレディー」達と同世代の66歳、自分の働き方と重なってくる。今は診療所で、パートで働く看護師。仕事は週3日で10.5時間、賃金は月5万5千円位。70歳位までは働きたいと思っている。職場は、正職員は1人だけで、10人のスタッフは全員パート。最近医療施設は経営が苦しくなって、どんどん正職員を減らしてパートで補っているとのこと。「老後の生活のために2000万円貯めるなんて無理」「死ぬまで働けということ!」と、安倍政権への怒りをぶつけた。ここから安倍政権が進めている“女性や高齢者を有用な資源として、企業の『成長』に効率よく吸い上げて行く装置としての『活躍』政策”が見えてくる。非正規労働者が尊厳ある働き方ができる社会を作ろう。非正規と正規の待遇改善、同一価値労働同一賃金、全国一律最低賃金1500円を実現し、ジェンダー平等の社会をめざす女性議員を増やそう。(OPEN・山本よし子)
《【嫌韓-日本メデイア扇動】玉川徹がGSOMIA破棄で加熱するテレビの嫌韓煽動を批判!「視聴率取れるからって国民を煽ってはいけない」》
衝撃を与えた韓国政府による軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄。米国政府もポンペオ国務長官が「失望」を示すなど国際情勢への波及は必至で、日本政府も「安全保障環境を完全に見誤っていると言わざるを得ない」「断固として抗議する」(河野太郎外務相)等と大慌てで批判している。この国を一色に染める“嫌韓ファシズム”は留まるところを知らない。 そんな中、23日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で、番組コメンテーターの玉川徹氏が、GSOMIA問題を巡る報道について実に冷静な批評をしていた。
番組では、朝日新聞の「韓国、「歓迎」「最悪」二分」という記事を紹介。
記事は、韓国与党の「共に民主党」の報道官が「協定を終了しても、実質的には韓半島の安全保障環境を害することはない。日本に対する断固たる態度は不可欠だ」と歓迎する一方、保守系の最大野党「自由韓国党」は「文政権は、国際情勢に目を瞑り、安保のアマチュアである事を世界に宣言した」と批判、更にSNSでも「韓国より進んだ情報分析能力を持った国から情報支援を受ける手段を台無しにする事が、何の国益か」「我々だけが損をするのでは」という声が出ている事を上げて、GSOMIA破棄に対する世論の反応が真っ二つに分かれていると伝えるもの。『モーニングショー』のスタジオでは、韓国世論は二分しているという報道について、先ず金曜レギュラーのノンフィクション作家・吉永みち子氏がこのようにコメントした。「二分しているということは、とてもある意味健全だと思います。やはり全部一色になったときが一番怖いわけですよね。むしろ、なんか日本の方が一色になりつつあるというような心配もあるんですけども。やはり、いろんな意見がこうやって出てくるということは、逆に冷静になりやすいですよ。いろんな考えがあるという事で、抑えられますけども。韓国よりも今、日本の報道・言論の自由度は低いというような国際的な評価になっているようですから。やはりこう言い辛いなというような雰囲気があると、なかなか世論がこういうふうに二分、三分の健全な形になっていかない事が怖いです」このコメントを受けて、MCの羽鳥アナが「損するじゃないと言っているのが韓国の国民で、『いやいや、言っちゃえ、言っちゃえ』というのが与党っていう。ここですよね」と玉川氏に振るのだが、すると玉川氏は、このように冷静に分析した。「韓国の国民も、それはその歓迎する人も相当いる訳だから。まさに韓国の世論の二分ですけども。僕はさっき吉永さんが日本の話をされましたけどね、こうなってくると、日本の方が、もしかすると感情的にはエスカレートしているふうに僕には見えるのですね。そうなったときに、今度はそれをメディアが煽る可能性がある。つまり、いわゆる世論の大勢にメディアがつこうとする場合がある。特にテレビなんかがそうだから。テレビは視聴率だから、韓国に対して『けしからん』と言った方が視聴率が取れるんだったら、そっち側の流れ、低きに流れる可能性があるんですよね。そうなると、やっぱりまた、それが国民の感情を煽っていく」玉川氏の言うように、感情的にエスカレートしているのはむしろ日本の方だ。とりわけテレビのワイドショー等では連日「韓国けしからん」の大合唱。安倍応援団コメンテーター達が安倍政権の正当性を主張し、韓国に対しては文大統領にも韓国国民に対してもやれ「反日だ」「幼稚だ」等と喚き立てている。
<現在の嫌韓報道を戦中のメディア状況に重ね合わせ警鐘を鳴らした玉川>
玉川氏は、そうしたマスコミが大衆の劣情を増幅する方向へ動き、冷静に諌めることをしなくなってしまっている現状を、戦中のメディア状況と重ね合わせて、このように警鐘を鳴らした。「『それを、やっちゃだめだ』っていうような事は戦前、我々は学んでいるはずなのですよ。要するに不当に国民の感情を刺激してはいけない、冷静になる事を呼びかける事が本来のメディアの役割だと僕は思っているので。だから、そういうふうにある種、志の低い方に流れていく(ことはよくない)。本当にそう考えてやっているのだったらいいですよ。そうじゃないけど、そっちの方が視聴率取れるからっていう形で流れていくようなメディアがあったら、僕は残念です」真っ当な意見としか言いようがない。
実は玉川氏と同じようなことを先日、久米宏氏もラジオで語っていた。
17日放送の『久米宏 ラジオなんですけど』で久米氏は、ワイドショーの日韓関係問題の取り上げ方について、反韓国的な意見を持つコメンテーターや識者ばかりが出演しているとして、「テレビが反韓国キャンペーンをやっているような匂いが、僕、少しする」。
その上で、このように苦言を呈していた。「世論をね、宥めるような仕事をするのがマスコミの仕事じゃないかと思うのですけど、どうもね、最近ね、必要以上に韓国を非難している」「もしかするとね、今、韓国を叩くとね、数字が上がるのじゃないかってね。(中略)そうじゃなきゃ、連日やっているワイドショーもあるのですよ。毎日、韓国叩きやっているんですよ」「これ、多分ね、数字がいいのじゃないかなって。民放ってやりかねませんからね。数字が良ければなんでも」マスコミの中心に身を置く玉川氏や久米氏が言うように、視聴率第一主義のワイドショーは「韓国叩きは稼げる」からこそ、毎日のように“嫌韓キャンペーン”を行っている。その結果、国民の劣情はブレーキペダルを無くし、感情的な応酬が「GSOMIA破棄」という最悪のケースの一歩目を踏み込んでしまった。玉川氏は番組のコーナーの終わりにこう語っていた。「こういう結果として、何が、得があるかっていったら、せいぜい嫌韓感情が満たされるぐらいの事しかない、いわゆる感情がスッとするぐらいの事しかないんですよ。それ以外のは全部、損ですから。得はないですから。そうするとね、損得ばっかり言っているのかって言われるけど、損得大事でしょ。当たり前ですよ、そんなもん、経済大事に決まっているのだから」“嫌韓暴走列車”と化したマスコミを止めるには、まずは視聴者が冷静にならなければならない。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《第2次インティファーダ連帯企画:古居 みずえさん講演会》
「人びとの暮らしから見るパレスチナ」
◎主催:オリーブの会(協賛:セーブ・ザ・オリーブ)☎090-2044-6106
◎日時:2019年9月28日(土)(14:00~16:30)
◎場所:大阪府高槻市民会館207号
◎資料代:1000円
<パレスチナごはん交流会>◎食事代:500円
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
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◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
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