リベラル勢力総結集で政権交代!(282)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《【差別規制-法制化】差別規制の法制度を求め反差別の情報発信強化を/松村 元樹(公益財団法人反差別・人権研究所みえ常務理事兼事務局長)》
■ネット上の差別解決のために

 インターネット(以下「ネット」という)を悪用した差別問題が発生してから20年以上が経過している。バケット通信による差別が、今日ではSNSを通じて、これまでに類を見ない様相を見せている。国もようやく法整備に着手し、ネット業界へのアプローチを始めた。
 ここでは、今日どのような差別がネット上で生じているのか、どのような方策を講じれば解決に辿り着けるのか論じたい。

<ネットに登場する様々な差別>

 ネットに登場する差別は、様々な様相を見せている。SNSや掲示板等で、被差別マイノリティへの露骨な差別表現や偏見を流布し、差別を助長・扇動・誘発するような投稿がある。
 事件報道や災害時には、事件の容疑者を「○○人である」、災害時には「○○人が井戸に毒を投げ込んでいる」等のデマが投稿され、シェアやリツイートされたり、投稿内容に無関係にハッシュタグが使用されたりして拡散されている。ネットニュースのコメント、動画サイトでの、ヘイトスピーチを伴うデモや講演等の差別扇動・助長の動画、被差別部落を探索するもの、著名人のアウティング(プライバシー暴露)。「HP(ホームページ)」や「まとめサイト」では、偏見を助長する投稿が行われ、被差別部落を画像で公開したり、人権運動に取り組む個人を晒す行為をしたり、また古地図上で「穢多村」と表記されていたものが電子データ化され、ネット上で現代地図と照合できるように公開されている。
 ストリートビューで被差別部落を特定して晒したり、グーグルマップ上で被差別部落の所在地をマーカーで示し公開する等、今日的なネットサービスで、差別が助長・扇動・誘発される投稿が相次いでいる。

<差別問題を解決するために>

 こうしたネット上の差別を解決するための取組みをまとめてみた。
①差別行為を規制する法律を求める
 国際社会の差別解消の基本は、差別を禁止し、人権侵害を救済する法整備である。
 障害者差別を法律で禁じたように、他の差別も法律で禁止することが必要な事件が頻発しており、法規制を求めていかなければならない。
②ネット上の差別をモニタリングする組織の拡充
 今や現実社会よりも、ネット上で差別行為は氾濫している。よって差別行為を法や条例で規制するための立法事実の収集は、ネット上から差別投稿を発見・収集し、解消に繋げる政策を見出す取り組みが求められる。一部の自治体が2000年頃から取り組んでいる。
 ネット上の差別を発見するための「モニタリング」事業を、本人通知制度のように全国的に拡充することが求められる。同時に大量の差別投稿に対し、ウェブスクレイピング(ウェブサイトから情報抽出するソフトの技術)やデータ購入、AI等を活用した差別投稿の発見・収集・削除も求められる。
③事業者や協会等の取組み
 プロバイダやサイト管理者による差別防止の自主的な取り組みをはじめ、広告業界や取引している銀行等が、結果として差別を支えている仕組みを変えなければならない。
 そのためサイトの利用規約に「差別の禁止」を明記する、差別投稿が行われるアカウントを停止・凍結する、広告で差別を支えない仕組みづくり、各組織の行動憲章や綱領を具現化する取り組みの要請等が求められる。
④反差別・人権意識の醸成を図る教育・啓発の充実
 ネット上に現れる差別の現実は、現実世界における課題の現れであり、差別意識の撤廃に向けた教育・啓発の全国展開が求められる。人権問題解決に向けた取り組みが全ての自治体、あらゆる教育機関、企業や団体で着実に実施される仕組みが求められる。
⑤ネットを使った差別解決のための情報発信
 既存のマスコミはもちろんのこと、ネットメディアにおける反差別や人権保障に関わる情報発信を通じて、人権問題の正しい認識を持てる条件整備、差別や偏見、デマやフェイクを打ち消す取り組みが求められる。(基本文献-解放共闘大阪)


