安倍政権の破滅的リスクと参議院選挙の展望(78)

《【虚像のアホノミクス】「賃上げ3年目、幅控えめ:一斉回答 ベア低水準」》

安倍政権が「経団連‐賃上げ要請」して3年目の2016年春の労使交渉は16日、自動車や電機など主要企業がベースアップに相当する賃金改善や一時金を組合側に一斉回答した。トヨタ自動車や日立製作所など主要メーカーが3年連続でベアを実施。ただ企業収益の先行きは不透明感が強く、大手の水準は軒並み昨年を下回る。非正規社員の待遇など格差是正に向けた取り組みは進むものの、低水準の賃上げは内需を喚起して経済を上向かせる循環に水を差しかねない。リーマン・ショック後の日本の産業界は賃上げに慎重な姿勢を示していたが、一昨年には安倍(独裁)総理の強い要請に応えて6年ぶりのベア実施が相次いだ。また昨年もトヨタ等が過去最高水準の回答に踏み切った。この安倍(独裁)総理の「経団連への賃上げ要請」は大企業であって「経団連加盟企業(約1300社)」の内に限るものであって、9割以上の中小企業への波及効果は極めて疑問だが、その取り組みの意義自体は理解できる。

16年春の交渉は新興国経済の失速や円高を背景に組合側が前年を下回る水準を要求。

経営側も前年実績の半分程度を回答する企業が相次いでいる。菅官房長官は16日午前の記者会見で「過去最高の収益を上げているところが多い訳だから、賃上げがシッカリ実現する事を期待している」と述べた。トヨタ自動車は16日、15年実績の月4千円を下回る同1500円のベアを労働組合に回答した。組合要求は3千円。一時金は基準内賃金の7.1カ月(昨年は6.8カ月)の要求に満額で応じた。豊田社長は労使の会合で「熟慮に熟慮を重ねた」「経営環境の潮目が変わった」と述べた。日産自動車は月3千円の組合要求に対して満額回答した。人材に投資する姿勢を示して従業員の士気を高める。昨年実績の5千円は下回った。電機業界では日立製作所やパナソニックなど大手5社が月3千円の要求に1500円を一斉回答した。円高で先行き不安が高まり、経営側に固定費増につながるベアへの慎重姿勢が強まった。労組も「経営環境の厳しさに配慮」(電機連合-有野正治委員長)して、昨年の半額の要求に留めた。東芝とシャープの労組は深刻な経営不振を受け、統一要求する枠組みから離脱した。造船重機では三菱重工業やIHIなど大手7社が月4千円の要求に対して1500円を回答。食品のキリンビールも月2千円のベア実施で労組と妥結した。ベア実施は15年ぶり。労組は月3千円を要求していた。今春の労使交渉では、組合側が非正規社員も含む賃金の底上げと格差是正を主要テーマに掲げた。経営側も非正規従業員の処遇を改善しようとする姿勢が目立つ。カルビーは契約社員のベアを3年連続で実施。今年は平均2%引き上げる。ゼンショーホールディングスはアルバイトやパートで約10万人の時給を4月から平均2%引き上げる。中小企業の労組も格差是正に動いた。

機械や金属など中小の労組約2400団体が加盟するものづくり産業労働組合(JAM)によると2月23日時点で462団体が平均4848円のベアを要求した。景況が厳しい中、労組の要求は一定水準を維持している。「中小メーカーの成長には人への投資が最重要だ」(JAM)としており、大手との格差是正がどこまで実現するかが焦点になる。(文責/管理者:民守 正義)

