安倍政権の破滅的リスクと参議院選挙の展望(9)

安倍政権の破滅的リスクと参議院選挙の展望(9)


《米国“戦争屋”2人に旭日大綬章:安倍ポチ政権の恥知らず》
話題は昨年秋の事で少々、古いが、秋の勲受章者が11月3日に発表されたが、かつての勲一等「旭日大綬章」を受章した19人の内、日本人は7人。半数以上の12人が外国人という安倍(戦争)総理の売国奴的体質を露骨に示すものだった。それも外国人の受章者数は過去最多。一番多いのは米国で5人が受章。その面々には「大義なきイラク戦争(ジュネーブ条約違反)」を主導したラムズフェルド元国防長官とアーミテージ元国務副長官にまで勲章を贈った。2人への叙勲を推薦したのは外務省儀典官室。授章を決めた内閣府は「戦後70年の節目ということで、戦後日本の平和と発展の重要な基盤を形成した日米関係の増進に大きな功績のあった方々を特に推薦した、と外務省から説明された」(賞勲局の担当者)と言うのだが「何がアーミテージやラムズフェルドが『日本の平和と発展の基盤を形成』に寄与したというのか!日本を最も『属国的指図』しているジャパンハンドラーの最右翼じゃないか!」と然程、日米関係に精通していない者でも概ね、周知の連中だ!具体的に言うとラムズフェルドはイラク開戦直後から自衛隊に再三「イラクの治安維持」への参加を打診。日本政府に集団的自衛権の行使を焚き付けた人物だし、アーミテージは9.11テロ以降「ショウ・ザ・フラッグ」「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」と恫喝し、日本政府に軍国化を迫ってきた。加えて3年前に公表した「第3次アーミテージ・リポート」では、日本の原発再稼働やTPP参加、特定秘密保護法の制定、武器輸出三原則の撤廃を要求。安倍政権は、その要求・指図を忠実に実行してきた。
先般の「戦争法案国会-参議院特別委員会」で山本議員(生活)が、この忠犬ポチ公ぶりを追及。「アーミテージの言われるがまま、完全コピーじゃないか!」と「ポチ呼ばわり」されても質問時間が短いのもあって安倍(戦争)総理は反論できず。怒った安倍(戦争)総理が、山本議員が配った質問資料を机に叩きつけ、下に散乱した同資料を岸田外相が拾うというシーンも国会中継で映っていた。また最近では「『国民連合政府構想』潰し⇒『維新・民主党統一会派』結成」も官邸と共に指示した謀略(具体証言有り)と言われている。政治評論家・森田実氏は言う。「安倍政権が強引に成立させた安保法制も、リポートの中身を実現させたものです。アーミテージは『集団的自衛の禁止が日米間の障害』等と断定的に記しています。今や自衛隊は米軍の下請けとなり、安倍政権も元請けのオバマ政権への従属を隠そうとしない。叙勲制度を利用してまで、米国にゴマをするとは、独立国としての誇りを完全に失っています」全く、そのとおりだが、それだけに留まらない。かつて「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい。正常に近い」とホザいた太田誠一元農相まで旭日大綬章を受章したのだ。幾ら勲章の価値が落ちているとはいえ、戦争屋2人やレイプ肯定派にくれてやる必要はない。この叙勲も我らの税金からと思うと、安倍(戦争)総理のマスコミ幹部との「夕食会」の高額食事代といい、いくらボンボン育ちでも「公金と私金の使用節度」くらい、シッカリもって湯水のように税金を使うのは止めて頂きたい。(日刊ゲンダイ:管理者-総合編集)

