リベラル勢力総結集で政権交代!(168)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《【消費不況】「負け」を認めず成果喧伝の安倍政権:労働組合にも責任が/高橋伸彰(立命館大学国際関係学部教授)》

 名目1勝5敗、実質2勝3敗1分け。「アベノミクス」6年間に及ぶ政府経済見通しの星取り表だ。実際、2013年度から18年度にかけて政府見通しの成長率が実績(18年度は見込み)を上回ったのは、名目が2015年度の1回、実質が2013年度と17年度の2回に過ぎない。
 それにも関わらず、安倍(経済音痴)首相は今年の年頭所感で「6年が経ち、経済は成長し」と語り、「成長」の成果を強調した。仮に政府見通しどおりの成長率が実現されていたなら、2012年度に名目494.4兆円、実質499.3兆円だったGDP(国内総生産)は、2018年度には同583.3兆円、同554.2兆円に拡大し、実績見込みの同552.5兆円、同536.5兆円を各々30.8兆円、17.7兆円も上回る計算になる。安倍(経済音痴)首相は政権復帰直後の2013年1月11日の記者会見で民主党時代の政策を「縮小均衡の再分配」と批判し、自らの政権では「成長による富の創出」へと大胆に転換を図っていくと豪語したが6年間の成果を振り返れば政府見通しと実績の差額分だけ「公約違反」を犯したことになる。だが誤りを認めず、現実を直視せず、楽観的な数字を挙げて、自らの成果を喧伝するのは安倍政権の真骨頂である。
 昨年12月18日に閣議決定された2019年度の政府見通しを見ても名目2.4%、実質1.3%と、民間調査機関の平均(第一生命経済研究所調べ)同1.6%、同0.7%に比し高めの見通しとなっている。この顛末がどうなるのかは、2018年度の当初見通しと実績見込みを比較すれば透けて見えてくる。1年前の当初見通しでは名目2.5%、実質1.8%と強気の数字を挙げたが、実績見込みでは名目、実質とも0.9%と大幅に下方修正されたからだ。
 それでも安倍政権は「我が国経済は、穏やかな回復が続いている」と主張し、見通しが実現できなかったのは昨年の「夏に相次いだ自然災害」のせいだと抗弁する。

 大阪や北海道で発生した大地震や、西日本を襲った大型台風の被害が深刻だったのは事実だが、それだけ日本全体の民間最終消費が当初見通しと比べて5兆円近くも減少するという説明には無理がある。事実、2014年4月の消費税引き上げ後に消費の停滞が長引いたときも、安倍政権は駆け込み需要の反動減と天候不順が主因だと当初、説いていたが、翌2015年11月27日に至って賃上げ不足による実質所得減少の影響が年度を通して2兆円台半ばもあったという試算結果(経済財政諮問会議資料)を公表した。つまり2014年の春闘で増税をカバーするだけの十分な賃上げが行われていれば消費の落ち込みは抑えられ、消費増税延期の是非を大義にした14年12月の総選挙は回避されていたかもしれないのだ。言うまでもなく、賃金は労働者が主体的に団結し経営者と交渉して要求を実現しなければ上がらない。その意味で戦後最長の景気拡大が視野に入る中で消費が停滞を続ける背景には、労働組合が本来の使命を果たしていないことも影響している。今年10月には消費税率の更なる引き上げが予定されているが、その影響を緩和するのは政権主導の「バラマキ」対策ではなく、労働組合主導の賃上げであることを忘れてはならない。(基本文献-週刊金曜日/管理者:部分編集)


