リベラル勢力総結集で政権交代!(239)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【「改悪-入管法」】消えぬ不安の声:場当たり政策が生む「悲劇」》
外国人労働者の受け入れ拡大を目的にした改悪入管法が4月1日、施行され早速、今後5年間で34万人以上の増加を見込む外国人と共に暮らすための法制度や社会の準備は本当に整っているのか。長く日本で生活しながら差別的な扱いに苦しむ外国人と、支援者からは不安の声が聞こえる。
**************************************
判決が言い渡された瞬間、傍聴席に座っていた神奈川県在住の原告、ガセミ・ファラハッドさん(17)=イラン国籍=は頭を抱えてうつむき、暫くの間、動かなかった。
「ショックでした。自分達をイジメているようにしか思えません」。父はイラン人、母や日系ボリビア人。日本で生まれ育ち、両親の母語は挨拶程度しか話せない。
6歳の時に出された「退去強制令書」の無効確認等を求めて東京地裁に提訴したが、2月28日、清水知恵子裁判長は全ての請求を退ける判決を言い渡した。父セイフォラさん(50)は仕事を求めて1992年に入国し、リリアナさん(50)と出会い結婚。
ファラハッドさんは2002年に生まれた。セイフォラさんが08年にオーバーステイで逮捕されたことから、家族3人に09年、退去強制令書が出された。ファラハッドさんは現在まで、在留許可はないが身柄拘束を受けない「仮放免」の状態で、日本人と同じ教育を受けてきた。
今回の判決で、非正規滞在という不安定な身分が変わらないまま、高校3年の春を迎えた。
進学を希望するが、滞在資格のない外国人を受け入れてくれる大学が、どれだけあるのか分からない。「将来の見通しが立ちません」と不安を口にする。
判決を不服として東京高裁へ控訴した。父のセイフォラさんの自宅には、窓際に息子が小学校に入学する前、家族3人で水族館を訪れた時の記念写真が飾られている。
セイフォラさんは言う。「家族3人が一緒に暮らせる場所は日本しかないのです」セイフォラさんはイスラム教徒で、リリアナさんはキリスト教徒。イランでは同じイスラム教徒でもシーア派とスンニ派の男女が結婚することはあり得ない。イランの法律では、リリアナさんは改宗を強いられ、信仰を持たない息子もイスラム教徒にならなければいけないという。
東京地裁判決では、ファラハッドさんが言葉や生活習慣の上でも日本での生活に馴染んでいる事等から、日本での滞在が認められなければ、「重大な損害を生ずる恐れ」があると認めている。更に6歳から現在までオーバーステイが続いていることについても「原告に責任があるということはできない」としている。ところが結論になると、ファラハッドさんへの在留特別許可を認めない国の判断は、「裁量権の範囲内」で「適法」との論法だ。
この判決を傍聴したジャーナリストの安田浩一さんは言う。「今、入管法を改正して『外国人労働者ウエルカム』と言っている国の素顔が、これです。国家の都合で、現実に日本で根を張っている人を追い出そうとしている。全く矛盾しています」。
近著「団地と移民」でも、外国人差別や人権問題について書き続けている安田さん。
セイフォラさんが来日した92年まで、イランと日本の間で相互ビザ免除の仕組みがあった事を指摘し、こう説明する。「当時は中小・零細企業がイラン人の労働力に依存しており、なくてはならない存在になっていました。働くイラン人が週末、情報交換のため都内の公園等に沢山、集まっていた光景を覚えている人も多いのではないでしょうか。
イラン人労働者を政府は実質的に容認していたのです」ところがバブルが崩壊すると、社会に排外主義の空気が膨らみ始めた。これを背景にイラン人に退去を促す方針が強化されたという。一方、90年に日系人の入国条件が緩和され、ブラジル等からの労働者が増えていった。「お母さんのリリアナさんが日系人として来日したのが94年です。
まさに日本の場当たり的な政策によってガセミさん一家のような家庭が生まれた。
その夫婦の間の子供が、今になって出て行けと言われる。日本社会を象徴するような話ではないですか」セイフォラさんは、日本で自動車整備工として働いた職場や、普段の生活の中で差別を受けたこともあったが、リリアナさんと出会い、「慣れない日本で助け合って暮らしてきました」と振り返る。判決を読むと、日本に来た外国人は、滞在資格によっては「恋愛」や「結婚」も許されないのかと思えてくる。「それは日本で現実に起きていることです」と安田さん。これまで取材してきた外国人技能実習生の中には、相手の国籍を問わず「恋愛禁止」「結婚禁止」が職場の就業規則に明文化されているケースがあったという。「まるで中学生の生徒手帳ですが、これを20代、30代の外国人に強いているのです。
