「戦争法案-粉砕」から「安倍政権‐打倒へ」(30)

「戦争法案-粉砕」から「安倍政権‐打倒へ」(30)


《参議院「戦争法案-廃案!」と「安陪内閣打倒!」を目指して!》
《憲法審査会(9/7)》

本日(7日)、参議院では「憲法審査会」が行われ①憲法上の参議院の必要性と実態上の運用②「戦争法案」審議と憲法上から見た参議院の運用実態、等について、基本的に各会派の基本見解を述べることを基調に素進められた。先ず「①参議院が憲法上において定められた基本的役割は今後とも必要で、むしろ本来役割と認知度も、より高めるべるべき」との基本見解については、全ての会派で共通して強調された。
次に「②『戦争法案』審議と憲法上から見た参議院の運用実態」では民主党等から「参議院平和法制特別委員会でいまだ審議不十分で本来、参議院同特別委員会(理事会)で自主的・主体的に審議・採決日程を決めるべきところを、自民党-谷垣幹事長が、勝手に同党総務会で日程検討調整(採決16日頃?)を行い安倍(戦争)総理のお伺い(了承)も得た」ことを取り上げ「参議院軽視も甚だしい」と強く問題指摘した。
結局、憲法審査会としては改めて自民党-谷垣幹事長に問い質すことで終了した。

《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<自民党広島県議が安倍(戦争)総理に「戦争法案の撤回」求め署名提出>
血の通わぬアベシンゾーに身内からの反乱が始まった。広島県議会の自民党議員が今日、首相官邸を訪れ「安保法案の即時撤回」を求める1万3千筆の署名と要望書を提出した。
安倍官邸に反旗を翻せぬ自民党国会議員団と違って気骨ある行動をとったのは、広島県議会小林議員(63歳)。40年間、自民党員という生粋の保守だ。官邸を訪れた小林県議に応対したのは、衛藤首相補佐官だ。安倍(戦争)総理がアニキと慕う御仁である。
小林県議は「集団的自衛権の行使は憲法違反だから、安保法制は即時撤回されたい」とする安倍(戦争)総理宛ての要望書を手渡した。衛藤補佐官は「憲法9条に違反しているとは言えない。米軍の後方支援をしなければ国際社会で孤立する」等と答えた。
小林県議によれば面談時間50分間のうち95%は衛藤補佐官の発言だった。衛藤補佐官が一方的に捲くし立てたのだ。政府首脳は二事目には「国民の声に耳を傾けながら丁寧に説明する」と言うが全くのウソだったのである。小林県議は「話が噛み合わなかった」と肩を落とした。
小林県議は地元の庄原市で8月1日から署名活動をはじめ31日までに1万3千筆を集めた。同市の有権者(3万2千人)の4割以上が「安保法案撤回」に署名したのである。
「日を増すごとにアレルギーが強まっていった。女性の5割が安倍嫌いだった。『安倍さんの顔を見るのもイヤ。テレビに映っていたらテレビを消す』というほどだ」小林県議は多くの署名が集まった理由を説明した。「地方議員には(「戦争法案」についての)説明は全くなかった」小林県議は憤る。「絶対、戦争してはいけない。安保法案に永田町の方程式は通用しない」地域を大事にする伝統的な保守政治家の姿があった。『一人の学会員』さんに続いて現れた『一人の自民党議員』。勇気ある造反者と言えよう。
(管理者:ガンバレ!良心的保守リベラル!/『田中龍作ジャーナル』)

<【戦争の証言】元少年兵「目の前に仲間11人のバラバラ遺体が」>
「戦争関連法案」の参院特別委の審議は、自衛隊が法案成立を前提に秘密裏に作成していた内部文書をめぐって紛糾。国会では「軍」や「シビリアンコントロール(文民統制)」等の怖いキーワードが飛び交う。防衛省の来年度予算要求は過去最高の5兆円を上回る見通し。第2次安倍政権発足後、防衛予算は年々増えている。70年前、国民は戦争から解放された。
肉親や友人ら大切な人を失った。何故また戦争に怯えなくてはならないのか。私達は戦争の怖さを体験者から学んだはずなのに。あの夏、何があったのか、戦争体験者に聞いた。

