リベラル勢力総結集で政権交代!(122)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【インタビュー】東京近郊の高原での暮らしと朝鮮半島情勢を『母の教え』で描いた/姜尚中さん》
穏やかなタイトルの『母の教え』は、「田舎暮らし」の日常を描きつつ、朝鮮戦争の年に生まれた著者の歩みと、激動する東アジア情勢への思いに溢れている。
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Q:昨年は米国による朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)攻撃が喧伝されていましたが、今年2月の平昌五輪を皮切りに韓国と北朝鮮が歩み寄り、4月に南北首脳会談、6月に米朝首脳会談が開かれました。
A:日本の人々は現状を変えるのに臆病な事もあり、世論も政治家達も北朝鮮の変化に懐疑的です。米トランプ政権が不安定で、対イラン政策のように「卓袱台返し」をやるのではないかという心配もあります。ただ僕は「慎重な楽観論」です。北朝鮮も和平プロセスを後戻りできないでしょう。北朝鮮の最高首脳が4月20日に開催された朝鮮労働党中央委員会総会で、経済発展にエネルギーを費やすことを宣言していますから。
Q:『母の教え』の中に、このような記述があります。北朝鮮が2017年11月、火星15号と称する核弾頭搭載可能なミサイルの発射実験を強行した事に関連して〈キューバ危機以来の、いや、それを上回るような危機に、世界終末時計は、滅亡まで二分の時を刻んだ。/にも関わらず私には、これが反転し、一挙に「平和的な」交渉のゲームの始まりになるのではないかという予感があった〉
A:火星15号の発射で最高首脳が「国家核戦力完成の歴史的偉業」と宣言したからです。
まことに勝手なロジックとはいえ、北朝鮮が米国と対等の立場に立ったと主張することで、米国との交渉に踏み切る可能性があると感じました。ただ当時、専門家と称する何人ものコメンテーター達は、クリスマスには必ず戦争が起きる等と煽っていました。
私のような「楽観論」は入り込む余地がなかった。あの当時、危機を言い募ったコメンテーター達は、詫びを入れるべきだと思うのですが、“平気の平左”です。
Q:残念ながら、人々の危機意識を煽った方が、視聴率が取れるという発想が制作側にあるのかもしれません。
A:こういった状況を目の当たりにすると、第2次世界大戦中の新聞について「言論の自由がなかった。大本営発表に従うしかなかった」というのは本当だったのか、むしろ積極的に軍に従っていたのではないかという疑問が過ります。もちろん様々なメディアがありますし、同じ社の中にも、いろいろな人がいます。ただ、あの時点で僕は間違っていなかった。
『母の教え』は、米朝関係が最も緊張していた時期に書いているから、意味があると言えるかもしれません。
Q:ベストセラーとなった『悩む力』(08年)が啓蒙主義の手法で書かれているのに対し、『母の教え』は文体が柔らかいですね。〈旬のものを口にする。贅沢でなくても、それが豊かな食生活であることを、母は日々の食卓を通じて私に教えてくれたのである〉とあるように、タラの芽やフキノトウ等の描写が瑞々しい。レンギョウやチンダルレ(ツツジ)等の花と、朝鮮半島の歴史・自らの歩みを重ねた描写も印象的です。
A:新書だと通常は数カ月で書き上げてきたのですが、『母の教え』は1年かかりました。
東日本大震災と福島第一原発の事故で、高度成長に彩られた「戦争の申し子」のような時代が確実に終ったと実感しています。自分の人生の有り方も考えています。本当は、1990年代初頭のバブル経済崩壊、95年の阪神・淡路大震災の段階で根本的に考え直さなければならなかったのですが。戦後、いや戦前から一貫して私達は、ある種「動員」されてきました。
戦前は国によって、戦後は国や企業によってです。一人一人がどれだけ、自分の頭で自分の人生の価値について考え、学び、選択をしてきたのでしょうか。
4月1日採用の就職活動が始まると、学生達が一斉にリクルートスーツに身を包む。
その事に疑問を持ったからこそ、60年代の終わりにスチューデント・パワーが燃えさかったのではないでしょうか。動員による成長では立ち行かなくなっていることが明らかなのに、今も変わろうとしていないようにみえます。この本で私は、高原での隠居生活の楽しみだけを書いた訳ではありません。自然と親しみ四季を味わいながら、過去の記憶を弄っています。過去の生々しい大事件が何十年も自らの生活と関り、自分を縛りつけてきました。
でもやっと、その封印が解けて変わってゆく予感があります。その予感は確実に現実のものになりつつある。それを踏まえると、僕達と同じ世代にとっての「第二の人生」のありようが見えてきます。それを味わいつつ、変化が、どこに向かうかを静かに見つめています。
今後どうなるかは、この本を読めば、ある程度、察しつくのではないかと思っています。
Q:どこに注目されていますか。
A:朝鮮半島情勢を占うカギは、北の最高首脳が、どれだけ早く韓国ソウルを訪れるかです。
