リベラル勢力総結集で政権交代!(276)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【人権教育】奨学金から見える定時制生徒の生活背景~人権教育の視点を通した貧困家庭生徒に対する進路保障~/兵庫県立神戸工業高校-箕田哲久》
1 はじめに~神戸工業高校の生徒の状況~
本校は県下で最も大きい夜間定時制工業高校である。2017年5月現在、高等学校就学支援金対象者95.6%、高校生等奨学給付金対象者49.7%(=非課税世帯約49.7%)、各種奨学金取得者約12.9%、進学希望者の内、日本学生支援機構奨学金予約採用申込者約72.7%(2016年度は約50%)、生活保護受給世帯約18.9%である。これが経済的状況からみた本校生徒の実態で「子どもの貧困」にあてはまる生徒が集中している。以前から、外国にルーツをもつ生徒、障害のある生徒、被差別部落出身生徒、沖縄や奄美諸島(徳之島や沖永良部島等)にルーツをもつ生徒、不登校生徒、荒れる生徒、低学力の生徒、貧困家庭の生徒など人権課題にあてはまる生徒(同和教育で言う「しんどい子」)が多数、在籍していた。また本校には夜間中学の神戸市立丸山中学校西野分校から入学してくるブラジル人やベトナム人生徒もいる。しかし進級・卒業に辿り着けない生徒も多く、例え進級・卒業できても家庭の経済状況によって、進学を断念しなければならない生徒もいる。本報告では奨学金から見た貧困家庭生徒に対する進路保障について、人権・同和教育の視点から見ていきたい。
2 取り組み~貧困家庭生徒の進路実現~
生活保護受給世帯の生徒が進学を希望する場合、その実現は容易ではない。
本校生徒の進学の大半は私立の短大や専門学校でAO入試や指定校推薦入試で合格しているのが実状である。このような場合、合格してから、数週間以内に入学金等を納入しなければならない学校が殆どである。だが日本学生支援機構の入学時特別贈与金は進学した4月以降しか貸与されず、時期的に間に合わない。このため日本学生支援機構申し込み時に入学時特別贈与金(進学前に民間金融機関が融資してくれる「つなぎ融資」の事。
私は社会福祉協議会の生活福祉金やアルバイトでお金を用意することを伝えた。
以下、「つなぎ融資」)を利用しなければならないが「つなぎ融資」は50万円以内しか融資できず、残りは各自で調達しなければならない。日本学生支援機構第一種奨学金(無利子)を申し込んできた生徒が6月上旬頃、進路指導室を訪ねて来た。生活保護受給世帯の、この生徒は12月までに専門学校に入学金等を納入しなければならないという。「納入金額90万円の内、20万円まではアルバイトで貯金できた。『つなぎ融資』の50万円が融資されたとしても、残りの20万円は何とかならないだろうか?」との相談だった。
だが生活保護家庭生徒がアルバイトをする場合、その収入は制限されており、制限以上のアルバイトをするとアルバイト代が「収入認定」され、生活保護費の支給額が減額されてしまう事を、私はその生徒に関わるまで知らなかった。私も方々に問い合わせてみた。
その結果、数年前から厚生労働省通達で生活保護世帯家庭の子どもが進学する場合、入学金など進学目的がはっきりしており、福祉事務所の許可があればアルバイトでの貯金が可能になったことを知った。早速、保護者・生徒と担任・私が面談し、その事を伝えた。
その後、この生徒と保護者は生活保護担当者と相談、アルバイトしながら入学に必要な経費を貯金することが認められた。しかし既に3年の1学期だったため、アルバイト収入では足らず、民間団体が給付している奨学金案内を紹介し、進学資金の一部にあてた。
ある生徒はAO入試で合格した入学金等を12月までに納めなければならなかった。
学校終了後、この生徒は深夜から早朝までアルバイトをし、仮眠後、登校していた。
先の生徒同様、民間団体が給付している奨学金を進学資金の一部にあてたいと担任から奨学金担当の私に打診があり、推薦・取得した。ただ生徒の健康面・精神面からも好ましい状態とは言えず、今後、生徒が安心して学べる社会的支援体制を今以上に整備していかなければならない。また厚生労働省管轄の各種学校への進学を希望したある生徒も入学前までに入学金を納入しなければならなかった。厚生労働省管轄の各種学校は日本学生支援機構奨学金が利用できないことが分かり、金利の高い教育ローンの方を利用せざるをえなかった。
だが低所得で家庭状況が厳しかったことから別の支援を講じるべきでなかったかと思う。
進路指導でも早い段階から、このような生徒に対してアルバイトでの貯金や奨学金制度など進路実現に向けた助言や支援を行っていきたい。
3 おわりに
