リベラル勢力総結集で政権交代!(260)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【非正規雇用-具体事案】オートバックスFC店を提訴!「休職規定なし」は非正規差別か-労働契約法20条を問う》
「休職規定がないから解雇というのは非正規差別だ」─。カー用品販売の最大手「オートバックス」のフランチャイズ(FC)店で、アルバイトとして長年働いてきた男性従業員が、労働契約法20条違反などを問う裁判に訴えた。
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「正規・非正規の差別をなくしてほしい。1947年に創業したオートバックス・ブランドが傷つくことを本社は望むのか」3月19日の提訴後、東京・霞が関の厚生労働省記者クラブで会見した田島丈史さん(52歳)はそう訴えた。田島さんはオートバックス加平インター店(東京都足立区青井)に勤務していた。経営するのは、全国に597店舗を展開する㈱オートバックスセブン(本部・東京都江東区豊洲、小林喜夫巳代表取締役社長)とフランチャイズ契約を結ぶ㈱ファナス(森下勤社長、本社機能事務所・東京都葛飾区東新小岩)で、同社は加平インター店など東京都内に5店舗を持つ。田島さんは2005年に派遣労働者としてファナスに入社し、車のオーディオ機器などの接客販売を担当。
以後、直接雇用となって1年間の有期雇用契約をこれまで13回にわたり更新してきた。
訴状によると、ベテラン社員である田島さんに対し、当時の同僚への金銭貸借問題をきっかけに、15年4月頃から会社側による嫌がらせが始まったという。新たに就任した店長は田島さんだけ朝礼に参加させず、ロッカーを与えず、「1時間早く仕事を終えろ」と命じ、正社員からは「お前みたいなクズ」等の暴言を吐かれたという。田島さんは同年9月、1人でも加入できる労働組合「首都圏青年ユニオン」に加入した。「階段下で一人、こっそりと朝礼を聞いていました。それでも我慢して、認められるには実績を上げるしかないと歯を食いしばって頑張りました」と田島さん。加平インター店には30人近くの従業員(内、約半数が非正規)がいるが、田島さんは15年に月間売上が正社員も含めて5カ月間トップとなり、年間で3位に。16年には6か月間トップで、年間売上も3位。
オートバックス全体でも東日本でトップになったこともあったという。
しかし、その頑張りをよそに日常的に続く会社側のパワーハラスメントによって田島さんの体調は徐々に悪化。18年5月に「不安障害」と診断され、「1カ月の自宅療養が必要」とのドクターストップがかかったことから、休職に入った。また、同年5月22日には、労働契約法18条に基づき、有期雇用から無期雇用への転換を会社に申し込んだ。
いわゆる「無期転換権」は有期労働契約が更新されて通算5年を超えた労働者が申し込める権利で、会社側はこれを拒むことができない。田島さんは療養中ながら、6月末から首都圏青年ユニオンと共に団体交渉での話し合いによる解決をめざした。
同年11月28日には「リハビリ出勤」を認める診断書が出たため、これを会社に提出。
田島さんは約半年ぶりに職場復帰ができるはずだった。ところが11月30日に会社は「アルバイトには休職規定がなく、病気欠勤が続いていたので」等として田島さんを一方的に解雇した。田島さんは有期雇用契約の期間中で、19年4月からは期間の定めのない「無期雇用」となるはずだった。従って、この解雇は「無期転換逃れ」ともなる。「ファナスでは、正社員にある休職規定が非正規労働者にはない。これ自体が正規と非正規の不合理な差別的扱いを禁じた労働契約法20条に反する。また業務に起因した病気療養中の一方的な解雇は労働基準法19条にも反する」田島さんの訴訟代理人である笹山尚人弁護士と今泉義竜弁護士(いずれも東京法律事務所)は、そのように述べ、「解雇は無効である」とする。また解雇のみならず、ファナスでは正規と非正規の労働条件について、次のような格差があった。
