リベラル勢力総結集で政権交代!(222)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【森友学園疑獄】籠池前理事長夫妻が語る「国策捜査の意図」と「安倍首相のウソ」/相澤 冬樹-『大阪日日新聞』論説委員。元NHK記者》
森友学園問題は解っていない事が多すぎる。補助金を騙し取ったとする詐欺等の罪で起訴された籠池泰典・詢子夫妻は3月6日に大阪地裁で開かれた初公判で無罪を主張した。
同問題でスクープを連発してきた相澤冬樹さんが籠池夫妻に今の心情を聞く。
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春めいた日和の3月の午後。大阪の渓流沿いの散策路を、ゆったり歩く夫妻の姿があった。
国有地売却問題と補助金事件で注目を集めた、森友学園の籠池泰典前理事長と妻の詢子さん、その人である。補助金事件の初公判を終えて暫くした、ある日の事だった。
<変わってきた世間の受けとめ>
陽気に誘われて行き交う人々の多くが、籠池夫妻の傍を通る時「あれっ」という表情を見せる。そんな時、夫妻は自分達から「こんにちは」と挨拶する。すると相手は「あっ、やっぱり籠池さんだ!本物だ!」と声をあげ、「握手してください」「頑張ってください」と笑顔で話しかけてくる。中には「安倍首相に負けないで」と声をかける人もいる。
一緒に歩く私を指して「息子さんですか?」と尋ねる女性もいた。詢子さんが答える。
「いいえ、違いますよ。この人はNHKの記者さんでね」「…詢子さん、私、もうNHKの記者ではありませんよ」「あら、そうだった」と言って笑う詢子さん。私はNHKで森友事件を取材していた最中に記者をはずされ、退職して『大阪日日新聞』に移った。
それについて籠池氏は、こう語ったことがある。「我々夫婦は、あの事件で全てを失ったけど、相澤さんも一緒やね」私達は散策路沿いの喫茶店に入って話を続けた。
相澤:それにしても人気者ですね。さっきから見ていると、かなりの人が声かけてきます。
詢子さん:去年までとは、えらい違い。前は詐欺師扱いで随分、酷い事も言われたけど大分、変わりました。
籠池さん:皆さん、大分、分ってこられたのでしょう。安倍首相の本当の姿にね。
<国にケンカを売った籠池夫妻>
籠池夫妻は、森友学園の幼稚園の運営等を巡り、国や大阪府、大阪市の補助金を不正に申請して1億7000万円余りを騙し取ったとして詐欺等の罪に問われている。
これに対し3月6日の初公判で籠池前理事長は「これは国有地の売却問題から目を逸らし、自分達の口封じをするための国策捜査だ」と真っ向から反論。対決姿勢を露わにした。弁護士も「権力者の意向を忖度せず、厳格に法を適用する司法であるかが問われている」と指摘した。
相澤:籠池さん、のっけから検察と国に喧嘩を売りましたね。いや、御二人にすれば「売られた喧嘩を買った」ということですか。
籠池さん:そうやね。「国策捜査、国策逮捕、国策勾留は許せない」と宣言したからね。
その後、私が検察の取調べを批判した辺りで検事が堪りかねたのか、「裁判と無関係だ」と言って私の発言を止めようとしたけれど、弁護士が「関係ある」と割って入った。
3人の裁判官が協議して結局「続けてください」となった。最後まで言いたいことを言い切ることができたね。弁護士も「ばっちり。よかったです」と言ってくれた。
相澤:終わった時の心境は?
籠池さん:「スカッとさわやかコカコーラ」というところやね。すっきりしました。
補助金事件の公判は今後、籠池夫妻も含め21人が法廷で証言に立ち、10月30日に審理を終える。判決はその先だ。夫妻の闘いは、まだまだ続く。
<松井前大阪府知事と安倍(欺瞞)首相の裏切り>
相澤:補助金事件が国策捜査だと言う意味は?
籠池さん:この件は元々、国有地の売却額が問題になったわけでしょう。
私達が開校をめざした小学校を安倍首相も昭恵夫人も支援してくれた。
小学校を建てるために買った国有地は、鑑定額より大幅に値下げされていた。
その後、国会で「これほどの値下げは何故か」となった時、安倍首相と昭恵夫人の事が問題になった。途端に安倍首相は掌を返して、私の事を「非常にシツコイ」と言って切り捨てた。更に大阪府の松井知事(当時)が「森友学園の補助金がおかしい」と言い出した。
この補助金は以前から受け取っていたし、大阪府は毎年学園の監査を行なっていたのに、それまで問題にしなかった。それが国有地の値引きが問題になった途端に補助金がおかしいと言い出した。本来、詐欺に当たる様な話ではなかった筈なのに逮捕され、300日も勾留された。これが国策じゃなくて何でしょう。国有地の問題が安倍首相まで及ばないようにするための国策捜査としか言いようがない。松井知事による安倍首相へのナイスアシスト。
この2人が私を裏切った。
<公判直前に亡くなった母>
相澤:初公判の直前に、お母様がお亡くなりになったのですよね。
籠池さん:そう。前の日の晩遅くにね。91歳で大往生なんやけど、最後まで私達の裁判の事を心配してくれていた。初公判では「母が力を貸してくれる」と思いながら臨みました。
相澤:じゃあ、初公判が終わってからお通夜に?
