リベラル勢力総結集で政権交代!(326)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【欺瞞の広島・原爆資料館リニューアルオープン】違和感語る被爆者や市民:原爆投下者を忖度“戦争終結の手段”強調-痛切な怒り、伝わらず》
4年目の原爆記念日の中で、2年間の改修工事を終えて4月末にリニューアルオープンした広島平和記念資料館(原爆資料館)に連日多くの人々が訪れている。
開館時には、改定後の資料館を見ようと通常の1日平均4000人を超える1万人が押し寄せ、入館するまでに1時間待ちになるほど長蛇の列を作った。「被爆者の視点」を中心に据えた資料館が、どのように変化したのか、市内外から関心を集めている。
原爆資料館の展示内容を巡っては、これまでの展示が「軍都広島」を基本とする前半部分が長すぎて、被爆の実相を見る時間が短縮されたり、原爆の威力を中心に据えられているため「あまりにも物理学的、医科学的な視点が強く、被爆者の苦しみ以上に原爆の威力を誇示しているように映りかねない」等の理由から、市が設置した展示整備等基本計画検討委員会(委員長/今中亘・中国新聞社特別顧問)によって検討が行われ、「被爆者の視点」「魂の叫び」「被爆の実相」を展示全体の中心に据える方針を決定していた。
改修後の資料館を実際に見てみると、導入は「被爆前の広島」「1945年8月6日」と題して壁一面を使って広島の美しい街並みや被爆後に廃墟となった市街地が体感できるサイズで表現されている。その中心には広島市中心部のジオラマが設置され、原爆によって広島市街地が瞬時に焼け野原になる様子が、上空つまり原爆を投下した米軍機B29 の目線から見えた光景がCG映像で再現されている。この映像からは原爆の破壊力は理解できても、原子雲の下にいた市民の日常の営みや、被爆による苦しみを想像する事は難しい。
そして市民が地上から見た原子雲の写真を経て「8月6日の惨状」とするテーマに移り、爆風によって折れ曲がった鉄骨や熱線で溶けたガラス、崩れた石柱、更に建物疎開の作業中に被爆した子供達の遺品(衣服、鞄、水筒、帽子)等が一つの空間に並べられている。
ここからは、被爆者が体験を描いた絵、廃墟となった街並み、被爆者のヤケドや救護所の様子を映した写真等が主に展示されており、それ自体からは市民が体験した苦しみが伝わってくる。だが各々の展示品や写真について文字による説明は極端に少なく、照明が抑えられた暗い室内に、まるで古代遺跡から発掘した歴史資料を浮かび上がらせるような展示手法であるため、非日常的な異空間にいるような違和感を禁じえない。
資料館のガイドボランティアによると「実物や絵そのものから直接参観者に何か感じとってもらうというコンセプトなので極力文字による説明を省く構成になっている」という。
だが「20数点を超える遺品についても、持ち主の境遇も、被爆した場所も違うのに説明は何一つない。全身のヤケドが酷く、母親がハサミで切って脱がせたという制服や、骨が見つからず遺骨代わりに持って帰った鞄等、一つ一つに物語や遺族の思いがある。
せめて遺影と遺品が結びつくような説明をつけてくれという要望はガイドの中でも多い。
自分でメモを書いているが室内が暗すぎて読む事ができない。被爆によって損傷した構造物にしても、どの場所で、どのように変化したのかを知らせず、ただ“感じてくれ”では伝わらないのだが…..」と困惑した様子で語っていた。「魂の叫び」と題するコーナーでは、「お水ちょうだい」「熱い、熱い」「何故このような目に遭わなければならなかったか」等の言葉と共に子供から大人まで数十人にフォーカスして手紙や遺品を展示している。