▼正社員に支給される「達成手当」「家族手当」「決算賞与」等が非正規労働者には支給されない。
▼正社員に保障される「私傷病休職期間」(6カ月~2年)が、非正規労働者には保障されない。有給による病気休暇も付与されない。
▼正社員には慶弔休暇、生理休暇、育児休暇等の特別休暇が付与されるが、非正規労働者にはない。
この内、手当について田島さんはこう説明する。「月1万円から2万円の達成手当は正規・非正規の販売実績を合わせて、その月の売上目標を達成した場合に支給されますが、その手当を支給されるのは正社員のみ。売上額が店舗で1位になったとしても僕には支給されない。
決算賞与も同じです」訴状では、これら待遇の相違も「労働契約法20条が禁止する不合理な格差にあたる」とし、解雇無効の確認だけでなく、ファナスに対して未払い賃金や慰謝料等も請求している。オートバックスセブンによれば、国内597店舗の内8割近くに当たる466店舗がファナスと同様のフランチャイズ契約を結んでいる。
最低水準の労働条件で経営せざるを得ないFC店と、高いロイヤリティを取る本部の歪な関係は、コンビニ等でも久しく問われている社会問題だ。オートバックスセブン本部は、「非正規差別」を指摘されるFC店の労働条件についてどう考えるのか。「FC店に対しては法令に従い、労働法等の遵守を求めていますが、個別の条件等は各FC店にお任せしています。ただ、もしそれが法令違反に当たる場合は指導の対象になります」(オートバックスセブンIR・広報部)しかし今回訴えられたファナスについて聞くと「訴訟の内容を把握していない」とし「裁判になっているので、仮定の質問にはお答えできない」と口を閉ざす。
田島さんが加盟する首都圏青年ユニオンでもオートバックスセブンに申し入れをしたが「返事もない」(原田仁希執行委員長)状態だという。「法令遵守」を求められるのは契約相手のフランチャイズ店だけではないだろう。社会的には本部も共同責任を免れまい。
田島さんは本部の姿勢についてこう話す。「多くの人が『この会社(ファナス)にくるまでは、オートバックスが好きだった』と言って辞めていった。同じ看板を掲げている以上、ブランドを守るべきオートバックス(本部)はきちんと調査・指導すべきだが、それをせずにブランドを与えているのは裏切り行為ではないのか。1人でも多くの人が立ち上がる契機になるよう、ファナスの行為を明らかにし、本部の姿勢も告発したい」
田島さんは最後に、こう訴えた。「オートバックスは象、僕みたいなアリは簡単に潰される。でも間違った事はしていない。数字は正規・非正規に関係ない。正当に、公平に評価すべきだ。憲法13条には個人の尊厳が定められている。一人一人の尊厳を踏み躙るような行為をやめ、差別を無くしてほしい」(基本文献-週刊金曜日/管理者:部分編集)
《【「令和」フィバー考】「大日本帝国時代に戻ったつもりですか」“浮かれた”メディアの罪/放送大教授-原武史さん》
怒っている。カンカンである。放送大教授、原武史さん(56)。令和のスタートを奉祝ムードたっぷりに報じた主要メディアの「令和フィーバー」に、である。
「象徴天皇制の課題を検証せず、浮かれるだけでいいのか。貴方方メディアは大日本帝国時代と同じです」。どういうことか?叱られつつ、原さんに問うた。
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<令和スタート、記者は叱られた>
取材相手に、叱られることはある。こちらの勉強不足だったり、的外れな質問をしたり。
大抵は、記者の体面を考えてくれてなのか、ソフトな叱責が殆どだ。
それでも令和の時代の最初の取材、これほど激しく怒られるとは思っていなかった。
「一体、貴方方はどうしてしまったのか。『令和改元』の報道、あれは一体何ですか。大日本帝国時代にでも戻ったつもりなのか」待ち合わせた東京・神保町の薄暗い喫茶店で、原さんは大きな目を更にギョロリと光らせながら、記者を待ち構えていた。
