リベラル勢力総結集で政権交代!(267)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《【彷徨の鉱山】ダモクレスの鉱山-旧足尾銅山と松木村跡/木村聡(フォトジャーナリスト)》
 常に危機にさらされた状況のたとえ「ダモクレスの剣」。
 玉座の上に吊るされたその「剣」のごとく、
 日本の廃鉱山は抱えたリスクを今に突きつける。
 現在進行形の足尾鉱害の歴史は、未来に継げるのか。

 その渓谷の村には「鍰(からみ)」の山を抜けて行かなければならない。
 金偏の漢字だから金属に関する物事と想像できるが、正体が銅の製錬過程で生じた尋常ならざる量のゴミ、ようは産業廃棄物の山だと知ると、渡良瀬川源流部という大自然の懐での散策は、俄然“社会科見学”の様相を帯びる。鍰が見下ろす村には何もない。
 とっくの昔の明治後期に人が去り、松木村は廃村になった。村の入り口で迎えてくれるのは黒ずみ傾いた墓石だけ。見渡せば、岩肌が剥き出しになり樹木もなく、無惨に禿げ上がった山々が連なる。広がるこの荒涼とした風景は、驚いたことに1世紀前の廃村当時とほぼ変わらないのだという。明治に入って有望鉱脈が次々、発見され、足尾(栃木県日光市)は「東洋一の大銅山」と称され栄える。一方、製錬所から北に約3kmの松木村は、銅山から発生する亜硫酸ガスを浴び続けていた。墓石が黒いのも、山林が枯れ死したのも、人が故郷を棄てたのも、全て鉱毒ガスがもたらした汚染の末路である。そして長い年月を要しても再生しない自然。国を挙げて近代化に邁進した社会は、これだけ深刻な環境破壊をもたらす鉱害に蒙昧すぎた。人が消えた村には更に大量の鍰が運び込まれる。

 鉛や亜鉛、カドミウムなど有毒物質を含む廃棄物。足尾には松木の他にも鍰を野積みした「堆積場」は十数カ所あるが、木々を失った山の土壌は崩れやすく、過去何度か、その一部が崩落している。東日本大震災時にも地滑りが起こって、鍰が流下した渡良瀬川の水質には基準値を上回る鉛が検出された。銅山開発が引き起こした公害「足尾鉱毒事件」は終わっていない。渡良瀬川流域に重大な被害を与えた汚染物質は、足尾銅山が閉山した1973年以降も出続けている。古河機械金属(旧古河鉱業)は銅生産という本業が停止しても尚、堆積場と浸透水を管理し、閉じた坑道から延々、染み出す鉱毒水のため、設置した中才浄水場での無害化処理を繰り返す。休廃止された金属鉱山は日本各地に5000以上ある。それらは足尾銅山同様、閉山で鉱毒が消えた訳ではない。現在、国の鉱毒防止事業によって鉱毒対策を実施する廃鉱山はおよそ100カ所。いつ襲われるかもしれない鉱毒の脅威は密かに国中に存在し続けている。100年の荒廃、半永久的に続けざるをえない汚染浄化。突きつけられた終わりなき鉱毒問題の現在を、足尾では際立って思い知ることができる。足尾鉱毒事件が世の耳目を集めるようになるのは、渡良瀬川下流での田中正造らを中心にした農民運動だ。強制退去させられた谷中村(栃木県)の悲劇は広く知られるが、しかし松木村は、それより4年も早く廃村になっていた。「田中正造に興味ある人が、たまに上流まで来るぐらい。ここは足尾銅山観光ぐらいしかないから」そんな声さえ聞く足尾の町。坑道や選鉱所等、あまたの産業遺構がありながら、足尾は国指定史跡や国登録有形文化財が少ない。足尾銅山は2008年に世界遺産の国内暫定リスト入りを目指したが、候補地から外れた。「光と影の両方を伝える事が重要。今回は古河も協力してくれています。前回踏んだ轍は踏まない」(「足尾銅山の世界遺産登録を推進する会」神山勝次会長)栃木県と日光市は、足尾銅山の世界遺産登録に向けて再び国に提案する方針だ。地元は史跡や文化財の整備を進めるが、難題は各建造物の老朽化と、古河側が解体撤去したり、非公開にする施設が多いこと。そこで異彩を放つのは遺産群の中で一つだけ現役での稼働を強いられる中才浄水場である。足尾の価値は近代産業の記念碑という以上に、社会問題化した公害と、その向き合い方にこそあるだろう。
 正と負の遺産が同時進行する場所なんて、やはり世界でも稀。直近に登録された世界遺産でいうなら、長崎の教会遺構に今も迫害を受ける“隠れキリシタン”がいるようなものだ。
「古河さんは見せたくない部分なんでね、協力に名を連ねても大分、壊しています。昔の優しさがあればいいんだけど」企業城下町時代の繁栄を懐かしんで町民が話す。
 だが、きっと難題を解決してくれるはず。そうじゃなければ日本が真先に世界に残すべき場所が、一生、世界遺産になれないままになる。(週刊金曜日)


