リベラル勢力総結集で政権交代!(111)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【自由への獲得】弾圧受けつつ「自由民権」天橋義塾》

 京都府北部の丹後半島に明治初期、中等教育を担った私塾「天橋(てんきょう)義塾」があった。指導者が逮捕・投獄される等したが9年余り続いた。開設に尽くした人達は当時各地で起こった「自由民権運動」に身を捧げ、自由や民権という西洋から入った概念を取り組んでいった。郷土の誇りとして私塾の歴史が語り継がれている宮津市を訪ねた。
 京都丹後鉄道の宮津駅から路線バスで日本三景・天橋立方面に向かう。
 車窓に流れる穏やかな海の風景を見ながら京都府立丹後郷土資料館に着いた。
 丁度「天橋義塾と自由民権運動」をテーマに特別展が開かれている。
 宮津湾を眼下に望む資料館で、森島康雄資料課長から展示の説明を聞いた。
 宮津市市等によると藩校が廃止され、15歳以上20歳前後の青少年、特に旧宮津藩士子弟の教育の場がなくなった。藩士の息子に生まれ、有力者の娘婿となった小室信介(1853~85)が周囲の教師らに相談して1875(明治8)年に天橋義塾が開設された。
 丹後一円の人々から出資してもらい、運営も民主的に行われた。展示されている教科書は福沢諭吉の「文明論之概略」の他、「民権大意」「代数学教授書」など幅広い。
 日常の討論を重要視し、生徒会議を開いて寄宿舎の規則も決めたという。
 「人間は自由の権利を生まれ持つ」と教え、道理に外れなければ行動は自由だと説いたのも先進的だった。指導者だった小室信介は丹後の自由民権運動の中心人物である。
 大阪の政論新聞で論陣を張る。義塾は学問の教授以外に政治結社でもあった。
 国会開設運動や憲法草案の作成に関する文書も多数展示されている。
 「自由懇親会」と称して実は演説会を開いていた。天橋義塾は当初、現在の宮津小学校付近に校舎があった。生徒が増えた事もあり2度移転。明治政府の言論弾圧等による自由民権運動の衰退と歩調を合わせて84(明治17)年に事実上、解散した。
 宮津小学校の敷地内には義塾跡の石碑があった。6年生が総合的な学習の時間で義塾の歴史について勉強していると聞いた。近くの宮津市役所の南には広場があり、藩医の屋敷だった「大村邸跡」の説明板が見られる。かつて武家屋敷が立ち並んでいた通りが南へ数百メートル続き、一帯は「柳縄手」と呼ばれる。暫く歩いて小室信介の生家のあった場所を見つけた。宮津湾に注ぐ大手川沿いに「旧跡」と寂しく表示されていた。(毎日新聞)


《【外交展望-北方諸島】日本には、日ソ共同宣言で歯舞色丹の提供(返却)を求める以外の選択はない》

1.経緯
◎プーチン大統領は9月12日、ウラジオストクで開催中の東方経済フォーラムの全体会合で、日本との平和条約を今年末までに締結するよう安倍(外交音痴)首相に提案した。
 プーチン大統領は提案に先立ち、平和条約締結後に歯舞、色丹の2島の提供(ロシア文)を明記した日ソ共同宣言(1956年)に言及した。安倍(外交音痴)首相は11月14日、訪問先のシンガポールでの日ロ首脳会談後、記者団に①「1956年の日ソ共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させることでプーチン大統領と合意した」②「年明けにも私がロシアを訪問して日ロ首脳会談を行う。戦後残されてきた懸案、平和条約交渉を仕上げていく決意だ」と述べた。ただ安倍(外交音痴)首相単独会見(プーチン大統領、同席せず)で確定情報かは未確認。
2.安倍外交上の意義
◎大手メディア各紙は一応、確定情報として「外交の安倍」と演出-称賛した。
 しかし2019年には苦しい状況が待っている。日米貿易交渉では米国は自動車、農産品で日本の大幅譲歩を求める。「米中新冷戦」とも言われる厳しい米中関係の中、米国と独自外交のできない安倍政権では、日中関係の進展は見込めない。韓国とは従軍慰安婦問題、徴用工問題等で厳しい状況が続く。「NHK虚偽宣伝-外交の安倍」で、虚偽または詭弁的になるだろうが、「成果」とプロパガンダするには、北方諸島帰属問題しかない。
3.北方諸島帰属問題の解決は「1956年の日ソ共同宣言“ソ連は、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡す事に同意する。これらの諸島は、日本国と連との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする」に基づき、歯舞色丹の返還を求める以外に解決の道はない。歴史的経緯を見ると、日本はサンフランシスコ条約で千島列島全体を放棄しており、日本の帰属を求める根拠は、実は「1956年『日ソ共同宣言-ソ連は、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡す事に同意する。これらの諸島は、日本国とソ連との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする」しかない。その証左に、吉田首相はこの会議で、国後、択捉が「南千島」と日本帰属の対象外を意味した説明している。