〔「目の前に仲間11人のバラバラ遺体。頭は真っ白で泣く余裕はなかった」〕
(某元少年兵A)
「普段は“戦争万歳、万歳”と言っている大人達も、いざ子供が兵隊に行くとなると賛成するはずがありません。でも“戦争に行くな”とは言えないから“20歳の徴兵まで待て。何故、急いで少年兵になるのだ”と父には酷く説得されました」
1944年4月、中学を卒業したばかりのAさん(86)は、3人の兄に続けとばかり“俺も戦争に行かなきゃ”と気持ちが逸っていた当時の自分を「戦争しか知らない子供だった」と回想する。
「父親の説得に聞く耳を持たず3日間、絶食等のハンストをしました。4日目に父が“わかった、仕方ない。でも命だけは大切にしなさい”と折れました。その時のね、親父の寂しそうな顔といったら……。今でも忘れられませんね、最大の親不孝ですよ」’28年、東京・日本橋でAさんは生まれた。「小学3年生のときに中国との戦争が始まり、中学1年のときに太平洋戦争が始まりました」というきな臭い時代だったが、「“時代のせい”という言い方はしたくない。流行に乗ったのではなく、銃弾が飛び交う戦地に自分は飛び込んでいくのだ、という事を考えた上で決断しました」と自ら陸軍特別幹部候補生に志願した事を振り返った。
毎日毎日、怒鳴られ、どつかれ、ひっぱたかれる軍隊生活。16歳で初めて戦闘を体験した際「“ああ、戦争は殺すか殺されるかなんだ。やらなければ、やられる”ということを骨身に感じました」という。
仲間11人が目の前で戦死したときの事が今も脳裏から離れない。「壕内の無線の送信所入り口に、米軍の爆弾が落ち、中にいた全員が死亡。私は砲弾を避けながら、送信所に向かっているところでした。辺りには遺体がバラバラに散らばっていました。腕やら首やら、胴体やら…。頭は真っ白で怖いというよりパニック。無我夢中のまま遺体を集めました。涙は出なかったですね。そんな余裕はなかった」
’45年4月に配属された満州新京の部隊では、日本政府のウソを目の当たりにした。「日本国内では“満州は5民族が仲よく暮らす楽園”と宣伝されていましたが、とんでもない。日本軍はふんぞり返り、我が物顔。略奪、暴行、強姦を繰り返していました。特に慰安所の周りは酷かった」というAさんは、当時16歳の少年だった。慰安婦を買う事に抵抗したところ、理不尽な制裁が待ち受けていた。
「“貴様、上官を侮辱する気か”と、烈火のごとく怒鳴られました。“女も買えないやつに敵が殺せるか”とぶん殴られ、蹴飛ばされ、踏みつけられ、血だるまになりました」終戦後はソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留された。氷点下30度、足は凍傷になり、食料はなく毎日バタバタと人が倒れ、6人に1人が亡くなった収容所生活。「医務室の前に遺体が並べられますが、朝になると裸になっている。生きているヤツが身ぐるみ剥いで、パンに変えているんです。同部屋の戦友が下痢をしていると “明日も治らなければ、こいつの飯も食べられる”と心の中で願っている。常に励まし助け合ったなんていうのは捏造。人を助けていたら、自分が死ぬという過酷な状況でした」生きるか死ぬかの瀬戸際で、空腹の兵士は、やがて腹いっぱい食べて威張っている上官を引きずり下ろすという民主運動を起こしたという。
約2年に亘る捕虜生活の末、’47年12月に京都・舞鶴港に帰国。父と、人間魚雷の特攻隊員になった三男の死を知らされたのは自宅に戻ってからだった。少年兵への志願を許してくれたときの父の寂しそうな表情を戦地で思い浮かべながら“何としても生きて帰って親孝行しなければならない”という気持ちを拠所に忍耐してきたAさん。
現実は、あまりにも残酷だった。“残りの家族と助け合って生き延びていこう”という思いを支えに戦後の復興を生き10数年前からは戦争の真実を包み隠さず伝える「語り部」活動に、心血を注いでいる。「戦争は、日本が抱えた負の遺産です。被害者としても加害者としても、反省する事ばかりです。(戦争法制を進める)安倍(戦争)総理にも若い人にも歴史をきちんと勉強して、間違った道を選ばないようにしてほしい、いや、しなければならないのです」
少年のような強い眼差しで、Aさんは語気を強めた。〈週刊女性〉

<「戦争関連法案」9月15日頃の採決案も浮上>
 与党は9月中旬頃の参院採決を目指しているが、野党との修正協議に時間を取られるなど審議は捗っていない。27日の会期末まで、あまり残されておらず、自民党内では採決が中旬以降にずれ込み、14日の週になるとの見方が大方だ。参院平和安全法制特別委員会の審議は28日時点で約63時間で、衆院段階(116時間)の6割にも届いていない。与党は参院採決も衆院並みに100時間程度が必要とみており、目標までまだ開きがある。採決の前提となる公聴会開催の目途も立っていない。
維新の党等、三党の対案修正協議は(1)維新 (2)元気、次世代、新党改革と別々にスタートするが、与党は法案の修正には応じない基本的考えだ。また「維新」の分裂騒動で修正協議は不透明感を増している。自民党の高村副総裁は29日の講演で「対応してくれる状況であるか見定めないといけない」と指摘。公明党の石井政調会長も30日のNHK番組で「『維新』の分裂・党内情勢も見極めながら協議していく」と語った。与党は衆院で再議決可能となる「60日ルール」が適用できる9月14日より前に参院で採決する基本線は崩していないが、会期末が迫る中「14日までに成立させるのは困難」(自民中堅)との声もある。再可決で強引に成立させれば世論の批判を浴びるのは必至で9月15、16両日頃の採決案も浮上。再可決を避けつつ参院の独自性にも配慮した形を取れるからだ。同19~23日は5連休で会期末までに使える日数は極僅か。与党は遅くとも連休前の同18日までには成立を図る方針だ。
(民守 正義)


《ガイド》
【拡散希望】SADL主催デモ情報「戦争法案に反対する関西大行動」
月日: 9月13日(日)/集合:16:00/場所: 大阪 うつぼ公園
*安倍(戦争)総理は9月14日にも参議院特別委員会での「強行採決」を仄めかしています。(8月31日:自民党幹部会議)「戦争法案」に反対する全ての人に呼びかけます。

〔署名案内〕
【署名活動】安倍内閣を憲法違反で訴えよ(AVAAZ.orgコミュニティ署名)
https://secure.avaaz.org/jp/petition/petition_5384b840a7a7a/?fdTAPhb&pv=36
【署名活動】集団的自衛権の行使等を容認する閣議決定を撤回し関連法律の改正等を行わないことを強く求める請願署名のお願い(日本弁護士連合会)
http://www.nichibenren.or.jp/news/year/2014/141215.html