リベラル勢力総結集で政権交代!(204)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【労組弾圧】関西生コン労組の組合活動で大量逮捕者:共謀罪適用の「リハーサル弾圧」》
セメントや生コン業界の労働者でつくる「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」(大阪市、通称・関生支部)による「正当な組合活動」に対し、大阪府警と滋賀県警が昨年夏から威力業務妨害等の容疑で組合員らを大量逮捕している。逮捕・再逮捕者は1月下旬までに関生支部執行委員長をはじめ延べ46人。弁護団によると、同様の嫌疑をかけて京都府警も家宅捜索を繰り返し、奈良・和歌山両県警の動きも要警戒という。
共謀罪・秘密保護法対策の両弁護団は、膨大な電話履歴やメールを収集して関係者間の共謀を立証しようとしている点で「共謀罪型弾圧の大規模な開始を告げるもの」とする「弾圧抗議声明」(2018年12月6日付)を出した。関生支部は関西地区の生コン輸送のミキサー車運転手を中心にした産業別組織で、組合員は約1600人。企業の枠を超えて、反戦平和、反原発、反基地等を掲げ、「労働者には頼りになる」⇔「ブラック経営者には恐れられる」-「闘う労組」として知られる。両府県警は合わせて5件を立件した。
最初の検挙は18年7月、滋賀県警による恐喝未遂容疑事件。公訴事実では、関生支部組合員らは17年3月、滋賀県湖東地域の事業者で創る湖東生コン協同組合幹部らと共謀。
東近江市内の倉庫建設を請け負った準大手ゼネコンに、協同組合非加盟業者からの生コン納入を止めて協同組合からに切り替えるよう働きかけたが断られた。このため発注業務を担う関連商社大阪支店に対し「大変なことになりますよ」と迫り、脅迫した等とする。
関生支部の委員長・副委員長・執行委員と協同組合の事業者ら計10人が逮捕された。
組合幹部は同席していなかったが、その指示で動いていたとして「共謀」と位置付けられた。ところが1月18日に大津地裁であった証人尋問で商社支店幹部の一人は、面談での肝心の「脅迫」内容を「記憶にない」と明言。被疑事実に重大な疑義を抱かせた。
<各府県警が弾圧競争か>
湖東生コン協同組合(中小生コン業者の集合体)は、共同受注・共同販売を行なうことで、大企業と対等な取引が可能となるとして結成。関生支部も組合員の労働条件の改善のため協同組合の活動に協力してきた背景がある。更に滋賀県警は別事案での威力業務妨害容疑で18年11月に8人を逮捕・再逮捕した。大手住宅メーカーによる大津市内の住宅建築現場で17年2~3月、組合員らが生コン納入作業の軽微な不備を「法令違反」と指摘する等して業務を中断させたというもの。関生支部は建設・建築現場のコンプライアンス(法令順守-労働安全衛生等)活動や安全パトロール(過積載等)を組合活動で重視。
「よりよい生コンの品質を届ける責任がある」と説明する。事件を大阪府警が拡大させた。
府警は18年9~11月、大阪市内の生コンプラントやセメント製造販売会社で、輸送車両前に立ちはだかった組合員らの行為を威力業務妨害容疑で立件。
三つの事件現場で計28人のも異常な逮捕・再逮捕した。被疑事実は、いずれも二年ほど前の17年12月のストライキ(争議権-行使)時の行動。関西地区の労使間の約束だった輸送運賃の速やかな引上げ等を求めて関生支部が実施した労働運動だ。
憲法28条は勤労者の団結権・団体交渉権・争議権を規定。労働運動には刑事免責条項が労働組合法と刑法にある。横暴な経営に対抗するストやピケは、憲法・労働組合法で、堂々と認められる正当な行為だ。弁護側が共謀罪型の弾圧とするのは①現場にいなかった組合役員らを一網打尽に逮捕、「業務妨害目的で共謀」と認定、②その容疑自体が通常は立件しない軽微な事案なのに「業務妨害や嫌がらせ目的の共謀」を付け加えて犯罪化。
「頭の中で考えたことを罪に問う共謀罪の悪法性」を示す「共謀罪─期成実施」のための「警察権力の横暴行使」と見られている。大阪と滋賀両方の事件の被告弁護人を務める永嶋靖久弁護士は「関西の各府県警が弾圧の競争をしているように見える。
