リベラル勢力総結集で政権交代!(119)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【反-辺野古基地】諦めなければ敗北ではない》

 安倍政府が名護市辺野古の新基地建設のために土砂投入を開始した。
 僅か2カ月前の県知事選において、新基地建設反対を掲げる玉城デニー氏が大差で勝利を収め、揺らぐ事のない民意を示したにも関わらず、あの選挙で撃退された側が事もあろうに、県民感情を逆撫でするかのように沖縄を弄び、地方自治や民主主義を蹂躙する事で力を誇示したつもりになっている。こうして既成事実を積み重ねる事で、アメリカに向かって「私達はやっています」アピールしていると同時に、抵抗する者には「オマエ達が何をいっても無駄なのだ」というメッセージを放っているのである。アメリカのポチが、異論を唱える国民、大衆を弄んで喜ぶ。そのような子供染みた癖を備えた政府である事を万人に教えている。東京に、とぐろを巻いた「一強」の思い上がりは相当なものである。
 辺野古新基地建設は客観的に見て、まだまだ完成など遠い先の話であり、強行する側にとって乗り越えなければならないハードルは山ほどある。県知事や地元自治体である名護市の許認可を必要とする案件も複数ある。ここにきてとり沙汰されるようになった軟弱地盤の問題をはじめ、物理的な障害も多々あるのが実際だ。今回の土砂投入は、それ自体「もうダメだ…」「何をやっても無駄なのだ…」と敗北感を抱かなければならないような代物ではなく、長い長い過程の、一局面における政府側のパフォーマンスに他ならない。
 諦めを煽るための強行策であり、沖縄への挑発行為という意味合い以外には何もない。
 こうした諦めを煽るやり口は、国策を遂行する際の常套手段なのかと思うほど山口県民にとっても馴染みが深い。既に40年近く続いている上関原発建設計画でも、センセーショナルに「公有水面の埋立て着手」等々とメディアを通じて騒ぎあげ、「反対しても原発はできるのだ…」というメッセージを放ったことがあった。東日本大震災が起こる前に、実際に山口県で繰り広げられた茶番劇である。原発予定地にはゼネコンが乗り込んで樹木を伐採したり土を掘り起こし、建設工事を開始したような大々的なパフォーマンスをやり、海にブイを浮かべたり、大型作業台船から石ころを投げ込んでみたり、年に一度は必ずセレモニーをやっていた時期があった。そのようにして反対派の気持ちを萎えさせ、水面下では「どうせ原発ができるなら、漁業補償金を受けとった方がいいのではないか…」と祝島を懐柔していた。