中にはこんな表現もありました。『妊娠を引き起こす行為を禁止する』。外国人向けの就業規則なら、こんなことを書いても構わない、と思っているわけです」。
外国人労働者受け入れのための新しい制度が始まる一方、各地の入管施設では、オーバーステイの外国人の長期収容が常態化。昨年7月末時点の全国の収容者1309人の内54%が半年以上の長期に亙る。外国人労働者の支援に取り組む弁護士らによると、07年以降に入管施設で自殺したり、病死したりした外国人は18年までに13人。医師の診察を満足に受けられないなど医療環境の劣悪さを訴える被収容者も少なくない。
水戸地裁では現在、東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で14年に病死したカメルーン人男性(当時43歳)を巡る国家賠償請求訴訟の審理が進んでいる。
本国の母親が提訴した。訴状によると、男性はセンター内で診察を受けた際、糖尿病であることが確認されていた。14年2月から痛みを訴えるようになり、3月下旬に死亡。
前夜から英語で「死にそうだ」等と訴えている様子が、センターの監視映像で確認され、証拠保全されている。男性はベッドから落ちても、そのまま放置され、朝になって心配停止の状態で職員が発見。病院に運ばれたが死亡が確認された。原告代理人の児玉晃一弁護士は「入管側には救護義務がある。床の上を転げ回り、苦痛を叫んでいる男性の映像を誰が見ていたのか、直接部屋に行って男性の状態を確認したのか、国は責任を持って明らかにすべきだ」と話す。個々の外国人の人権を尊重せずに「安価な労働力」か「治安対策の対象」としか見られないような社会が、繁栄を享受できるはずもない。
前出の安田さんは言う。「日本という国は、外国人を受け入れることを許していい国なのか。その資格がこの社会にあるのか、と考えることもあります。ですが同時に、様々な国にルーツを持つ人が暮らすのは、この社会にとっていい事だとも思っている。
メディアも『可哀そうな外国人の物語』として報じるのではなく、私達の社会の問題なのだという事を忘れないようにしなければいけない」(毎日新聞/管理者:部分編集)
《【「天皇」への官邸圧力】「皆さんとともに日本国憲法を守る」から「憲法にのっとり」に:背景に安倍による取り込みと官邸の圧力》
5月1日朝、即位した徳仁天皇が「即位後朝見の儀」の「お言葉」で、憲法の尊重に言及した。「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法に則り、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たす事を誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします」日本国憲法は、天皇に憲法を尊重し擁護する義務を課しており、明仁上皇も天皇即位の際、「即位後朝見の儀」の「お言葉」で「皆さんと共に日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、」と宣言をしていた。そう考えれば今回も憲法を尊重する言葉があるのは当り前なのだが、しかし、その“当り前”に一部で安堵の声が上がっている。というのも、この間、安倍政権が「新天皇のお言葉」から憲法の下りを削除しようと圧力をかけているとの情報が流れていたからだ。宮内庁担当記者が語る。
「天皇陛下は、上皇陛下の姿勢を受け継ぎ、同じように日本国憲法を守ることを宣言する姿勢を見せており、上皇陛下もそれを強く望まれていました。ところが、官邸は『新しい時代にふさわしいお言葉を』と、暗に護憲色を抑えることを宮内庁に求めていたようです。官邸の代理人とも言われる警察官僚出身の西村泰彦次長が、東宮を通じて陛下を説得したという情報も流れましたし、この間、宮内庁内部でお言葉を巡って鬩ぎ合いがあった事は間違いない」しかし実際に発せられた「お言葉」には「世界の平和と国民の幸せを願われ、いかなる時も国民と苦楽を共に」など、上皇の姿勢を讃える言葉が、ふんだんに盛り込まれ「憲法に則り」という文言もあった。そのため「新天皇が安倍政権の圧力を押し返した」「平和と民主主義を守る上皇陛下の姿勢を引き継ぐ事を力強く宣言された」という評価になったらしい。だが、この「お言葉」、本当に、そう楽観できるものなのだろうか。
