安倍政権の破滅的リスクと参議院選挙の展望(76)
《【マスコミの歪】「待機児童」問題も「共産党誹謗」に利用する産経新聞》
先月2月25日、はてな匿名ダイアリーに投稿されたブログ、「保育園落ちた日本死ね!!」は、大きな反響を呼んだ。2月29日、衆院予算委員会において、このブログを引用しながら待機児童問題の切実さを訴えた民主党-山尾志桜里議員に対し、安倍(独裁)総理は「匿名である以上、確認のしようがない」と発言。平沢勝栄議員ら自民党議員も「誰が書いたんだよ」、「ちゃんと本人出せよ」等の愚劣なヤジを飛ばした。匿名だと待機児童の現状について「確認のしようがない」ほど、頭が悪いのか、安倍(独裁)総理。厚生労働省が発表した待機児童の数は、2015年の4月時点で2万3167人―。前年比で1796人増え、5年ぶりの増加、7年連続の2万人越えだ。これが現実。お解り頂けたか?安倍(独裁)総理。確かにブログは匿名だが、それは事実の信頼性に傷がつくようなことではない。こうした統計データが存在することは事実だ。匿名の人が指摘しようと事実は事実.
安倍(独裁)総理の対応が極めて不誠実で、女性と子供に対して冷酷なものであったことは否めない。心ない野次を飛ばした平沢勝栄議員を始め、他の自民党議員にしても同じ。
人としての基本的思いやり、優しさが先ずない。「全ての女性が輝く国づくり」等という文言を一方では掲げながら「念願」として通そうとしている自民改憲草案には第24条など、女性を家に縛り、家父長制を基盤とした家制度への回帰を目指す文言で溢れている。
「少子化で現役世代の労働力が減ってきているので、お国のために女性も労働力として男性と同様にガンガン働いてもらうからね。でも少子化だから子供もバンバン生んでね。もちろん家事や育児や介護は、女性がやってね。日本の伝統だからね」という自民党の皆さんの魂胆、見え見えだ。でも安倍(独裁)総理、1万歩譲って女性が家事をやり、子供を生み育て、かつ外に働きにいくのを受け入れたとしても、それなら、なお一層、女性が子供を預けて外へ働きにいく保育所が必要になる。外へ働きに行けって、じゃ保育所に子供を預けないで、どうやって働きに出るのですか!? ただでさえ諸外国から見ればありえない日本の長時間労働下で、それでも育児や家事も担当しなければならないのであれば、保育所が不可欠じゃないか!凄くシンプルな話だ。そんなに難しい話ではないと思うが、何で、こんな簡単な話が解らないのか?できない事を、やらせようとするほど若い子育て世代の女性とその子供、その夫と、その親世代までをバカにしているのか?子育てをしながら葛藤し、働く同世代の多くの友人が怒りを感じているように、同じように「いい加減にしろよ」と思った人は沢山いたようだ。3月4日には、ブログに共感した市民が国会で抗議活動が行われ、署名サイト「Change.org」で集められた2万8205人分の署名が先述の山尾議員に提出されるに至った。この動きを受けて安倍(独裁)総理は3月11日、国民の反発が意外に多いのに驚いて急遽、待機児童解消に対し「具体的に取り組む」と決意だけは示した。この身変わりの早さ、何しろ選挙を数ヶ月後に控えての事だ。口先だけの安(独裁)総理だけに具体施策が出る事自体、ほぼ期待していないが(少なくとも安倍(独裁)総理は一方で「来年度修正協議に応じない」とも言っている)、それ以上に酷かったのは、この件を報じた産経新聞だ。3月9日、産経新聞は「共産も便乗?」とのタイトルで記事を発表、5日の国会前行動に参加した共産党の吉良佳子参院議員と田村智子参院議員をあげながら、この件に共産党が便乗しているかのように解説した。待機児童が7年連続で増加している現実も、保育士の給料や待遇が非常に悪い現状については、驚くほど全く触れていない。産経って「エセ保守だな」と、つくづく痛感する。保守ならば、自民族の子々孫々の繁栄を第一に考えるもの。合計特殊出生率が2.07(父と母の2人の間から子供が平均して約2人、生まれて人口が維持される水準の出生率の事)を維持できなければ、若年人口数はドンドン減っていくのだ。「中国が攻めてこなくても、北朝鮮がミサイルを撃ってこなくても、日本民族は消滅の危機に立たされるのだ。それを放置していて何が愛国だ、何が保守だ、何が伝統派だ、何がナショナリストだ、ぜーんぶ嘘だろ、産経」と言わざるを得ない。このように「産経」の「少子化・待機児童」問題の無知・無理解では未来の日本のために子育てする若いカップルを落胆っせ、細やかな希望を絶望に陥れ、むしろ逆に必死で日本人の子供を減らす方向へ誘導している訳だ。これが日本人のための愛国を気取る新聞なのか!? 最も「反日」的、「亡国」の「反日本民族」的な宣伝媒体ではないのか。今始まった事ではないが、産経新聞社からすると、全ての反自民を掲げる勢力、自民党やエセ保守的な価値観を嫌う人々は「共産党」という名前で纏められているようだ。
