「戦争法案-反対」の蠢き(35)
「戦争法案-反対」の蠢き(35)
《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<「憲法の危機だけでなく、知性の危機」「戦争法案」反対の学者・弁護士>
「戦争関連法案に反対する学者の会」と日本弁護士連合会は8月26日、東京弁護士会館で共同記者会見を開いた。
会場には、全国から学者と弁護士合わせて300人以上が集まり、安倍政権が推し進める「戦争法案」の廃案を訴えた。日弁連会長は冒頭挨拶で「日弁連は強制加入団体だが、立憲主義の破壊だけは認める事ができない。そんな事がまかり通れば憲法が憲法でなくなる。国家権力に対する歯止めがなくなる。その一点で「戦争法案」に反対している。人権擁護を使命とする法律家の団体として、憲法論に立った行動だ」と口火を切った。
慶応義塾大学-小林名誉教授は「この法案の違憲性は完全に立証されている。平和、平和といいながら専守防衛を疎かにし、戦争費用で国に破産をもたらす。このような法案を、聞く耳をもたずにゴリ押しする安倍政権の存続を許すか許さないかに本質は向かっている」と強調した。東京大学-上野名誉教授は「最初に憲法学者が違憲という声をあげて『立憲主義』が国民の間に定着した。次いで学者・大学人が立ち上がった。単なる法の危機、憲法の危機ではなく、知性の危機、大学の危機を切実に感じ取った」と述べた。
〔「数の上で劣勢でも、廃案の可能性はある」〕
記者会見の質疑応答では「一般国民に、どのように声を届けていくのか。どうすれば国会の政治家が動くのか」とアイデアを求める質問があった。会場の学者や弁護士達からは「あんたたちの役目だ」「情けない」等の声が相次いであがった。法政大学-山口教授は「具体的な方法はない。我々ができる事は、声をあげて世論を作ること。それをちゃんと新聞で報道してもらうこと。 野党の行動に道義があるのだと皆に思ってもらうこと。
それができれば数の上で劣勢があっても、まだまだ廃案の可能性もある」と答えた。
会見の終わりには学者と弁護士が「違憲」「廃案」と書かれたプラカードを掲げて、改めて「戦争法案」への反対をアピールした。(弁護士ドットコムニュース)
<「戦争法案」安倍(戦争)総理「本当にやむを得ない場合は事後承認」>
〔集団的自衛権行使で事前承認義務付け要請で答弁〕
「戦争関連法案」を審議する参院平和安全法制特別委員会は25日、集中審議を行った。
安倍(戦争)総理は、日本を元気にする会など野党3党が集団的自衛権行使の際に国会の事前承認を義務付けるよう求めている事に関し「本当にやむを得ない場合は事後承認となる」と述べ、慎重な考えを改めて示した。安倍(戦争)総理は「(行使の要件である)他国への武力攻撃が事前に察知されずに突発的に発生し、間を置かずに我が国の存立が脅かされることは否定できない」と指摘した。元気と次世代の党、新党改革の3党は集団的自衛権の行使や他国軍の後方支援で自衛隊を海外派遣する際、国会の事前承認を不可欠とする修正案の国会提出を予定している。中谷防衛相は、集団的自衛権の行使について国会承認を得る場合に、政府が国会に提出する「対処基本方針」について「我が方の手の内を明らかにする恐れがある場合には情報保全を図る」と強調。ミサイル部隊の展開状況、部隊編成の詳細、具体的な作戦等について「特定秘密保護法に該当し、 特定秘密として指定される事は有り得る」と述べ、同法を理由に国会への詳細な報告を避ける可能性も示した。
いずれも自民党-山本委員への答弁。(要は「『アベ』は対案を!」と言いながら、それは強行採決のカモフラージュで、制限のかかる譲歩は一切、する気はない。修正案提出会派は、そこが愚か!)
