リベラル勢力総結集で政権交代!(284)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【視覚障害者とトイレ人権】トイレと自由と人権と/片岡 亮太(和太鼓奏者)》
「イケロ イラ バーニョ。ドンデ エスタ エル バーニョ」
2016年4月、和太鼓奏者の私は、スペインのバルセロナで、この言葉を心に刻みました。
流行のジョークや挨拶、緊急時に助けを求める言葉ではありません。
意味は「私はトイレに行きたいです。トイレはどこですか?」現地の演奏家に真っ先に教わったこのフレーズは、滞在中最も口にしたスペイン語。トイレの場所など見れば分かるし、わざわざ宣言する必要はないと思う人も多いでしょう。しかし私は全盲の視覚障害者。
不慣れな場所でトイレへの移動を独力で行うことは困難です。特にコンサートホールやライブハウスの舞台裏は、入り組んでいたり、機材が点在しているので、一人だと迷ったり怪我をしかねません。しかも行きたい時に日本語や英語が分かる人が傍にいるとは限らず、確実にトイレへ誘導してもらえる手段を持つことは重要なミッションです。
更に国が変われば、トイレの常識も変わるもの。その構造は様々。特に個室。
使い慣れた様式なのに、流し方が分からない時の混乱といったらありません。
到着しただけで安心せず、流し方を聞いてから利用することも、旅の知恵の一つです。
これは日本でも言えること。演奏家であり、社会福祉士の資格も持つ私は、コンサートや講演のために度々初めての土地へ出かけます。独奏が多く、常に同行してくれるスタッフも持たない私は多くの場合、視覚障害者への対応を経験した事のない現地の方達に協力して頂き、舞台を務めねばなりません。そのような状況下でストレスなく公演を成功させるためにも、トイレへの誘導については神経を使います。それどころか、日本特有の問題も。
個室のドアを開け、中へ大きく一歩踏み出すとそこは和式…..、ということがあったら衣装を汚してしまうし、ウォシュレットや消音等が備わったハイテクなトイレは、流すためのボタンやセンサーを探して壁をあちこち触らなければならない。
ようやく見つけたボタンを押してみたら非常ボタンで、大音量のサイレンが鳴り響き狼狽したこともありました。男性用と女性用が隣接していると、女性用に足を踏み入れてしまうこともあり、気まずい思いをすることは日常茶飯事。このように、ただトイレで用を足すだけのことに様々なリスクを想定し、知識と経験を駆使する。それが視覚障害と共に生きるということの実情です。では、それを受容するしかないのかと言えば、決してそうではありません。アメリカは多くの場合、男女のトイレが別れている時には、入り口の壁に点字や立体文字等、触れて解る表示がありました。日本でも近年は駅を中心に、音声で場所や配置を伝えるようになってきましたし、各種のボタンやセンサーに点字が付与されているものも増えてきました。けれど、それらはごく一部。更に車椅子の方が、構造上利用できなかったり、内臓疾患のある男性が、男性用トイレの中に汚物入れがないことでゴミを捨てられない等、トイレにおけるストレス要因は多いと思います。(管理者自身、車椅子+神経麻痺障害者で、類似のトイレ苦労も含めた不自由な事は日常茶飯事である事を申し添えたい)
以前、アメリカの友人に、日本では点字の表示がないから男女のトイレの違いが判らないと話したところ、「それは不公平だ」と言われました。「不便」ではなく「不公平」。
誰もが必要なトイレを、安心と自信を持って、気兼ねなく利用できるか否かは、人としての尊厳にも関わる問題であり、不便で片づけてはならないと言われたように思いました。
同様の視点で考えると、不公平の影は、そこ、ここに隠れています。
世界遺産や、名画、彫刻等、諸外国では自由に触れられるレプリカの設置や、視覚障害者が触察できるツアーの実施等、工夫が多数あるのに、日本には、まだそのような常識はなく、実感を伴わずに旅の記憶を刻むことは少なくありません。音の出ない信号機が設置された横断歩道を渡る時、万が一赤だったらどうしようとまさに必死の思いで一歩踏み出す時の恐怖心は、いつも心をチクリと刺します。数年前に婚姻届を提出した際には、当事者の一人でありながら、点字や触れられる特徴がないために、内容を直接、理解する事ができず、切なさと悔しさを味わいました。目まぐるしい程に技術の進歩が進む現代において、生活における当たり前は日々変容していきます。私達にとっても、それは同じで、パソコンやスマートフォン、電子機器の利用等を通して解消される不自由は増えてきました。