自分達の本質がグローバル資本の利益を代弁する「反日」的、「亡国」的プロパガンダであることを隠すために、攻撃目標が必要で、いつも便利に使われるのが「共産党」だというだけのことだろう。実に卑劣な新聞だ。2月29日、同紙に掲載された「安保法反対デモに見る若者の政治利用を憂う ナチス青少年部や紅衛兵にソックリではないか…」という記事です。ここではSEALDsやT-nsSOWLをナチの青年党になぞらえながら「共産党を始めとする野党に政治利用されている」との記述がされていた。SEALDsやT-nsSOWLが野党に動員されている事実関係を証明する記述は、もちろん一切ない。これではジャーナリズムとも言えない単なるザ・プロパガンダだが、近頃は度を超えて露骨に酷いものがある。
更に2月29日、勝俣恒久・元会長ら、東電元幹部3人が強制起訴された件に関しても、同紙は「東電元会長ら起訴-天災の刑事責任問えるか」との記事を掲載し「震災時の津波を予期する事ができなかった幹部らの起訴を批判する」論調で記している。しかし3月10日、海渡雄一弁護士が語るように、今回の起訴状では「元幹部らが事前に津波を予測しており、2008年6月の時点で防潮堤を建てる計画がありながら、握り潰した」事がハッキリと明らかにされている。こうした「真実」について、産経新聞は殆ど報じていない。海渡弁護士は「何度も司法記者クラブで説明したが記事にならなかった」と訴えた。産経の記者は、司法記者クラブに入っていながら何故、報じないのか?それは原発マネーによる広告費が欲しいからだろう。広告マネーの奴隷。そのためには真実なんて幾らでも犠牲にして、嘘八百の記事が書けるのだろう。安倍(独裁)総理応援団の産経新聞は「戦争大好き、原発も大好き」だが、原発大好きと戦争大好きは大きく矛盾する。産経は「原発と共生」等と肌が栗立つような気色悪い言葉で原発の再稼働政策を支持しているが、その原発が戦時に標的になることは全く「想定外」というノー天気ぶりだ。原発リスクと戦争リスクを同時に考えられない。これこそ究極の「お花畑」。他方で北朝鮮や中国による軍事的脅威を煽る同紙ですが、本当に日本の防衛や国土を案じるのであれば、先ず原発の再稼働を止め、廃炉と燃料の搬出を急ぎ、使用済み燃料も含めて、仮想敵の標的とならない山の中にでもしまい込む等「致命的急所」を敵の攻撃から隠すのが最優先だろう。ミサイルが一発、原発に撃ち込まれれば、日本が焦土と化すことは間違いない。いや「日本の原発を破壊するのに、ミサイルなど必要ない」と証言する元自衛官もいる。昨年2015年11月5日、元自衛官の末延隆成氏は「(原発の警備体制は)あまりにも緩すぎますね、ハッキリ言って。これは強行突入すれば、わけなく原子炉近くまで行けるという状況です」と発言し、原発を完全にテロや武力攻撃から防ぐ事の不可能性を指摘している。元自衛官の末延隆成氏への岩上さんによるインタビューは、「後方支援」のリアルや「トモダチ作戦」の裏側等が末延氏の実体験を通じて語られている。さてデタラメな記事を書いて何百万部も垂れ流す新聞が大きな顔をして記者クラブなどという、権力との馴れ合いのカルテルを作り、国民に毎日、毎日、薄っすら嘘の混じった(つまりは毒の)情報をのませていて、そういう媒体を大企業が巨額の広告費を払って支えている、そんな歪な日本の情報空間のあり方を、もういい加減に止めにしないか!?市民のために必要な真実の情報を、市民のスポンサードによって、市民のメディアが産直でお届けする、そういう独立メディアが必要だし、潰れてはいけないと思う。その意味でIWJのような独立系メディアが必要だ。(IWJ/管理者:部分編集)
《【腐蝕する安倍内閣1】政治資金、巡り疑惑数々:“汚水せん”林経産相の黒いカネ》
NHK番組で福島原発の汚染水を「汚水せん」と連呼し、大臣としての資質はもちろん、政治家としても落第点が付いた林幹雄経産相。だが国民をア然とさせる仰天事実はこれだけじゃない。10日の参院経産委で、林大臣の政治資金を巡る「多額の私物化」「脱税」「買収」の重大疑惑が追及されたのだ。民主党-安井美沙子参院議員は、林大臣が各々、代表を務める「自民党千葉県第10選挙区支部」と政治団体「大樹会」の政治資金収支報告書(2012~14年度)の使途を調査。するとクビを傾げたくなる支出が複数見つかったという。