《【マスコミの歪】安倍の御用記者・田崎史郎が『ひるおび!』で「待機児童は人気の保育園に集中しているから」と政権擁護のデマ⇒放送法違反!》

またこの人か─。安倍応援団として名高い時事通信社解説委員の田崎史郎氏のことだ。

 15日放送の『ひるおび!』(TBS)で、「保育園落ちた日本死ね!!!」のブログに端を発した待機児童問題の話題になった際、コメンテーターとして出演した田崎氏は、こんな“トンデモ発言”を繰り出した。「気をつけなければいけないのは、これ今、政府が真剣に調べているんですね。東京都の(待機児童は)7814人ですか。その内の3割の方々は保育園の第1希望しか書いてないのですね。で、第2、第3、第4、第5……とやっていく訳ですけども、その第1希望になぜ集中しているかというと、良い小学校に入れるためには良い幼稚園、その前に良い保育園に入れなければいけない、その人気の保育園に集中していて、そこに入ろうとすると結果的に待機児童になってしまうと。という面もあるのですね」いったい何を言っているんだろうか、現実を知らな過ぎる‐この人は。というか何から何までトンデモ過ぎる。「入園希望者の3割が第一希望しか記入していない」のが事実だとしても、そもそも7割は複数を希望しても入園できていないのだ。また第一希望しか書いていない人達にしても、それは自宅と保育園の距離の関係で、最寄りの一箇所以外には事実上、通園が不可能なケースがあるためで、有名小学校のお受験とは何の関係もない。田崎氏は保育園不足をお受験問題と意図的に混同し、すり替えている。田崎氏は「保育園落ちた」の現実がどういうものなのか、解っているのか。愛知県名古屋市の40代のパート女性のこんなケースが、東京新聞で報じられている。〈娘が七カ月の頃からパートで働いていたが、常勤にしようと昨年十月、区に入園を申し込んだ。申込書には、第一希望から第六希望まで園名を書けるが、書き入れたのは近所の一園のみ。申し込みの際「昨年の状況からすると、入園できると思いますよ」と区役所の担当者から説明されたためだ。しかし年明けに入園できない事を知らせる通知が来て愕然とした。仕事の予定は変えられないため、週四日の時短勤務に変更。子どもは車で三十分ほど離れた認可保育園の一時保育に週三日預け、一日は母に来てもらっている。〉(東京新聞2015年12月18日付)

この田崎氏の“安倍政権のスポークスマン”ぶりは、特に昨年の「戦争法」の国会審議中には凄まじいものがあった。『ひるおび!』以外にも、連日のように『とくダネ!』『直撃LIVEグッディ!』『みんなのニュース』(フジテレビ)、『報道LIVEあさチャン!サタデー』(TBS)、『ウェークアップ!ぷらす』(読売テレビ)等の番組を梯子し“14年末の衆院選で安倍政権を選んだから安保法案は信任されている”“次世代の党等が賛成していたのだから強行採決ではない”等と一貫して世論形成に勤しんだ。こうした田崎氏の所業を知れば、今回の待機児童問題で「第一希望しか書いていないから入園できない」というような事実無根のデマを振りまいた事も納得できるだろう。今、待機児童問題は安倍(独裁)総理の国会での「匿名である以上、実際、起こっているか確認しようがない」という逆ギレ答弁や野党の質問中の与党議員らによる問題を取り上げる事自体を封じるようなヤジの数々に国民の憤りが爆発。一気に参院選に影響しかねない安倍政権の“急所”になった。田崎氏は『ひるおび!』でも待機児童問題が大きく世論を賑わしている状況について、フリップ内コメントで「(野党は)この問題は世論を引きつけている手応えを感じ嵩にかかってきている。やはり参院選を意識していると思う」等と述べ、政局的な動向に摩り替えて議論自体を矮小化しようとしていた。だが一つだけ言える事がある。待機児童問題は、田崎氏が狙うような、政局を見据えた政治家同士の駆け引きではない。実際、現在も多くの保護者の頭を悩ませ、入園できない児童を生み出し続けている喫緊の課題である事を、既に殆どの国民は理解している。そして、それは問題にまともに取り組もうとしない与党への怒りともに、御用ジャーナリストへの批判にも結びついている。事実、今回の田崎氏の『ひるおび!』での発言は、放送中からツイッターやSNSで「田崎という人の発言はおかしい」という多数の声がすぐさま上がった。それが国民の怒りの証明だ。