 国際法的に日本が国後・択捉を求める法的根拠はない。一方、米国側は日本が放棄した千島列島の帰属は日本に発言力がないとの立場を取っていた。米ソ間では、第二次大戦終結に向け、ヤルタ会談でルーズベルト大統領は千島をソ連領とすることに了承し、ルーズベルト大統領の死後、トルーマン大統領もこの立場を引き継いでいる。
4.「二島先行、残り二島は交渉(で国後・択捉が返る可能性あり)」の選択はない。
 安倍内閣は「二島先行論」という虚偽・妄想論を述べている。これはサンフランシスコ講和条約で千島を放棄した中で、日本に法的根拠はなく、国後・択捉が返る可能性はない。
 だから先述の安倍(外交音痴)首相単独会見にも「本当か?」と疑惑の念を持たれている。
 そもそも1956年に何故平和条約としなかったか。1956年の日ソ共同宣言は実質的に「平和条約」である。戦争終結、外交関係再開、賠償請求の放棄等が決められている。
 しかし平和条約としなかったのは北方諸島帰属問題が決着しなかったからで、こうした経緯を見れば、平和条約の締結は北方諸島帰属問題の決着を意味し、平和条約後も交渉を行うというものの実質的効力は、ほぼない。(可能性は全くないが一応、解説するに「二島+α」は「二島先行論」とは異なる。「二島+α」は国後・択捉は実質的にソ連領としつつ、特別の権益を国後・択捉に樹立することをめざす。)

5.ロシアは歯舞・色丹を日本に「提供(ロシア語-成文)」するか。経緯的にみると1960年日米安保条約がある限り、「提供」しないとの立場をグロムイコ外相が打ち出し、その後「領土問題は存在しない」との立場をとった。今日、ロシア国民の大多数が「提供」に反対である。こうした中、プーチン大統領は、平和条約締結後に歯舞、色丹の2島の引渡しを明記した日ソ共同宣言(1956年)の有効性を主張している。しかしプーチン大統領の支持率が高い時には、その実施は可能であるが、今年に入りプーチン大統領の支持率が急速に下降している。日本側からとして、こうした中でプーチン大統領が指導力を発揮できるか、疑問が出ている。
6.ロシア側として、障害として米軍基地の問題が指摘され「米国が返還地に基地の建設を求めたら、日本は地位協定上断れない。従ってロシアは返さない」とするものである。
 これにはロシア側として理がある。御用評論家が、よく言う「『日米地位協定第二条』に基づき、日本が北方諸島に『米軍軍事施設を設置する事を、条項上、断わればよい」はロシア外交筋も、百も承知のこと。しかしロシア側は「安倍」への不信感も相当あって、直ちに「そうですか」とはいかないというのが当然の本音。現に2016年11月、谷内国家安全保障局長の訪露時に、ロシア側の問いかけ「北方領土返還後の米軍基地設置の可能性」に対して、谷内国家安全保障局長は「それは解らない。その可能性はある」と答えてしまっているのだ。そこで当時の日露交渉は一気に頓挫。今回のプーチン大統領の「歯舞・色丹提供」について「領土権はロシア・施政権は日本」等々、言っているのは「日本の本気度」に揺さぶりをかけただけで、基本的に、いかなる外交交渉にも、底流に相手国への信頼が必要不可欠で、ハッキリ言ってロシア側は「安倍政権は信用していない!」。(批判的参考文献-孫崎享のつぶやき/文責:民守 正義)


