「戦争法案-反対」の蠢き(32)

「戦争法案-反対」の蠢き(32)

《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<安倍(戦争)総理の「国会出席率3割-ヤル気あるのか!」山本太郎議員>
「戦争法案」成立のため、国会を戦後最大の95日間も延長した安倍(戦争)総理だが、8月11日には法案審議が行われている最中にも関わらず夏休みに突入した。
  8月21日、参議院審議で質問に立った山本議員(生活)は、8分間という限られた質疑時間の中で、総理自身が「今以上に審議に参加する気持ちがあるのか」を質した。山本議員は「総理というお仕事は激務。もちろん休んで頂きたい」としつつも、同法案の理解が深まっていない世論調査結果や、1日に3億円の税金を消費する国会を延長したのが総理自身であること、10本もの法案を無理矢理1本にまとめて「今国会で通す」と言い切ったのが安倍(戦争)総理であること、その上で参議院審議への総理の出席率が33%程度であることをあげ「少なくとも総理自身が毎週1日以上、国民に解り易く説明するために審議に参加するという気持ちがあるのか、ないのか」と質問した。これに対し総理は「委員会の運営については、委員会において、お決めになること。出席を求められれば、その義務を負う」と答弁。「ルールは一旦横に置き、より多く出席する気持ちがあるのかどうかを聞いている」と食い下がる山本議員に対し「ルールは横には置けないんですよ」とはぐらかした。山本議員は「ルールを横に置き、憲法違反の法案を通そうとしている。やっていることが真逆だ」と批判した上で「より国民の理解を深めるために、総理により多い時間を取って頂けるように、委員会でご審議頂きたい」と委員長に要請した。
 山本議員は、少ない質問時間の中でも、政府側が「痛い!」という本質論を突いて、安倍(戦争)総理も「意外とナメラレナイ相手」と思っているのではないか。
安倍(戦争)総理の顔に「次は何を言われるのか」という緊張が窺われる。
先般の「沖縄慰霊祭」でも、ひと際、拍手が大きい。それに対して安倍(戦争)総理は、テレビ(特にNHK)ではカットされているが終始、野次られている。「戦争法案-廃案」への山本議員の期待・人望は厚いようだ。(IWJ-管理者:一部編集)

<「どうでもいいなら総理を辞めろ!」若者ら8千人以上が「戦争法制」廃案を求め抗議 (IWJ)>
自衛隊内部資料の発覚、安倍(戦争)総理の懲りない野次、お盆明けに早くも大紛糾の参議院審議に、国会前には多くの国民が集結。8千人以上が怒りの声をあげた。
 8月21日の参議院特別委では、小池(共産党)議員が暴露した内部資料を巡り、中谷防衛相、安倍(戦争)総理が共に「内容に問題はない」と答弁し野党は猛反発。(管理者:この安倍(戦争)総理の開き直り答弁に対して21日、記者会見で憲法学者達が、合憲性に深刻な疑いのある法案について「議会制民主主義のプロセスよりも、防衛実務の事情を優先した対応と言わざるをえず『軍部独走』という批判を免れない」等と問題指摘)この日の抗議でも「法案の中身を先取りして進めている」「国会の議論を無視した暴走だ」と批判の声が多くあがった。
また国会では蓮舫議員(民主)の追及に対し、安倍(戦争)総理が「まぁいいじゃない、それくらい」と野次を飛ばし議場が紛糾する場面もあった。安倍(戦争)総理は衆議院の審議でも「早く質問しろ」と野次を飛ばし問題となっている。にも関わらず反省する様子のない総理の姿勢に、若者らは「『どうでもいい』なら総理を 辞めろ!」「野次を飛ばすような総理はいらない!」とシュプレヒコールをあげた。あるSEALDsのメンバーは「まだまだやれる事はたくさんある。後3週間か4週間頑張りましょう」と訴えた。8月30日には国会10万人包囲と全国100万人大行動が行われる予定だ。(「アベ」は大分、悪乗りしている)

〔内部資料を追及する小池議員「安倍(戦争)総理は苛立ち、追い詰められている」〕
自衛隊内部資料を暴露し、政府を追及している小池議員(共産党)は、スピーチで「まるでクーデターだ」と批判した。「5月26日、衆議院の本会議で安倍晋三が初めて法案を説明したその日、350人の自衛隊高級幹部が集まって、来年の南シナ海のPKOには新しい法案で出て行くんだって議論していた。まるでクーデターではないか。国民には丁寧に説明すると言って、何にも説明しないくせに(管理者:してもヘタクソ)自衛隊の中だけで、丁寧に丁寧に説明しているのが安倍晋三だ」小池議員は、更に内部資料には国会で一度も説明された事のない「日米軍軍間の調整所」や「日米共同計画の存在」等が明記されている事を紹介。(管理者:説明しないで法案審議。重大問題だ!) 国民への説明と実態の矛盾を指摘した。「安倍晋三はお母さんと子供達が米国の船に乗って避難してくる時に守れないとか言っていたが、(資料には)そんな話は一言も出てこない。結局、中東やアフリカまで行って自衛隊と米軍が肩を並べて戦争する国にする。その狙いがハッキリと出ている文書だ」(管理者:国民は理屈のダシか♭)その上で小池議員は「こんなインチキを安倍(戦争)総理は『中谷防衛相の言うとおりだ』と認めた。こんな嘘つきの防衛相も総理も、 絶対に、これ以上のさばらせる訳にはいかない」と強調。更に、これまでのどの論戦よりも安倍(戦争)総理が苛立った様子で、小池議員の出した資料をテーブルに叩き付けていたことを紹介し「(安倍(戦争)総理は)追い詰められている。もう一歩です」と参加者を鼓舞した。

