リベラル勢力総結集で政権交代!(308)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【改憲-亡国の道】憲法審査会-国民投票に道を開くべきではない》

 安倍(戦争)首相は、参院選の争点について「憲法の議論すらしない政党を選ぶのか、議論を進めていく政党を選ぶのか」と述べている。先の通常国会で憲法審査会における自民党改憲4項目の提示はおろか、国民投票法(改憲手続き法)の改悪も進まなかった事への意趣返しともとれる見解だ。だが何故、審査会での議論は進まなかったのか。
 自民党の狙いが、改憲国民投票に際しての有料意見広告の総量規制(改憲案に対する賛否の勧誘以外は現状自由だが、民放連は自主規制を否定)を含む自由討議を行ない、その中で4項目提示の実績を作ることにあるのは、見透かされていた。その野党側の懸念を裏打ちしていたのが、他でもない首相の言動自身だ。首相は自衛隊観閲式の場等で憲法9条への自衛隊明記に事実上言及し、「これは今を生きる政治家の責任」と自負。このことは憲法99条の憲法尊重擁護義務違反との指摘に対し、国会答弁で自ら否定した。この首相の下で憲法論議の誘い水に乗ることは極めて危険との判断は実に常識的なものだ。それはそうとしても、国民投票法の「公選法並び」の改悪に頑なになる必要はあるのかとの疑問もあろう。しかし国民投票法の抱える問題点は、そうした部分的見直しでは解消されない本質的なものだ。
 07年法制定時の参院付帯決議には、よく知られている最低投票率制度に関する検討や、公務員・教育者の地位利用運動規制についての禁止・許容行為の明確化が盛り込まれたが、全く行なわれていない。またテレビ・ラジオ有料CMについて「公平性を確保するためのメディア関係者の自主的な努力」の尊重もあったが、民放連が自主規制を実施しないとしているのは周知のこと。更に14年の法改正時には、付則に「公務員による企画、主宰、及び指導並びに、これらに類する行為に対する規制のあり方」についての検討と必要な法制上の措置が盛り込まれ、改憲反対運動を強く牽制する一方、最低投票率や有料CM規制に関して07年に続いて付帯決議が採択されたものの、相変わらず今日まで放置され続けている。
 即ち、国民投票法は国民投票・改憲手続きの公正・中立性に関わるかなり根幹の部分について重大な問題を有しており、抜本的な見直しが必要だということだ。特にCM規制の問題は昨日今日、浮上したものではなく、現状のままでは国民投票等、有り得ない。(基本文献-社会新報/管理者:部分編集)


