「戦争法案-粉砕」から「安倍政権‐打倒へ」(16)
「戦争法案-粉砕」から「安倍政権‐打倒へ」(16)
《参議院「戦争法案-廃案!」と「安陪内閣打倒!」を目指して!》
<参議院平和安全法制に関する特別委員会審議状況(28日)>
〔安倍総理-従来からの抽象的答弁で、また審議、深まらず〕
同特別委員会の審議においても「集団的自衛権行使容認⇒戦争関連法案」の違憲性等について民主党をはじめ野党は安倍政権を追及したが、安倍(戦争)総理は「砂川判決と軌を一にする」とか「間断なき抑止力を強化」等、従来どおりの抽象的答弁に終始した。ただ安倍(戦争)総理も「野党にも対案、独自案を出してもらい、できる限り一致点を見いだす努力を重ねていくことが与野党を問わず政治家の責務だ」等と「対案誘い水」を出したが、この真の意図は対案を出させる事で「根本論議」である「憲法違反」の追及を止めさせようとする事にある。この「対案誘い水」に対しては既に民主党‐枝野幹事長が22日の記者会見で「対案という言葉に気をつけて使わないといけない。違憲の法案に対案はあり得ない」と明確に反論しており安倍総理の「ご都合の良い国会審議」には乗らない。
〔一時「審議ストップ」か?「憲法⇔集団的自衛権」で閣内不統一!〕
福山委員(民主)は「集団的自衛権」について、その限定行使すら歴代法制局長官が過去の国会答弁で「否定している」と追及。特に1981年-衆院法務委員会で、当時の角田内閣法制局長官が、外国への武力攻撃が日本の安全に間接的な影響がある場合の集団的自衛権も「行使できない」と答弁した事等を紹介し「戦後70年の(憲法の)法的安定性を崩す。憲法を改正して国民に堂々と国際環境の変化を訴えるべきだ」と主張した。
これに対して横畠内閣法制局長官は当初「『新三要件』の範囲であれば憲法拡大解釈範囲内であり『集団的自衛権行使可能だった』」と答弁。福山委員が「そもそも1981年-角田内閣法制局長官時代に『新三要件』なる概念すらなかったじゃないか?」と再追及すると「フルスペック(全部)の集団的自衛権のみについて答弁している」と的外れで、聞いていても、ようわからん答弁を繰り返すのみ。そこで福山委員が中谷防衛相に同様質問すると「ホルムズ海峡―機雷掃海は憲法解釈の例外」とまた、もう一つ、わからん事を言い出す始末。
更に福山委員が安倍(戦争)総理に同様の確認質問をすると、今度はまた「砂川判決を軌に一にするもので~」から始まり、何故か、集団的自衛権行使の判断について「(行使が可能となる)新3要件に該当するか否かは、攻撃国の意思や対応、推移などを総合的に判断するが、意思については形式上、日本を攻撃する意図はないと隠していることもある」と述べ「対象国が攻撃の意思を表明していない段階でも行使は可能」との見解を示し「ヤカラの先制攻撃」も有りうるとの答弁を行った。これに驚いた福山委員は「衆議院特別委員会でも出なかった事だ。衆議院差し戻し。少なくとも理事会で『政府統一見解』を協議し提示せよ」と鴻池同特別委員長に求め同委員長も了承した。ここで福山委員は「『政府統一見解』が出るまでは審議拒否」の姿勢も見せたが、同委員長に「次の質問に移るよう」促され、やむなく審議を続行した。
〔与党質問のアホラシサ〕
参議院同特別委員会では、事前の国対会議での「高村」の要求(政府見解等を説明する時間を確保するため)により「与党質問時間」を大幅に伸ばしたが、実態を見ていると、とても「政府見解・意見」を深めるというものではなく与党委員が何かを質問すると政府側が「模範的・当り障りのない答弁」を行い、それで与党質問者も「それは大変、ご苦労様」みたいな繰り返しで、まるで「お中元・お歳暮の御礼練習ごっこ」みたい。当然、、質問に「切り込み」も「問題追及」もない訳で、あれでは「与党質問時間は政府側の休憩時間」と言われても仕方ない。おそらくインターネット国会中継も「与党質問」の間は先ず殆どの方が見ず「政府見解・意見を深める」なんてなる訳がない!だって本当に面白くないんだもん!
