リベラル勢力総結集で政権交代!(191)
《【在日コリアン】差別と偏見を超えLOVE&PEACE:在日コリアンのシンガー 夫赶寛(プーカングァン)/西村仁美(ルポライター)》
夫赶寛さん(64歳、通名:森山たけひろ)に初めて会ったのは、昨年8月、東京JR荻窪駅近くのライブバー「BUNGA(ブンガ)」。オーナーでもある夫さんのバースデーライブの日だった。繊細で、内面の複雑そうな方というのが第一印象。話を聞いて、その理由が分ってきた。「俺は大阪・猪飼野(大阪市生野区)の“朝鮮人部落”の生まれ。子供の頃から朝鮮人として差別や理不尽さを嫌というほど見せつけられてきた。3歳の頃、アボジ(父親)が『気管支拡張症』になって、このままだと命に関わるからと医者から言い包められて、治療すれば治った片肺を切り取られた。その事で死にかけ、オモニ(母親)が必死で治してくれる病院を探して、東京に一軒だけ見つけた。だから一家6人、兄弟は兄2人、当時1歳の弟が1人いたけれど、東京に出て、病院裏の防空壕跡を借り、家族で暮らしながら毎日アボジを見舞っていた」防空壕跡とはいえ、毎月家賃を支払っていた。
「防空壕は、暗くて怖かった。トイレに行くのが本当に怖かった」しかし防空壕跡での生活は、父方の祖母がチマチョゴリ姿で防空壕に押し掛けて危うくなる。「大家さんがハルモニ(祖母)の姿を見て、朝鮮人である事がばれ『出ていけ!』と言われた。オモニが近くの派出所に駆け込んで、警察官に『何とかしてくれ』って、必死で頼み込んだ。そうしたら、その警察官が大家さんに、自分が保証人になるから、俺達を、そのまま住まわせてくれって頼んでくれた。あのまま追い出されていたら、俺ら家族は生きていない。だからオモニは本当に、あの人に感謝していたよ」その後、母親が働き出し、父親の病気も回復の兆しが見え、途中でアパートに引っ越すことができた。「一家6人で4畳半だったけど、もう十分だった。嬉しかったなあ」小学5年の時、父親の病気が治り、家族は再び大阪に戻る。
そこから一家全員で仕事をするなど働きずくめだった。小学生の夫さんや当時小学3年の弟さんも家で夜通し働いた。中学校時代は、大の男が嫌がるような重労働の鉄工所にも行った。「朝鮮人の仕事って、あまりいいの、ないのだよね。仕事を出す人間からピンハネされたり。生きていくために何でもやった」「お前ら朝鮮人は進学等せず働け」と言って、学校の教師が受験のための内申書を書こうとしなかったことも。
「『朝鮮人は汚い!』『朝鮮人は最低!』、それを、もう腹の底まで叩き込まれた。それは日本人ばかりか、ヒエラルキーが上の同胞のはずの在日朝鮮・韓国人も同様だった」
時折、当時の感情の波が押し寄せ、飲み込まれそうになる夫さん。音楽に目覚めたのは、10代中頃。思春期に被差別部落出身者の心情を歌った岡林信康の「手紙」等を聴いて、「辛いのは俺だけじゃない」と思え、歌に心を救われた。大学時代は音楽一色の生活だったが、プロの歌手になれるとは思わなかった。卒業後、金融機関で働いていたある日、ライブで歌を歌ってみたところ、お金になった。ワンステージ45分ほどで、今のお金で1万円ぐらい。
「俺の歌が金になる!」と驚きつつも、生活の糧になることを知り、プロを目指すようになる。暫くはライブハウスと契約して歌っていたが、時間や場所に縛られるのに嫌気がさした。「路上なら、歌いたい時にいつでも好きな歌が歌える」そうして1980年、ギター一本担ぎ、沖縄・石垣島の730交差点から路上の弾き語りを始めた。沖縄の小さな島々から北海道まで、全国各地を約5年間かけ演奏して歩き、多くの人々に出会った。
