リベラル勢力総結集で政権交代!(327)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《【朝鮮人-遺骨返還】朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)平壌を訪れた北海道の宗教者達:強制連行された朝鮮人の遺骨の祖国返還を協議/伊藤孝司(フォトジャーナリスト)》

 拉致問題をはじめ、日本と朝鮮とに残る人道的な課題は多い。戦中の“強制連行”や日本人の遺骨問題も大切だ。政府間交渉は安倍政権下で止まっているが、民間の努力は続いている。 法衣をまとった日本人僧侶の読経が、静寂に包まれた北朝鮮の日本人墓地に広がっていく。唱えているのは、浄土真宗本願寺派一乗寺の住職、殿平善彦さん(73歳)。
 続けて金光教北海深川教会長の星野孟さん(73歳)が、慰霊の祈りを捧げる。
 ここは平壌市郊外の「龍山墓地」。日本敗戦後にソ連(当時)管理下に置かれた朝鮮半島北側で、4万人近くの日本人が栄養失調や伝染病等で死亡。この墓地には、民間人2421人が眠る。北朝鮮は、各地にある日本人集団埋葬地が大規模開発の障害になっているとして、早期の遺骨収容を日本政府へ求めている。一方、日本各地には朝鮮半島北側に故郷がある朝鮮人の遺骨が眠る。北海道のダム建設工事等へ強制的に連行された朝鮮人は約14万5000人という。死亡した朝鮮人の遺骨は、「本願寺札幌別院」へ建設業者から預けられただけでも85人分。内13人分が、朝鮮半島北側からの人だ。訪朝した殿平さんと星野さんは、北海道北部の朱鞠内にある雨竜ダム建設での死亡者調査や「強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム」の活動で40年以上に亙って朝鮮人遺骨の発掘や返還に取り組んできた。
 朝鮮半島南側からの人の韓国への遺骨返還が進む中で、北側への返還も実現させようとしている。朝鮮半島北側からの朝鮮人の遺骨が最も多く安置されているのは東京の祐天寺。
 ここにはアジア各地で日本軍の軍人・軍属として死亡した朝鮮人遺骨700人分があり、厚生労働省が管理。その内の425人分が北側からだ。「朝鮮日本軍性奴隷及び強制連行被害者問題対策委員会(朝対委)」の調査により、何人かの遺族が判明している。殿平さんと星野さんは、その一人の金元鏡(キムウォンギョン)さん(76歳)から話を聞いた。
「父は1943年秋に連行され、祖国解放後も帰りませんでした。母は、もし父が死んでいたら遺骨を探し出して自分と一緒に埋葬してほしいと遺言を残したのです」
 父親の金正表(キムジョンビョ)さんは、陸軍軍属としてインドネシアのセルベス島へ送られて死亡し、遺骨が祐天寺にある事が分かった。2004年12月に訪日して父親の遺骨と対面しようとしたが、日本政府は事実上の入国拒否をしたのである。金さんは今も、日本を訪れて遺骨を持ち帰ることを強く望んでいる。殿平さん達は「朝対委」の孫哲秀(ソンチョルス)副委員長と、遺骨返還のための協議を行なった。殿平さんからは「植民地政策によって亡くなった朝鮮人の遺骨返還は国がすべき事だが、自分達の活動で、その責任を明らかにできる」と返還への取り組みの重要性を説明。孫副委員長は、その長年の活動を高く評価しつつも、遺骨返還のための原則として①強制連行され死亡したことへの徹底した真相調査、②死亡者と遺族への公式謝罪・補償と遺骨の返還、③連行し死亡させた責任者の厳格な処罰、④「新しい世代に、日本による朝鮮占領・強制連行と虐殺を歴史教育で伝えること」を提示した。安倍(侵略)首相は北朝鮮に対し「前提条件なし」の首脳会談を呼びかけているが、目途は立っていない。祐天寺等に保管されて日本に残されたままの肉親の遺骨返還を求める遺族達が北朝鮮にいる。「龍山墓地」など朝鮮各地には、日本人の遺骨が眠る。
 これらの遺骨を各々の祖国へ戻す事は本来、外交関係とは無関係な事だ。
 敵対的な日朝関係にしてしまった安倍(侵略)首相が北朝鮮との交渉を望むならば、遺骨返還や日本人妻・残留日本人の里帰りといった人道的課題を先ず解決すべきだ。(基本文献-週刊金曜日/管理者:部分編集)