静かな店内で、原さんの、押し殺した声が重く響く。平成の終わり、令和の始まり。
「令和」とプリントされた揃いのTシャツを着た若者が、あちこちで「改元カウントダウン」に雄叫びを上げ、動物園ではアシカに筆で「令和」と書かせ、「令和」商戦が過熱し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に改元を報じる新聞号外を手にした人々の写真が溢れた。「改元礼賛」あるいは「令和フィーバー」とも言える人々の熱狂のウラには何があるのか?天皇制に詳しく、3月に象徴天皇制のあり方を考えた「平成の終焉」を出したばかりの原さんの考えを聞こうとしたら開口一番、記者を激しく叱るのだ。
<昭和・平成の改元報道を見よ>
「なぜ熱狂したかって?あのね。テレビをはじめとする主要メディアが煽ったからに決まっているじゃないですか。特に改元・代替わりの前後、NHKはじめ各テレビ局は酷かった。昭和の終わりと大違いです」原さんは学究生活に入る前、僅かな間だが日本経済新聞の社会部記者だった過去がある。「1987年に入社し、その年の9月に昭和天皇の病気が見つかって宮内庁担当になって。1年ほどで辞めたけど、昭和の終えんと平成の始まりはよく覚えています。あの時もメディアは大騒ぎだったが、今と中身が違う。昭和天皇の戦争責任を問うテレビ番組があったし、天皇制について左派の歴史学者、色川大吉さんと右派の評論家、故・江藤淳さんとの討論を放映したり。天皇礼賛以外の評価もある、ということを報道がきちんと示していた。今回はどうか?礼賛一辺倒ではないですか」
改元と代替わりを前向きに評価するのはいい。ならば平成の時代から積み残されたままの、天皇を巡る課題も報じる事が報道機関の役割ではないか、という問いである。
<「美談」だけで良いのか>
例えば上皇、上皇后両陛下が熱心に繰り返してきた地方訪問である。高齢にも関わらず、全国津々浦々に足を運び、住民に語りかける。記者も東日本大震災後、三陸地方の仮設住宅で暮らす被災者が「陛下がウチの前に来られて、こう腰をかがめられて…」と目に涙を浮かべる姿を実際に見てきた。「政府や国会を介さずに、地方訪問によって、天皇、皇后が国民との直接的なつながりを強めてきたのが平成という時代です。しかし、それは憲法に規定された『国事行為』に含まれない。憲法の枠を越え、こうした『公的行為』を歯止めなく拡大させてきた訳です。地方訪問の度、厳しい警備が敷かれ、交通は規制され、市民生活に少なからぬ影響が出る。警察関係者も大変な緊張を強いられるでしょう。こうした事をどう見るか。『主要報道機関の検証はなかった』といっていい」 退位についての上皇の「おことば」(2016年8月8日)も「憲法を骨抜きにする恐れがある、という視点は、どこに行ったのか」と重ねて問うのだ。「憲法上、天皇に国政の権能がないのはご存じの通りです。なのに『おことば』として天皇が国民に語りかけることによって政治を動かし、退位特例法が成立した。天皇の高齢化という課題を政治が放置してきたという問題はあるが、憲法の国民主権の原則を逸脱した、という認識が、国民にもジャーナリズムにもなさ過ぎます」
<海外主要メディアの直球勝負>
一方で、原さんには欧米の主要な報道機関の取材が相次いだ。「どこも日本のメディアを見ていては分からない疑問を、率直にぶつけてくるのです。『皇室典範で、皇統は男系男子に限られる、とあるが、これは日本社会に見られる女性差別を象徴するものだ。それなのに日本の女性がなぜ黙っているのか』とか。英国の公共放送BBCも、日本のメディアが取り上げない天皇制に反対する人々の運動もきちんと取り上げています。例え少数意見でも、異論の存在があることを示すことが民主主義の原則だ、という考え方があるのでしょう」