冒頭の「BUNGA」のオープンは2005年。「いつでも好きな時に制約を受けずメッセージソングが歌えるハコ(舞台)を持とうと思った。日本人の多くは、酒を呑んでいる時でも政治の話をしない。せめてここに来たら、誰の目も気にせず、自由、平等や平和について喋れるようにしてもらえたらなという思いもあった」バースデーライブでは、夫さんを慕う人達が歌や一芸をステージで披露していた。「BUNGA」は、歌のライブもあるが、様々な表現活動の場でもある。ただ同じ「表現活動」とはいえ、夫さんは、在日コリアンに対するヘイトデモやヘイトスピーチをどのように思っているのか?「一部の人間が、自分達が見たいものだけ見て、知って、ヘイトスピーチ等をやっている。あいつらは、朝鮮人の彼女でもできたら、コロッと気持ちが好意的な方に変わると思う。問題は国家の方。朝鮮人差別が今、国家にとって必要だから、ヘイトスピーチを行なうような奴らを野放しにしている。そうした人々も含め、国家に都合のいい、偏った情報に踊らされる人民は利用されているだけ。国家は愚民化政策を行ない、人を殺しても平気な人民を作り出していく。同じ人間と思えば、戦争になっても敵の相手を殺せない。差別は『殺し』の始まりなのだよ」
Q:安倍晋三首相は、平和憲法を「改憲」しようと躍起だが─。
A:「今の憲法は、国家権力に対する縛りがあるからまだいい。戦争放棄を条文上だけでも変えずに守れなくてどうするの?変な解釈を安倍政権にされても、せめて今ある平和憲法ぐらい守ろうよ」
Q:最後に夫さんにとっての歌とは?
A:「ご飯を食べたり、鼻をかんだり、おしっこをしたり、クソをしたり、歩いたりというような営みで、命に欠かせないもの。それがあるから生きてこられた。これまでも、そしてこれからもLOVE&PEACE、自由、平等、平和のために俺は歌を歌っていく」
幼少期から壮絶な差別と偏見を受けながらも、その心をLOVE&PEACEを希求する心へと昇華させた夫さん。また生で歌が聞きたくなった。(週刊金曜日)
《【軍事予算-破綻】防衛大で“異次元”と訓示:防衛予算10兆円の恐怖》
「次なる時代の防衛力の構築に向け、今までとは抜本的に異なる速度で、変革を推し進める」。安倍(戦争)首相が17日、防衛大学校の卒業式でこう訓示し、防衛力強化に意欲を示した。昨年末に改定された「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画(中期防)」で打ち出した宇宙・サイバー・電磁波といった新領域が念頭にあるのだろうが、安倍(戦争)首相の口から“異次元”のスピードで整備すると言われると、一体どこまで防衛費が膨らむのか空恐ろしくなる。新中期防では、防衛装備品等の調達規模は5年間で27兆4700億円となっている。年平均5兆4940億円だが、これで収まるとは思えない。
5年連続で過去最大を更新した来年度の防衛予算案は5兆2574億円。
しかし、これとは別に、今年度の補正予算に前倒しで4200億円を計上済みだ。
つまり防衛費の本当の年間予算は5兆7000億円近くに上っているのである。
加えて安倍(戦争)首相は、中期防の計画になかった「イージス・アショア」2基の購入を、トランプ米大統領からの“押し売り”で決め、新中期防に後付けで書き込んだ。
費用も当初1基700億円とされていたのが、維持費や試験費用等を含めた総額は6000億円超になるという試算もある。大統領再選を目指すトランプが来年度以降も、中期防の計画にない高額の新型兵器の購入を要求してくる可能性だってあるのだ。
「本来、年度の当初予算として計上すべき防衛費の一部を補正予算にするのは、問題があると思います。国民の気付かないところで無制限に予算を付けられるわけですから。米国関係では、防衛予算とは別に在日米軍の駐留経費として年間6000億円を支払っています。そこには2200億円の再編費まで含まれている。トランプ大統領は、こうした米軍絡みの経費を1.5倍に増額したがっていると報じられていますから、そうなれば1兆円近くになってしまいます。政府は、補正予算や米軍経費も含めた防衛関連予算の総額を隠さないで提示し、国民に説明すべきです」(軍事ジャーナリスト・世良光弘氏)
自民党は昨年5月、対GDP比1%弱で推移してきた防衛費について「GDP比2%」を提言している。単純計算で10兆円超とベラボーな金額になるが、安倍政権なら、そこまで膨張したっておかしくない。(基本文献-日刊ゲンダイ)