9月18~20日に北朝鮮・平壌で開催された第4回南北首脳会談(編注、文在寅大統領と金正恩委員長は2回目)で、だいたいのコンセンサスはできているでしょうから。
朝鮮戦争以来の南北関係を考えると、北の最高首脳がソウルを訪れるのは驚天動地です。
実現すれば、北朝鮮の非核化への意思は、かなり本気だということになります。
米朝関係を占うことにもなります。
Q:非核化と朝鮮戦争終結の順番は、どうなるでしょうか。
A:朝鮮戦争を戦った国連軍は事実上、米軍ですから、朝鮮戦争終結とは法的な意味合いよりも、政治的なマニフェスト(宣言)。米国が北朝鮮への敵対行為を止めるということになります。一方で非核化の実現は最短でも5年、場合によっては10年かかることは米国も理解し始めました。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」という言葉が独り歩きし、平和条約が結ばれれば直ぐにでも非核化が可能であるかのような勘違いがありますが、非核化は一歩一歩、積み重ねていくしかありません。それが、これまでとどう違うかと言えば、米朝首脳会談が行なわれたことです。共同声明の冒頭は〈(1)米国と北朝鮮は、平和と繁栄を求める両国民の希望通りに、新たな米朝関係の構築に向けて取り組む〉ですから、新たな関係を樹立する課題の中に非核化を落とし込んでいくことになるでしょう。
朝鮮戦争勃発の年に生まれ、その終結を確かめることができれば、僕は戦争と平和の間を生き抜いたことになります。(週刊金曜日/管理者:部分修正)
《【言論統制】ローラ辺野古発言の波紋:安倍政治に口を噤む異様な国》
<土砂投入が始まって、SNSでは停止を求める署名が広がりました。タレントのローラさんが署名を呼びかけていましたが、偉いですよね。日本では「袋叩き」に遭うのが怖くて口を噤む人も多い>9日の朝日新聞社会面に載った音楽家・坂本龍一氏の言葉だ。
辺野古への土砂投入等、沖縄をテーマにしたインタビューで、国家の暴力に異を唱える事について、坂本氏はこう続ける。<米国では、国民の半分近くはトランプ大統領支持ですから、バッシングは日本の比ではない。それでも芸能人やスポーツ選手が政治的な発言をすることが当たり前です。立場を表明しない人は返って愚かだと相手にされません>
<世界では今「声がデカい人の意向が通る」という政治が横行しています。真実を追求しようとするメディアには「ウソつき」と繰り返す等、一方的な対応が目立ちます。反対する者と、まともに議論しようとしない日本政府の姿勢は、トランプ大統領のマネをしているのでしょう。たがが外れていますよね>そして「その事に多くの国民が気づいていないことが一番大きな問題」だと指摘する。批判の声に耳を傾けず、力で押し切る政府の姿勢に疑問を感じないどころか、メディアや一般市民までもが権力者を守る側に回って、批判の声を弾圧しにかかる。摩訶不思議な現象が、この国の日常になっているからだ。
■政権批判の発言だけが叩かれる
ローラが署名を呼びかけたのは、昨年12月14日から土砂投入が始まった名護市辺野古沿岸の新基地建設について、2月24日の県民投票まで工事を停止するようホワイトハウスに求める請願サイト。8日時点で20万筆を超えたが、ローラが自身のインスタグラムで「みんなで沖縄をまもろう」「美しい沖縄の埋め立てを止める事ができるかもしれないの」等と訴えたところ、バッシングの嵐に見舞われた。「芸能人は政治的発言を控えろ」というのである。
有名人が政治的な発言をするのが当たり前の米国とは対極的だ。
「辺野古工事反対の請願署名には、世界的ロックバンド『クイーン』のブライアン・メイ氏もツイッター協力を呼びかけましたが、ローラさんに対して脅迫めいたことを言っていた人達も、彼には『政治的発言をするな』と噛みつかない。イビツなダブルスタンダードの上に成り立ったバッシングであり、日本の有名人が現政権に批判的な言動をすると、“政治的”と問題視される。安倍政権をヨイショするタレントの発言だって政治的なのに、そちらは決して攻撃されないのです。ローラさんの『奇麗な海を守りたい』という気持ちは政権批判とは別物ですが、現政権が進める事に異を唱えた途端にやり玉に挙げられる。本来なら、そういう言論弾圧には毅然と対峙し、自由な発言を守るべきメディアが腰砕けだから、どうしようもありません」(高千穂大教授・五野井郁夫氏=国際政治学)
政権にとって不都合な“政治的発言”をすると「芸能活動に影響が出ないといいが…」と心配するフリをするが、それ自体が同調圧力となって発言者を追い込んでいく。
中立や公平を持ち出して、テレビ番組にも呼ばなくなる。それが大メディアのやり方だ。
中立・公平というのなら、政権に好意的な意見も批判的な意見もあっていい。
大体、日本の美しい海を埋め立て、日本国民の税金を使って米国様のために、必要かどうかも分からない基地を建設するなんて、愛国者ほど黙っていられないはずだ。
それなのに「辺野古反対」すら言えないなんて、一体この国はどうなっているのか。
<政府のフェイク垂れ流しに協力するメディアの罪>