このままでは『共謀』が労働運動だけでなく市民運動弾圧の手段として使われる可能性-大」と警告する。まさに「ファッショ安倍政権」の露呈だ!市民団体も「他人事でない」と支援の輪も広がる。東京都内では昨年12月15日に「組合つぶしの国家的弾圧を許さない!」との緊急集会。2月12日、京都市内で同様の支援集会が開かれ、その後も「沖縄:辺野古基地-埋立て阻止」と結合して、主要都市を中心に、波状的に中・大規模の集会・デモが拡がってきている。(参考文献-週刊金曜日/文責:民守 正義)
《【新元号「令和」】欧米メディアは「日本の右傾化」を懸念/飯塚真紀子(在米ジャーナリスト)》
新元号が「令和」に決まったが、その新元号の決め方や、その意味について、欧米のメディアの中には「日本の右傾化」と結びつけている記事も散見された。
<英・デイリーテレグラフ>
明仁天皇の退位は、平和を成就するという意味を持つ30年間の平成という時代、つまりバブル経済の崩壊や3.11の地震や津波、原子力危機が起きた時代に終止符を打つだろう。
日本の新時代の元号を決めるのに、伝統を打ち破って、中国の書ではなく日本の書を使うという判断は、安倍保守政権の国粋主義的傾向と結びついているように見える。安倍政権では、中国との間に緊張が生まれ、領土争いを巡る紛争が、殆ど絶え間なく起きてきた。また安倍首相は2020年までには日本の平和憲法を修正するという決意表明を頻繁にしてきた。
<英・インディペンデント>
安倍晋三タカ派政権は、新時代の名前を付ける義務があるが、中国の書に由来する名前は避けるのではないかと推測されていた。
<英・デイリーメール>
新元号の語源は、国家の威信の増強を狙う安倍首相の保守的アジェンダを映し出している。彼は、停滞している経済を復活させると公約して人気の波に乗ったが、団体の調和や日本の歴史や文化の誇りといった伝統的価値観の回復という保守的アジェンダも前から支持してきた。また同紙は、上智大学の中野晃一教授の「安倍首相は、新元号で、日本はルーツや伝統を誇りにしてほしいと呼びかけている。彼は日本に誇りを持ってほしいのです。
そして新元号は、そんな訴えをするいい機会だと考えたのでしょう」というコメントも紹介している。
<米・CNN>
テンプル大学アジア研究ディレクターのジェフ・キングストン氏のコメントを紹介。
同氏はCNNに「“多くの学者が、令和の意味や安倍首相の説明にすっきりしないものを感じている”と話している。新しい元号は、日本の政治の右傾化を映し出している。 和という字は、徳仁皇太子の祖父、裕仁天皇時代の昭和の和と同じだが、その文字を選択したのは、安倍首相が、日本の戦争という過去について、ポジティブな論調を推し進めようとしているからだろう。これまで使われて来た中国の書ではなく、元号のインスピレーションを得るのに日本の書を選択したことは、明らかに、安倍首相の保守的政治基盤へのアピールだ」と話している。キングストン氏は、安倍首相の歴史修正主義を懸念しているかのようだ。
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安倍首相は記者会見で、令和について「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている」と説明したが、耳に心地よい美しい解釈の裏には、別の意味も込められているのだろうか?海外メディアは、令和が意味するところについて様々な解釈をしているが、筆者の元には、あるジャーナリストから、新元号について「命令されることで和む日本人に相応しい元号だ」という皮肉なメッセージも届いた。
上からの命令には“イエス”と言って和を図ることで安心を得ようとする日本人だとでも言いたいのだろう。個人的には、令和という名前については「変わらない日本」を見た気がした。令を「秩序」、和を「調和」と解釈するなら、秩序も調和も、日本が昔から変わらずに重視し、世界からも評価されてきた日本人が誇るべき価値観だ。そこに新しさや次世代感はあまり感じられない。あるいは日本が誇りにしてきた価値観を、世界から秩序や調和が失われている今こそ、世界に広げていこうという願いが込められているのだろうか?