《安倍政権が「官僚と業者の接待ゴルフ」を解禁!? ゴルフ汚職の復活?》
盗人猛々しいとは、この事だろう。麻生太郎財務相が会長を務める「超党派ゴルフ議員連盟」が、国家公務員に禁じた「利害関係者と共に遊技またはゴルフをすること」を「国家公務員倫理規定」から外すよう政府に申し入れた一件だ。議員連盟が政府に提出した決議文によるとゴルフ接待禁止は「ゴルフに対する誤解や偏見を与える」「ゴルフへの冒瀆」等として、その解禁を求めたもの。更に遠藤利明五輪担当相も会見で「ゴルフは来年のリオ五輪の種目。五輪種目である大衆スポーツを特別な扱いにするのは相応しくない」とゴルフ解禁を後押しまでしたのだ。簡単に言えば「これまで禁止されていた官僚と利害関係者とゴルフを解禁せよ!」というものだが、そもそも、この規定は90年代に相次いで起こった官僚の贈収賄事件を受けて2000年に設けられたものだ。一連の汚職・贈収賄事件の背景には官僚への巨額な賄賂、接待があり、その中でもゴルフ接待を舞台にしたものは当時大きな批判に晒された。しかもこの規定は個人的に行うゴルフを禁止したものではなく、汚職や贈収賄を防ぐために“利害関係者”とプレーすることを禁じたものだ。【管理者:大阪府も同様の規定がある】翻っていえば、こうした“規定”がなければ官僚達の汚職は防げないという判断でもある。実際、当時の事件を振り返ると、官僚達が過大な接待に溺れていく様と、その呆れるばかりの倫理意識の無さが浮かび上がってくる。官僚汚職事件とゴルフの関係は深い。古くは89年に起こったリクルート事件で文部省の生涯学習局長ら3人がゴルフ接待を受けていたことが発覚しているが、その後ゴルフ接待の存在が最もクローズアップされたのが1996年に起こった特別老人ホーム「彩福祉グループ」を舞台にした厚生省汚職事件だった。この事件は収賄容疑で埼玉県高齢者福祉課の茶谷滋課長や、厚生省トップまで勤めた岡光序治事務次官が辞任後に逮捕されるなど厚生省を震撼させた大事件だったが、ここで大きな問題となったのがゴルフを含む接待漬けだった。
当時のマスコミ報道もこの“タカリ接待”を大きく取り上げている。「小山(博史・埼玉県の特別老人ホーム経営者)と茶谷は、月2〜3回の割合で、浦和市の埼玉県庁の近くにある料亭や、大宮市内の一人2〜3万円かかる飲み屋で会っていた。都内では銀座、赤坂、六本木の飲み屋も使った。むろん支払うのは小山で、会う度に3万円程度の現金も渡していた。岡光と小山は、もっぱら赤坂の料亭で会い、こちらは、その度に10万円程度現金を渡していた」(「週刊現代」96年12月7日号)「約10万円の料亭接待は、ほぼ毎月のこと。人事異動の度に10万円単位の餞別。数十回にわたる高給ゴルフ場でのプレー代も、岡光次官は小山容疑者に甘えていたという(略)91年には1600万円相当のゴルフ会員権(略)。マークⅡなど350万円以上の高級国産車を数台、私用に乗り回していた」(「週刊女性」96年12月10日号)「6000万円のカネに1600万円相当のゴルフ会員権贈与、自家用車の提供─と、岡光・前厚生事務次官が小山容疑者(博史・埼玉県の特別老人ホーム経営者)から受け取っていた金品は度を超している。そればかりか女性同伴でアメリカや台湾旅行に宇津々を抜かしていたとは驚きを通り越す」(「週刊ポスト」96年12月6日号)岡光元事務次官と茶谷元課長は、その後有罪が確定したが、こうした汚職の背景に単にゴルフ接待だけでなく高額ゴルフ会員権の贈賄まで存在したことがわかる。厚生省だけではない。省庁の中の省庁といわれた大蔵省でも95年の二信組事件、98年の“ノーパンしゃぶしゃぶ事件”こと大蔵省汚職事件もゴルフを含む接待が問題になっている。「(二信組事件で)特別背任で起訴された高橋治則被告らに、大蔵官僚は接待漬けにされていた。(略)融資の口利きをして貰ったお礼が、ゴルフや料亭の接待、京都旅行、コンパニオンやAV女優等とのセックス接待です。その接待は赤坂のホテルや、赤坂、向島の料亭、吉原のソープでした」(「週刊現代」96年12月7日号)「(大蔵省汚職事件で起訴された元証券局総務課長補佐について)被告の容疑は、野村証券に対しパリのレストラン等で合計140万円あまりの接待を強要し、投資信託の承認に関して便宜を図ったというもの。他に大和証券、日興証券、山一証券、住友銀行からも料亭やゴルフ等の接待を受け、便宜を図ったとされる(略)大蔵省の内部調査によれば長野氏(庬士・元証券局長-過剰接待で処分、のち辞任)は93年から4年間で、延べ46社の金融機関から、少なくとも104回の会食と23回のゴルフ接待を受けている。接待総額は480万円。一回当たり約3万7000円だが、これは自己申告に基づくものだから、実際には一回の接待の額も回数も、もっと多いはずだ」(「週刊現代」98年6月13日号)これら官僚達のタカリの実態は、事件報道と同時に国会での証人喚問や、公判を通して次々と明らかになっているが、他にも泉井石油商脱税事件での厚生省接待、消費者金融武富士事件での大蔵省接待等、官僚汚職にはゴルフが料亭接待等とセットになり、汚職の温床、大きな役割を果たしていた事が解る。こうした社会を激震させた一連の官僚汚職事件の末に「国家公務員倫理規定」の改定が行われ接待ゴルフ禁止規定ができたのだ。しかも、である。 ゴルフ禁止規定ができた2000年以降にも、更にゴルフ汚職がクローズアップされた事件も勃発している。 それが防衛省のドンといわれた守屋武昌元事務次官と防衛専門商社・山田洋行との贈収賄事件だ。
当時、国会証人喚問で守屋元次官は、カネだけでなく12年間で200回以上ものゴルフ接待を山田洋行から受けただけでなく、高級車での送迎を全国への妻を伴ったゴルフ旅行、接待、2回のゴルフセット贈賄等を証言している。この事件は高級クラブ等の接待に加え、夫婦揃っての“ゴルフタカリ事件”として大きな衆目を浴びたものだ。「週末の朝6時、宮崎氏(山田洋行元専務)と山田洋行社員を乗せた車が守屋夫妻の自宅まで迎えに行く。 ある時は千葉県外房のゴルフ場、あるいは埼玉県の花園インター近くのゴルフ場に向かったという。『守屋夫妻と宮崎専務は、多い時は、ほぼ毎週ゴルフをしていました。 腕前は守屋氏よりも夫人の方がずっと上手い。 (略)宮崎専務は夫人に気に入られていたから、守屋さんも誘いを断らない。 年末の御用納めの後、宮崎専務は守屋夫妻と2泊3日ほどのゴルフ旅行にもいっていました』(両氏をよく知るX氏のコメント)」(「週刊ポスト」07年9月7日号)こうしたことからも官僚達と業者の接待ゴルフがいかに、癒着、汚職の温床になるかがよくわかるだろう。 それを復活させるという意図はいったい何なのか。【管理者:大阪府でも部長級の利害関係団体トップとの頻繁の飲食事実(当該部長級の日程表は「クローズ」となっている)を知っているが「安倍」も「麻生」も「府部長級」も、既に「癒着関係」にあるのを「公然・公認」にされたいだけではないのかと推察する】そもそも国家公務員の倫理規定は、ゴルフそのものを禁じているわけではない。 利害関係者とのゴルフを禁じているのだ。それを「ゴルフに対する誤解や偏見を与える」「ゴルフへの冒瀆」等と話をすり替えて、わざわざ公務員に汚職の機会を与えるというのは、もはや「倫理観麻痺」としか言いようがない。「安倍政権になって、官僚と政界の癒着は完全に復活している。右派政策を官僚が次々と実行に移す見返りに、政権と自民党は官僚の利権を次々復活させている。今回もその一環でしょう」(政界関係者)国民はいったい、どこまで安倍政権のやりたい放題を許すのか。(リテラ:伊勢崎馨/管理者部分編集)