〔歴史学者-久保亨さん「安倍談話は日露戦争美化という偏った歴史認識に基づいている」〕
「安全保障関連法案に反対する学者の会」呼びかけ人の一人で 歴史学研究会の委員長も務める信州大学人文学部久保教授は、安倍(戦争)総理が8月14日の「戦後70年談話」の嘘と誤魔化し、その恐ろしい本音を指摘した。「談話」で安倍(戦争)総理は「いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない」等と一見、侵略戦争の反省とも取れる文言を散りばめているが、その主語が存在しない。久保教授によれば、これを英語に訳すと「We」中国語では「我们(Wǒmen)」と、どちらも 「我々」という抽象的・一般的表現になってしまい、実際は村山談話が言ったような「私は反省する」 という文言は存在しない。
 また「もう一つの大問題」として久保教授は「日露戦争の美化」をあげた。談話では「日露戦争は、植民地支配の下にあった、多くのアジアやアフリカの人々を勇気づけました」と書かれている。久保教授は「何を(犯罪を正当化して)言っているんだ」と憤りをみせた。「日本とロシアが戦争をした場所は中国と朝鮮です。そこでたくさんの中国人や朝鮮人が傷ついた。そして、お互いに利権を争った醜い戦争だった。今でも中国の人、朝鮮の人は、あの日露戦争を恨んでいる。その事を考えないで日露戦争を美しく描く。まあ、こういうのは実は司馬遼太郎がやった事があるんですが、とにかく非常に偏った歴史観を持っているのが安倍晋三という人物です」安倍(戦争)総理の歪んだ歴史認識を批判した久保教授は最後に 「こんな人物が考える集団的安全保障という美名の下での今の法律は、戦争をするための法律以外の何ものでもない」と断じた。(IWJ/管理者:一部編集)

<防衛省内部資料流出「国家内部にも、こんなゲームには付き合えないと思っている人がいる」>
「間違いなく国家の内部にも『もうこんなゲームには付き合えない』と思っている人がいる」。
SEALDs KANSAIによる「戦争法案」に反対する街宣アピールで8月21日、京都精華大学白井講師(政治学)が1500人の聴衆に向かって「勝利は近い」と声援を送った。
 白井講師は「この国には結局のところ2つの法体系というものがある」との見方を示し、憲法を最高法規とする法体系の他に「アメリカとの約束」という別の法体系が存在すると展開。安倍政権が、国民の理解が進んでいない法案の成立を急ぐ背景には、米議会で約束した「夏までの成立」を重要視する政府の考えがあると指摘した。その上で白井講師は、小池(共産党)議員が国会で暴露した防衛省内部資料に言及。重大な内部文書が外部に流出した事は「国家内部にも、もうこんなゲームには付き合えないと思っている人がいることを意味する」と話した。(管理者:現に防衛省内部には「この『戦争法案』には反対!」という制服グループがいるようだ)最後に学生を始めとする市民運動が「腐った政治に大きなプレッシャーをかけている」「勝利は近い」と聴衆を勢いづけた。(IWJ/管理者:一部編集)

<「芸人9条の会」-「戦争法案にもう黙っていられぬ」>
 他国を武力で守る集団的自衛権を柱とする「戦争関連法案」が参院で審議される中、落語家やコメディアンら笑いのプロが、憲法九条を守ろうと「芸人 9条の会」を立ち上げた。
 政治的発言がタブー視されがちな芸能界だが「戦争法案」審議に「黙っていられない」と感じる芸人も少なくなく、落語家の古今亭菊千代さんの呼びかけに約二十人が賛同した。
女性真打ち第一号の菊千代さんは、約十年前から「9」と刺繍を入れた着物で高座に上がるほど、九条への思い入れが強い。映画監督らでつくる「映画人九条の会」等ができたのを知り「芸人の世界にないのはおかしい」と発奮。自身のフェイスブックなどで「芸人9条の会」の結成を呼びかけた。第一次安倍政権で改憲への動きが強まったのに危機感を抱き、二〇〇六年「九条落語」を発表。古典落語の中でも、安倍政治をチクリと一刺しする等、笑いの中に平和のアピールも潜り込ませている。「黙っていたら何も言えなくなる」と危ぶむ。
 いち早く同調したのが、政治風刺コント等で知られる松元ヒロさん。歴代首相の物まねパフォーマンスが人気だが、最近は擬人化した日本国憲法になりきる「憲法くん」が話題だ。憲法の来歴や九条の置かれている状況をセリフとギャグを交えて表現する。上演の度、こうしたパフォーマンスが不要な世が来る事を念じてきたが「雲行きが怪しくなってきた」。
 最近は憲法を考えるイベント等での上演依頼が舞い込み「国会審議が進んでも諦めず、最後までみんなの代弁者として芸で訴えたい」と語る。(東京新聞/管理者:一部編集)
(民守 正義)

《ガイド》
★「8・30 おおさか大集会~戦争法案を廃案に!アベ政治を許さない!」
8月30日(日)16:00~/集会17:00頃からパレード/於:大阪‐扇町公園
*いよいよ実質的な闘いの天王山です。家族揃って参加をどうぞ♪
★「戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会十万人・全国百万人大行動」
8月30日(日)14;00~/於:東京‐国会議事堂前

■〔民主党「対案」なし!「闘いの励ましメール」を!〕【民主党本部 ご意見メール担当:〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1:電話 03-3595-9988:URL http://www.dpj.or.jp:
民主党へのご意見はこちらから→:https://ssl.dpj.or.jp/form/contact/request】
文例;「戦争法案に対案ナンセンス!直ちに廃案を!」