ただ、その事に喜びと感動の目を向けるあまり、これらの社会に漫然と存在する弊害に対し、諦めに近い感情と共に仕方ないと許容し我慢している事も沢山あります。
それではバリアは固定してしまう。変えるべきと私達や社会が認識できれば、きっと突破口は開けていく。その時代の大多数の人にとって当たり前である事を当たり前に享受できた時、人権は尊重されていると言えるのではないかと私は考えています。
生活の中で出くわす小さな不公平は、少しずつ、でも確実に私達の人権を傷つけていく。
だからこそ当然の不便として許容せずに、改善すべき不公平と感じる視点を私は大事にしたい。だって、本音を言えばトイレの壁なんてべたべた触りたくないのだから。(基本文献-月刊「同和教育」であい/管理者:部分編集)
《【「警察」の闇】「現代の特高」-前川元次官が語る「官邸ポリス」のリアル》
元警察庁キャリア官僚がペンネームで書いた告発ノベルとされる「官邸ポリス」が「リアルだ」と、霞が関で話題という。その中に出てくる文部科学省の「前田事務次官」は、警察出身の内閣官房副長官の指示で尾行され、弱みを握られる。これが現実なら、日本の「警察国家化」は相当進んでいることになる。「前田次官」のモデルが加計学園問題で安倍(独裁)首相に不利な証言をした前川喜平・元文科事務次官(64)なのは明らかだ。
最近、「思うところあり」として本名でのツイートを始めた前川さんに本の感想を聞き、自身の体験を振り返ってもらった。
<「官僚が萎縮して政治家の言うがままに」>
―この本は「本書の92%は現実である」が謳い文句です。「前田次官」は「朝鮮学校の無償化に反対しなかった国賊」と見なされて警察に尾行された末、「出会い系バーに通っていた」と新聞にリークされます。
◆誰が書いたかは知りませんが、この本が事実なら、警察が守るべきものと対峙すべきものを間違えているという気がします。「朝鮮学校けしからん」という人からは、朝鮮学校に理解を示す私は国賊に見えるのかもしれません。安倍官邸は確かに、そういう体質を持っています。以前の官僚出身の内閣官房副長官には、石原信雄さんや古川貞二郎さんといった立派な方がいて、官の自律性を守るという気持ちを持っていた。ところが今の官邸は安倍さんに奉仕する集団になっています。今は官僚が萎縮して、政治家の言うがままになっています。
これは行政を歪める。官僚主導がいいとは思いませんが、官僚のいいところは中立性、公平性、そして全体の奉仕者という意識を強く持っているところです。
政治家は、どうしても一部の奉仕者になりがちで、官僚が全体を見て本当に世の中のためになることを考えないといけません。
<「杉田官房副長官に呼び出された」>
―政府内で違う意見を持つだけで、警察が尾行することがあるのでしょうか。
◆分かりませんが、この本が本当だとしたら、現代の特高警察だと思いますよ。
私は2016年の9月か10月頃、警察庁出身の杉田和博官房副長官から官邸に呼び出され「新宿の出会い系バーというところに行っているそうじゃないか」と言われた。「週刊誌から聞いた話だ」と。それなら週刊誌が私のところに来るはずですが、来ませんでした。
<「どうして杉田さんが知っているのか不思議だった」>
―杉田さんは証拠の写真を示しましたか。
◆写真は出てこなかった。店の名前も。「こういう不名誉な事が表に出ると、辞めなくてはならないよ」と言われ、「そうですか。分かりました」というような事を言ったのです。
私は、その時点で週刊誌に聞いたというのは、おそらくウソだろうなと思いました。
おそらく何か別の情報源があるのだろうなと思った。私がそのバーに出入りするきっかけは、女性の貧困を扱ったテレビのドキュメンタリー番組でした。行くと貧困の連鎖が、あるのはよく分かりました。店に行っていたことはやましいと思っていません。
ただ個人的な行動をどうして杉田さんが知っているのか不思議でした。その後、文科省の違法再就職あっせん問題が明るみに出て、私は17年1月20日に引責辞任しました。
<「週刊誌が書こうとしている。気をつけたまえ」>
◆次官を辞めてから、(安倍首相の友人が理事長を務める)加計学園がおかしいといって私に接触してくるメディアの人達がいました。私は知っている限りの事は話しました。