そして、その“怒り”が次に向かうのは、田崎氏が官邸や安倍(独裁)総理とベッタリである事を知りながら、政権を忖度して起用し続けるテレビ局だろう。

 国民は貴方達が思っているほどバカじゃない。田崎氏にも、安倍(独裁)総理にも、そうハッキリと言っておきたい。【管理者:私も、この番組を見ていたが、東京大学-瀬地山角教授(国際社会科学)という専門家もいるのに何も知らん田崎が横やりコメント(冒頭記載)して、瀬地教授がムッとしながら「それは違う!」とピシャリ!「田崎」もバツ悪く、ひんしゅくを買っていた。通常、専門家がいる場合「今日は専門家の方がおられるので、差し控えさせていただいたいと存じます」というのがインテリゲンチャの礼儀だ。そんなことも知らん安倍寿司友達の世間知らず・礼儀知らずに呆れた。それと、この「ひるおぴ」も酷い。3日間も連続で「北朝鮮脅威」を億測トークで垂れ流したり、犯行自白を翻した殺人事件の容疑者を犯人扱いで煽るトークも連日報道。番組自体が「安倍擁護ー放送法違反:偏向番組」だ!私は録画して、これはと思うものはBPO提訴できるようにしている。今、安倍政権批判の女性週刊誌が売れている事をチーフディレクターは戒めて認識すべきだ!】(リテラ/管理者部分編集)

<保育園落ちた騒動 ヤジ認めた平沢勝栄氏と疑惑2議員の釈明>

全国の母親を決起させている「保育園落ちた」騒動。怒りに火をつけたのが、安倍(独裁)総理の冷たい国会答弁と、働く母親をバカにした国会議員の「ヤジ」だ。民主党‐山尾志桜里議員が2月29日、予算委員会で「総理、『保育園落ちた日本死ね』というブログをご存じですか」と質問すると、議員席から一斉にヤジが飛んだ。「中身ある議論をしろ」「誰が書いたんだよ」「書いた本人を出せ」「やめろよ、やめろ」と汚いヤジで委員会室は騒然となり、最後は「うざ~い」と子育て中の母親をバカにするようなものも。少なくとも4~5人がヤジったようだ。いったい誰がヤジを飛ばしたのか。母親達はカンカンになっている。当初から「あいつが怪しい」と名指しされているのが、自民党の平沢勝栄議員、石原宏高議員、おおさか維新の足立康史議員の3人だ。平沢議員は、これ以上逃げ切れないと観念し、10日にヤジを飛ばした犯人だと認めた。但し出演したテレビ番組で「これ本当に女性が書いたのか」「日本語として汚い」「もっと、真っ当な方法で訴えてくれればよかった」と匿名ブログを書いた母親に難癖をつけている。全く反省していないようだ。さすがに選挙区の有権者が「落選させたいね」とネットに書き込んでいる。

残り2人、石原宏高議員と足立康史議員は、どうなのか。やっぱり平沢議員と同じようにヤジを飛ばしたのか。石原事務所はこう言う。「代議士本人は、山尾さんに対してヤジは飛ばしていないと言っています。総理が答弁した時、『そうだ』と応援の掛け声は、かけたそうです」普段からヤジが目立つ足立康史議員は、本人がこう言う。「僕がヤジを飛ばしたと、民主党‐山井議員が吹聴しているらしいけど、事実無根、ガセネタですよ。確かに僕はヤジの帝王ですが、あの日は維新の党の江田憲司議員をヤジると決めていた。あの日、ヤジは江田さん一人に絞った。だから山尾さんの質問中はヤジっていない。安倍総理からは、直接『足立さんのヤジは影響力がある』とほめられましたよ」「ヤジを誉められた」と胸を張るのもどうかと思うが、本人は否定している。となると、いったい誰がヤジを飛ばしたのか。こうなったら声紋鑑定でもなんでもして、犯人を特定させるべきだ。(日刊ゲンダイ)

<安倍(独裁)総理‐空手形の「待機児童ゼロ必ず実現」 >

安倍(独裁)総理は11日-参院本会議で、子どもを保育所に入れられなかった母親らが保育制度の充実を求め塩崎厚生労働相に提出した署名に関し、目を通したことを明らかにし「待機児童ゼロを必ず実現させる決意だ」と述べた。しかし「保育所」を「保健所」と言い間違える等、本気度の無さが露呈し、一時騒然とする一幕もあった。共産党-吉良佳子氏の質問に答えた。首相は署名について「子どもが生まれたのに保育所に預けられない、仕事を続けられないという大変な苦労、切実な思いが伝わる」と国民の反発‐打消し答弁に終始した。首相の言い間違いについて、吉良議員は「お父さん、御母さん達が、この問題を大変、切実に思っている事を分かっていないからこその言い間違いだ」と批判した。自民党‐稲田朋美政調会長は同日、政調会長の下に「待機児童問題等緊急対策チーム」を設置すると記者団に明らかにした。「3月末までに待機児童を解消するための課題を整理し提言をまとめる」としているが、「保育所不足」の根本問題は保育士・介護士の賃金・労働条件の低さにある事は常識なのに、早速の安倍(独裁)総理のポン知恵は「お国のために懸命に働く保育士・介護士に叙勲を与えたら(14日参議院予算委員会)」と、どこまで「福祉・社会保障等、生活関連政策」に音痴なのか、呆れてモノも言えない。