 祝島が諦めて漁業権を手放さなければ業行権放棄が確定せず、中電は海に手をつけられないにも関わらず、まるで「漁業権問題は解決済み」であるかのような人欺しをやり、補償金受け取りを迫ったのだった。何故1年に1度だけ「埋立て工事に着手」のパフォーマンスをしていたのか?本来であれば関係漁協全ての漁業権放棄への同意が前提となるのに、先走って県知事が公有水面埋立て許可を出してしまい、1年以上、事業者が何も工事しなければ許可取り消しになり、3年で完成できなければ許可取り消しだけでなく原状回復が求められるからだった。従って1年目にはブイを浮かべ、2年目は石を海に放り込み、公有水面埋立て法の体裁を繕っていた。しかし、そのような諦めを煽る欺しの手口は暴露され、祝島が補償金の受け取りを拒んだため、現在も原発計画は宙に浮いたままである。「原発はできるのだから、諦めて補償金を受け取れ」といっていた推進勢力は、最近では「原発は(福島事故も起きて)できないから受け取れ」と真反対の工作をやり、要するに受け取らせて漁業権を放棄させたいという魂胆を丸出しにしている。
 推進勢力が諦めない限り、こうした「勝つまでジャンケン」のような執拗な攻勢が続くわけで、対抗する側にとっては心が折れたときが敗北である。辺野古以上に息の長い37年に及び国策との闘いにおいて、諦めない、騙されない、一局面を押し切られた程度でくじけない事が、如何に重要か、山口県でも身をもって体験してきたが、諦めずに闘っている事で全国からの支援があり、原発はいまだ建てさせていない。これは国策との闘いにおいて、40年近くかけて得た重要な教訓である。沖縄県という地方自治体の政策選択にお構いなく、また知事が何を言おうが聞く耳を持たず、公有水面埋立て法も超法規的な手段によって済崩しにし、議会制民主主義や地方自治の建前すらも超越して、国家権力がムキ出しの力を行使して米軍に奉仕する。「銃剣とブルドーザー」を米軍ではなく、今度は日本の為政者が成り替わって実行している。「勝つ事は諦めない事だ」と玉城知事が辺野古現地を訪れ、目の前にいる数百人だけでなく全県民に向かって鼓舞激励の言葉を発していた。
 故翁長知事が叫んだ「うちなーのぐすーよー、負けてーないびらんどー(沖縄の皆さん、負けてはいけません)」の言葉と共に─。戦後からこの方、73年にも亙って続く米軍支配との闘いは、まさに諦めるのではなく何度でも起き上がって抵抗し、米軍基地のない沖縄を求める不屈の魂によって支えられてきた。対話ができない力業一辺倒の中央政府に対して、目先の局面だけに一喜一憂するのではなく、全沖縄の県民世論を束ねて対抗するなら、新基地建設を阻止することは十分に可能だ。基地建設の終了よりも前に倒壊するのは、むしろ安倍政府の側である。そもそも米軍支配に立ち向かっている沖縄県民が、米軍のポチあるいは小間使いのような連中を怖れたり諦めたりする筋合い等ない。

 土砂投入は沖縄県民への明確な挑発であり、同時に全国で原発やイージス・アショア配備等の国策と対峙し、民主主義を求める国民への挑発でもある。法治国家の建前が音を立てて崩壊する中にあって、ムキ出しの権力にどう対抗するかが問われている。
 それは沖縄に限った話ではない。入管法改定、水道法改定、TPPに続く日米FTA等々、国益を多国籍金融資本に売り飛ばし、日本社会の安売りをして恥じない勢力が、金力と権力だけは握らされ、改憲前から国の枠組みや法治国家としてのルールをオレ様ルールへと捻じ曲げている。こうした状況を担保しているのもまた、政治不信、即ち諦めである。
 混沌とした時代ではあるが、心がへし折られるくらいなら、逆にへし折ってやるくらいの強靭なパワーが必要とされている。日本社会がぶっ壊される事に対して、諦める訳にはいかないのが現実だ。(長周新聞)


《【怒りの「少女」像】少女像撤去に関しての、「女たちの戦争と平和資料館」(wam)の声明/イダ ヒロユキ》

 アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)が以下の声明を出しました。極めて真っ当です。レーダー問題でもクジラ問題でも、徴用工問題でも、全く政府の言いなりに報道するメディア状況は、戦前の大本営発表追随と似てきています。
 批判されるのが怖くてナショナリズムで国家主義的な主張ばかりしていく。主流秩序に従属ばかりしていく状況。こうして思考停止、集団催眠になっていくのだと感じています。
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内閣総理大臣 安倍晋三 様
外務大臣 河野太郎 様

抗議文 及び 公開質問状

<日本軍「慰安婦」を記憶するための市民の取り組みへの妨害を直ちに止めること>

 2018年12月28日、フィリピン・ラグナ州サンペドロ市の高齢者施設に「平和と女性のエンパワメントのための碑」と題された少女の像が設置されました。しかし在フィリピン日本大使館が、この碑の設置に対して「我が国政府の立場と相容れず極めて残念」として、フィリピン大統領府と外務省に申し入れを行った2018年12月30日に、碑は撤去されました(『まにら新聞』2018年1月2日付)。このような妨害行動を、アジア太平洋の女性達を性奴隷にした加害国の日本政府が繰り返す事に、私達は憤り、強く抗議します。
 日本軍「慰安婦」の事実を否定し「河野談話」とさえ矛盾する見解を日本政府が表明するようになった2007年以降、被害国だけでなく欧米の市民も日本軍「慰安婦」の歴史を記憶に留める活動に取り組むようになりました。しかし度重なる日本政府の妨害によって、これらの努力は断念させられたり、碑文や碑そのものを撤去された事さえありました。
 その一方で、どうにか被害を受けた女性達の存在とその勇気を記憶に留めたいと、様々な工夫を凝らした碑の設置や行動が世界各地で広がっています。それは取りも直さず、加害側である日本政府と日本社会が、日本軍の性奴隷にされた女性達の被害を歴史から抹消しようとしているからに他なりません。今般、サンペドロ市に設置された「平和と女性のエンパワメントのための碑」は、私達の想像を超えた工夫がなされていました。