<『笑点』で三遊亭円楽が安倍(戦争)総理の批判ネタを連発!>
各テレビ局が官邸の圧力に怯え、ニュース番組でさえ政権批判を口にするのが難しくなった昨今、意外な番組で安倍批判が飛び出した。
それは23日に放映された『笑点』。この日の『笑点』は『24時間テレビ愛は地球を救う』の中の1コーナーという“特別放映”だったのだが、恒例の大喜利で、その「24時間テレビ」に引っ掛けて「――かん――び」の傍線部分に言葉を当てはめるというお題が出された。
すると次期司会の呼び声もあるレギュラーメンバー、三遊亭円楽が、こんな答えを披露したのだ。「安倍さん、聞いてください、政治に不信“かん”、国民の叫“び”」その瞬間、観客からは「おおー!」と拍手が起こり、司会の桂歌丸が「座布団一枚」の声。そして、この日は山田隆夫に代わって『24時間テレビ』のパーソナリティを務めていたHey! Say! JUMPの山田涼介が座布団一枚を運んできたのだった。
この発言についてネットでは「よくいった」「安倍批判にシビレタ」「うまい、座布団一枚じゃ足りない」といった称賛の声の一方で「円楽は反日」「笑点オワタ」「安倍さんの批判は気分が悪い」「日本テレビは、こんなものを放送していいのか」「風刺うざい」等の批判も噴き出している。しかし実は円楽の『笑点』での安倍批判は今回が初めてではない。8月9日にも鍼灸師を題材にした大喜利で、こんなネタを披露していた。「耳がよく聞こえるようにしたいんですね?」「どこに鍼を打っても、国民の声は聞こえるようにはなりませんよ、安倍さん」確かに円楽は元々、政治への関心が高く、政治風刺ネタをよくやる落語家だった。
「円楽師匠は元々、大学時代、学生運動をやっていて、それに挫折して落語界に入ってきたらしいですからね。『戦争法案』のあまりのひどさに反骨魂に火がついたようで最近、頻繁に安倍(戦争)総理をいじるようになった」(落語関係者)だが『笑点』といえば、安倍政権の親衛隊である日本テレビ(「夜の会食」組み)の番組。円楽に局から圧力がかかるのではないかということが危惧されている。
日本テレビの関係者が語る。「プロデューサーはたぶん円楽さんの政治ネタにはハラハラしていると思いますよ。でも円楽さんは『笑点』のレギュラー出演者の中でも一、二を争う人気落語家。歌丸さんが体調不良で休養したときも、次期司会者として円楽さんの名前がさかんに取り沙汰されたほどです。そういう人のネタを止めるのは、なかなか難しい。それに、これまでは大きな話題にもならなかったので、黙認してきたというところでしょう。おそらく局としては注目度の高い『24時間テレビ』では安倍政権批判をやって欲しくなかったと思いますよ。ただ、その日は逆に生放送だったので止めようがなかった。円楽さんは、もしかすると、それを見越して確信犯でぶちこんできたのかもしれません。ただ今回は、ちょっとした騒ぎになったので、もしかすると今後、上層部から何か圧力のような事があるかもしれない」しかし考えてみれば、テレビで、この程度の政権批判をするのは少し前なら、ごく普通の事だった。かつては、いろんな芸人が普通に田中角栄の金権ぶりをからかい、リクルート事件や佐川急便事件が起きれば自民党の腐敗を風刺していた。民主党政権時代はもちろん、高支持率を誇った小泉政権時代でさえ小泉首相の発言やブッシュ大統領との関係を茶化すようなギャグがテレビで普通に流れていた。それが今は、この程度の政治風刺でも大きな話題になり批判の声があがってしまう。そしてテレビ局関係者がビクついてしまうのだ。
逆に言えば「安倍政権がいかにテレビ局を締め上げ、その結果、“政権批判は許されない”という閉塞した空気が日本を覆うようになったか」ということだろう。しかし落語という伝統芸能には元々、混乱する社会、政治、貧困等を軽妙に取り上げ、大衆は、それを聞いて鬱憤を笑い飛ばすという役割がある。これから先、もし日本テレビが圧力をかけるような事があっても円楽以下、『笑点』出演の落語家の皆さんはぜひ、臆する事無く政治風刺ネタをどんどんやって、安倍(戦争)総理や自民党のデタラメぶりをからかってほしい。(因みに安倍(戦争)総理と日本テレビ「夜の会食」癒着の常連は大久保社長だ!メディアとして恥を知れ!/リテラ:一部管理者責任編集)
<裏口からフルスペックの集団的自衛権の行使が可能(日刊ゲンダイ)>
