リベラル勢力総結集で政権交代!(296)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【日韓学生フォーラム】米軍基地や戦跡巡り、民意形成の過程を考える》
日本と韓国の大学生が、交流を通じて互いの国を知る「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」が2月15~18日、沖縄で開かれ、日韓両国の学生や実行委員ら計42人が参加した。現役の新聞記者やOBが、新聞労連や日本ジャーナリスト会議(JCJ)と共に取り組んでいる試みだ。今回は地元紙の『沖縄タイムス』と『琉球新報』の協力を得て、米軍基地や太平洋戦争の戦跡等をバスツアーで巡った。4月から記者職職等で『朝日』『日経』『北海道』『福島民友』の各新聞者、『NHK』『TBS』で働いている7人の他、参加した韓国人学生が体験や感想を報告する。
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<『琉球新報』と『沖縄タイムス』県民の側に立つ報道が当たり前>
『琉球新報』と『沖縄タイムス』。沖縄で購読率の高い地元2紙は、米軍普天間飛行場代替地としての辺野古新基地建設にいずれも反対の論調を掲げている。
作家の百田尚樹氏は2015年6月、自民党の勉強会で「沖縄の二つの新聞は潰さないといけない」と発言。理由として基地問題を巡る報道姿勢が「偏向」している事を指摘した。
その報道姿勢はどこから来ているのか。両紙の記者が強調したのは、特定のイデオロギーに基づく反対ではなく、県民の側に立った報道をするという地元紙として当たり前の役割だった。「百田さんのおかげで、県外からの購読申し込みが増えました」。
ジョークで会場の笑いを誘ったのは、フォーラム初日の2月15日に訪れた琉球新報社の編集局次長(当時)松永勝利さん(53歳)。基地問題を巡る自社の論調について「県民が求めているニュースがなければ読んでもらえない。基地に反対する世論は強く、地元紙としても報道姿勢を明確にすることが期待されている」と説明した。『琉球新報』は、安倍(欺瞞)首相が昨年2月の衆議院予算委員会で、辺野古への基地建設の理由を「本土の理解が得られない」と説明したと、1面トップで報じた。「沖縄に対する差別を象徴する発言だが、全国紙はどこも報じなかった。問題意識がなければニュース価値は判断できない」と、松永さんは指摘する。特別な計らいで、翌日の朝刊の内容を検討する編集会議の様子も見学させてもらった。編集会議は限られた人しか参加できないというイメージだったが、『琉球新報』の場合、記者やデスクが働いているフロアのオープンスペースで行なわれていた。松永さんも現場の記者だった時は、自分の記事の扱いが悪くならないよう、近くに立って圧力をかけたという。最終日の18日に訪れた沖縄タイムス社では、県政キャップの福元大輔さん(41歳)が、地元紙と全国紙の報道の違いについて教えてくれた。
「沖縄で何か事件や事故が起こると、全国紙が真っ先に指摘するのは、政治的にどういう影響があるかということ。『最悪のタイミング』等と報道するが、タイミングの問題なのか。本土では基地問題は政治の話だが、沖縄では命と暮らしの話。そこが大きな違いだ」。
地元紙記者の気概が伝わってきた。2月24日に投開票された辺野古埋立ての是非を巡る県民投票で「反対」が「賛成」を大きく上回った事を受け、「朝日新聞」は翌日の社説でこう書いた。「政府は今度こそ、県民の意見に真摯に耳を傾けねばならない」国会で過半数を占める自民党中心の政権が進める政策である以上、埋立てにも一定の理があり、県民投票の結果だけが全てではないという意識が垣間見える。ただ選挙の結果を尊重する一方で、少数派の意見も可能な限り政策に反映させるのが、本来の民主主義のあり方だろう。
同じ全国紙でも『毎日新聞』は「直ちに埋立てを止め、沖縄県と真摯に解決策を話し合うべきだ」と、埋立ての即時中止に踏み込んだ。論点を絞った県民投票で意思が明確に示された以上、埋立てを中止した上で容認派の意見に耳を傾けるべきではないのか。
私は4月から記者として働き始めた。地元紙に学び、全国紙の役割を常に考えながら、真に市民の側に立った報道を目指したい。─F・K、北海道大
<韓国人として考えたこと:他人事ではなく我々の問題になった時、問題は解決できる>
ぎっしり結ばれた折り鶴が風に揺れる。日本では、追悼と祈りが必要な場所には必ずと言ってよいほど折り鶴がある。韓国には「1000羽の折り鶴を祈りながら願いを唱えると、その願いが叶う」という俗説がある。「1人の10歩より10人の1歩の方に価値がある」という言葉もある。国際舞台で著名人が平和について演説するのもよい。