 碑文には「慰安婦」だけでなく、「戦争」や日本軍による性暴力被害を想像させる言葉が一つもないからです。それでは何故「女性が輝く社会」を政策に掲げる日本政府が、この碑を「我が国政府の立場と相容れ」ないと考えたのでしょうか。碑がソウルの大使館前にあるものと同じ作家による同じ彫刻だったからでしょうか。それは政府として抗議する理由になるのでしょうか。ドイツのフライブルク市では2016年、日本政府の激しい妨害により碑の設置計画が頓挫し、日本政府の良識が問われる事態になりました。
 その後、ドイツ市民達はヴィーゼント市の私有地に碑を設置しましたが、これにも日本政府は土地所有者に執拗に圧力をかけ、結果的に碑文を削除させたと聞いています。
 市民による私有地への設置という極めて私的な取り組みに圧力をかけるとは、常軌を逸していると言わざるをえません。碑文の内容なのか、設置場所なのか、設置主体なのか、はたまた「作品」そのものへの妨害なのか。日本政府の「立場」は極めて不可解であり続けています。フィリピンでは2017年12月8日、マニラのロハス大通りにフィリピン国家歴史委員会の名でフィリピン女性の「慰安婦」碑が設置されました。しかし日本政府の度重なる抗議を受けて2018年4月27日に撤去されました。1945年に13歳で日本軍の性奴隷にされたフィリピン人女性、エステリータ・ディさんは「これは私達『慰安婦』に対する侮辱です」「『慰安婦』がここフィリピンにいたことを世界は知らなければなりません」と憤りました。
 私達は、日本軍「慰安婦」に関する事実を否定し、忘れる事さえ強要する妨害行動を直ちに止めるよう日本政府に求めると共に、以下質問します。

<公開質問>

一、フィリピン・ラグナ州の私有地に設置された「平和と女性のエンパワメントのための碑」が、いかなる意味で「我が国政府の立場と相容れ」ないのか、具体的な言葉で明らかにすること。
 上記質問について、数多くの少女や女性が日本兵から強姦され、10万人の市民が命を落としたマニラ市街戦開始から74年目となる、2019年2月3日までに回答を求めます。
  2019年1月7日
          アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)
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《読者のご案内:知らずに殺されるか!》

一番街総合診療所院長:医博 細川 博司【https://youtu.be/i1aorqq23u4】
 代表 942460177 お気軽にご連絡下さい。:癌は怖くない!浴びるから発がんし、かじるから散らばり拡がり、切る焼く盛るから殺される!三大アホ治療で殺されないために!


《生きる権利を求めて-阪神淡路大震災24周年記念集会に集まろう》

◎お話:「原発事故と私たちの人権」~原発賠償関西訴訟で訴えていること~
 ●講師:森松 亜希子さん(福島からの避難者、原発賠償関西訴訟原告団代表)
◎歌:川口 真由美さん
◎日時:2019年1月13日(日)14時~12月16時30分
◎場所:新長田勤労市民センター大会議室
(JR・地下鉄「新長田」約300m東急プラザ3階)
◎参加費:無料(どなたでも参加っできます)
◎主催:被災地反失業総行動参加団体連絡会
 ●連絡先:被災地雇用と生活要求者組合☎078-652-8847
  〒653-0021神戸市長田区梅ヶ香町2-5-2


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(民守 正義)