とりわけ不可思議なのが、支部と団体の両組織から毎月、林大臣個人に「組織活動費」や「活動費」名目でカネが支払われていた事だ。確認できるだけで、3年間で実に計272万円余りを支出。安井議員が委員会で、このカネについて「雑所得として申告をされていたのか」と質問すると、林大臣は「所得申告はしてございません」と答弁した。支部が林大臣個人に対し12年に800万円、14年に850万円を各々「寄付」している事も不可解で、これについて林大臣は「心当たりがありません」と答えたからビックリだ。領収書には林大臣自身が書いたとみられるサインも残っている上、一度に1千万円近いカネを受け取りながら「覚えていない」とは、どういう金銭感覚なのか。これじゃあ、きちんと確定申告していたとは到底、思えない。政治資金の私物化だけでなく脱税の疑いだって出てくる。
“怪しい”支出はまだある。地元選挙区で頻繁に行われた会合の「飲食代」や「贈答品」の送り先だ。例えば14年12月23日付で、三越伊勢丹日本橋本店に「贈答品購入費」として計上された50万円について、安井議員は「商品券ではないか」と追及。林大臣は「中身に対しては細かくは覚えていません」とトボケていたが、選挙区内の有権者に飲食を振る舞ったり、商品券を配ったりしていれば公選法違反(買収)で即アウトだ。「林大臣は『見直すべきところがあれば当然、見直していきたい』と言っていたが、両手を後ろで組んだり指を動かしたりして終始、落ち着かない様子でした。答弁もシドロモドロで、よほど突っ込まれて困る事があったのでしょう」(委員会出席議員)安井議員が改めて、こう言う。「林大臣はノラリクラリ答弁していましたが、政治資金のいい加減な使い方に国民の目が向く事に意義があると思います」“口利きワイロ”疑惑で辞任した甘利前大臣といい、林大臣といい、経産相に就く自民党議員は皆、カネに汚い。(日刊ゲンダイ)
《【腐蝕する安倍内閣2】「違憲状態」の安倍(独裁)総理(FACE BOOK投稿から)》
「これが事実だとすると、日本は大変なレベルの首相を持っていることになる。国会、警察権、巡視船、来年度に振り仮名。小学六年生でも、このレベルの振り仮名はいらないのではないでしょうか」(元外務省国際情報局長・孫崎享氏2016-3-12ツイッター) 歴史修正主義者であり反知性主義者でもある右翼小児病(=アジア諸国に対して排外主義を掲げながら、米国には極端に追従する妄信的な極右のこと;作家・宮崎学氏の評)の安倍晋三違憲状態首相は、国会で低劣な野次を飛ばす、質問にはまともに答えられない、「保育所」と「保健所」を間違える、気に入らない相手には直ぐに激高する等々、その言動は、とても、まともな成人のものとは思えません。あたかも「バカ」と「ウンチ」しか言わなかった幼稚園児が、そのままで還暦を迎えたようです。安倍晋三違憲状態首相は、元々「成長」の「成」の字が書けない「ポツダム宣言」を知らない等々、その学力の低さが指摘されていましたが、ツイッターで「官僚の作成した首相の答弁書は、出てくる漢字にルビがふってある」ことが暴露されました。
◆孫崎享氏のツイッター(2016-3-12)には以下のように記されています。
安倍首相:(最近これがリツイートされていましたので)これが事実だとすると、日本は大変なレベルの首相を持っていることになる。国会、警察権、巡視船、来年度に振り仮名。小学六年生でも、このレベルの振り仮名はいらないのではないでしょうか。
◆「ガキの頃から“貴方は人の上に立つ人になるのよ”とかなんか言われて育ったカラッポ頭に、支配者然と振る舞われる地獄絵図。しかして実態はアメリカ様に媚び捲る勘違い酋長が、ただ単に国を売り飛ばしていく。やっぱり地獄絵図か。それでも支持してやまない連中も同罪だ」「これは個人攻撃だ。嫌でたまらない。誰かが書き残しておかなければならないから書いている」(ジャーナリスト・斎藤貴男氏2015-9-9日刊ゲンダイ「二極化・格差社会の真相」から)このような低レベルの方をトップに戴く国民は不幸です。一刻も早く政界から退陣してもらいましょう。
【ご案内1】
[安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める関西市民連合 街宣]
《日時》
3月21日(月・祝)13時〜@梅田ヨドバシカメラ前
《スピーカー》
野党各党、ママの会、学者の会、SEALDs KANSAIメンバーなど
【ご案内2】
政治家に放送法の遵守を求める視聴者の会: 岸井さん応援署名に続く第二弾!