資料館が中心に据えたという本館の「被爆の実相」展示は、原爆によって痛めつけられ、家族を奪われ、放射能障害によって苦しみを負わされた被爆者の痛みに光をあてているものの、誰が原爆を市民の頭上に投げつけたのかは一言もなく、老若男女の無辜の人々の命が奪われた事への市民の痛切な怒りの感情は注意深くとり除かれている。被爆地として、この惨状を全世界に告発するという感情を削ぎ落して悲しみ一色に塗り固めているため、原爆投下がまるで天災であったかのような印象を与える効果となっている。そして展示は東館に移り、「核兵器の危険性」として原爆投下前後の時代背景を解説している。
ここからは、特に酷い!「アメリカは原爆投下によって戦争を終結させれば、ソ連の勢力拡大も抑えられ、膨大な経費を使った原爆開発を国内向けに正当化できるとも考えました」の説明文に始まり、原爆を製造・使用したアメリカの解説に終始する。
アメリカがマンハッタン計画に着手したのは、ドイツの科学者が原子力の核分裂を発見したことに端を発する軍事利用で、イギリスのモード委員会など各国が開発競争を繰り広げた過程の事である事や、日本がポツダム宣言を受諾しなかったことが列挙され、あくまでも原爆使用は「長引く戦争を終結させる手段」であった事が強調されている。
これでは「国際法違反-原爆投下国の言い分」博物館だ。改修前の展示では、原爆投下前に既に日本の戦力は壊滅しており早期敗戦は明らかであったことや、原爆投下の「人体実験」的な目的からトルーマン大統領が「労働者の住宅に囲まれた軍需工場に、事前の警告無し」で投下を指示した事等の記述があったが、これらの事実をも大幅に削除し、原爆投下者への配慮が滲み出る展示となっている。戦後、被爆者の体をモルモットのように扱い、「検査はするが治療はしない」と市民から嫌悪されたABCC(原爆傷害調査委員会)の記述もない。
総じて展示は、核兵器の恐ろしさ(威力)に重点が置かれ、世界で唯一それを使用し、その威力を誇示しながら、今も膨大な核兵器を保有している原爆投下国を忖度する及び腰を、誰もが感じるものとなっている。広島から始まった原水爆禁止運動の歴史や市民による平和運動についても、僅かなスペースで展示の最終コーナーに配置されており、「被爆者の視点」「魂の叫び」を中心に据えるという改修方針と著しく乖離している。
市内の被爆遺構でガイドを務める被爆2世の女性は「真っ暗な室内に、焼け焦げたお弁当や衣服をガラスケースに入れ、まるで発掘したお宝を、ものものしく展示するかのようにスポットライトで照らす。芸術品を陳列した美術館なのかと思うような違和感がある。タッチパネル式の液晶やCG等を駆使して“世界に誇れる立派な資料館”という見た工夫だが、私達市民の実感とは、かけ離れている。焼けた瓦や被爆遺品等は地面を掘れば出てきたし、被爆の傷痕はもっと生活の身近にあった。核兵器の恐ろしさ以外に伝わってくるものがない。まるで広島の人ではなく、他所の人がやってきて創ったような資料館だと感じた」と違和感を語った。また「資料館の展示は改訂する度に中身が薄くなって、一般市民が子供や孫を連れて行こうと思えるものではなくなっている。お婆ちゃんが孫を連れて、展示の前で自分の体験を語れるようなものであるべきだし、被爆者や被爆の遺品をガラスケースに閉じ込めて“希少種”のように特別視する扱いをするべきではないと思う」と語気を強めて語っていた。
<広島平和公園「原爆と戦争展」のパネル展示:真剣な海外の参観者>
原爆展全国キャラバン隊は7月7日、広島平和公園で街頭「原爆と戦争展」を開催した。
この時期から8月にかけて海外から広島を訪れる観光客は増える。この日も外国人参観者の熱心な参観が目立ち、自国では知る事の無かった実際の被爆・戦争体験者の証言や写真を見て衝撃を受けていた。海外からの参観者は特に「原爆は戦争終結のためには必要なかった」「原爆はなぜ投下されたか」というパネルを真剣に読み込んでいるのが特徴だ。