もう「高村」は「役に立たない砂川判決の引用」といい「ウソの活動暦」といい「頭にカビの生えたセンスの悪さ」にヘキヘキする。とにかく「高村」の言う通りにして碌な事はない。
<どうなる「公明党」>
同特別委員会の最後の質問者;大野委員(民主)は、「新聞報道では公明党の足下で、地方議員や支持母体の創価学会の離反が起きている。毎日新聞の世論調査では、公明党支持者の94%が政府の説明は不十分と答えている」等として、太田国交相(公明党)に見解を質したが「党を代表する立場にはない」等と苦しく、まともな答弁は避けた。
これまで「リベラル広場」では、公明党に対しては与党の一員として「戦争関連法案の作成・提案に北側副代表を中心に深く関ってきたこと」「『橋下』の恫喝があったとはいえ、大阪都構想‐住民投票実施に向けた介入を行ったこと」等により、相当に批判的で苦々しく思っていた事は事実。
しかし過去から見てきた公明党は比較的、貧困層を支持基盤に「平和・福祉の党」と名高く「大阪の社公民路線」に果たした貢献度合も高い。加えて実際の公明党支持者や支持母体である創価学会員は真面目で献身的な方々が多いのも知っている。
だから正直言って、そんなに「安倍〔戦争〕政権」にしがみつく公明党全体体質があるとも思えず、やがては「リベラル勢力総体に組する可能性のある勢力」として、批判も含めて静観していた次第である。
ところが最近、公明党内部で中央幹部や創価学会に対する反発・離反が顕著で、この間、相当の盛り上がりを見せている「戦争法案-廃案・安倍政権‐打倒」の大衆運動-集会・デモに「公明党女性部」らが部隊構成して積極参加してくれた。
しかし、これは与党でもある公明党執行部への明確な反乱でもあろう。我々リベラル勢力としては「平和と当り前の暮らしができる福祉」を願う「リベラル勢力の総結集」に公明党支持者等の方々も加わって頂くことを願いながらも、その公明党支持者達の主体性と自立的な活動を見守って行きたいと思う。「良心的公明党支持者達!ガンバレ!」
《特別【秘密】報告-「戦争法案」は熱心でも「個人の消息不明」には冷酷?》
ジャーナリスト安田純平さんが、今現在「シリア武装勢力に拘束された」との未確定情報(官邸は否定)が入っているが、この情報はCNNに加えニューヨークタイムスでも報道された。完全な事実確認はされておらず、現在事実確認中。ただ、ほぼ事実のようだ。安田さんと音信が途絶えたのは6月から。加えて官邸・外務省は、今も何らの消息確認を取ろうとせず放置状態。官邸が「消息不明」を否定するのは「『戦争関連法案』をはじめとする国会審議に頭がいっぱい、ビビリで面倒だからだ」との憶測もマスコミ巷で流れている。
因みにイスラム国人質・殺害事件(政府は、後藤さんが11月下旬にはイスラム国人質になって後藤さんの妻がイスラム国と身代金交渉を一人、行っていて政府は放置。外務省が口止めだけ命じたことがWEBニュース等で明らかになっている。)が起きているときに「アベ」は、それを承知に解散総選挙を行ったのだ。今回の安田さんの「消息不明-官邸・外務省の放置」が「イスラム国人質・殺害事件」の後藤さん殺害と同様に辿るのではないかと危惧されている。同時に「アベ」が一連の集団的自衛権や「戦争法案」でも「日本国民を守り抜く」という言葉を何度も繰り返している事が空しく聞こえる。
なお本件については、引き続き詳細が解るごとに読者にお知らせする。(参考‐リテラ)
《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<明日の自由を守る若手弁護士の会メッセージ>
【「平和」でも「安全」でもない法制!?とりあえずここだけは】
いよいよ、参議院で安保関連法案の審議が始まっています。
政府与党の方々は、強行採決への反発(支持率低下)も海の日連休をはさめばほとぼり冷めるんじゃないか…なんて思っていたとかいないとか、聞こえてきますが、んなわけありません。あちらからもこちらからも「戦争まっしぐら」のこの法案に反対する声が、おさまるどころか、ふくらむ一方です。常日頃から政治に興味を持っているというわけではない方々が次々に立ち上がって街に繰り出して、憲法9条を踏みつぶすような政治への反対表明をしています。また、改憲や集団的自衛権行使に日頃から賛意を示している読売新聞が行った世論調査ですら、内閣支持率が不支持率を下回りました。
どれだけ国民が疑問や不安を抱いて国会を見つめているか、政府与党の方々は今一度立ち止まってご覧頂きたいと思います。そして民意を聞く、という民主主義国家における議員としての基本姿勢(というか義務)を示していただきたいと思います。
さて、そんな感じで、一人、また一人、と「安保の改定とかって、なんかおかしいんじゃないの?」と立ち上がっているわけですが、「いやぜんっぜん分からないよ、あんぽって何?」という方だってまだまだ多いはず。でも恥ずかしがる必要ありません。
だって、首相はじめ政府の方々が丁寧に説明してくれませんし、答弁がめちゃくちゃで、「…ほんとうに首相は安保のこと分かってるのかしら?」と疑問を抱かずにはいられない、というような状態なのですから。そんな方のために、「とりあえずここだけは」シリーズと題して、安保関連法案のポイントをまとめました。どんなところが危険でおかしいのか、電車の中でもすぐに読めてしまいますので、どうぞご活用ください!