不動産屋の広告で「オートロック完備、女性も安心」という謳い文句をよく見る。実際に行ってみると「非常口」と称する裏口が常に開いていて「皆さん、そこから出入りしていますよ」等と爽やかに言われる事がある。本「戦争法制」における改悪自衛隊法95条の2「米軍等の武器等防護」は「自衛官」が米軍の「武器等」=「航空機」「艦船」を防護できるという規定だ。そもそも「自衛官」個人の責任と権限で、そんな事ができるのか。それよりも本規定の「武器使用」は「我が国の防衛に資する活動に従事」している米軍等への攻撃があれば、新3要件等を飛ばしてフルスペックの集団的自衛権を行使できる事になっている。
この「使い勝手の良さ」こそが大問題だ。A国が、日本と合同演習中の米艦にミサイルを発射する準備をしているという場合、存立危機事態の認定なしで「自衛官」は、米艦という武器を防護すべく「武器等防護」の規定に基づいて、ミサイル基地を攻撃できる事になる(黒江政府参考人は、飛んできたミサイルも「武器等防護」で迎撃できると答弁している)。我が国への攻撃がなく他国への攻撃をもって、そのミサイルを迎撃できれば、まさにフルスペックの集団的自衛権行使そのものだ。
「武器等防護」の名の下に、政府が限定的集団的自衛権の行使のみならず、フルスペックの集団的自衛権の行使と同じ状況を可能にする改悪自衛隊法95条の2の危険性を、どれだけの国民が理解しているだろうか。
本規定は新3要件というオートロックのかかった入り口を経由せずに集団的自衛権を密輸入できる「非常口」だ。非常口から、いくらでも人が入って来られるのに「女性も安心」と言われれば借り主は怒るし防犯上、大問題である。まして国家最大の暴力である軍事権の話ともなれば、このような「ざる」状態は論外である。
集団的自衛権行使を、なし崩し的に認めてしまう改悪自衛隊法95条の2の行く末は2つしかない。一つは憲法改悪手続きを経て、堂々と集団的自衛権行使を国民に問うてから、95条の2の規定を新設するというプロセスを経るか、もう一つは今国会で提出されている本法案から95条の2を削除する事である。
憲法改悪論議をしないのならば、法理論上は95条の2は削除を免れず、従って本法案の今国会での可決を断念し、再提出するしかない。
「戦争法制」鍵のかけ直しである。:(くらもち・りんたろう)
★「8・30 おおさか大集会~戦争法案を廃案に!アベ政治を許さない!」(於:扇町公園)に参加しました。
また後日談を報告します。
《ガイド》
■〔民主党「対案」なし!「闘いの励ましメール」を!〕【民主党本部 ご意見メール担当:〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1:電話 03-3595-9988:URL http://www.dpj.or.jp:
民主党へのご意見はこちらから→:https://ssl.dpj.or.jp/form/contact/request】
文例;「戦争法案に対案ナンセンス!直ちに廃案を!」
《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<「憲法の危機だけでなく、知性の危機」「戦争法案」反対の学者・弁護士>
「戦争関連法案に反対する学者の会」と日本弁護士連合会は8月26日、東京弁護士会館で共同記者会見を開いた。
会場には、全国から学者と弁護士合わせて300人以上が集まり、安倍政権が推し進める「戦争法案」の廃案を訴えた。日弁連会長は冒頭挨拶で「日弁連は強制加入団体だが、立憲主義の破壊だけは認める事ができない。そんな事がまかり通れば憲法が憲法でなくなる。国家権力に対する歯止めがなくなる。その一点で「戦争法案」に反対している。人権擁護を使命とする法律家の団体として、憲法論に立った行動だ」と口火を切った。
慶応義塾大学-小林名誉教授は「この法案の違憲性は完全に立証されている。平和、平和といいながら専守防衛を疎かにし、戦争費用で国に破産をもたらす。このような法案を、聞く耳をもたずにゴリ押しする安倍政権の存続を許すか許さないかに本質は向かっている」と強調した。東京大学-上野名誉教授は「最初に憲法学者が違憲という声をあげて『立憲主義』が国民の間に定着した。次いで学者・大学人が立ち上がった。単なる法の危機、憲法の危機ではなく、知性の危機、大学の危機を切実に感じ取った」と述べた。
〔「数の上で劣勢でも、廃案の可能性はある」〕
記者会見の質疑応答では「一般国民に、どのように声を届けていくのか。どうすれば国会の政治家が動くのか」とアイデアを求める質問があった。会場の学者や弁護士達からは「あんたたちの役目だ」「情けない」等の声が相次いであがった。法政大学-山口教授は「具体的な方法はない。我々ができる事は、声をあげて世論を作ること。それをちゃんと新聞で報道してもらうこと。 野党の行動に道義があるのだと皆に思ってもらうこと。