《【新元号「令和」2】安倍(虚弁)首相アピール:令和の出典「初の国書」というマヤカシ》
「歴史上初めて国書を典拠とする元号を決定しました」―。1日の談話発表会見で、こう胸を張った安倍(虚弁)首相。出典元である日本最古の歌集「万葉集」について「国の豊かな国民文化を象徴する国書」と誉めちぎっていたが、そもそも出典が「国書から」と言えるのか、どうか疑問の声が上がっている。「令和」は、万葉集の<梅花の歌三十二首>の序文にある<初春令月、気淑風和>(初春の令月にして、気淑く風和ぐ)の一節に由来する。
「出典は国書」との安倍(虚弁)首相の主張に疑問が上がっている理由は、出典元の序文が漢籍に基づいているからだ。「犬養万葉記念館」館長で万葉集に詳しい岡本三千代氏がこう言う。「新元号の由来となった序文は、大伴旅人が詠んだとされています。武官として知識階級の地位にいた事から、漢文の素養が、かなり深かった事が分かります」
実際、万葉集の解説書を紐解くと<初春令月、気淑風和>について、「新日本古典文学大系『萬葉集(一)』」は、後漢の文学者・張衡による「帰田賦」の一節<於是仲春令月 時和氣清>(仲春令月、時和し気清らかなり)を踏まえていると指摘している。
他に「新編日本古典文学全集7『萬葉集②』」も、<初春―>が“書聖”王羲之の「蘭亭序」にある<天朗氣清、惠風和暢>(天朗らかに気清く、恵風和暢なり)に依拠していると明記している。要するに大伴旅人の序文は漢籍を念頭に入れたもので、それに基づいた「令和」は漢籍からの“孫引き”なのである。安倍(虚弁)首相が「史上初めて国書を典拠としました!」と誇大アピールしているのは、漢籍由来を隠すための“マヤカシ”に過ぎない。
「安倍首相は中国嫌いなので、何としても元号は漢籍を出典とする伝統を壊したかったのでしょう。単に“嫌中”の保守派に阿るためだとしか考えられません。元号の発表さえも嫌中プロパガンダに利用するという、お粗末な政治ショーですよ」(政治評論家・本澤二郎氏)安倍(虚弁)首相が国のトップでいる限り、「平成」であろうが、「令和」であろうが、「民主国家の安寧」はやってこない。‘(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
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《戦争あかん!ロックアクション御堂筋デモ》
◎日時:4/9(火)18時30分⇒デモ出発19時10分
◎場所:新阿波座公園(地下鉄「本町駅」23番出口から約30ⅿ)
◎主催:戦争あかん!ロックアクション
《輝け憲法!平和といのちと人権を!:おおさか総がかり集会》
◎スペシャルゲスト:「安倍政権大失政の6年」
●講師:二宮 厚美さん(神戸大学名誉教授)
◎ミニコンサート:長野たかし&森川あやこ
◎主催:おおさか総がかり行動実行委員会
●連絡先:大阪憲法会議・共同センター(電話06-6352-2923)
戦争をさせない1000人委員会・大阪(電話06-6351-0793)
しないさせない戦争協力関西ネットワーク(電話06-7777-4935【SORA】)
◎日時:2019年5月3日(金)午後1時30分開会
◎場所:扇町公園(Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)堺筋線「扇町駅」2号出口すぐ
/JR環状線「天満」駅西へ徒歩100ⅿ)
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①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
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(民守 正義)
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