籠池さん:終わって、その晩がお通夜で、斎場で一晩横で添い寝して過ごしました。
「何故この日に」と思いました。
詢子さん:お父さんったら、葬儀で感傷的になりかけたのよ。横で見ていたら棺に向かって「最後の最後まで心配かけてごめん」って語りかけて、今にも泣きそうな顔をしていた。
でも、これから裁判で闘いが続くのに、そんな気持ちじゃいけないと思って、私が棺のお母さんに「私達は失敗したのじゃありません。これから良くなります。行ってらっしゃい」とお見送りの言葉をかけたの。
籠池さん:あれでパッと正気にかえったね。泣いている場合ではないと。
相澤:見事な夫婦の連携ですね。
<安倍(欺瞞)首相は私から目を逸らした>
籠池夫妻は3月18日、野党のヒアリングに応じるため国会を訪れた際に、参議院の予算委員会を傍聴した。委員会の傍聴席は閣僚の席と高さが、ほぼ同じで、距離も10メートルと離れていない。
籠池さん:安倍首相が閣僚席でポットのようなものを手にして、中身を飲もうと口をつけポットを傾けた。すると顔が上がるでしょう。その瞬間、傍聴席で安倍首相を見つめていた私と目が合った。安倍さんの動きがピタッと止まって、6秒ほどかな、じっと目線が合ったまんま。私もじっと凝視していた。火花が散ったね。すると安倍さんはポットを降ろして私から目を逸らした。その時「我、勝てり」と思いましたね。
相澤:籠池さんは、かつては安倍首相を信奉していましたよね。
籠池さん:そう。私は日本のため、日本人のために役立つ人材を義務教育で育てようと考えて小学校を開校しようとめざしました。安倍さんは「美しい国、日本」を作ると唱えていたから、この人は私と同じ考えだと思って、小学校には「安倍晋三記念小學院」という名前をつけようとしましたし、名誉校長には昭恵夫人に就任して頂きました。
名前の方は、その後、安倍さんが首相になった後に辞退されたので変えましたけどね。
相澤:安倍首相は小学校と、どのような関わりがあったのですか?
籠池さん:小学校で使う副読本を作ったとき、昭恵夫人を通じて安倍首相に、お渡ししました。それに対し「素晴らしい内容だ」というお答えを夫人から頂きました。
私達は安倍夫妻と一体になって小学校の準備を進めていたのです。
相澤:安倍首相と直接、やり取りした事はあるのですか?
籠池さん:第2次政権が誕生する前、昭恵夫人や安倍事務所を通してお願いして、安倍さんが学園で講演する事になっていました。ところが4日前になって、安倍さん本人から電話が架ってきたのですよ。僕の携帯にね。「あの、安倍晋三ですが」って。「ドタキャンで申し訳ありませんが、今度、自民党の総裁選挙に出馬することになりまして、申し訳ありませんが今回の講演はできません」と。「申し訳ありません」と2回くらい言われましたね。
相澤:その時に籠池さんは何と?
籠池さん:「そうですか。残念ですね。でも総裁選を頑張ってください。また次にお越しくださいね」と。すると「必ず行きます」という事でした。その事をPTAの方々にお伝えするために、文書で頂ければありがたいとお願いしたら、後で文書を送ってこられました。
「申し訳ありません。総裁選挙に出馬しますので後援会はできません。必ず次回はさせて頂きます」と、署名が入ったものを頂きました。
相澤:その文書はどこに?
籠池さん:学園の僕の机の中に置いていましたけど、検察の捜索で持っていかれた。
返してくれへん。
<昭恵さんとの写真が財務局の態度を変えた>
相澤:昭恵さんは何度も学園で講演していますよね。
籠池さん:ええ、最初の講演では第1次政権が退陣する時の心情、結婚のいきさつ等、いろいろ話して頂いた。面白い講演でしたよ。その後、小学校の予定地を見に行きました。
詢子さん:講演の後、あべのハルカスで、お友達と飲み会があると仰っていて、それまでに時間があると。それで、お父さんが「それなら小学校の予定地を見に行きませんか?」と。
相澤:予定地を見て昭恵さんは何と?