《【女性差別】「一番の功績は出産」発言を萩生田幹事長代行が女性差別丸出し擁護…参院選は「女性の権利を認めない安倍自民党の是非」も争点だ!》

 7月12日、参院選三重選挙区から立候補している自民現職・吉川有美氏の応援演説で、同党の三ツ矢憲生衆院議員が「一番大きな功績は子供をつくったこと」と発言し問題となっているが、安倍(差別)首相の側近である萩生田光一・自民党幹事長代行が14日、三ツ矢議員の発言を擁護したのだ。先ず三ツ矢議員はどんな事を話したのか。
「この6年間で吉川有美は何をしてきたのか。一番大きな功績はですねぇ、子供をつくったこと。もちろん人口が増えるっているのもありますが、本人はやっぱり子供を持って、母親になって、自分の子供の寝顔を見ながら、自分の子供、自分の娘、この子のために、この地域を、この国を、いい国にしていきたい、いい地域にしていきたい。そういう思いが芽生えてまいりました。私は、そういう思いが政治の原点ではないかなと思っております。そういう意味で、どうかこの一皮剥けた吉川を、ぜひ御支援賜りたいと思います」
 女性候補者に対し、政治家としての仕事ではなく、プライベートで子を出産したことを「一番大きな功績」として挙げる─。親にならずとも国や地域をよくしたいという思いをもつことはできるし、第一、子を持たない政治家は「政治の原点」には立てないとでも言うのだろうか。しかも子をなした事を「一皮剥けた」と表現する事自体、子を持てない・持たない人を低く見た発言である事は疑いようもない。これが一般企業で上司が部下に対して行った発言ならば、部下が女性であろうと男性であろうと完全にセクハラ案件だ。
 だが、この発言について、当日街頭演説に同席していた萩生田幹事長代行は「演説全体を聞いた人には理解して頂ける」「聴衆からは一番拍手があった」と主張。上記のとおり、とても理解できるものではないのだが、萩生田幹事長代行はこのように擁護したのだ。
「母親になって一つ大きくなった候補を応援してほしいという趣旨だ」母親になれば一つ大きくなる─。つまり女性は出産によって大きくなる、逆に言えば子を産まない女性は“大きくなれない”ということになる。これは「一皮剥けた」発言と同じ趣旨で、要するに萩生田幹事長代行は三ツ矢議員の発言の何が問題かが、根本的に解っていないのだ。
 そもそも、この日本社会には「女性は子供を産んで当然」という圧力が蔓延り、多くの人達が、その事に苦しんでいるという現実がある。だが全ての人には、子供を産む事も、いつ産むのか、何人産むのか、そして産まないという選択をするリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康/権利)がある。「子供を持って一人前」だとするような主張は明白な人権侵害行為なのだ。無論、これは男性に対しても同様だ。
 だが安倍自民党からは、同じような暴言が何度も繰り返し飛び出し続けている。
 今年5月末には、桜田義孝・前五輪担当相が「お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と発言し問題になったばかりだが、同様の発言は枚挙に暇がない。「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ。子供を産まなかった方が問題なのだから」(麻生太郎財務相/2019年2月)「子供を産まない方が幸せじゃないかと勝手な事を考えて(いる人がいる)」「皆が幸せになるためには子供を沢山、産んで、国も栄えていく」(二階俊博・自民党幹事長/2018年6月)「必ず新郎新婦に3人以上の子供を産み育てて頂きたいとお願いする」「結婚しなければ子供が生まれないから、人様の子供の税金で老人ホームに行くことになる」(加藤寛治衆院議員/2018年5月)「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰することを検討してはどうか」(山東昭子参院議員/2017年11月)

<女を「子供を産む機械」扱いする議員に何の処分もしない自民党>

 はっきり言って、こんな暴言を吐く輩に政治家としての資格などない。
 政権与党の政治家として少子化を食い止めたいと本気で考えているのならば、先ずは待機児童問題の解消をはじめ、女性が仕事と育児を両立しやすい環境づくり、男女ともに不安定雇用や長時間労働の見直し、男性の育児参加、選択的夫婦別姓制度の導入、更に未婚でも産みやすい社会─男女の賃金格差の是正、同棲や事実婚に法律婚と同様の保護を与える─等を押し進めるのが筋だ。だが、そうした政治家としてやるべきことに取り組むこともなく、「女は子供を産め」と合唱するのみ。リプロダクティブ・ヘルス/ライツという当然の人権をも、この自民党議員らは踏み躙り、加藤議員の「人様の子供の税金で老人ホームに行く事になる」発言に至っては、産まない選択をした女性への社会保障を否定するかのような、信じ難い暴論だ。それどころか菅義偉官房長官に至っては、2015年9月の福山雅治と吹石一恵の結婚に際して「ママさん達が一緒に子供を産みたいとか、そういう形で国家に貢献してくれればいい」「たくさん産んでください」とコメント。子供を産む事を「国に貢献」する事なのだと堂々と明言したのである。少子化を食い止められない自分達の無能さは棚に上げて、女を「産む機械」(柳澤伯夫・元厚労相)であるかのように扱い、「国に貢献しろ」と国民に押し付ける─。あまりにグロテスクで反吐が出るが、こうした暴言政治家達が多すぎて、社会は何も変わらないのだ。しかも参院選の選挙中であるにも関わらず、今回、萩生田幹事長代行が三ツ矢議員の発言を擁護してみせた事にも顕著なように、このような暴言に安倍自民党は何の反省もない。現に「女は子供を産め」「産まない女は身勝手」等という暴言を吐いた議員達に対し、自民党は何の処分も行っていない。そればかりか「3人産め」と言った加藤議員は発言を撤回した後、自身が会長を務める自民党長崎県連の会合で「全国から賛同、激励が多数寄せられた」と述べ、「理想として3人は確か」「日本の将来を考えた発言」等と、わざわざ賛同意見を紹介までしてみせた。その上、この加藤議員の発言に「女性の人権を全く無視した暴言」として共産党の議員らと共に抗議した自民党の江真奈美・長崎県議に対して、自民党長崎県連執行部は広報副委員長等の役職を再任しないと決定。その理由を長崎県連の中島広義幹事長は「共産党と会見した事は自民党として容認できない」としたが、一方で「(加藤議員に)抗議した内容は賛否両論あるため触れない」等と逃げた。