英国の王室は人気があるが、笑いや風刺の対象にもなるし、メディアも王室の問題をタブーなく論じる。原さんによると、ロンドンでは、エリザベス女王そっくりの人形まで売っているらしい。「英国の王室が、こうした商売に口を出すことも考えられません。これだけでも日本では考えられない光景です。日本の宮内庁?さて、どうですかね」 かつて、宮内庁から名指しで、その言説を批判された事もある原さん、すっかり苦り切っている。
<皇居周辺で感じた「波風立てるな」の空気>
それにしてもだ。何故、日本では天皇制のあり方について語ること、問題を考えることが、これほど憚られる様な空気があるのか?「僕も主要テレビ局の知人がいますが、やはり波風を立てたくない、批判されたくない、という空気があるらしい」
「昭和天皇の時代と違い、今は国民の多くが天皇や皇室を支持している。故に批判は無用だと考えているのでは」と問うと原さんはこう続けた。「それは国民の『空気』を追認するだけの、言論機関に値しない行為です。ただ…」新天皇即位後、初の一般参賀があった4日。原さんは皇居前広場周辺の人波を見に行った。辺りの道路は通行止め。
当然、車は通らない。ならば、と道路を横断しかけた原さんに、近くの警察官が「あっちの横断歩道まで回れ」と怒鳴った。「車は通らないのに、なぜ遠くの横断歩道なのか。警官は『上にそう言われている』の一点張り。不合理なことでも黙っていろ、秩序を乱すな、波風を立てるな、と。そんな空気を、あの日の『皇居周辺』で感じたのは事実です」
<報道機関の本分って>
原さんが振り返る。敗戦後、占領期には皇居前広場では昼休みの勤め人が野球に興じた。
一時は皇居を開放すべきかどうかも議論され、昭和天皇の時代には天皇の戦争責任も論じられた。「それなのに、日本の報道機関は本分を忘れたのか、こと天皇や皇室の問題については、批判はもとより、議論しないことが当たり前になって…。国の形や憲法は変わっても、心の奥は今も大日本帝国臣民、と言ったら過ぎるでしょうか。『令和フィーバー』に浮かれるだけなら、報道の存在意義はない。主要メディアこそ、タブーを恐れず、象徴天皇とは一体何なのか、国民的議論を巻き起こすべきではないですか」
怒りの色は少しだけ和らいでいたけれど、今度は憂いが原さんの顔を覆うのであった。
我が身を顧みればどうだっただろうか。ムードに怯んだり「空気」を読んだりして、問題を直視しなかった事はなかっただろうか。自問を続けている。しかし自問するのは原さんだけでいいのだろうか?貴方も-、貴方も-。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
《【引き裂かれた大地】南京大虐殺-証言集》
<日本兵の証言>
【証言4「澤村次郎-南京戦当時:第16師団歩兵第33聯隊第3大隊】
◎ソ連国境ハイラルで実践的な毒ガス教育を受けた。
◎上海の呉宅というところへ、海軍が激しく一晩中、艦砲射撃。敵が大方、いなくなったのを確認して上陸、行軍を行った。行軍では村に火を付け回った。食料は全て現地調達。
◎中国軍-女子兵士の死体は、面白がって、素っ裸にした。
◎南京城壁には、まだ中国兵がいて、男は皆、何百人かも分からない人数を倉庫に詰め込んだ。そして5~6人づつ、倉庫から出して埠頭に逃げる中国兵を機銃掃射して殺した。
◎撃たれた中国兵は揚子江に飛び込んで、あっという間に川は血で真っ赤になった。
◎「南京大虐殺」というのは、揚子江埠頭を走らせて機関銃で撃ち殺したり、倉庫ごと火を付けて、何百人も焼き殺したり。全部、総合したら何千-何万という事になるやろ。
◎中国兵でない者も、たくさん殺した。だから、もう処分しきれないほどだった。
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①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
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(民守 正義)
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