リベラル勢力総結集で政権交代!(250)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【「令和」負の面】新元号礼賛のプロパガンダで隠された「負の歴史」》
世の中が新しい元号「令和」ブームに沸いている。各種の世論調査で7割前後の人が「好感が持てる」と回答。出典となった万葉集にも注目が集まり、関連本の増刷も相次ぐ。
だが、そんな「礼賛一辺倒」に疑問を投げ掛ける人もいる。
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「いやあ、参りましたよ」。東京大学史料編纂所の本郷和人教授は開口一番、こう言って頭を抱えた。テレビの歴史バラエティーやクイズ番組で、分かりやすく楽しい解説で人気の教授が何に「参った」のか。新元号が発表された翌2日のこと。テレビ朝日の情報番組に出演し、「令」の字の「悪口」を言ったことで、ツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で猛批判され、胃の痛む日々を過ごしているという。
そんな思いをしてまで、口を開いたのは何故か。「僕がテレビに出てバカやっているのは、歴史学の面白さを少しでも多くの人に分かってもらうため。学界と皆さんを繋いで、研究の成果を分かりやすく伝える人間が必要だと考えているからです。そんな僕が今回、元号の問題に目を瞑って『政府万歳』ってやったら、曲学阿世と言われても仕方ない。さすがに、それはできないなあと思いました」曲学阿世─。「学を曲げて世にへつらう」の意。
学問の真理に背いて時代の好みに阿り、世間に気に入られるような説を唱える事を言う。
「研究者にとって一番の恥だ」と本郷さんは断言する。さて「令和」である。この元号を評価しない理由を改めて聞いた。候補となった6案の中で相応しくない漢字は「令」の字だけだという。「一度、漢和辞典を引いてごらん」と本郷さん。「大漢語林」を繰った。
令の項には①命ずる。いいつける。法令等を発布する。「命令」②詔。君主の命令。「勅令」③則。掟。法令。布告書。「律令」…と続く。安倍(反動)首相は発表当日の自民党役員会で「令はいい意味」と説明したが、「よい」の意味が出てくるのは6番目だ。
「令和を『order and peace』と訳した海外メディアがありました。それに対して外務省が『Beautiful Harmony』と伝えるよう在外公館に指示したそうですが、漢字の意味からすれば、その解釈には無理がある。安倍首相は、憲法9条を拡大解釈している現状が嫌だから改憲したいと言うならば、元号も拡大解釈はやめるべきです。ダブルスタンダードの極みですよ。安倍さんの周りには誰も『令という字は良くないですよ』という人はいなかったのですかねえ」令嬢、令息、令夫人は令を「良い」の意味で使った熟語だが、本郷さんが令を使った熟語で先ず思い浮かべたのが「令色」であり「巧言令色鮮矣仁(巧言令色、鮮し仁)」だ。
「論語」に出てくる孔子の言葉で「巧みな言葉を用い、表情を取り繕って人に気に入られようとする者には、仁の心が欠けている」という意味だ。「孔子にとって一番大切な概念が仁。今の言葉で言えば愛です。その仁に一番遠いのが巧言令色。言い換えれば、忖度です。」本郷さんは「令旨(りょうじ)」という言葉を挙げて、令は皇太子に付き物の漢字でもあると解説してくれた。「令旨とは、皇太子の命令を言います。学問的に見れば、令という字の付いた天皇なんて、皇太子殿下に失礼ではないですか」。
平安時代の高級貴族は政所という私的な役所を持つことを許され、役人に荘園の経営や管理を任せた。そのトップを令という。「家令という言葉がありますが、令は律令に規定のある役人であり、使用人です。それを元号に入れるとは」本郷さんは自身を「日本の伝統文化が大好きな愛国者だ」と言う。「元号を国書から選ぶことは構わないし、国民が選んだなら民主主義なので文句を言いません。だけども、候補を公に示さず『これに決まりました』と。その中に令という字が入っている。これでは、政府は国民に何かを下す存在だと思われても仕方がない。黄櫨染(こうろぜん)のように天皇陛下だけが着られる色があるように、上に立つ人には、それに相応しい字がある。安倍首相に皇太子殿下を侮辱しようという意図があったとは思いませんが、周りの学者は何をしているのかと。気がついていないなら学者として失格だし、気がついていて言わないなら、それこそ最大の忖度ですよ」