《【森友学園疑獄】籠池氏が久々の爆弾発言「昭恵付職員が財務省室長と面会」》
学校法人森友学園の籠池泰典前理事長が久々の爆弾発言だ。18日、国会内での野党合同会合に出席し、2015年11月、学園が借りていた国有地の賃料引き下げについて、安倍昭恵首相妻付の政府職員だった谷査恵子氏から「財務省国有財産審理室長と会って話した。これで前に進んでいきます」と電話で連絡を受けたとブチまけた。政府はこれまで、学園側の依頼を受けた谷氏から同月10日、財務省に電話があり、12日に田村嘉啓国有財産審理室長(当時)が折り返して電話で「減額措置には応じられない」と回答したと説明してきた。
野党は、今回の籠池発言が事実なら、政府の説明と食い違いが生じるとして追及する構えだ。(基本文献-日刊ゲンダイ)
《【安倍政権脅威】朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)が安倍政権を猛批判:米朝破談で「日本こそ脅威」》
米朝首脳会談が事実上決裂したことで、永田町では「北朝鮮は米国と同盟を結ぶ日本に仲介を頼まざるを得ない」「日本に接近してくる」との見方が盛んに流れている。
日朝首脳会談の実現が近づいているかのような解説だが、むしろ現実は真逆だ。
北朝鮮は日本批判のボルテージを上げ「日本自体-軍事的脅威」との主張も強調している。
朝鮮労働党機関紙の労働新聞(17日付)の〈軽挙妄動がもたらすものは破滅だけ〉と題した論評は〈日本の反動が戦争可能な国、普通の国を叫びながら、軍備増強に熱を上げている〉と安倍政権を批判。〈安倍一味は昨年12月に新しく策定した防衛計画大綱と中期防衛力整備計画を発表したのに続いて軍事費を大幅に増やそうとする企図を露骨に示し、その実現に拍車を掛けている〉と主張した。米朝協議で朝鮮半島有事のリスクが軽減されつつある中、安倍政権が攻撃転用を疑われる地上配備型ミサイル迎撃システムのイージス・アショアの配備や、F35戦闘機等の新型高額兵器の爆買いに走っている事を非難しているのだ。
補足だが、よく「北朝鮮が日本にミサイルを撃ってきたら-」と危機感を煽る安倍政権・マスコミ等の仮定宣伝を聞くが実際、過去の歴史で日本が朝鮮を侵略した事は有っても、朝鮮が日本を侵略した事は、ただの一度もない。更に労働新聞は、北東アジアにおける“安倍リスク”をこうも批判していた。〈極めてあくどい安倍一味は犯罪的な軍事大国化策動を合理化するための名分として、我が国と中国の軍事的脅威に対する積極的な対処に入った〉
安倍(外交音痴)首相は施政方針演説で「昨年秋の訪中によって、日中関係は完全に正常な軌道へと戻りました」と胸を張り、習近平国家主席との関係をテコに「日中関係を新たな段階へと押し上げてまいります」と自信満々だったが、果たしてそうなのか。「中国と北朝鮮の外交は共同歩調。北朝鮮が中国の意思を無視して発信することはありません」(中国メディア関係者)。とにかく安倍(外交音痴)首相であれば、米・朝・中・露等、“向き合える”国は一切ない!まさに「外交音痴総理」だ。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守正義)
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《戦争あかん!ロックアクション御堂筋デモ》
◎日時:4/9(火)18時30分⇒デモ出発19時10分
◎場所:新阿波座公園(地下鉄「本町駅」23番出口から約30ⅿ)
◎主催:戦争あかん!ロックアクション
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①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)
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