《【ドナルド・キーン-日本批判】右派の浅薄な「日本スゴイ」じゃない! 「改憲、原発、東京五輪」批判》

 日本文学研究者のドナルド・キーン氏が24日、心不全で亡くなった。
 今回の訃報で多くのメディアが、こぞってキーン氏の日本愛を報じている。「計り知れない日本への愛」「日本のことを考えない日はなかった」。キーン氏といえばアメリカ・ニューヨークで生まれ、大学生のとき「源氏物語」に出会い、日本文化に興味をもち戦後、日本文学研究者として、谷崎潤一郎、三島由紀夫、川端康成といった作家達とも交流をもち、古典から現代文学まで日本文学を広く世界に紹介してきた事で知られる。
 2008年には外国出身の学術研究家として初めて文化勲章を受けている。
 とりわけ近年キーン氏が注目されたのは、東日本大震災後に日本国籍を取得し、日本に永住すると表明したことだろう。原発事故をきっかけに日本を離れる外国人が多かった中、逆に、日本に永住しようと決意するキーン氏の表明は多くのメディアに取り上げられ、アカデミックな分野に関心のない人にも彼の名は広く知られるところとなった。
 特に右派メディアは“日本スゴイ”の文脈に回収する形で、キーン氏の事を絶賛した。

 だがキーン氏が発信したのは、決して右派が大はしゃぎするような“日本スゴイ”だけではなかった。むしろ真逆と言ってもいい発言もしてきた。瀬戸内寂聴氏との対談本『日本の美徳』の中で、ドナルド・キーン氏は、このように語っている。「日本の国籍を取得してからは、私は日本人として、きちんと意見を言わなくてはいけないと考えるようになったのです」「日本人になったからには、これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです(笑)」前述の通り、キーン氏は、2011年9月、東日本大震災を契機に日本国籍を取得して日本に永住すると公表。実際に2012年には日本国籍を取得している。
 2011年3月11日、キーン氏はニューヨークにいた。アメリカのテレビでも日本を襲った未曾有の災害の様子は盛んに報道されており、キーン氏も太平洋を隔てた遠い地からテレビにかじりついて情報収集していた。そのときキーン氏の心の中に浮かんだ感情は「帰りたい」というものだったという。『日本の美徳』の中でキーン氏は「私は震災があった事で、日本国籍を取得しようと、ハッキリと心が決まりました。とにかく一日も早く、日本に「帰りたい」と思ったのです」と語る。キーン氏は、それまでもアメリカと日本を行き来する暮らしを送っていた。日本にも家があり、国籍移籍についても以前から考えはあったのだが、3.11のときに抱いた感情が国籍取得を後押しした。しかし日本国籍を取得したキーン氏の態度の置きどころは“日本スゴイ”を喜び勇んで広める「愛国者」等ではなく、前述の通り「これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです」というものだった。
 キーン氏は自分の事を「政治的な人間でもありません」と言うが、それでも原発再稼働に対する政府の動きには怒りを抱き、反対の署名運動にも参加したという。

<キーン氏は東京五輪にも「非常に不愉快に感じています」と…>

 そして東北を置き去りにして押し進められる東京オリンピックに関する事業に対しても「はっきりいって、非常に不愉快に感じています。何故なら、まだ東北の被災者の方達の生活は元通りではないし、復興も途中だからです」と語る。キーン氏は加えて東京オリンピックに関する安倍政権の欺瞞の数々を指摘する。「復興五輪」と銘打ち「スポーツの力で被災地を元気にする」とオリンピックを招致したが、結果として起きた事は、オリンピックのための公共事業の増加により復興を阻害した事や、震災の風化を早める事だった。
 キーン氏は続けてこのように語っている。「まるで終わってしまったことのようにするのは、間違いだと思います。オリンピックのためには、莫大なお金を使うことになるでしょう。何故、東京なのでしょう。招致のプレゼンテーションのときには「震災復興五輪」と、聞こえのいいことを言っていました。本当に震災復興五輪なら何故、仙台でやらないのか。
 東北では、まだ仮設住宅で暮らしている人達もいるのに…」キーン氏は、太平洋戦争中、日本人捕虜への尋問や、各戦線で回収された文書の翻訳作業等にあたっていた。
 沖縄に上陸し、日本語を使って民間人に投降を促す任務にも従事している。
 その沖縄に向かう途上では特攻機が来襲し、九死に一生を得た経験もしているという。
 戦争を知っているからこそ、キーン氏は日本を再び戦争ができる国に戻そうとする動きには、とりわけ危機感を訴えていた。寂聴氏との対談の中でキーン氏は「数年前、代議士の会で講演をしたことがありますが、そのときに本当に驚きました。ある方が『これからの日本は、もっとよくしなければなりません。言葉も旧仮名遣いに戻し、憲法も改正すべきです』と。私は冗談かと思いました」との経験を語った上で、浅薄な改憲論に異論を唱える。
「日本人は時々、忘れてしまうようですが、太平洋戦争が終わってから、戦死した日本人は一人もいません。しかしその間、アメリカ人は戦争で大勢命を落としています。アメリカだけでなく、世界中のあちこちで、多くの人が戦争で死にました。それなのに、日本人は一人も戦死していない。その事を、決して忘れてはいけないと思います」