<歌集は格下、戦争利用の過去も>
万葉集の研究者も喜んでばかりではない。青山学院大の小松靖彦教授は、万葉集を出典としたことは「意外だった」と言う。何故なら「万葉集が編まれた7~8世紀には、中国文化圏に由来する厳然とした書物の序列があった」から。一番上は、仏教や儒教、道教の経典、次に律令等の法典、そして時の政権の正当性を説明する日本書紀等の歴史書、その下に政治の担い手である教養人が文章や詩を作る時に手本にする漢詩文集。歌集は、それよりも格下だ。
「元号が国書から選ばれるかもしれないと言われても、古事記や日本書紀からと思っていました」そして「万葉集が注目されるのは嬉しいですが、戦争で利用されたという歴史もきちんと知っておかなくてはいけない」と言う。先ず万葉集の成り立ちとその魅力を解説してくれた。『舒明天皇に始まり、聖武天皇に至るまでの皇統の歴史を描こうとしたものであり、天皇のための古代の理想像の歌集です。けれども一つ一つの歌には歌集の意図を超える力がある。それは古代人が洗練して作り上げた詩であると思っています。言葉を磨きに磨いた末に、文学の持つ力に気がついた、その時代に生きた人々の大事な証言です。人間が生きていく、そのどこか根本的なところに触れるような調べがある。そこが最大の魅力だと思います』」次に小松さんは「かつて万葉集が戦争に利用されたという歴史に、今日、あまり触れられていない」事を危惧する。万葉集の歌風は「勇壮な男子」を意味する「ますらをぶり」が特色とされているが、「当時の貴族か官僚にしか使わない表現です。例えば兵士である防人には、自分の事を『ますらを』等と、恐れ多くて絶対に言えないという意識が当時はありました。」ところが、時代が下り、幕末の倒幕派の志士達が、この言葉を使い始めた。
「彼らは身分が低いので、自分達の事を『侍』や『もののふ(武士)』と名乗るのに抵抗があったようです。彼らは万葉集に古代の天皇中心の理想的国家像を見て、天皇に忠誠心を持つ勇壮な男性は『ますらお』だと。自ら、そう名乗り、自分達の行動に意味を与えようとしたのです。以後、この精神は徐々に浸透し、日清、日露戦争を経て、太平洋戦争下で一気に広まりました」例えば、楽曲「海ゆかば」は万葉集巻十八の大伴家持の長歌から引用されている。
海行かば 水漬く屍(みづくかばね)
山行かば 草生す屍(くさむすかばね)
大君の 辺にこそ死なめ
かへりみはせじ
「満州事変(1931年)後に万葉集が小学校の教科書に載るようになりました。『海ゆかば』の曲は楽曲としては優れたものですが、これを胸に死んでいった人達が沢山いた事を忘れてはならない」と小松さん。戦中「万葉の精神で」や「醜(しこ)の御盾となって」という言葉も飛び交った。「万葉集をどう享受し継承していくか、それは今を生きる私達にかかっています」「永和」には、こうした「負」の部分もしっかり見つめて、認識を改める必要がある。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
《【勝つまで「都構想」】再住民投票:自公容認は「民意」無視の自己保身》
とんでもない掌返しだろう。大阪府の自公が、これまで猛反対してきた大阪都構想の住民投票実施を容認したことだ。11日に自民党府連会長に就いた渡嘉敷奈緒美衆院議員は「(4月のダブル選の)民意を受けて住民投票は賛成したい」とか言っていたが、何をか、いわんやではないか。再度の住民投票実施について、これまで自民府連はホームページで「30億円以上の税金がかかる」と猛批判。「今更、聞けない大阪都構想」との特設サイトでは「都構想のコストは1500億円」「大阪市は市民サービスが削減される」と指摘し、大阪公明と足並みを揃えて維新を批判してきた。それなのに一転して「住民投票かまへんよ」というのだからムチャクチャだ。自公は大阪府知事・市長のダブル選での敗北を受け、「民意を尊重」とか言っているらしいが、沖縄では国政選挙も県民投票の結果もガン無視しているクセによくぞ言えたもの。大体、維新は「叩けばホコリが出る」と言われているダーティー政党だ。