「【高市総務大臣「電波停止」発言に抗議する放送人の緊急アピール】を応援します」署名に賛同を!→https://goo.gl/TNskKX
2/29にTBSの岸井さん・金平さんはじめ6人のジャーナリスト達が高市総務大臣の停波発言に抗議する記者会見を行いました。現役のキャスター達が、こうした会見をするのは、非常に勇気あることだと思います。これで他のジャーナリスト達も後に続くのか、政権のメディア圧力は異常だという声を大きくしていけるのかが今、問われています。ただ残念なことに、この会見を伝えるテレビニュースの多くは、短いものでした。報道ステーションもNEWS23も、短く伝えてコメントもありませんでした。これは視聴者が応援するしかありません。署名という目に見える形で、テレビ局に「高市発言はおかしい」という声をつきつけましょう。電波は、放送は、メディアは国民のものです。政府や、大臣や、総務省のものではありません。
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※2/29の会見で、岸井さん応援署名を岸井さんご本人が紹介してくれました!署名用紙も手に持って。その部分を書き起こしましたのでご覧ください↓https://goo.gl/O7blS
【ご案内3】
「沖縄に『建白書』を実現し未来を拓く島ぐるみ会議」
◎活動のご案内と寄付のお願い
*詳しくは【サイト/[島ぐるみ会議]http://shimagurumi.org/】をご覧ください。
【ご案内4】[ナビラ募金への御協力のお願い]
パキスタンでの戦争やテロによって教育を受けられなくなったナビラさんの兄妹たちが、教育設備の充実したペシャワールの「Smart School等」で寄宿舎生活により教育を受けることができるよう「ナビラ募金」を起ち上げ、早急な支援を実施していくことといたしました。年間で二百万円ほどの資金が必要です。募金先は、三菱東京UFJ銀行赤坂見附支店、普通預金口座0280580「一般社団法人現代イスラム研究センターナビラ募金」。
問い合わせは当センター☎042(426)8280までお願いいたします。多くの皆様にご賛同頂き、ご協力を賜りたく思います。[一般社団法人 現代イスラム研究センター]
*なお「現代イスラムセンター」理事長 宮田律さんは「リベラル広場」にも友好関係で、以前も投稿していただき、イスラム諸国の平和立国としての日本の価値と非武装・非軍事援助の重要性を「戦争関連法」反対の中で力説しています。
【ご案内5】
ラッキィ池田さんと踊って憲法学んじゃおう!
日 時:2016年4月2日(土)午後3時~午後4時45分
(開場:午後2時30分)
会 場:大阪弁護士会館2階ホール(大阪市北区西天満1-12-5)
定 員:600名(事前申込制・先着順)
(但し大人のみ、子どものみでのお申込みはできません。)
参加費:無料
大阪弁護士会主催 あすわか共催
お申し込みは、こちらから[http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0402.php]
【ご案内6】
[動画]「韓国人です。いっしょにハグしませんか?」と、京都で呼びかけてみたら…
[http://blog.goo.ne.jp/koube-69/e/004d86e724dc88b155bd1cadb25f8c3b]
ぜひ、ご覧ください。感動しますよ♪
【お願い】
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このままでは7月末には3千万円の大赤字の見通し!
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(民守 正義)
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