リベラル勢力総結集で政権交代!(285)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【反差別・人権】差別と闘う中山弁護士:自伝の出版/植村隆(韓国カトリック大学校招聘(客員)教授》
被差別部落に生まれ育ち、人権と平和のために人生を捧げてきた弁護士の中山武敏さん(75歳)が自伝『人間に光あれ─差別なき社会をめざして』(花伝社、税別2000円)を出版した。中山さんは東京大空襲訴訟の原告弁護団長を務めた。裁判再審を求める狭山事件の主任弁護人としても有名だ。2014年12月からは、植村裁判東京訴訟弁護団の団長でもある。
作家の早乙女勝元さんら様々な人々が集まり、4月29日に東京・足立区で、出版を祝う会を開いた。中山さんは席上、「私にとって大切な宝物のような本ができあがりました」と挨拶した。この本は「私の生き方」と「私の取り組んできた事件」の2部で構成されている。
中山さんは福岡県出身。父親の重夫さんが靴の修理、母親のコイトさんが廃品回収をして3人の子供を育てた。家は貧しく、就職差別にもあった。中山さんは働きながら、久留米の定時制高校に通った。その高校時代に「困難から逃げてはいけない」「人間の価値で一番大切なことは、人としての温かさだ」という考えを身につけたという。
中央大学法学部の夜間部時代は、研究室の事務員等をして学費を稼いだ。
研究室にベニヤ板を敷き、寝泊りしながら勉学に励んだ。「部落差別と闘いたい。人権侵害と闘いたい。こういうエネルギーが自分を支えてきました」と書く。
1968年に司法試験に合格し、23期の司法修習生になった。同期生7人が裁判官になれなかった任官拒否事件があり、その理由を研修所の終了式で問い質したクラス委員長の阪口徳雄さんが、罷免された。司法の反動化だ。中山さんはその反対運動に没頭した。
父の重夫さんは、任官拒否された7人と阪口さんの計8人の名前が書かれた法被を着て、1人で署名を1万2000筆集めたという。その後、阪口さんは再び採用され弁護士になった。
父の法被を会場に持参した中山さんは、それを着て見せた。23期の同期の児玉勇二さん、宇都宮健児さん、梓澤和幸さん、端慶山茂さんが一緒に並んだシーンは感動的だった。
梓澤さんは挨拶で、「(中山さんの)強い生きる姿勢に支えられた」と涙ながらに回想した。私(植村さん)の事も自伝に記述されている。「慰安婦」問題の記事を書いた事で激しいバッシングを受けていた私は、2014年10月、『朝日新聞』の先輩記者の本田雅和氏から中山さんを紹介された。中山さんは私の話をじっくり聞き、「あなたは日本の民主主義の宝です」と言ってくれた。この人となら一緒に闘えると思った。手を握らせてもらったら、とても温かかった。涙が止まらなかった。中山さんは「(この訴訟は)右翼勢力、右翼ジャーナリズムからの攻撃も覚悟しなければならず、党派、所属を超えて広範な全国的な運動を創り出していく事が求められる」と呼びかけ、170人の大弁護団ができた。
改憲論者で自民党のブレーン的存在だった慶応義塾大学名誉教授の小林節さん(弁護士)も中山さんの誘いで、植村弁護団に参加してくれた。出版を祝う会では、その小林さんが挨拶をした。「知れば知るほど、この方の記録は残すべき」と考えて、出版社を探したという。小林さんは、こう言った。「理不尽な苦労に直面している人は、世の中にいっぱいいる。そういう人が諦めずに人生を歩んでいくバイブルの如く、この本は生きる。私も読む度に勇気を貰っている」。(基本文献-週刊金曜日/管理者:部分編集)
《【もう漏れている「年金-財政検証」】ボロボロ濃厚:安倍政権は年金減額試算ひた隠し》
5年に1度、公的年金の将来見通しを確認する「財政検証(財源率再計算)」。
丁度、今年は、その「財政検証」が実施される年だ。ところが、よっぽど不都合な真実が詰まっているのか、安倍政権は公表を参院選後に先送りしている。前回2014年6月に公表された「財政検証」には、最悪のケースとして真っ暗な見通しがちゃんと明記されていた。
参院選後に公表される「財政検証」では、更に深刻な数字が出てくる事が漏れている。
◇ ◇ ◇
「将来の所得代替率5割を確保していく」―。19日の党首討論で安倍(虚弁)首相は、そう強調した。所得代替率とは「現役男子の平均手取り月収」に対する「夫婦2人世帯の年金受給額」。現在は、現役の手取り月収が34万8000円、年金が21万8000円なので代替率は62.7%となっている。前回の財政検証は、労働環境や賃金など経済前提について楽観から悲観まで8つのケースで試算している。安倍(虚弁)首相は、所得代替率「5割確保」を約束しているが、実は、最悪のケースの代替率は5割を大幅に割っている。
■月4万円ダウン
試算では、2036年に代替率が50%まで低下。現行の21万8000円から4万円も減り18万円になる。更に2055年には年金積立金が枯渇し、ナント代替率は35~37%に。