しかし普通の人々が集まって「平和」を願う事の方がより価値があるかもしれない。
韓国と日本は、複雑に絡んだ過去によって長い間、遠い関係にあった。生きてきた環境も全く異なる。それでも今回の沖縄で開催された「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」では、言葉の壁という問題があったにも関わらず、私達は沢山の話をした。
平和を考えるジャーナリスト志望という共通点を土台に、互いを理解しようと努力した。
日本軍「慰安婦」問題、沖縄と米軍基地問題等の社会問題は「他人事」と考えられがちだ。関心を持ち続けなければ、なかなか分かりづらい。韓国にも多様な社会問題があり、それによる対立が長い間存在した。殆どの問題は「他人事」や「国家レベルの出来事」のように見える。しかし、そこで留まっていては何事も始まらない。殆どの問題が「個人」の問題ではなく、「我々」の問題になった時、ようやく、その問題は解決できる。
平和祈念資料館で思わず足を止めた資料があった。沖縄戦争当時の状況が描かれた地図だ。朝鮮半島と日本列島が同じ色で塗られ、「日本領」と表記されていた。その前に佇み、「日本領」と繰り返してみた。韓国で歴史を学びながら、日本帝国主義が朝鮮半島を支配していた当時、韓国を日本領と表記したものを何度、見ただろうか。今回のフォーラムの過程で日本人の友人が語った言葉が頭の中をぐるぐる回る。「韓国人はなぜ歴史に、そんなに敏感に反応するの?どうせ安倍首相は謝罪しないよ。それなのになぜ謝罪に拘るの?」
韓国では、小学生の時から歴史を学ぶ。特に大学に進むために韓国史は必須だ。
テストがストレスになっていた幼い頃、私達は日本関連の部分だけを除いてもテストの範囲が半分になったはずだと冗談を言ったりした。だが大学生になった今、その言葉を改めて考えてみる。単にテストの範囲が多いということだけで駄々をこねていたのか。
日本に逼迫された歴史はあまりにも長く、それは韓国人には深い傷として残った。
過去100年間、韓国と日本、米国の関係は複雑に錯綜し合ってきた。沖縄では、そうした複雑さの端緒を少しは観察できたのだが、それはまさに「単純な力の論理」だった。
米国は沖縄戦争で日本を、日本は植民地時代に朝鮮半島を支配しようとした。
私達が訪ねた平和祈念資料館や戦跡には、加害国米国、被害国日本と関連した胸の痛む資料が多く展示されていた。しかし韓国人として沖縄戦の痕跡を追跡しようとすると話は少し違ってくる。「当時、日本に強制的に連れてこられた韓国人も死ぬしかなかった」。
そんな事を感じる外国人は、どれほどいるだろうか。記念館で展示された資料を見る間、ずっと、その事を考えていた。─李受陳(イスジン)、高瑜晶(コユジョン)、呉明真(オミョンジン)。いずれも韓国カトリック大学校在学(基本文献-週刊金曜日)
《【テレビ「差別放送」】関西テレビ「差別放送」民族・女性差別発言編集せず》
関西テレビ(大阪市)のバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」が5月18日、出演者の作家、岩井志麻子氏による「(韓国人は)手首切るブスみたいなもの」等のヘイト発言と受け取られかねないコメントを放送し、ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で批判が巻き起こった。この日の放送は収録だったにも関わらず、制作サイドが人種差別や女性蔑視を煽る様な発言を編集しなかった事は、テレビ業界全体が人権への配慮を強く求められている中で、批判が高まっている。
番組は1994年1月、故「やしきたかじん」の冠番組「たかじん胸いっぱい」としてスタートし、2015年4月に現在のタイトルに衣替えした。現在、毎週土曜正午から近畿、中京地区等で放送されている。政治や外交、芸能ネタまで幅広いテーマで、芸能人や評論家らが議論を闘わせる内容だ。先月18日の放送では、今年2月に「天皇陛下(現上皇)の謝罪で慰安婦問題が解決する」旨の発言をした韓国の文喜相国会議長が、5月になって天皇陛下即位に祝電を送った事を取り上げ、出演者のデヴィ夫人らが意見を交わしていた。
岩井氏は夫が韓国人だといい、進行役の漫才コンビ「ハイヒール」のリンゴさんが「岩井先生なんかご主人が韓国の方で、韓国人気質というものはよく分かっている?」と質問。