そういう時期に、2月頃でしたが、新幹線の中で杉田さんから突然、携帯に電話が架ってきて「例の新宿のバーの話だけどね。週刊誌が書こうとしているぞ。気をつけたまえ」と言われました。その時も週刊誌からの取材はありませんでした。加計の話をメディアに喋るなという意味だったのだろうと思います。ところが加計の話が3月頃から国会で追及されるようになり、複数の週刊誌がバーの話で私にアプローチしてきた。
ただある週刊誌は「バーの話を書くつもりはない。加計の話を聞かせてほしい」という事だったし、バーの話はどこも書きませんでした。
<週刊誌ではなく読売新聞に記事が>
―その後、朝日新聞が5月17日、加計学園の問題で文科省に「総理のご意向」文書が存在することを報じた。そして5月22日、読売新聞に「前川前次官-出会い系バー通い」という記事が出たのですね。
◆あくまで想像ですが、週刊誌に書かせようとしたけれど、どこも書かないものだから官邸が読売に持って行ったのかなと。
<「『地位に恋々』は心外」>
―前川さんは5月25日に記者会見し、文科省の文書について「あった事を無かった事にはできない」と証言しました。一方、菅義偉官房長官は記者会見で「地位に恋々としがみついた」等と前川さんを強く非難しました。
◆地位に恋々というのは、私にとっては本当に心外です。17年1月5日か6日に官邸で杉田さんに「辞めようと思います」と伝え、杉田さんは「それがいい」と言った。
この本では「3月の定年まで次官を続けさせてくれ」と言った事になっていますが、そんな事は言ってない。この問題では菅氏を名誉毀損で訴えてもいいと思っています。
<菅官房長官が首相になったら…>
―今や菅さんが次期首相候補と言われています。
◆菅さんが霞が関の審議官以上の官僚人事を握っています。菅さんの周りにいる官邸官僚といわれる人達が各省幹部をウオッチしています。菅さんが総理になれば、もっと酷い警察国家、恐怖政治になるのではないかと懸念しています。菅さんの国家観はよく分かりませんが、権力を持つ事が目的化しているのではないでしょうか。そういえば杉田さんに官邸に呼ばれた時、「○○省の○○次官にもそういう事があったよ」と言われたのです。
それで「皆、尾行されているのかな」と思った。弱みを握られている人は役人だけではなくて、与野党の政治家の中にも、メディアの中にもいるかもしれない。そう思いました。
<公安委の機能強化で警察の民主化が必要>
―この状態が続くとどうなると思いますか。
◆独裁に道を開くでしょうね。警察はムチですが、あとは官房機密費みたいなアメがあれば。人事はアメにもムチにもなる。アメとムチで人間は動かせます。本当は警察の民主化をやらないと。国家公安委員会や都道府県公安委員会の機能を高めないといけない。
国民主権とか住民自治に基づくチェックができていません。警察と検察と裁判所がおかしくなっている。私が一番おかしいと思っているのは(安倍(独裁)首相と近いとされる元TBS記者からの性暴力被害を訴えた)伊藤詩織さんの件です。総理の友達だったという理由で逮捕も立件もされなかったのなら、もはや法治国家ではありません。
<「副長官への個別取材は一律お断り」>
前川氏の証言について、事実確認のため、首相官邸に杉田副長官への取材を申し込んだが、杉田副長官の秘書官は「副長官への個別取材は一律でお断りしております」と述べた。(基本文献-毎日新聞)
***************************************
《-ヒロシマの継承と連帯を考える<核と人類は共存できない>》
◎日時:2019年8月6日(火)開場12:20/開会12:50
◎場所:広島YMCA国際文化ホール
◎参加費1000円(高校生以下・福島避難者-無料)
◎内容
●平和講演「ヒロシマ、フクシマ、原発再稼働」講師:河合 弘之さん
(弁護士・映画監督・脱原発弁護団全国連絡会-共同代表、等)
●被曝証言-切明 千枝子さん
●沖縄から-高里 鈴代さん
●うたと演奏-SETOMAYU(せとまゆ)さん
●福島、被ばく・避難-水戸 喜世子さん/安倍 ゆりかさん
■まとめ-米澤 鐡志(広島・電車内被爆者)
■コーディネーター‐河野 美代子さん(広島被曝二世・産婦人科医)
◎主催:8・6ヒロシマ平和の夕べ
●連絡先:〒730-0031広島市中区紙屋町2-2-25大野ビル5F河野クリニック気付
℡090-2063-9452/Fax050-3730-6587/E-mail【86h@heiwayube.org】
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
0コメント