《【老後の消費不況内実】生保調査で分かった!60歳2000万円貯蓄の内実と迫る消費不況》

 公的年金だけでは老後資金が2千万円不足するとした金融庁の報告書。
 ぼんやりしていた年金への不安がクッキリ明確になったわけだが、不足しそうな人がどれ位いて、どんな行動に向かうのだろうか。プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険(PGF生命)の調査結果が興味深い。今年60歳となる男女2千人を対象に4月に実施された。貯蓄額の平均は昨年の2725万円から2956万円と231万円増えた。
 金融庁が示した2千万円を大幅に超えている。金融庁に警告されるまでもなく、着実に老後の備えが厚くなっているように見えるが、内実は散々だ。

■60歳の3分の2が2千万円未満

 貯蓄1億円以上が8.1%と2ポイント近く増えた事が平均額を引き上げただけなのだ。
 逆に100万円未満が4ポイントも増え、24.7%と4人に1人となった。
「貯蓄の格差が広がっているように見えます」(PGF生命広報チームの担当者)
 一部の富める人に高額の貯蓄が集中し、圧倒的多数は厳しい状況なのだ。
 老後資金が不足するとされる貯蓄2千万円未満は、全体の3分の2を超える。
 この人達は金融庁の報告書をどう受け止めるのか。「不足するという事で、金融庁は投資を勧めた訳ですが、将来不安を抱く人が、儲かるかも分からない投資に、なけなしのおカネを投じるとは思えません。むしろ、これまで以上に節約を徹底し、少しでも貯蓄しようと考えるはずです。この先、国民の消費マインドは冷え込み、消費大不況が訪れるかもしれません。〈老後2千万円不足〉の件は今や子供でも知っています。影響は計り知れません」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)お小遣いをねだる子供に、“老後資金”を盾に渋る親の姿が目に浮かぶ。“受け取らずとも消せない報告書”が景気をドン底に落とす。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)


《【参議院選挙-自民敗退】自民が陥った参院選目前の“三重苦”!1人区に逆風で状況一変》

 参院選単独でも大丈夫―。自民党は独自調査でそう判断してダブル選を回避するようだが、情勢は厳しくなっている。15日、岸田政調会長が秋田入り。翌16日は菅官房長官も秋田を訪れた。いずれも参院選のテコ入れだ。秋田選挙区(改選1人区)で自民党から出馬予定の候補者と並び、自民党支持者を前に支援を訴えた。本来、秋田は自民党調査で「○」の選挙区だった。しかし防衛省が秋田に配備を予定する「イージス・アショア」(陸上イージス)の調査ミスが発覚し、もはや安泰ではない。そして「争点隠し」の常套手段も「焦り」がミエミエ!菅は演説でイージス問題には一切触れず、候補者を一本化した野党の“野合批判”を強調するばかり。17日は岩屋防衛相が秋田に謝罪行脚。これらの自民党戦術が、返って秋田県民の反感を買っている。何故なら新屋演習場への配備方針は変わらず、防衛局職員が眠っていた事もあって、県民の怒りは、増すばかりだ。

■西日本の1人区も敗北危機に

 加えて参院選を目前にして、日米貿易交渉では、安倍(外交音痴)首相がトランプ大統領との間で「参院選後」との約束を交わしたことが明らかになり、農産品で打撃を受ける農村票の離反を招いている。3年前の参院選で火を噴いたTPPへの怒りを収めるべく二階幹事長らが農協や農政連等を説得してきたが、「密約」バレて台無し。
 鬼門の東北だけでなく元来、自民党が強い筈の西日本の1人区にも逆風が吹いている。
 選挙に必ず行く高齢者が多い農村部には「年金問題」の影響も色濃く出てきている。
 選挙予想に定評のある政治評論家の野上忠興氏が言う。「自民党は『前回(3年前)並みの結果で安倍首相の政治責任を問われる事はない』とみていましたが、状況は一変しています。焦点の1人区は、西日本でも愛媛、大分、佐賀、徳島・高知等が危なくなり、東北は6県の全敗を警戒し始めました。当然、比例にも影響があり、前回の18議席から2議席程度減らす可能性があります」安倍(虚弁)首相は、党本部で開かれた全国幹事長会議で参院選への檄を飛ばしたが、内心はビクビク。暗雲が垂れ込めてきた。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)