岩井氏は「こないだも言いましたけど、とにかく『手首切るブス』みたいなものですよ。『手首切るブス』というふうに考えておけば、だいたい片付くのです」と発言し、スタジオでは笑いが起こった。更に岩井氏は「『来てくれなきゃ死んじゃうから、死んだらあんたのせいだから』(と韓国に言われて)、中国とか北朝鮮は『死ねば』と言っちゃうけど日本は『そんなこと言うなよ、お前のこと好きなんや』と…」と述べ、発言の終盤は効果音で消されていた。テレビ局と人権上の配慮を巡っては、沖縄の基地問題を取り上げた2017年1月放送の情報バラエティー番組「ニュース女子」(TOKYO MX)が、真実性を立証されていない事実を示して関係者の名誉を毀損したと放送倫理・番組向上機構(BPO)放送人権委員会に認定された。また今年5月10日には読売テレビ(大阪市)がニュース番組「かんさい情報ネットten.」内のコーナーで、一般人の性別をシツコク確認する内容を放送したとして、13日に報道局長らが番組内で謝罪。15日には「人権上の社会的配慮が欠如していた」等とする番組としての検証結果を放送したばかりのタイミングだった。
関西テレビは、「急な取材で担当者に確認が取れない」と逃げている。
<「制作陣に責任」「意識改革を」識者ら指摘>
作家で在日コリアンの人権問題等にも詳しい若一光司さんは、たまたま番組を視聴し、「収録・編集された番組で、このような内容が流された事に衝撃を覚えた」という。
「今回の発言は韓国人に対してだけでなく、『ブス』と呼ばれて傷ついてきた人達や、リストカットを繰り返してしまう人達に対する、二重三重の差別と侮蔑を含んでいる」と憤り、「常習的なリストカットで苦しんでいる人達の現実についても誤解と偏見を生じさせる発言だった」と指摘する。「胸いっぱいサミット!」のように時事問題をテーマにしたバラエティー番組は多く、制作現場には、他番組との差別化を図ろうと、敢えて人権上、問題ある過激な内容を求める土壌がある。しかし、今回の番組は収録番組だった。
若一さんは「現場ではその場の勢いやウケ狙いで不穏当な発言が飛び出す事もあるだろうが、編集でカットできるのだから最大の責任は出演者ではなく制作陣にある。編集に関わったスタッフの誰か一人が人権意識を持って声を上げていれば、こうはならなかったはず」と話す。影山貴彦・同志社女子大教授(メディアエンターテインメント論)も「差別を煽る様な発言を編集せずに、そのまま放送した事は、この上なく残念だ。バラエティーだから多少の過激な発言は許されるという問題ではなく『人権侵害・差別放送は絶対、許さない』という全社的な意識改革が必要だ」と話す。影山氏は更に「読売テレビの不適切放送と相次いだ。個々のテレビ局だけの問題でなく業界全体の認識が欠けていると言わざるを得ない」と放送業界全般のチェック体制や人権意識にも疑問を呈する。
また若一さんは「放送後に視聴者から少なからぬ批判が寄せられたはずなのに、真摯に対応せず、逃げ捲った局の姿勢には強い疑問を抱く」と、関西テレビが反省の意を示していないことを問題視している。まさにテレビ放送界全般が「ゲス志向-低俗差別番組化」している。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
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《-ヒロシマの継承と連帯を考える<核と人類は共存できない>》
◎日時:2019年8月6日(火)開場12:20/開会12:50
◎場所:広島YMCA国際文化ホール
◎参加費1000円(高校生以下・福島避難者-無料)
◎内容
●平和講演「ヒロシマ、フクシマ、原発再稼働」講師:河合 弘之さん
(弁護士・映画監督・脱原発弁護団全国連絡会-共同代表、等)
●被曝証言-切明 千枝子さん
●沖縄から-高里 鈴代さん
●うたと演奏-SETOMAYU(せとまゆ)さん
●福島、被ばく・避難-水戸 喜世子さん/安倍 ゆりかさん
■まとめ-米澤 鐡志(広島・電車内被爆者)
■コーディネーター‐河野 美代子さん(広島被曝二世・産婦人科医)
◎主催:8・6ヒロシマ平和の夕べ
●連絡先:〒730-0031広島市中区紙屋町2-2-25大野ビル5F河野クリニック気付
℡090-2063-9452/Fax050-3730-6587/E-mail【86h@heiwayube.org】
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
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