実際、吉村前市長の「消えた寄付金300万円」「“出所不明”の借入金100万円」が報じれおり、疑惑は全く晴れていないのだ。松井現大阪市長と「籠池氏との闇金銭授受」も爆弾疑惑状態のままだ。政治資金に詳しい神戸学院大教授の上脇博之氏は「政治資金問題から見える『維新の正体』」と題したブログで様々な疑惑を追及。
「維新」の党本部や業界団体と、議員の政治団体間でなされた金銭の授受計約1.6億円が、収支報告書に「不記載」だった可能性を指摘している。「維新は堺市の竹山修身前市長の政治資金問題を追及しています。確かに竹山氏はパーティー券収入等を収支報告書に記載せず、問題がありますが、私が調べたところ、維新議員にも同様の疑いが生じました。自らの疑惑を晴らさず、竹山氏のみ追及するのは、ダブルスタンダードと取られても仕方ありません。反維新の『民意』が根強いにも関わらず、大阪自公が態度を軟化させた原因は、(維新の)松井代表に次期衆院選での対決姿勢を示されたからでしょう。これは『民意』の無視であり、大阪自公は政党としての存在意義を疑われても仕方ありません」(上脇博之氏)
そもそも「大阪府知事・大阪市長ダブル選挙」も、管理者は「安倍-松井」内密の「『維新』に勝たせて改憲勢力維持」で実は「『小西大阪府知事候補』も『柳本大阪市長候補』も捨て玉」だった事は、管理者が「裏ネタ確認(自民党大阪府連筋)」している。
結局は「大阪では自民党は弱小政党。この際は都構想も含めて『維新さん、どうぞ』で改憲勢力2/3以上、維持」という「安倍戦略」が背景にある事を忘れてはならない。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守 正義)
《シリーズ:ワンポイント「双極性障害」》
【ワンポイント2】
◎前回【ワンポイント1】でも触れたが、躁状態には「電話やメールを昼夜、架け捲る」とか「妙に明るい」だけでなく「攻撃性が強まる(暴言を吐く)」等もある。
現に私のクライアント経験で、精神科医とも一定、連携していたが「中度の鬱病」としか聞いていなかった。しかし「双極性障害」だったようで、その「躁状態」が激しくなり、私にも聞くに堪えない暴言を吐くようになった。そして他人紹介で、一年契約で入職したものの、二週間足らずで解雇。解雇理由は、明らかに本人主張には正当性が無いが、自分の非を一切、口にせずに会社へ「金銭要求」する事を言い出し、その内容も「反社会的行為」を伴うものだったので、直ちにカウンセリング関係を断ち切り、精神科医に通報し、強制入院となった(措置入院)。この臨床経験は多少、極端かもしれないが、躁状態になると「治らないのは藪医者」だとか「カウンセラーの無知・未熟」を暴言的に批判する事も多い。
なお特に、反社会的行為に及ぶ恐れがあると思われる場合は、放置するのでなく、警察官通報や地域精神保健センター等関係機関への通報・相談しなければならない。(産業カウンセラー:民守 正義)
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《講演討論集会:なんとかならんか-この日本!?》
◎主催:同集会実行委員会
●連絡先:オール関西「平和と共生」
(📠06-6607-6409/mail【ak.pnc2015@gmail.com】)
◎2019年5月26日(日)午後6時30分~8時30分(開場午後6時)
◎場所:エルおおさか本館6階・大会議室(大阪市中央区北浜東3-14)
●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m)
◎講師:松尾 匡さん(立命大学経済学部教授)
◎資料代:800円
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)

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