リベラル勢力総結集で政権交代!(263)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【改憲騒乱】世論への働きかけ強める改憲派/高田健(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会共同代表)》
2020年改訂憲法施行という安倍らの改憲スケジュールは窮地に陥りつつある。
しかし首相は改憲発議を諦めてはいない。夏の参院選での改憲問題の争点化も狙い、「改めて国民世論を呼び覚まし、新しい時代に即した憲法改正に向けて道筋をつける」と協調、広報戦略の強化に取り組もうとしている。自民党改憲推進本部はインターネットでの発信や講演による啓発活動等の取り組みを強化する一方、「全国に289ある衆院小選挙区の支部毎に憲法改正推進本部を設置し、改憲の国民投票に向けた世論を喚起するため、(日本会議など極右改憲勢力と連携し)民間団体による連絡会議の設立」を進めるという。
この間の首相発言には、この「世論喚起」の取り組みを意識してか、改憲問題で、かなり踏み込んだ主張が目立っている。施政方針演説では「憲法は、国の理想を語るもの、次の時代への道標だ。子や孫の世代のために、日本をどのような国にしていくのか。大きな歴史の転換点にあたって、この国の未来をしっかりと示していく。国会の憲法審査会の場において、各党の議論が深められることを期待する」と述べ、行政府の長が立法府の議論に指図するのは憲法99条違反だという野党等の指摘を無視して改憲論議の活性化を呼びかけた。
安倍(改憲)首相は代表質問に立った自民党の二階俊博幹事長の質問に答える形で、内閣総理大臣としては異例の改憲発言をした。少し長くなるが引用しておきたい。
先ず災害出動やPKO等の自衛隊活動を礼賛した後、「自衛隊は、かつては厳しい目で見られた時代もあった。それでも、歯を食いしばり、ただひたすらに職務を全うしてきた。
今や、国民の約9割は、敬意を持って自衛隊を認めている」とし、それでも憲法に自衛隊を書き込む理由として、「しかし近年の調査でも、自衛隊は合憲と言い切る憲法学者は2割に留まる。『君達は憲法違反かもしれないが、何かあれば命を張ってくれ』というのは、余りにも無責任ではないか。多くの教科書に、自衛隊の合憲性には議論がある旨の記述がある。
その教科書で自衛隊員の御子さん達も学んでいる。更には今尚、自衛隊に関する謂れなき批判や反対運動、自治体による非協力的な対応といった状況があるのも事実」等と殊更、挑発的な主張をした。そして「例えば自衛官の募集は市町村の事務だが、一部の自治体はその実施を拒否し、受験票の受理さえも行なっていない。また防衛大臣からの要請にも関わらず、全体の6割以上の自治体から、自衛隊員募集に必要となる所要の強力が得られていない」と強圧的に自治体行政を批判、「このような状況に終止符を打つためにも、自衛隊の存在を憲法上明確に位置づけることが必要」と強調。「国民のため命を賭して任務を遂行する隊員諸君の正当性を明文化し、明確化する事は、国防の根幹に関わる事」というのだ。このような憲法学者と教科書や地方自治体への、虚実ないまぜにした情緒的な批判キャンペーンで憲法に自衛隊を書き込むという首相の議論はあまりにも底が浅すぎる。憲法9条に自衛隊を書き込むということは、日本国憲法9条の“国際紛争を解決する手段としての武力の放棄”の立場から、「国際紛争を解決する手段としての武力の保持」を正当化する立場への180度の転換だ。
よく使われる「1ミリたりとも変わらない」等というのは大嘘だ。安倍(改憲)首相は改憲派が両院で3分の2を持っている千載一遇の機会の、この国会状況で、あわよくば改憲の発議をしたいと、なりふり構わぬキャンペーンに出てきた。その意味で「衆参ダブル選挙」は考え辛い。(基本文献-週刊金曜日/管理者:部分編集)