<ドナルド・キーン「日本人になったからには日本の悪口をどしどしいう」>

 近年の閉塞した言論状況の中では、政権の方針に異議を唱えるような発言をすれば、「反日」や「日本が嫌いなら、この国から出ていけ」といった言葉が浴びせられる。
 しかし「日本人になったからには、これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです」と宣言した上で実際、日本の政治や社会でおかしなところを指摘するキーン氏の姿勢は真っ当なものだろう。自分の属している国であり社会だからこそ、おかしなところは指摘するし、権力に問題があれば批判する。それは民主主義国家として当然の行為だ。批判内容の検証以前に批判するその態度そのものが批判されるような社会は民主主義が根付いているとはいえない。権力や時の体制に従順な奴隷根性を内面化し、権力を疑う事すらしない者が少なくない現在の日本社会において、キーン氏が発した「日本人になったからには、これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです」という主張は、この国に巣くう病のとても根源的なところを突いていると感じる。
 キーン氏の訃報に際して私達が語るべきなのは、彼が日本を愛したという事だけではない。本当の意味で「日本を愛する」とはどういうことか。問題点を省みず「日本スゴイ」とひたすら盲目的に礼賛することなのか、「日本人になったからには日本の悪口も、どしどし言う」ことなのか。キーン氏の発言から、改めて考えるべきだろう。(リテラ)


《【鳩山-反論】道警の「デマ」認定に反論ツイート》

 21日夜に北海道で発生した最大震度6弱の地震について、鳩山由紀夫元首相の「人災」等とするツイートを道警が「流言飛語」と認定したことを受けて、鳩山元首相は22日夜、「道警は命を守ってほしい」等とする反論をツイートした。鳩山元首相はツイッターで、工場等から大気中に排出される二酸化炭素(co2)の量を減らすため、co2を地中深くに閉じ込める「CCS」と呼ばれる技術に再度言及。「道警は科学的データも調べないで厚真町地震と苫小牧のCCS実験は無関係でデマと認定した。国会論戦で中越地震・中越沖地震はCCSによって引き起こされた可能性があるとされ、長岡のCCSは中止となったのであろう。更に北大の研究者が地震誘発の可能性があると論文を書いている。道警は命を守ってほしい」と反論を展開した。この問題を巡っては、鳩山元首相が21日、CCSによる人災の実験施設が北海道にある事から、21日夜の地震は「CCSによる人災と呼ばざるを得ない」とツイート。
 北海道が22日の災害対策関連の会議で示した資料によると、鳩山氏の投稿は、「5、6時間後には本震がきます」といった内容で紹介されていた。(産経新聞)
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《どこまでも追及!森友学園問題》

◎主催:「森友学園」疑獄を許すな!実行委員会(連絡先:電話/FAX06-6304-8431)
◎日時:2019年3月10日(日)午後2時開会/午後4時45分デモ出発
◎場所:豊中市立文化芸術センター多目的室
     (〒561-0802 大阪府豊中市曽根東町3-7-2/阪急曽根駅より東へ300m)
◎入場カンパ:5000円

◎講演:とことん追及「森友学園問題」
 ●講師:木村 真さん(豊中市議会議員)


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(民守 正義)