《【不良武器の爆買い】「安倍」がトランプに1兆2千億円で大量購入約束「F35戦闘機」に欠陥か! 日本でも米でも墜落、米監査院が問題視》

 世界に嘲笑されるような過剰接待を繰り広げたトランプ来日。しかも、その成果とやらは、トランプ自身が明かしたように“農産物の関税大幅引き下げ交渉を参院選後まで引き延ばす”というシロモノで、如何に安倍(外交音痴)首相が国民を舐めきっているかが露呈させる形となった。だが安倍(外交音痴)首相がトランプ大統領に媚びへつらう一方、国民の生活を苦境に追い込もうとしているのは、貿易問題だけではない。それは、武器の大量購入問題だ。
 27日の首脳会談後、トランプ大統領は満足げにこう語った。「日本は米国の防衛装備の最大の買い手となった。新たなF35ステルス戦闘機を105機購入すると発表した。米国の同盟国のなかで日本がもっともF35を保有することになる」
 日本がアメリカから105機もの“爆買い”を約束しているF35Aの価格は、一機あたり100億円以上。このお買い上げにより、約1兆2000億円を超える予算を注ぎ込むのだという。
 また、F35Bも42機を取得予定だ。更にトランプ大統領にセールスされるがまま導入を決めたイージス・アショアは関連費用含め2基で2350億円と発表されているが、実際には〈基地建設費等も含めれば8000億円近くに達する見込み〉という。
 こうした爆買いによって、アメリカからの有償軍事援助(FMS)による兵器購入契約の額は2012年度が1381億円だったのに対し、安倍政権下でドンドンと膨らみ続け、2018年度は5倍もの6917億円にまで増加。昨年末に閣議決定された「中期防衛力整備計画」では、2019から2023年度に調達する防衛装備品等の総額は、なんと約27兆4700億円程度と過去最高水準に達した。昨年9月の国連総会出席後の締め括り記者会見で、トランプ大統領は「私が『日本は我々の思いを受け入れなければならない。巨額の貿易赤字は嫌だ』と言うと、日本は凄い量の防衛装備品を買うことになった」と得意気に語ったが、武器の大量買いの原資は言うまでもなく国民の血税である。更に問題なのは、購入した武器のローンだ。2019年度の防衛費は過去最大5兆2574億円だが、アメリカから買い上げた兵器と国産装備品を合わせると、そのローン残高は2019年度で5兆3000億円を超える。つまり過去最大を更新し続けている年間の防衛予算よりも、ローン残高の方が大きくなっているのだ。貿易問題を交渉力によって打開するのではなく武器の大量購入でお茶を濁す─。しかも、これで農産物や自動車の関税問題を解決できているわけではなく、トランプ大統領が今回の来日で述べたように、参院選が終わればトランプが喜ぶ結果を出さざるを得なくなってしまった。結局、過剰接待の成果とは、参院選後に関税大幅引き下げという先延ばし工作でしかなく、党利党略のために国民の税金を使い、借金を増やしてまで大量の武器購入がなされるのだ。もう一つ、忘れてはならない問題がある。それはF35の安全性の問題だ。今年4月9日、航空自衛隊三沢基地に配備されていたF35Aが、青森県沖で墜落した。F35の墜落事故は、B型機が昨年9月にアメリカで起こっており、今回の日本での事故は2例目。搭乗していた細見彰里3佐は依然行方不明のままだ。