それができれば数の上で劣勢があっても、まだまだ廃案の可能性もある」と答えた。
会見の終わりには学者と弁護士が「違憲」「廃案」と書かれたプラカードを掲げて、改めて「戦争法案」への反対をアピールした。(弁護士ドットコムニュース)
<「戦争法案」安倍(戦争)総理「本当にやむを得ない場合は事後承認」>
〔集団的自衛権行使で事前承認義務付け要請で答弁〕
「戦争関連法案」を審議する参院平和安全法制特別委員会は25日、集中審議を行った。
安倍(戦争)総理は、日本を元気にする会など野党3党が集団的自衛権行使の際に国会の事前承認を義務付けるよう求めている事に関し「本当にやむを得ない場合は事後承認となる」と述べ、慎重な考えを改めて示した。安倍(戦争)総理は「(行使の要件である)他国への武力攻撃が事前に察知されずに突発的に発生し、間を置かずに我が国の存立が脅かされることは否定できない」と指摘した。元気と次世代の党、新党改革の3党は集団的自衛権の行使や他国軍の後方支援で自衛隊を海外派遣する際、国会の事前承認を不可欠とする修正案の国会提出を予定している。中谷防衛相は、集団的自衛権の行使について国会承認を得る場合に、政府が国会に提出する「対処基本方針」について「我が方の手の内を明らかにする恐れがある場合には情報保全を図る」と強調。ミサイル部隊の展開状況、部隊編成の詳細、具体的な作戦等について「特定秘密保護法に該当し、 特定秘密として指定される事は有り得る」と述べ、同法を理由に国会への詳細な報告を避ける可能性も示した。
いずれも自民党-山本委員への答弁。(要は「『アベ』は対案を!」と言いながら、それは強行採決のカモフラージュで、制限のかかる譲歩は一切、する気はない。修正案提出会派は、そこが愚か!)
<『笑点』で三遊亭円楽が安倍(戦争)総理の批判ネタを連発!>
各テレビ局が官邸の圧力に怯え、ニュース番組でさえ政権批判を口にするのが難しくなった昨今、意外な番組で安倍批判が飛び出した。
それは23日に放映された『笑点』。この日の『笑点』は『24時間テレビ愛は地球を救う』の中の1コーナーという“特別放映”だったのだが、恒例の大喜利で、その「24時間テレビ」に引っ掛けて「――かん――び」の傍線部分に言葉を当てはめるというお題が出された。
すると次期司会の呼び声もあるレギュラーメンバー、三遊亭円楽が、こんな答えを披露したのだ。「安倍さん、聞いてください、政治に不信“かん”、国民の叫“び”」その瞬間、観客からは「おおー!」と拍手が起こり、司会の桂歌丸が「座布団一枚」の声。そして、この日は山田隆夫に代わって『24時間テレビ』のパーソナリティを務めていたHey! Say! JUMPの山田涼介が座布団一枚を運んできたのだった。
この発言についてネットでは「よくいった」「安倍批判にシビレタ」「うまい、座布団一枚じゃ足りない」といった称賛の声の一方で「円楽は反日」「笑点オワタ」「安倍さんの批判は気分が悪い」「日本テレビは、こんなものを放送していいのか」「風刺うざい」等の批判も噴き出している。しかし実は円楽の『笑点』での安倍批判は今回が初めてではない。8月9日にも鍼灸師を題材にした大喜利で、こんなネタを披露していた。「耳がよく聞こえるようにしたいんですね?」「どこに鍼を打っても、国民の声は聞こえるようにはなりませんよ、安倍さん」確かに円楽は元々、政治への関心が高く、政治風刺ネタをよくやる落語家だった。
「円楽師匠は元々、大学時代、学生運動をやっていて、それに挫折して落語界に入ってきたらしいですからね。『戦争法案』のあまりのひどさに反骨魂に火がついたようで最近、頻繁に安倍(戦争)総理をいじるようになった」(落語関係者)だが『笑点』といえば、安倍政権の親衛隊である日本テレビ(「夜の会食」組み)の番組。円楽に局から圧力がかかるのではないかということが危惧されている。
日本テレビの関係者が語る。「プロデューサーはたぶん円楽さんの政治ネタにはハラハラしていると思いますよ。でも円楽さんは『笑点』のレギュラー出演者の中でも一、二を争う人気落語家。歌丸さんが体調不良で休養したときも、次期司会者として円楽さんの名前がさかんに取り沙汰されたほどです。そういう人のネタを止めるのは、なかなか難しい。それに、これまでは大きな話題にもならなかったので、黙認してきたというところでしょう。おそらく局としては注目度の高い『24時間テレビ』では安倍政権批判をやって欲しくなかったと思いますよ。ただ、その日は逆に生放送だったので止めようがなかった。円楽さんは、もしかすると、それを見越して確信犯でぶちこんできたのかもしれません。ただ今回は、ちょっとした騒ぎになったので、もしかすると今後、上層部から何か圧力のような事があるかもしれない」しかし考えてみれば、テレビで、この程度の政権批判をするのは少し前なら、ごく普通の事だった。かつては、いろんな芸人が普通に田中角栄の金権ぶりをからかい、リクルート事件や佐川急便事件が起きれば自民党の腐敗を風刺していた。民主党政権時代はもちろん、高支持率を誇った小泉政権時代でさえ小泉首相の発言やブッシュ大統領との関係を茶化すようなギャグがテレビで普通に流れていた。それが今は、この程度の政治風刺でも大きな話題になり批判の声があがってしまう。そしてテレビ局関係者がビクついてしまうのだ。