<安倍(差別)首相こそが女性差別主義者!「夫婦別姓は共産主義のドグマ」>

 有り得ない暴言を撤回した後も開き直る議員には何のお咎めもなく、当然の抗議を行った女性議員には人事で報復する。こんな政党が与党として居座り続ける限り、少子化問題が解消する政策を打ち出す事は、先ずもって無理だ。しかし、これこそが安倍(差別)首相のスタンスなのだ。今回の参院選に伴って行われたネット党首討論会では、安倍(差別)首相は選択的夫婦別姓について「経済成長とは関りが無い」と暴言を吐き、日本記者クラブでの党首討論会(自民、公明、立憲民主、国民民主、共産、日本維新の会、社民の7党)では「選択的夫婦別姓を認めるという方は挙手してください」という質問に、安倍(差別)首相を除く全ての党代表者が挙手。安倍(差別)首相だけが「選択的夫婦別姓を認めない」としたのだ。その上、最後には「政策的な議論をちゃんとしないと、イエスかノーかという事では政治はない」だの「印象操作するのは止めた方がいい」「何か意図を感じるのだけど」だのと喚き立てるという醜態まで晒した。安倍は下野時代、「夫婦別姓は家族の解体を意味します。家族の解体が最終目標であって、家族から解放されなければ人間として自由になれないという、左翼的かつ共産主義のドグマ(教義)。これは日教組が教育現場で実行していることです」(「WiLL」ワック2010年7月号)と発言する等、夫婦別姓反対の急先鋒だった人物だが、同時にジェンダーフリー・バッシングを先導。
 日本会議ら極右支持者の考えと同様、安倍政権は「伝統的家族観」を重視している。
 これはどういう事かといえば、憲法に保障された「個人の尊重」よりも「夫がいて妻がいて子供がいる家族」こそを尊重し、異性愛以外の性的指向を排除し、女性差別を温存させ、国が担うべき社会福祉を「自己責任」のお題目の下で家族に押し付けようとすることだ。
 つまり自民党から性懲りもなく「女は子を産んで当然」「子を持って一人前」という価値観に基づく発言や、性的マイノリティへの差別発言が噴出する事も、出産・子育てしやすい環境づくりが一向に進まない事も、安倍政権である限りは必然のこと。女性の価値を出産の有無で計ったり、女性に出産圧力をかける政党を、これからも政権にのさばらせるのか─。
 これもまた、今回の参院選の大きな争点だ!(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《-ヒロシマの継承と連帯を考える<核と人類は共存できない>》

◎日時:2019年8月6日(火)開場12:20/開会12:50
◎場所:広島YMCA国際文化ホール
◎参加費1000円(高校生以下・福島避難者-無料)
◎内容
 ●平和講演「ヒロシマ、フクシマ、原発再稼働」講師:河合 弘之さん
    (弁護士・映画監督・脱原発弁護団全国連絡会-共同代表、等)
 ●被曝証言-切明 千枝子さん
 ●沖縄から-高里 鈴代さん
 ●うたと演奏-SETOMAYU(せとまゆ)さん
 ●福島、被ばく・避難-水戸 喜世子さん/安倍 ゆりかさん
 ■まとめ-米澤 鐡志(広島・電車内被爆者)
 ■コーディネーター‐河野 美代子さん(広島被曝二世・産婦人科医)
◎主催:8・6ヒロシマ平和の夕べ
 ●連絡先:〒730-0031広島市中区紙屋町2-2-25大野ビル5F河野クリニック気付
      ℡090-2063-9452/Fax050-3730-6587/E-mail【86h@heiwayube.org】


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(民守 正義)