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《【論文・書籍の案内】読者:吉田 弥生さん》

 脱被ばくネットとチェルノブイリ法日本版の制定の運動が始めた東京オリンピックでの被曝反対の運動について岡田俊子・山田知恵子・柳原敏夫(弁護士)論考が扱う。
私の論考ですが、ネット上での掲載のお知らせが3件あります。
1)反オリンピック本の出版案内を以下に掲載していただきました。
 出版予定書籍の案内と紹介――東京オリンピックがもたらす。これだけの危険:憂慮する科学者、医師、避難者、市民は警告する(仮題)
記事
http://blog.torikaesu.net/?eid=83
pdf
http://www.torikaesu.net/data/20190530_watanabe.pdf
(上記アドレスをコピーして、通常検索エンジンに貼り付けて、ご覧ください。)
2)既に公開しておりました私の論考:放射線被曝のもたらす健康影響の全体像の把握に向けて―集団病態・症候学的方法による福島事故健康影響全否定論の批判
 最新のバージョンに更新いたしました。
記事
http://blog.torikaesu.net/?eid=82
pdf
http://www.torikaesu.net/data/20190611_watanabe.pdf
(上記アドレスをコピーして、通常検索エンジンに貼り付けて、ご覧ください。)
3)以前にご案内しておりました、アーニー・ガンダーセンさんの東京オリンピックの危険に関する論考の日本語訳、以下のフェアウィンズ・エナジー・エデュケーションのサイトに掲載されました。
https://www.fairewinds.org/demystify/
 このページのAtomic Balmの記事をクリックすると、下の方に「日本語」というのが出てきますので、それをクリックしてください。

https://www.fairewinds.org/demystify/atomic-balm-part-1-prime-minister-abe-uses-the-tokyo-olympics-as-snake-oil-cure-for-the-fukushima-daiichi-nuclear-meltdowns
https://www.fairewinds.org/demystify/atomic-balm-part-2-the-run-for-your-life-tokyo-olympics
(上記アドレスをコピーして、通常検索エンジンに貼り付けて、ご覧ください。)
▼LINEにて、細かいやりとりをしています。運営を担う意思のある方はご連絡ください。
gowest.comewest@gmail.com
―出版予定書籍の案内と紹介― 東京オリンピックがもたらすこれだけの危険 渡辺悦司 | どうしても取り返すために
 2019年5月――出版予定書籍の案内と紹介――東京オリンピックがもたらすこれだけの危険憂慮する科学者、医師、避難者、市民は警告する(仮題) 緑風出版から近日出版予定編集:渡辺悦司執筆者・寄稿者:石津望、大和田...
blog.torikaesu.net


《-ヒロシマの継承と連帯を考える<核と人類は共存できない>》

◎日時:2019年8月6日(火)開場12:20/開会12:50
◎場所:広島YMCA国際文化ホール
◎参加費1000円(高校生以下・福島避難者-無料)
◎内容
 ●平和講演「ヒロシマ、フクシマ、原発再稼働」講師:河合 弘之さん
    (弁護士・映画監督・脱原発弁護団全国連絡会-共同代表、等)
 ●被曝証言-切明 千枝子さん
 ●沖縄から-高里 鈴代さん
 ●うたと演奏-SETOMAYU(せとまゆ)さん
 ●福島、被ばく・避難-水戸 喜世子さん/安倍 ゆりかさん
 ■まとめ-米澤 鐡志(広島・電車内被爆者)
 ■コーディネーター‐河野 美代子さん(広島被曝二世・産婦人科医)
◎主催:8・6ヒロシマ平和の夕べ
 ●連絡先:〒730-0031広島市中区紙屋町2-2-25大野ビル5F河野クリニック気付
      ℡090-2063-9452/Fax050-3730-6587/E-mail【86h@heiwayube.org】


《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》

職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)

 *大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
 *但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
 *出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
                   (求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)

(民守 正義)