籠池さん:「いい土地ですね。もうぜひ話を進めてください」という言葉を頂きました。
そして「写真を撮りましょう」と仰ったんで、昭恵夫人と我々の3人で撮りました。
相澤:その写真を3日後に(国有地売却担当の)近畿財務局との交渉で見せていますよね。
籠池さん:それまで財務局の担当者は僕達と昭恵夫人や安倍首相の事を今一つ信じていないように感じられました。それで、この時「この前ね、ちょうど昭恵夫人が来られたのですよ。写真もあります」と話したら、「えー本当ですか?ぜひ見たいです」と言う。
見せたら「これコピーしていいですか?上司にも見せたいので」と。
相澤:その後、近畿財務局の態度は変わりましたか?
籠池さん:変わりました。それまでは、なかなか話が進まなかったのですが、写真を見せた後は物事の対応が早くなった。それまで「こんなん、できませんで」という態度だったのが、すっといくようになった。書類の作成についても、あちらから「このようにする方がいいですよ」等と、どんどん提言してくれるようになりました。
相澤:籠池さんと安倍首相の関わりと言えば100万円の寄付金の問題があります。籠池さんは首相側から受け取ったと言う。首相は「渡していない」と言う。
籠池さん:私達との関係を知らぬ、存ぜぬにしたいからでしょうね。あの100万円は、昭恵夫人が学園で講演を行なって、小学校の名誉校長に就任してくださった日に頂いたので、よく覚えているのです。夫人はわざわざ「安倍晋三からです」と仰って手渡してくれました。
ところが学園を出て5分くらいしてからでしょうか、昭恵夫人から電話があって、「先程のお金は内緒でお願いします」と言われました。あの寄付は安倍首相が小学校設立を支援していた証ですからね。
<安倍(欺瞞)首相と松井前知事を倒す>
相澤:籠池さんは今、安倍首相を、どのように見ているのですか。
籠池さん:一言で言うなら「エセ保守」ですね。そしてウソをついている。
100万円の寄付金の事もそうだし、国有地の問題が発覚した途端、私達を切り捨てた。
人間、自分の保身を第一に考えるというのは世の常ではありますけど、安倍首相も昭恵夫人も、自分が危ういとなったらバシャッと切ってしまった。これは私を切っただけではなくて、安倍首相が唱える「美しい国、日本」のための学校を自ら潰してしまった事になる。
そして松井前大阪府知事も、小学校の認可に協力していたのに、やはり掌を返した。
人として許されないことです。保守の人達こそ騙されている。この国のために、安倍首相と松井前知事には身を引いてもらわなければならない。私は闘います。
自分の知ることを世の中に訴えていきますよ。
詢子さん:そうよ、お父さんには大きな使命があるのだから。
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地位も名誉も財産も失ったけれど、どこまでも前向きで明るい籠池夫妻であった。(週刊金曜日)
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《「アジアから問われる日本の戦争」展》
◎主催:「アジアから問われる日本の戦争」展実行委員会
●連絡先:E-mail【regain.peace@yahhoo.co.jp】(電話080-3822-0404)
◎日時:2019年4月29日(月)10時~17時/30日(火)10時~16時
◎場所:阿倍野市民学習センター
【大阪市阿倍野区阿倍野筋3-10-1-300 あべのベルタ3階】*入場料無料!
《輝け憲法!平和といのちと人権を!:おおさか総がかり集会》
◎スペシャルゲスト:「安倍政権大失政の6年」
●講師:二宮 厚美さん(神戸大学名誉教授)
◎ミニコンサート:長野たかし&森川あやこ
◎主催:おおさか総がかり行動実行委員会
●連絡先:大阪憲法会議・共同センター(電話06-6352-2923)
戦争をさせない1000人委員会・大阪(電話06-6351-0793)
しないさせない戦争協力関西ネットワーク(電話06-7777-4935【SORA】)
◎日時:2019年5月3日(金)午後1時30分開会
◎場所:扇町公園(Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)堺筋線「扇町駅」2号出口すぐ
/JR環状線「天満」駅西へ徒歩100ⅿ)
《憲法と性的マイノリティ~憲法が導く虹色の視点~》
*本セミナーの正式名称は《憲法とLGBT~憲法が導く虹色の視点~》であるが、ここで「LGBT」は誤用であるため、管理者責任で「修正」した。
◎第一部:講演-「LGBTってなんやねん~私は私、あんたはあんた」
●講師:仲岡 しゅん弁護士(大阪弁護士会)
◎第二部:パネルディスカッション
●ロバート キャンベルさん(日本文学研究者)
/村木 真紀さん(虹色ダイバーシティ理事長・代表)
/仲岡 しゅん弁護士(大阪弁護士会)
◎主催:大阪弁護士会
◎日時:2019年5月11日(土)午後1時~午後4時(開場:午後0時30分)
◎場所:大阪弁護士会館2階ホール
◎参加費:無料◎事前申込:5月7日まで(定員600名)
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