《馳大臣の海外出張が遊説? 自民デタラメ政治資金の底なし》
政党や国会議員のカネ問題を追及している「政治資金オンブズマン」が、馳浩文科相宛てに政治資金の使途について公開質問状を送っていたが、自民党から届いた回答がヒド過ぎると話題になっている。オンブズマンは自民党の政党交付金から2013~14年に馳大臣に支出された「遊説及び旅費交通費」の内、1回当たり100万円を超える支出が計9回、総額約1256万円の支出は高過ぎるとして使途を求めていた。これに対し自民党幹事長室名で出された回答の中身はこうだ。馳大臣は党内で「2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会実施本部長」の立場にあり、高額の支出分は海外出張した際の旅費交通費だったというのである。「遊説」に海外出張が含まれるとはビックリ仰天ではないか。馳大臣は地球規模で活動しているのか?全くバカバカしいが、オンブズマンが更に問題視しているのは、自民党本部が「政策活動費」として2011年から4年間で34人の議員に支出した総額44億円に上るカネの使い道。18億円を受け取ったはずの石破茂・地方創生担当相の政治団体の収支報告書には「一切記載がない」のだ。
 「あまりに巨額な金額であり、市民(感覚)としては驚くばかり。これらのカネの使途は闇です。巨額のカネを何故、支払ったのか。理由を教えてほしい」(オンブズマン)自民党は答えられるのか。(日刊ゲンダイ)