《【差別「優性社会」】障害もつ3歳・帰れぬ自宅-いつでも退院できるのに…》
虐待を受けた疑いで入院したが、親や施設など受け入れ先がなく、「社会的入院」を余儀なくされた障害児らは少なくない。児童虐待の相談件数が増え続ける中、親が育てられない障害児も急増しているが、里親など受け皿となる社会的養護の体制は依然として不十分なままだ。
<育児放棄-生後から病院>
「ほら、シャボン玉がいくよ」。看護師が吹いた無数の虹色の水泡がかすめ、空に舞い上がると、3歳の男児、よっちゃん(仮名)は手足を、ばたつかせながら笑顔で歓声を上げた。
四肢等に障害がある男の子で、親のネグレクトのため関東地方の病院に2年以上社会的入院をしている。生まれてから病院でしか暮らしたことがない。障害はあるが、今は、医療的ケアは殆ど必要なく、いつでも退院できる。だが両親が会いに来るのは数カ月に1度程度。病院側も愛着が持てるように看護師が作った写真入りの成長記録を見せたり、受け入れられるよう子育て支援を紹介したりするが、退院の話になると両親は話題を変え、帰ってしまうという。この病院で迎えた2回の誕生日にも来ることはなかった。
よっちゃんは看護師達が誕生日会を開いたり、休日に子連れで遊びに来たりして親代わりになって育ててきた。ベビーカーでお散歩に行くことも。だが相手をしてもらえない時は、独りベッドで寂しげに泣いている。「ごめんね、待っていてね」看護師達も切ない。
親身に接したおかげで予想以上に身体機能が回復し、表情も豊かになった。
話しかけられるとよっちゃんはクリクリした大きな目で相手を見つめ、よく笑う。
だが、看護師は悔しそうにこう話す。「病院は子供の育つ場所じゃない。こんな無機質な空間で、可能性を潰して欲しくない」
<虐待リスク高く>
ネグレクトされたよっちゃんのように、障害が親の虐待を招くケースは少なくない。
障害児の受け皿となっている全国492の障害児入所施設を対象に心身障害児総合医療療育センターが2016年に調べたところ、入所児童の約3割に相当する2840人の障害児が虐待を受けたか疑いがあり、少なくとも5割以上に虐待を受ける前から障害等があったという。
虐待の種類ではネグレクトが65%で最も多く、虐待の要因としては障害や病気が半数を超えていた。調査した米山明・同センター外来療育部長は「障害児など育てるのに手がかかる子供の親は、心身ともに追い詰められ、虐待を起こしやすい」と分析する。
一般に虐待や親に養育する能力がない場合、自治体の判断で、障害の程度に応じて障害児らは病院や家庭から障害児入所施設や児童養護施設に移る事が多い。厚生労働省の調査でも、全国の児童養護施設の児童に占める障害児の割合は13年が28.5%で、15年前の3倍にまで増えている。障害児入所施設は社会的養護の受け皿の一つとなっているが、多くの施設は大部屋になっている。米山部長は「職員の配置基準を見直し、子供が育つ場として家庭の居室に近いユニットケアにしたりするなど改善すべきだ」と話す。
一方、「障害のある子供を養子に出したい」という親の相談も増えている。
静岡大の白井千晶教授(家族社会学)が、ダウン症である事を理由にした養子縁組相談47件を調べたところ▽夫が障害のある子の誕生を受け入れていない▽子供の世話をしているのが母親だけ。周囲から責められているように感じている▽母親が鬱状態で追い詰められている―事が判明した。白井氏は「日本は『母親なら子供のために全てを捧げる』という母性愛規範が強すぎる。妊娠や出産は自己責任で、育てる責任から逃れられないと思われている」と指摘する。民間の養子あっせん機関によると、頑なに障害児を拒否する親がいる一方、なぜ育てることができないのか丁寧に聞き取るうちに育てる決意をする親も多いという。
長年相談にあたってきた養子あっせん機関「アクロスジャパン」の小川多鶴代表は「生みの親が養子に出そうとするのは、社会が障害児を受け入れていないから。国は出生率の上昇を目指すが、都合のいい子ばかりが生まれるわけではない。障害児でも親がきちんと育てられる社会の整備が必要だ」と話す。