《【ハンセン病虐待】岡山2園・建物10件:国文化財登録へ》

 岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所2園にある建物計10件が国の登録有形文化財になる見通しとなった。国の文化審議会が今月、文部科学相に答申した。文化庁によると、全国に13ある国立のハンセン病療養所では初めて。2園は、香川県の療養所と共に世界文化遺産登録を目指しており、追い風になると期待される。2園は、共に瀬戸内市の長島にある「長島愛生園」と「邑久光明園」。長島愛生園は1930(昭和5)年に日本初の国立ハンセン病療養所として開園した。敷地内にある旧収容所▽旧事務本館▽旧日出浴場▽旧洗濯場▽園長官舎─の5件が対象になった。旧収容所は、到着直後の患者が留め置かれた場所で、ハンセン病患者を隔離した歴史を象徴する建造物。38(昭和13)年に開園した邑久光明園では、昭和10~20年代に建てられた恩賜会館▽療養所付属の旧裳掛小・中学校第三分校▽ハンセン病の医療・福祉に尽力した人を祭る「奉安殿」▽物資運搬斜路▽瀬溝桟橋─の5件が登録される。
 この2園と「大島青松園」(高松市)については、療養所の入所者や地元関係者らでつくるNPO法人が、世界遺産登録を目指して活動中。
 登録有形文化財になれば、今後は国から修理費の補助を受けられる等のメリットがある。
 長島愛生園の中尾伸治・入所者自治会長(84)は「世界遺産登録に向けて力強い後押しになる。人権学習の場として保存できる目途がつき、安心している」と喜んだ。
 同園でガイドを務める田村朋久さんは「今回の登録で、ハンセン病について、より多くの人に関心を持ってもらえる」と話している。文化庁によると、私立のハンセン病療養所は熊本県や静岡県で登録有形文化財となった建物がある。(基本文献-毎日新聞)
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《読者のご案内:知らずに殺されるか!》

【https://youtu.be/i1aorqq23u4】

 一番街総合診療所院長:医博 細川 博司
 代表 942460177 お気軽にご連絡下さい。:癌は怖くない!浴びるから発がんし、かじるから散らばり拡がり、切る焼く盛るから殺される!三大アホ治療で殺されないために!


《新自由主義の正体:リーマンショックから10年-貧困と戦争を招く-》

◎講師:菊池 英博さん(政治経済学者、日本金融財政研究所長、等)
◎日時:2019年1月6日(日)13:30~(開場13時~)
◎場所:エルおおさか708号室(大阪市中央区北浜東3-14)
 ●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎参加費:800円(学生・障害者半額/介助者無料)
◎主催等:戦争アカン!ロックアクション
 ●問い合わせ先:ツイッター【@himitsulock】/ブログ有り


《生きる権利を求めて-阪神淡路大震災24周年記念集会に集まろう》

◎お話:「原発事故と私たちの人権」~原発賠償関西訴訟で訴えていること~
●講師:森松 亜希子さん(福島からの避難者、原発賠償関西訴訟原告団代表)
◎歌:川口 真由美さん
◎日時:2019年1月13日(日)14時~12月16時30分
◎場所:新長田勤労市民センター大会議室
(JR・地下鉄「新長田」約300m東急プラザ3階)
◎参加費:無料(どなたでも参加っできます)
◎主催:被災地反失業総行動参加団体連絡会
 ●連絡先:被災地雇用と生活要求者組合☎078-652-8847
〒653-0021神戸市長田区梅ヶ香町2-5-2


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*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)