というのも明仁上皇の国民に寄り添う姿勢を受け継ぐ決意がきちんと盛り込まれている一方で、「憲法」への言及は明らかに弱くなっているからだ。明仁上皇の天皇即位の際の「お言葉」は前述したように、「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」というものだった。ところが、今回の徳仁天皇の場合は「憲法に則って」と言っただけ。明仁天皇の国民と同じ目線に立った護憲の決意はなくなり、「日本国憲法」も「憲法」に省略されていた。ベテラン皇室ジャーナリストはこう分析する。
「率直に言って、あのお言葉には、妥協の印象を強く受けますね。上皇陛下の業績を最大限に讃え、その姿勢を受け継ぐことは押し通すことができたものの、憲法のところでは安倍政権に配慮し、必要最小限に留められたんじゃないでしょうか。実際、官邸側から見ると、あの表現なら御の字。この間の働きかけが実ったと喜んでいるはずです」
そう、今回のお言葉は、新天皇が官邸の働きかけに屈した結果、とも読み取れるのだ。
<安倍が元号決定前、新天皇に最終6案を伝えていた!憲法違反の可能性>
実際、明仁天皇の戦後民主主義や憲法を守る姿勢を嫌い、陰に陽に圧力をかけてきた安倍(反動)首相だが、生前退位が決まってからは、ターゲットを新天皇になる徳仁皇太子に移し、この間、しきりに取り込み工作を展開してきた。極めつきが2月22日、3月29日、4月8日と3度に亙る皇太子との面会だろう。総理大臣が天皇に国内外の情勢を報告する「内奏」は年に数回ほど行われているが、現役の首相が皇太子と一対一で面会をするのは前代未聞。
それを約1カ月ちょっとの間に3度も行ったのだ。しかも、その内の1回は、衝撃的な内容の会談をしていたことが明らかになった。朝日新聞がスクープしたのだが、3月29日、2回目に皇太子に面会した際、安倍(反動)首相は「令和」を含む新元号候補である6案を事前に説明していたというのである。言わずもがな、憲法4条で「天皇は国政に関する権能を有しない」と定められており、新元号の事前選定に関わっていれば、明白な憲法違反だ。
「平成」への代替わりのときも、即位したばかりの新天皇に新元号を伝えたことが問題になったが、これは閣議決定する直前に「平成」という最終案を伝えただけだった。ところが、今回の安倍(反動)首相の行動は、6案を提示して、次期天皇に元号選定に関わらせる形をとったのだ。「慎重な皇太子殿下のことですから、元号選定に意思を示すような事はしておられないでしょうが、『陛下のことをこんなに尊重申し上げている』ことを示そうとした安倍首相のアピールにはなったはず。今回、陛下が“お言葉”で憲法に踏み込めなかったのは、その影響がなかったとは言えません」(前出・ベテラン皇室ジャーナリスト)なんとも暗澹とする話だが、安倍(反動)首相の新天皇取り込みは、まだ始まったばかりだ。安倍(反動)首相はこれから、年に数回は「内奏」等で面談するが、その機会を利用してドンドン国家主義的な考え方を吹き込み、政治利用を強めていくだろう。
「表からのアプローチだけでなく、裏からの工作も激化するでしょう。既に官邸は宮内庁だけでなく、皇后陛下にも、古巣である外務省を通じて働きかけを行っている。皇后陛下が外交に興味をもっている事を利用して“これまで以上に皇室外交に御尽力を”等のメッセージを伝え、取り込みを図っているようです」(全国紙政治部記者)
尤も一方では、疎遠になっていた明仁上皇と徳仁天皇が、ここ数年、再び結びつきを強くし、明仁上皇が平和と憲法、民主主義を守る自分の姿勢を受け継いでほしいということを強く伝えているとも聞く。実際、その頃から徳仁皇太子も憲法について口にするようになり、明仁天皇・皇后が護憲姿勢を明確にした直ぐ後の2014年の誕生日会見では、徳仁皇太子も「今日の日本は、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、現在、我が国は平和と繁栄を享受しております」等と語っていた。しかし管理者は然程、心配していない。
新天皇は「安倍如きに洗脳されるほど愚かではない。」天皇一族は「安倍人事の侍従等を人払いして、家族会議を行う」など結束している。(元侍従の弁)(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
**************************************
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
0コメント