逆に言えば「安倍政権がいかにテレビ局を締め上げ、その結果、“政権批判は許されない”という閉塞した空気が日本を覆うようになったか」ということだろう。しかし落語という伝統芸能には元々、混乱する社会、政治、貧困等を軽妙に取り上げ、大衆は、それを聞いて鬱憤を笑い飛ばすという役割がある。これから先、もし日本テレビが圧力をかけるような事があっても円楽以下、『笑点』出演の落語家の皆さんはぜひ、臆する事無く政治風刺ネタをどんどんやって、安倍(戦争)総理や自民党のデタラメぶりをからかってほしい。(因みに安倍(戦争)総理と日本テレビ「夜の会食」癒着の常連は大久保社長だ!メディアとして恥を知れ!/リテラ:一部管理者責任編集)
<裏口からフルスペックの集団的自衛権の行使が可能(日刊ゲンダイ)>
不動産屋の広告で「オートロック完備、女性も安心」という謳い文句をよく見る。実際に行ってみると「非常口」と称する裏口が常に開いていて「皆さん、そこから出入りしていますよ」等と爽やかに言われる事がある。本「戦争法制」における改悪自衛隊法95条の2「米軍等の武器等防護」は「自衛官」が米軍の「武器等」=「航空機」「艦船」を防護できるという規定だ。そもそも「自衛官」個人の責任と権限で、そんな事ができるのか。それよりも本規定の「武器使用」は「我が国の防衛に資する活動に従事」している米軍等への攻撃があれば、新3要件等を飛ばしてフルスペックの集団的自衛権を行使できる事になっている。
この「使い勝手の良さ」こそが大問題だ。A国が、日本と合同演習中の米艦にミサイルを発射する準備をしているという場合、存立危機事態の認定なしで「自衛官」は、米艦という武器を防護すべく「武器等防護」の規定に基づいて、ミサイル基地を攻撃できる事になる(黒江政府参考人は、飛んできたミサイルも「武器等防護」で迎撃できると答弁している)。我が国への攻撃がなく他国への攻撃をもって、そのミサイルを迎撃できれば、まさにフルスペックの集団的自衛権行使そのものだ。
「武器等防護」の名の下に、政府が限定的集団的自衛権の行使のみならず、フルスペックの集団的自衛権の行使と同じ状況を可能にする改悪自衛隊法95条の2の危険性を、どれだけの国民が理解しているだろうか。
本規定は新3要件というオートロックのかかった入り口を経由せずに集団的自衛権を密輸入できる「非常口」だ。非常口から、いくらでも人が入って来られるのに「女性も安心」と言われれば借り主は怒るし防犯上、大問題である。まして国家最大の暴力である軍事権の話ともなれば、このような「ざる」状態は論外である。
集団的自衛権行使を、なし崩し的に認めてしまう改悪自衛隊法95条の2の行く末は2つしかない。一つは憲法改悪手続きを経て、堂々と集団的自衛権行使を国民に問うてから、95条の2の規定を新設するというプロセスを経るか、もう一つは今国会で提出されている本法案から95条の2を削除する事である。
憲法改悪論議をしないのならば、法理論上は95条の2は削除を免れず、従って本法案の今国会での可決を断念し、再提出するしかない。
「戦争法制」鍵のかけ直しである。:(くらもち・りんたろう)
(民守 正義)
★「8・30 おおさか大集会~戦争法案を廃案に!アベ政治を許さない!」(於:扇町公園)に参加しました。
また後日談を報告します。
《ガイド》
■〔民主党「対案」なし!「闘いの励ましメール」を!〕【民主党本部 ご意見メール担当:〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1:電話 03-3595-9988:URL http://www.dpj.or.jp:
民主党へのご意見はこちらから→:https://ssl.dpj.or.jp/form/contact/request】
文例;「戦争法案に対案ナンセンス!直ちに廃案を!」
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