「およそ民主主義国家とは思えない異様な言論状況の元凶が、政権の意向を忖度する大メディアです。安倍首相がデタラメ答弁を繰り返す国会審議はマトモに報じないのに、辺野古湾への土砂投入は生中継して基地新設を既成事実化したい政府をアシストする。政府がおかしなことをすれば糾弾するのが当たり前なのに、大メディアが共犯者になって政権を守っている。とりわけひどいのがNHKで、国民から税金のように受信料を徴収しておいて、政府の言い分をそのまま垂れ流す広報機関になり下がっています。多くの国民はNHKが嘘を流すはずがないと信じているから、コロッとだまされてしまう。そこが問題です。この国のメディアが真実を伝える役割を放棄したために、嘘にまみれた安倍政権が6年も続き、やりたい放題を続けているのです」(政治評論家・本澤二郎氏)
6日のNHK「日曜討論」は、まさに御用メディアの本領発揮だった。
辺野古の埋め立てによって海域の希少サンゴや絶滅危惧種が死滅する恐れについて、「サンゴについては(他の場所に)移している。絶滅危惧種は(砂を)さらって別の浜に移していく」という安倍の発言をそのまま流したのだ。しかし、これはウソだった。
地元紙「琉球新報」によれば、埋め立て海域全体で必要な約7万4000群体の移植は行われておらず、移植されたのは別の区域の9群体だけ。砂を浚って生物を移す作業もしていないという。ここまで堂々と国民に嘘を言う首相もどうかと思うが、NHKも、そろそろ公共放送の看板を下ろして“政権放送”と認めてはどうか。九段の「日曜討論」の安倍放言は事前収録だった。ファクトチェックする時間はあったはずなのだ。
明らかに「安倍嘘だ」と分かっていてフェイクニュースに加担したのだ。
■当たり前の批判が「勇敢」とされる異常
安倍のサンゴ発言については、8日の官房長官会見でも「事実誤認なら改めて見解を出すつもりはあるか」と質問が出たが、菅官房長官の回答は「報道によれば、の質問に政府として答える事はない。報道に問い合わせをして欲しい」という信じられないものだった。
「いまだ収束のメドも見えない福島第1原発事故の汚染水について、安倍首相が『アンダーコントロール』と言い切ったことを思い出します。その場凌ぎの嘘をメディアが批判しないから、言ったもの勝ちのフェイクがまかり通ってしまう。批判すれば政権支持者から袋叩きにされるから、誰もが口を噤んでしまう。恐ろしいのは、国民が安倍政権の嘘や暴力政治に慣れ、マヒしていることです。何を言っても暖簾に腕押しで嘘をまき散らし、首相が外遊三昧の政権が、どんな横暴を働いても唯々諾々と従い、批判する人を叩く風潮が横行している。こうやって、民主主義は切り崩されていくのです。メディアも言論活動を放棄してしまったこの国は、もはや“民主主義のフリ”をしているだけ。厚顔無恥に権力を振りかざし、正論が通用しないトップに対し、心ある国民はどう対処すべきか、真剣に考えなければなりません」(五野井郁夫氏=前出)忖度メディアに守られたペテン首相は、ヌクヌク外遊三昧だ。9日に政府専用機で英蘭歴訪に向かい、オランダに到着。
出発前に安倍は「6月に大阪で開かれるG20の成功に向けた協力を確認したい」とか言っていたが、オランダはG20参加国ではない。物見遊山で血税を浪費されては溜まらないのだが、批判の声は上がらない。誰も文句を言おうとしない。これでは嘘とゴマカシ答弁でアリバイ的に日程を消化し、強行採決が当たり前という国会軽視が常態化するのは当然という気がしてくる。民意をナメているから、国会を愚弄し、辺野古への土砂投入も問題なし、サンゴ移植の嘘も問題なし。そんな暴力政治への批判を呟くのは一国民として当たり前の感覚なのに、それが“勇敢”なんて言われてしまうことが、この国の異様さを物語っている。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
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《読者のご案内:知らずに殺されるか!》
一番街総合診療所院長:医博 細川 博司【https://youtu.be/i1aorqq23u4】
代表 942460177 お気軽にご連絡下さい。:癌は怖くない!浴びるから発がんし、かじるから散らばり拡がり、切る焼く盛るから殺される!三大アホ治療で殺されないために!
《今だから語りたい!森友問題の「真実」》
◎対談1:相澤 冬樹さん(元NHK記者、現大阪日日新聞論説委員
VS
木村 真さん(森友学園問題を考える会・豊中市議)
◎対談2:近畿財務局元職員(人数未定)
VS
山本 いっとくさん(森友学園問題を考える会・前豊中市議)
◎日時:2019年2月2日(土)19時~(開場18時30分)
◎場所:アクア文化ホール(豊中市立文化芸術センター中ホール:阪急「曽根」約300m)
◎参加費:500円(障害者・学生300円、介助者無料*手話通訳有り)
◎主催:森友学園問題を考える会●連絡先:☎/FAX06-6844-2280
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
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(民守 正義)
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