兵庫県立湊川高校や兵庫県立尼崎工業高校では部落問題研究部や朝鮮問題研究部など生徒の「語り」による自主活動や落第生教室、校外生教室、奨学金拡大による就学支援、朝鮮語必修、障害のある生徒の受け入れ、宮城教育大学元学長林竹二による「授業創造」等の人権・同和教育の実践が早くから取り組まれていた。生徒のみならず教師自身も自らの生き方が問われ、変容していく教育実践が営まれただけでなく、特に低学力や知的障害の生徒達や部落出身、在日韓国・朝鮮人生徒達が林竹二の授業で自らの生き方を変容させていった事実は大きかった。「『部落差別の現実から深く学ぶ』とは部落出身生徒のみでなく多様な生徒のことを指している。同じように『定時制生徒から深く学ぶ』とも言え、そこから全ての課題が見えていく。」と、以前ある研究会で聞いた。部落出身生徒の生活背景を教員が見据える中で、生徒や教員達が差別から解放されていったように、定時制生徒の生活背景を教員が深く学んでいく事で、これらの生徒が差別や苛めから解放されていく、そんな実践にも私は出会ってきた。1970年代、大学等進学を目指す被差別部落の生徒に対する部落解放奨学金があった。この奨学金で卒業した人にはその後、差別や苛めを許さない教員として活躍した人も多かったと聞いている。今年度から始まった給付型奨学金は、これに通じる効果があると言える。低所得の生徒が進学をめざす場合、同様の効果も得られると考えられよう。
今後も引き続き貧困家庭生徒の進路保障が実現するよう丁寧に取り組んでいきたい。(基本文献-「ひょうごの人権教育」)
《【安田純平さん旅券-不当発給拒否】旅券5カ月不発給「事実上、出国禁止」》
内戦下のシリアで約3年4カ月拘束され、昨年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平さん(45)が外務省に申請した旅券(パスポート)が5カ月以上に亙り「審査中」とされたまま発給されていないことが6日、分かった。安田さんが明らかにし、日本政府関係者も事実を認めた。安田さんは「発給が長期間判断されず、事実上、出国禁止の状態が続いている」と話した。憲法が保障する海外渡航の自由との兼ね合いから妥当性が問われそうだ。
旅券法は渡航先が入国を認めなかったり、国益を害する可能性があったりする場合、パスポートを発給しないことがあると規定する。(基本文献-共同)
《【維新-天下り】「天下り禁止」の日本維新の会に府選管職員“再就職”疑惑》
衆参両院で史上初の糾弾決議を食らった恥さらし議員の“生みの親”である日本維新の会に新たな疑惑が浮上した。行政改革として天下り禁止を掲げる一方で、大阪府の元選挙管理委員会職員の再就職を受け入れていたのである。政党の趨勢を左右する選挙事務に精通した元行政職員を身内に入れるのは問題ないのか。
■本人に直撃すると…
維新に転職した人物は川端龍彦氏。「職員の再就職状況」と題した大阪府の公表資料によると、川端氏は住宅まちづくり部管理課参事の職にあった2015年3月31日付で離職。
16年4月1日付で「おおさか維新の会」(現・日本維新の会)の「政党事務局職員」に再就職したとある。松井府政2期目の時期だ。一方で、別の公表資料によると、川端氏は15年4月1日付で選挙管理委員会事務局の選管事務局主査に採用され、16年3月31日付で退職する際は主査併任総務部市町村課主査の立場にあった。維新の会に経緯や事実関係について問い合わせると、川端氏本人が電話口に出て、こう言った。「天下り?そんなことない。問題あれば(大阪府)職員基本条例で再就職できない。これ以上、話する気ないですわ。お答えする気もない。(大阪府人事局)人事課に聞いて」大阪府に尋ねると「維新の会は再就職禁止法人には指定されていないので、確かに問題があるとは言えません」(人事局人事課)とのことだった。維新の会がゴリ押しする大阪都構想を検証した「大阪市がなくなる」等の著書があるジャーナリストの吉富有治氏は言う。「狭義の天下りには該当しないのかもしれませんが、選管は選挙が公明正大に実施されているかに目を光らせる機関。利害を異にする立場だった人物が、政党の懐に入るのは釈然としません。癒着の疑念を抱かれること自体が問題なのではないか」都構想を巡っては、その実現と切り離せない堺市長選が9日に投開票、2度目の住民投票が来年秋にも実施される見通しだ。維新は何を言っても“二枚舌”。
維新は「大阪では強い」と言われているが、エエ加減、一部大阪府民も「ゲス政治意識」から脱却したらどうか。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《【引き裂かれた大地】南京大虐殺-証言集》
<中国民間人の証言2>
【証言2-4張秀紅:南京戦当時-南京城外周辺】
◎私達は、南京の西-中和便に住んでいましたが、日本軍の南京攻略後、突然、10数人の日本兵が押し入ってきて、父を連行しようとしましたが、懇願し諦め、私達の家を焼き払いました。旧正月の時、日本兵がおばさんを強姦しようと連れて行こうとし、おばさんは徹底的に抵抗。日本兵を殺してしまいました。日本軍が捜索か大軍で押し寄せてくるという事で、7~8キロ離れたクリークの水亀の中に逃げ隠れました。逃げなかった村人は皆、殺されました。10日以上、隠れている間、若い娘が強姦されるのを二~三回、見た。
◎数十人の若い娘を集めて、別の場所に連行、残りは銃殺されるのも見た。
◎更に3~4人の一歳も満たない赤ちゃんを、日本兵が面白がって、お尻から銃剣を刺して持ち上げ、拍手していた。その内、赤ちゃんが死んで、泣き止むと放り投げて捨てた。
◎暫くして元に住んでいた中和便が安全になったとの事で帰ると、また日本兵が押し入って、11歳の私を輪姦しようとした。祖父が必死に私を抱きしめ、守ろうとしましたが、日本兵が祖父の背中に銃剣を突き付け、殺そうとしました。私は、このままだと二人とも殺されると思い、祖父に「もう離して』と言い、私は日本兵に別室に連れていかれ、性器を殴打!