《【誤認逮捕-自白強要】愛媛県警に誤認逮捕された20代女性が手記「悔しかった。許せない」》

 7月に松山市の20代女性が愛媛県警松山東署に窃盗容疑で誤認逮捕された問題で、女性の代理人弁護士が1日、女性の手記を発表した。女性は「自白を強要する取り調べを受け続けた。悔しかった。許せない」と訴え、再発防止策を公表するよう求めている。
 今年1月、同市内でタクシーから現金約5万4000円が入った運転手のセカンドバッグなどが盗まれた。同署は車内のドライブレコーダーの映像を基に捜査した。
 県庁で記者会見した代理人弁護士や手記によると、女性は今年5月と6月に計2回、任意で取り調べに応じた。取り調べ中、「就職も決まっているなら大事にしたくないよね?」「認めないと終わらないよ」と自白を強要する発言が多数あり、大声も出されたという。
 女性は一貫して容疑を否認し、指紋採取にも応じたが、7月に逮捕され、実名で報道発表された。しかし、勾留請求が松山簡裁に却下されて女性は2日後に釈放。その後、レコーダーに映っていたのが別人と判明し、女性は容疑無しで不起訴処分となった。
 代理人弁護士は「逮捕は自白をとるための身柄拘束」と非難。担当刑事の謝罪を求めたが、県警は「組織として捜査している」として応じなかったという。県警刑事企画課は「違法な取り調べがあったとは認識していない」と、当然の「虚偽・虚勢」答弁している。

<誤認逮捕された女性の手記全文>

 今年1月に松山市内で発生したタクシー内での窃盗事件で私が誤認逮捕された件について、警察や検察からの発表のみでは伝わらない部分も多々あるかと思い、今回コメントを発表させていただきます。この事件の捜査では、決して適切とは言えない対応を警察から繰り返されました。そのため私は、取り調べが終わるたび、すぐに全てを日記に付けて記録してきました。ドライブレコーダーに写っている女と私が似ていたこと、その女と私が同じアパートに住んでいたことなど悪い偶然が重なり、私が容疑者になってしまうことは仕方がないのかもしれません。しかし、私は一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認し、その女と私が別人であることを何度も訴えてきました。にもかかわらず、捜査に関わった刑事全員が私の話に耳を傾けることはありませんでした。取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決にもならない。」と言えば、「犯人なら目の前にいるけど。」と言い、初めから私を犯人だと決めつけていました。
 他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶ないの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待っているのだけど」「罪と向き合え」等、耳を疑うような事を次から次へと言われました。また自白を強要するかのような言葉を執拗に言われました。「就職も決まっているなら大事にしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「こんなに時間のかかるものじゃない」「ごめんなさいをすれば済む話」「懲役刑とか罰金刑とか人各々だけど早く認めた方がいいよ」「認めないからドンドン悪い方へ行っているよ」「今の状況は自分が認めないからこうなっているんだ」「また取り調べか、とか思っているんだろう。認めないと終わらないよ」等、挙げればきりがありません。
 逮捕された後は、弁護人の助言で警察の取り調べに対しては黙秘していたのですが、「弁護士に言われたから黙秘するのではなく自らの意思で話せ」と言われました。
 本当に悔しかったです。自分達が正しいと過信している警察には何を言っても無駄だと気付き、ただ、ひたすら真犯人が出てくることを祈るしかありませんでした。
 そもそも私は、取り調べの他にも指紋採取やポリグラフ検査、3D画像の撮影等、全ての任意捜査に素直に応じてきました。朝の10時ごろから夕方17時ごろまでかかることもあり、体力的にも精神的にも辛かったですが、素直に応じました。そうすることで身の潔白を証明できると信じていたからです。しかし最後の取り調べから1カ月以上経ってから突然、家宅捜索に入られ、そのまま逮捕されてしまいました。幸いにして勾留請求は認められず釈放されましたが、逮捕直後、もし勾留されたら取調べに耐え切れずにやっていない事を認めてしまうかもしれないという不安な気持ちがあったのも事実です。
 誤認逮捕であることが分かった後、警察からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説明を受けましたが、到底納得できるものではありません。3D画像はきちんと解析したのか、ポリグラフ検査の結果はどうだったのかという私からの質問に対しては、はっきりした回答を得ることができませんでした。担当刑事からの直接の謝罪は未だにありません。

 5月27日から7月19日という期間は私にとっては、とても長く、不安、恐怖、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど耐え難いものでした。手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることができず、今でも辛いです。私には前歴・前科もなく、本当に真面目に生きてきたつもりです。
 このような事件に巻き込まれ、犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け、実名報道までされたことを絶対に許すことはできません。
 今回の誤認逮捕は、適正な捜査を行っていれば起こらないはずでした。
 私のような思いをする人を二度と出さないためにも、口先だけの謝罪で済ませるのではなく、今後どのような指導を行い再発防止に努めるのか具体的に公表してほしいです。
 なお、報道関係者各位におかれましては、自宅及び大学周辺、家族、友人等への、これ以降の取材はお控えいただきますようお願いいたします。
                            2019年7月29日 匿名希望
(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
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