現行比9万円減の12.5万円にまで落ちる。今より年間100万円以上も年金が少なくなるのである。5年前の時点でも、厚労省は、最悪2036年には年金額は4万円ダウンすると試算しているのだ。厚労省は「濃淡なく数値を出しています」(年金局数理課)と言ったが、おそらく5年前はまだ安倍政権への忖度もなく、官僚は正直に実態を示していたのだろう。
大問題なのは、現実は、この最悪のケースすら甘々の想定だった事だ。
例えば実質賃金の伸びはプラス0.7%で想定されていたが、安倍政権6年間の実質賃金はマイナス0.6%だ。技術進歩や生産の効率化等を示す全要素生産性(TFP)は、0.5としていたが、17年の実績値は0.3。今回の財政検証では0.3を前提にするとされている。
要するに4万円や9万円ダウンでは済まない可能性が高いということだ。
立正大客員教授の浦野広明氏(税法)が言う。「安倍政権は株価を上げて成長を見せかけてきただけで、むしろ経済状況は悪化しているという事です。その結果、今回の財政検証は前回の最悪のケースをも下回る経済前提を置かざるを得ないのでしょう。参院選前に公表できないのは、票を意識している事に加えて、不都合な中身をどうやってカムフラージュするのか時間をかけて知恵を絞っているのでしょう」財政制度等審議会がまとめた建議は、原案にあった「基礎年金給付水準が想定よりも低くなる事が見込まれる」との記述が、最終的に削除されていた。安倍政権は、「衆参同日選挙」どころか、本音は本年度内政権運営すら、恐怖で目が浮いている。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【恐怖の「金融ドライブ」】円高加速でマイナス金利拡大も:黒田日銀の地銀潰し・「日本経済破綻」への道》
米FRBが“利下げ”に踏み切る可能性が高まり、一気に“円高”が進んでいる。
20日の円相場は一時、1ドル=107円台半ばと1月上旬以来の円高・ドル安水準となった。
大企業の想定為替レートは1ドル=108円だけに、この先、輸出企業の業績が急速に悪化する恐れがある。しかもFRBは年内に2回“利下げ”するとみられている。
早速、日銀の黒田総裁は「物価上昇の勢いが失われたら、躊躇なく追加緩和を実施する」と会見で発言している。もう一段、金利を下げる可能性があるということだ。
しかし既に日銀は“マイナス金利”を導入している。これ以上、金利を下げる余地があるのか。しかも既に地方銀行が軒並み業績を悪化させる等、異次元緩和の“副作用”が表面化している。地銀の大きな運用先だった10年国債の金利がゼロになってしまったため、運用難に陥っているのだ。更に超低金利によって、長期と短期の金利差がなくなり、利ザヤを稼げなくなっている。これ以上、金利を下げると、日本経済は破綻が必至だ!
「究極の“金融緩和”は、ゼロ金利です。マイナス金利にしてしまうと、むしろ“金融引き締め”になりかねない。金融緩和とは、マネーの流れを良くして、融資を活発にすることです。ところが、マイナス金利を導入すると、マネーの流れが悪くなり、融資が停滞してしまう。銀行の体力が奪われ、貸し出し余力が小さくなるからです。金融緩和を目指すのなら、金利を上げるべきです」(経済評論家・斎藤満氏)1980年代、アメリカの「貯蓄貸付組合」(S&L)という金融機関が経営危機に陥った時、FRBは長期金利と短期金利の差を拡大する事で、危機を乗り切っている。ところが日銀は正反対の事をやっている。
それだけでなく国債の実勢価格にも大暴落が予想され、「国家経済破綻」も急速に誘引する。黒田日銀によって地銀はおろか、日本経済は「失速の恐れ」の可能性大である。
(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守正義)
***************************************
《-ヒロシマの継承と連帯を考える<核と人類は共存できない>》
◎日時:2019年8月6日(火)開場12:20/開会12:50
◎場所:広島YMCA国際文化ホール
◎参加費1000円(高校生以下・福島避難者-無料)
◎内容
●平和講演「ヒロシマ、フクシマ、原発再稼働」講師:河合 弘之さん
(弁護士・映画監督・脱原発弁護団全国連絡会-共同代表、等)
●被曝証言-切明 千枝子さん
●沖縄から-高里 鈴代さん
●うたと演奏-SETOMAYU(せとまゆ)さん
●福島、被ばく・避難-水戸 喜世子さん/安倍 ゆりかさん
■まとめ-米澤 鐡志(広島・電車内被爆者)
■コーディネーター‐河野 美代子さん(広島被曝二世・産婦人科医)
◎主催:8・6ヒロシマ平和の夕べ
●連絡先:〒730-0031広島市中区紙屋町2-2-25大野ビル5F河野クリニック気付
℡090-2063-9452/Fax050-3730-6587/E-mail【86h@heiwayube.org】
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
0コメント