《ビールに柿ピー 遠藤大臣「少額領収書」でセコすぎる支出》
新国立競技場の建設費用1581億円の内、東京都に395億円を負担するよう要請した遠藤利明五輪相。税金なのだから透明性をもって、無駄なく使ってほしいが、遠藤大臣の政治資金の使い方を見ていると心配になってくる。遠藤大臣の資金管理団体「新風会」の1件1万円以下の支出に関わる「少額領収書」(2011~13年)の写しを入手したところ、これを精査したら怪しい支出が続々だった。特に目立つのは1万円超の飲食代を“分割”したように見える領収書だ。例えば東京・港区の中華料理店「頤和園」と印字された領収書は2枚あり、共に同じ筆跡で「会食代」と但し書きされ、日付も「2015年3月7日」と記されている。金額は各々「9000円」と「3000円」。「1万2000円」の領収書を“分割”したようにもみえる。同様の領収書は他にも相当、多かった。国会議員の政治団体は1件1万円超の経費については、収支報告書に記載し、領収書を総務省に提出することを義務付けられている。収支報告書は3年分、総務省のホームページで公開される。一方、少額領収書に関しては、わざわざ開示請求しなければ国民の目に触れることはない。
 さらに、13年12月6日付の領収書を見ると、遠藤大臣の事務所がある衆議院第1議員会館内のコンビニで缶ビールとツマミを買っていることが分かった。ビール10缶に柿ピーやサラミといったツマミ4品に計3868円支出。「17時25分」と印字されているから「お疲れさん」とやったのだろう。更に12年8月7日の領収書には「蕎麦 地鶏料理 はなび」と山形市内の飲食店名が印字され、金額は1千円とある。時間は「13時48分」だ。同店は夜は居酒屋だが、昼間は1千円前後のランチを提供している。職員が一人で遅めの昼食を取ったのかもしれない。解せないのは「コンビニ缶ビール」も「一人メシ」も「組織活動費」に計上されている事だ。総務省は組織活動費について「行事費や渉外費、交際費に関わる経費」と規定している。柿ピーをツマんで一杯やりながら「打ち合わせ」など言語道断だし「一人メシ」代を経費にしたのならサラリーマンは許さない。
 遠藤事務所に問い合わせたが、締め切りまでに返答はなかった。(日刊ゲンダイ)

【紹介1】「平和の琉歌」http://bit.ly/1MQbwcr :YouTube:伊波 洋一 (いは よういち)

【紹介2】アムネスティ・インターナショナル日本(Amnesty International Japan)
<書き損じハガキで国際協力~声をあげられない人びとのために、あなたの力を~>
うっかり書き間違えてしまったハガキや、買い過ぎて余ってしまった切手等がありましたら、ぜひ、アムネスティに送って下さい。
署名や要請書を送る際の送料に使用させて頂くなど、活動を支える大切な資金になります。送り方は簡単です。封筒などにハガキを入れて、アムネスティ日本の東京事務所までお送り下さい。
ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
※使用済みの切手、使用開始したテレフォンカードは受け取れません。
ご了承ください。
[詳細は:アムネスティhttp://www.amnesty.or.jp/get-involved/donation/various_donation/postcard/]
【送り先】
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル 7F
「書き損じはがきキャンペーン担当」まで
(民守 正義)