海外では「原爆を投下したから戦争終結が早まり、多くの命が救われた」という論調や教育がある中で、参観者は実際の被害に衝撃を受けると共に、原爆投下の犯罪性について強い共感を示している。ギリシャから来た50代の男性は「日本に二度も原爆が落とされる必要は全くなかった。アメリカが兵器を開発するために実験的に使用する事は過去に何度かあったが、広島と長崎2カ所に原爆が使用された事実は酷いとしかいいようがない。少なくとも、1発目の原爆投下の時点では日本の降伏は決定的だったはずだ。チェルノブイリの事故もあった事で、核兵器がまた実際に使われる可能性は低いかもしれない。しかし今尚、続いている核開発は馬鹿げている。戦争は人々を絶望の中に置いていく。戦地では人々が助けて貰える事は無く、どの戦地においても人々は絶望の中に取り残されるだけだ」と熱を込めて語った。イギリスから来た18歳の女子学生は「展示全体を通して第2次大戦の全てを明らかにしているし、強烈な印象を与える示唆に富んだ展示だった。イギリスで深く学ぶのは当時のヨーロッパでの出来事が中心で、もちろん原爆の事も一つのトピックとしては習うが、表面的なものだ。今日は多くの事を知る事ができて本当に良かった。こうした活動は核兵器を二度と使わせないためにもサポートする必要があるし、若い世代がこういった事実を知る事が大切だ。日本の子供達にとって被爆体験というものが、どれくらいの重要度を占めているのか、原爆を使ったアメリカに対して、どのような思いを抱いているのかについて、知りたいと思った」とスタッフに感想を述べた。オーストラリアから来た22歳の女子学生は「衝撃的で、心を動かされた。学校で私達が得る事が、できなかった見識を与えてくれる展示だった。特に原爆によって病に侵された人々の個人的な体験は非常に衝撃的で感情を揺さぶられた。
このような体験談を通じて放射能の恐ろしさのみならず、それによって家族を亡くす事の悲しみ等、戦争の愚かさについて、どの世代によっても理解する事ができる。悲しくて言葉が出てこない。二度と原爆が使用されないためにも、全ての人々が、ここで何が起きたのか知る事が重要だ。核兵器への反対運動は重要な事だと思う」と語った。(基本文献-長周新聞/管理者:部分編集)
《【安倍-早速「国会逃亡」】「自公」与党、安倍(欺瞞)首相出席しての衆院予算委集中審議開催を拒否》
衆院予算委員会の田中和徳与党筆頭理事(自民党)と、逢坂誠二野党筆頭理事(立憲民主党)が1日、国会内で会談した。逢坂氏は安倍(欺瞞)首相出席の集中審議を会期末の5日に開催するよう要求したが、田中は拒否した。これに先立ち立憲の辻元清美国対委員長は、自民の森山裕国対委員長と会談。中東・ホルムズ海峡情勢や10月の消費税増税等を議論するため、衆院予算委など関係する委員会の開催を求めた。また辻元氏は「憲法改正論議が停滞するなら大島理森衆院議長を代える必要がある」と発言した自民の萩生田光一幹事長代行に関し、謝罪と発言の撤回も要求。森山は持ち帰った。更に辻元氏は、衆院のバリアフリー化への対応も促した。(基本文献-共同/管理者:部分編集共同)
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《集団虐殺:南京から天王寺鎮へ》
★足で調べると、ここにもあった、もう一つの南京が。
ほんとにあった歴史を調査と実践で伝えます。
◎日時:2019年8月22日(木)開場18:10/開会18:30
◎場所:大阪国労会館(JR天満駅-北側すぐ)
◎参加費500円
◎内容
●講演「南京から天王寺鎮へ-ここでも集団虐殺が!」講師:松岡 環さん
●「天王寺鎮を攻略した日本兵士の証言」新DVD証言上映
-食料調達したら姑娘捜し:証言-森 太郎(仮名)
◎主催:銘心会南京
●連絡先:℡090-8125-1757
◎後援:「南京の記憶をつなぐ」実行委員会
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①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)
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