私は気を失い、気を戻したときは日本兵もいなくなり、祖父が泣きながら、私をさすったりしてくれましたが、長い間、立つ事もできませんでした。70年経って、今も座っていると立ち上がれません。祖父は私を藁山の中に隠してくれましたが、また日本兵がやって来て藁山に銃剣を刺していきました。でも隠れているのを見つかってしまい、対岸から銃を撃ってきました。慌てて川に飛び込んで隠れましたが、打ち終わって周囲を見ると40数人中、3人だけが助かっていました。村に逃げ損なった女性達10数人は強姦されていました。
私達-僅かの残った女性は短髪し男性を装おうと、日本兵は騙されたのか、重労働を強いました。でも逃げれば殺されます。また食料は全部、奪われました。
◎お願いします。もう、こんな悪い事はしないでください。
【証言2-5周成栄:南京戦当時-難民区漢中路の空き家】
◎日本軍が南京城入城。その内、3人の日本兵が我が家に押し入り「食料を出せ!花小娘を出せ!」と言ったが、父親が「ない。いない」と言うと連行して行った。
◎姉と私が父親を捜しに行ったが、既に周囲は死体だらけでした。私達は男の格好をして、裏道を通って、帰る途中、私は老婆に助けられましたが、姉とは離れ離れになりました。
◎ある日、一緒に住んでいた姉妹家族の部屋に日本兵3人が押し入り、その姉の方を強姦しようとして、必死で許しを乞いましたが、家族の前で輪姦されました。暫くすると、また別の日本兵が自転車でやって来て、また彼女を強姦しました。彼女は口から泡を吹いて、気を失ってしまいました。私の姉は、まだ若いので、父親と難民区に避難しました。
それでも日本兵が時々、押し入り、その度に壁の裏側に隠れました。
その内、男の人達が、沢山の腐乱した死体を片付けさせられていました。
日本では今も「南京大虐殺はなかった」という人がいると聞きます。本当に酷い事です。
今の日本の若者は、自分の御祖父さん達がやった事を直視すべきです。
【証言2-6夏瑞栄:南京戦当時-長江路、難民区の五台山小学校】
◎御祖父さんが日本兵の軍靴を聞いて、外の様子を覗きに行くと、日本兵に見つかり、日本兵に銃で撃たれ、銃剣で止めを刺され、死んでしまいました。
◎三日後、日本軍が来て五台山小学校に行くよう命令されました。それは南京入城式に我々が邪魔になるので、追い出されたとの事。五台山小学校に行く途中、妊婦等も含め、無残な死体ばかり。黒焦げに焼かれた死体も、たくさん見ました。
◎五台山小学校に辿り着いた翌日、男性は指ダコができているか等、身体検査を行い、トラックにぎゅうぎゅう詰めにして、連れ去れました。それは翌日も続き、誰一人、戻ってくる者はいませんでした。おそらく全員、銃殺されたと思われます。
◎五台山小学校で5日ほどすると、日本兵がジープで若い女性を毎日、拉致され、強姦されていました。
◎私達は、その内、自宅に戻りましたが、御爺さんの死体は、そのままでした。
そして相変わらず日本兵は、無理やり若い女性を強姦し捲くっていました。私も日本兵に捕まり、まだ子供だったので、苦力にさせられ、「女あさり-強姦」に連れ回されました。
◎私も、ある程度、大人になって鉄道員になりました。貨車の中には中国人の病人もいましたが、人体実験で殺した死体も見ました。ある日、爆弾を運ばされ、重たいのと、いつ爆破するかも分からない恐怖で下に置くと、いきなり足を斬りつけられました。
◎幸い命は助かりましたが、戦後、BC級裁判で、証人として出廷しました。
**************************************
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
0コメント