 署名は、子どもが保育園の入園審査に落ちた憤りを国にぶつけたインターネットの匿名ブログ記事が発端となって集められ、たったの四日間で2万7682人分が九日、民主党‐山尾議員の立ち合いの下、塩崎厚生労働大臣に提出された。(参考文献:東京新聞/文責:管理者-民守 正義)

【ご案内1】

[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める関西市民連合 街宣]

《日時》3月21日(月・祝)13時〜

《集合場所》@梅田ヨドバシカメラ前

《スピーカー》野党各党、ママの会、学者の会、SEALDs KANSAIメンバーなど

【ご案内2】

政治家に放送法の遵守を求める視聴者の会: 岸井さん応援署名に続く第二弾!

「【高市総務大臣「電波停止」発言に抗議する放送人の緊急アピール】を応援します」署名に賛同を!→https://goo.gl/TNskKX

 2/29にTBSの岸井さん・金平さんはじめ6人のジャーナリスト達が高市総務大臣の停波発言に抗議する記者会見を行いました。現役のキャスター達が、こうした会見をするのは、非常に勇気あることだと思います。これで他のジャーナリスト達も後に続くのか、政権のメディア圧力は異常だという声を大きくしていけるのかが今、問われています。ただ残念なことに、この会見を伝えるテレビニュースの多くは、短いものでした。報道ステーションもNEWS23も、短く伝えてコメントもありませんでした。これは視聴者が応援するしかありません。署名という目に見える形で、テレビ局に「高市発言はおかしい」という声をつきつけましょう。電波は、放送は、メディアは国民のものです。政府や、大臣や、総務省のものではありません。

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※2/29の会見で、岸井さん応援署名を岸井さんご本人が紹介してくれました!署名用紙も手に持って。その部分を書き起こしましたのでご覧ください↓https://goo.gl/O7blS

【ご案内3】

「沖縄に『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」

◎活動のご案内と寄付のお願い

 *詳しくは【サイト/[島ぐるみ会議]http://shimagurumi.org/】をご覧ください。

【ご案内4】[ナビラ募金への御協力のお願い]

パキスタンでの戦争やテロによって教育を受けられなくなったナビラさんの兄妹たちが、教育設備の充実したペシャワールの「Smart School等」で寄宿舎生活により教育を受けることができるよう「ナビラ募金」を起ち上げ、早急な支援を実施していくことといたしました。年間で二百万円ほどの資金が必要です。募金先は、三菱東京UFJ銀行赤坂見附支店、普通預金口座0280580「一般社団法人現代イスラム研究センターナビラ募金」。

問い合わせは当センター☎042(426)8280までお願いいたします。多くの皆様にご賛同頂き、ご協力を賜りたく思います。[一般社団法人 現代イスラム研究センター]

*なお「現代イスラムセンター」理事長 宮田律さんは「リベラル広場」にも友好関係で、以前も投稿していただき、イスラム諸国の平和立国としての日本の価値と非武装・非軍事援助の重要性を「戦争関連法」反対の中で力説しています。

【ご案内5】

ラッキィ池田さんと踊って憲法学んじゃおう!

日 時:2016年4月2日(土)午後3時~午後4時45分

(開場:午後2時30分)

会 場:大阪弁護士会館2階ホール(大阪市北区西天満1-12-5)

定 員:600名(事前申込制・先着順)

 (但し大人のみ、子どものみでのお申込みはできません。)

参加費:無料

大阪弁護士会主催 あすわか共催

お申し込みは、こちらから[http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0402.php]

【ご案内6】

[動画]「韓国人です。いっしょにハグしませんか?」と、京都で呼びかけてみたら…

[http://blog.goo.ne.jp/koube-69/e/004d86e724dc88b155bd1cadb25f8c3b]

ぜひ、ご覧ください。感動しますよ♪

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(民守 正義)