<アメリカの政府機関も「F35は深刻な欠陥を抱えている」と危険を指摘>

 これまでもF35を巡っては安全性に疑問が投げかけられてきたが、そんな中、米政府監査院(GAO)は4月にF35についての報告書を公表。そこでは“F35は深刻な欠陥を抱えている”と指摘されているのだ。東京新聞5月23日付け記事によると、報告書では「危機的で安全性や重要な性能を危険に晒す」というカテゴリーに分類される欠陥が、昨年版の報告書で指摘された111件の内13件が未解決だとし、運用試験が始まった昨年12月以降も新たに4件が判明。
〈コックピットの画面がフリーズし、ソフトウエア修正のため運用試験開始が遅れた〉や〈明かりの少ない夜間飛行でヘルメット装着型のディスプレーが不鮮明になる〉等と具体例が報告されており、記事では〈パイロットの生命維持装置(LSS)の問題も、未解決の欠陥だ〉と指摘。酸素欠乏など身体に問題が起きた事例が実に35件も発生しているというが、〈政府やメーカー、医師による調査チームが発足したが、原因を特定できていない〉としている。GAOは「今後数年解決しない問題もある」というのだ。
 また5月に公表された昨年9月の米海兵隊F35Bの墜落事故についての報告書では、更に昨年4月の開発試験終了時点で900以上の欠陥があり、今も800以上も欠陥が残っていると指摘されている。暫く解決しない深刻な欠陥を抱えているとアメリカの政府機関が公表しているものを、1兆円以上も注ぎ込んで計147機も取得する─。しかも安倍(外交音痴)首相は墜落事故直後に行われた4月の首脳会談でも、事故の問題を取り上げる事無く、むしろF35Aの105機購入をトランプ大統領に改めて約束したのである。
 国民の税金投入と自衛隊員の身の安全の確保等、まるでお構いなし。
 だが、それも安倍(外交音痴)首相にとっては当然の話だ。

<安全性おかまいなし、先制攻撃できる玩具がほしい安倍(外交音痴)首相>

 先日、安倍(外交音痴)首相は「サイバー攻撃を受けただけで武力行使可能」と「先制侵略攻撃答弁」を行ったばかりだが、安倍(外交音痴)首相の本音は、とにかく「屁理屈を、こねても先制攻撃ができるようにしたい」ということだ。そして、その象徴が、防衛大綱と中期防衛力整備計画で明記された、海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を改修して事実上「空母化」する問題だ。この「空母化」の話は、そもそも「F35Bの導入が始まりだった」と防衛省幹部が証言を行っている。なし崩しに専守防衛の否定、先制攻撃の容認を進めたい安倍(戦争)首相には、トランプ大統領による「バイ・アメリカン」のセールスは、貿易赤字の問題以前に、まさに意に適ったものでもあるのだ。そんなに武器を買う金があるなら、安倍(戦争)首相自身が「国難」と呼ぶ少子高齢化問題等に投じるべきところであるが、メディアに跋扈する安倍応援団は「安倍外交の成功」等と喧伝している。
 しかし、その外交の実態は、交渉によって国益を守るどころか、「選挙後」への先延ばしと引き換えにまんまと売り渡し、国民の税金を使って「戦争のできる国づくり」に着々と歩みを進めているだけ。NHK-岩田さんよ!一体、これのどこが「安倍外交の成功」だというのだろうか。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)


《【引き裂かれた大地】南京大虐殺-証言集》

<南京城付近等の「南京大虐殺」-中国民間人の証言>

【証言2-1「中国民間人-薫義洪:南京戦当時-太平門外・北部山西路難民区】
◎日本軍が来たとき、既に南京は占領されていた。太平門辺りの大通りには、沢山の死体があり、流れた血で玄武湖の水が赤くなっていた。日本軍は死体を処理しやすいように、木に吊るしたり、肥溜めに嵌められたり、非常に残虐だった。
◎ある日、日本兵が我が家に押し入り、父と三番目の叔父が連行された。
◎日本兵は毎日、「クーニャンと卵あさり」に来て、現に30代の女性が、強姦されて死んでいた。村人たちも「強姦は、いつもあるもの」と受け止めていた。
◎半年くらいして難民区から自宅に戻ったが、相変わらず太平門辺りは死体がいっぱいで、更に生き残った良民証を持たない中国人をロープで縛って、機関銃で一斉掃射していた。
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(民守 正義)