<里親養育-体制作り急務>
「お母さん、牛乳」「甘えんと自分で注ぎなさい」。学校から帰ったおやつの時間。
居間でテレビを見ながらくつろぐダウン症の9歳はるきさん(仮名)と、森永和美さん(55)はどこから見ても普通の親子だ。和美さんは障害児等を養育できる専門里親だ。
子供が授からず、長男(19)と次男(15)も特別養子縁組で赤ちゃんの時から育てている。8年前にはるきさんを迎えた。養親仲間がダウン症児を育てていたのを見て、「そんなに大変そうじゃなかった。ダウン症はゆっくり育つから、体力落ちてきた私でも、なんとかなるやろと思って」と笑う。弟を兄2人は可愛がった。ある日、長男の友達が遊びに来て、はるきさんを見て「この子どうしたん」と尋ねた。次男が「もらってきてん。僕らも、もらわれてきてん」と言うと、友人は驚いて「可哀そうや」と繰り返した。
暫く黙っていた長男が怒って言い返した。「僕ら、可哀そうやない。もらわれてこなかった方が可哀そうなんや」。長男は普段、養子であることを話したがらなかっただけに、和美さんは「そんなふうに思っていてくれたんや」とほろりとした。就学前は週3回、療育に通い、オムツが取れるのも遅かった。成長はゆっくりだが、人懐こい、はるきさんは同級生とも隔てなく遊ぶ。「障害児でも健常児でも子育ての楽しさは一緒。まだまだ養子や里親は知られていないけれど、こんな家族もあると知ってほしい」厚労省によると、虐待等で親が育てられず社会的養護が必要な子供は4万7776人(13年)。厚労省は、有識者検討会が17年に取りまとめた「新しい社会的養育ビジョン」に基づき家庭養育優先を掲げ、施設から里親委託への施策の転換を図った。だが、約3割に当たる1万3569人の障害児の内、里親等で家庭養育を受けられるのは9%とみられ、目標の75%にほど遠い。また和美さんのように障害児の家庭養育の担い手として期待される専門里親は、里親全体の6%の702人に留まっている。
日本女子大の林浩康教授(社会福祉学)は「障害児にこそ、細やかにケアできる家庭養育が必要だ。米国のような里親のリクルートから支援までを包括的に行う専門機関を作る等、里親養育の支援体制が求められている」と話す。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
《【引き裂かれた大地】南京大虐殺-証言集》
<中国民間人の証言>
【証言2-2「劉永與-中国人民間人:南京戦当時-中華門から国際安全区内大方巷、揚子江岸、中山埠頭】
◎我々は、日本軍が攻め込んで来るというので、元国民党軍幹部の家に隠れた。
◎しかし遂に日本兵が入ってきて、私と弟が銃で引き出された。外に出ると既に20数人の若者が集められていて、連行されようとしている。行きたくない素振りを見せた者は、銃剣で突き殺された。そして日本人通訳が「皇軍の軍艦が下関(揚子江)に荷物を降ろすから、手伝いに来なさい」と言われ4~5千人が移動する事になった。途中、幾つもの死体の山が道を塞いでいて、揚子江に投げ捨てた。暫くして日本兵が私達に機関銃で一斉射撃。
あっという間に死体の山。呻き声が聞こえると、銃剣で止めを刺していった。
◎私は死体の中で、死んだふりをしていましたが、数日後にバレて、日本軍の駐屯地に連行され、炊事や洗濯等をさせられた。ここに40数日、働かされたが、恐ろしかったのは毎日毎日、南京郊外の女性達を連れ込んで、強姦し捲くっていた事です。
◎ある日、ようやく日本軍から腕章を貰い、家に帰る事を許された。九死に一生だった。
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(民守 正義)
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