~その①~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_18.html
~その②~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_79.html
~その③~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_95.html
<キティ、マイメロ、ポムポムプリンが戦争反対、護憲を訴え!>
世界で愛されるキティちゃんやピンク頭巾を被ったうさぎのマイメロディ、今年のキャラクター大賞で1位に輝いたポムポムプリンに、人気急上昇中の鮭の切り身を擬人化したKIRIMIちゃん……。こうしたキャラクターを生み出し、日本のファンシー界を発展させてきた企業といえば、皆さん御存知のサンリオだ。だが、そんなカワイイの象徴のようなキャラ達が、涙を流しながら「反戦」を訴えている。今月10日に発売されたサンリオ発行の「月刊いちご新聞」で組まれているのは「平和のためにできる事、考えよう」という特集だ。
この中でポムポムプリンは「ぼくは、戦争を経験したおじいちゃん、おばあちゃんや、教科書や本、テレビから見たり聞いたり、勉強して知ったよ」と言う(言う、というか、吹き出しが出ている)。更に「あんな事が起きたら、毎日ずっと泣いてると思う。お出かけもできないし、お腹もすく し、いつ死んじゃうかわからないなんて、想像もできないほど恐いよ」と戦争が起こるとどうなるかを考えている。またマイメロディは「今この瞬間も何人もの命が奪われているの」と過激派組織による戦闘を挙げ、ハンギョドンも大きな目を潤ませながら「戦闘に巻きこまれて、ケガをしたり、命を失う場合だってあるから、命があるだけでもありがたいと感じて、辛い生活の中でも頑張って生きているんだ」と語る。
そして「私達は戦争をしないという約束を守らないと!」「そのためには…皆仲良くすること。仲良くして助け合って生きていく事が大切だよ」とまとめている。失礼ながら彼や彼女達(?)は単なるカワイイお飾りだと思ってきたが、どうやら違うらしい。命の大切さ、争いの不毛さ、平和の尊さをしっかりと理解し、子供達に一生懸命伝えようとしているのだ。
実は、こうした「平和」「反戦」を訴える紙面は「いちご新聞」創刊当時から続くもの。
今から40年前、1975年に発行された第2号目の紙面には「いつ戦争はやむの」という大きなタイトルの下にベトナム戦争の問題をピックアップ。憲法記念日についての記事では、悲惨な戦争の反省の下に平和憲法が生まれたことを解説しながら「私達は、私達自身の国の憲法を誇りに思います」とその大切さを説く。この記事を再録した今年発行の5月号でも、キティちゃんの絵と共に「暴力や武力は絶対ダメ。自分がされていやなことは、相手にしない」と重ねて強調している。こうした「いちご新聞」の方針は〈いちごの王様〉が打ち出しているらしい。いちごの王様とは、頭が巨大ないちごで、できているサンリオのキャラクターだ。王様は長きにわたって、いちご新聞紙上で「いちごの王様からのメッセージ」を発信しているが“中の人”は、創業者である辻信太郎社長。経営者でありながら童話等の児童文学作品も数多く発表している作家でもある。前述した「いちご新聞」8月号で、いちごの王様は〈王様にとって8月は1年の中で最も想い入れの深い月です〉といい、このような言葉を綴っている。〈戦争は多くの人の命を失い、多くの人が傷つき、その傷跡は何年、何十年、何百年経っても消える事はありません。その時、大学1年生だった王様は、この戦争で同級生を数人失いました。この経験から、心に深く刻み込まれたのは「争いからは何も生まれない。国と国、民族と民族、人と人は如何なる事があっても、お互いに争う事なく、仲良く助け合って行く事が本当に大切な事だ」ということです。王様は、この事をたくさんの人に伝えたくて、今から55年前の8月10日に、このサンリオを設立しました〉
戦争の経験と平和を祈る気持ちからサンリオは生まれた──。そう考えると、ポムポムプリンやマイメロディ達が涙を流しながら反戦を訴えるのも、当然の話なのかもしれない。辻社長は、自身が執筆したビジネス書『これがサンリオの秘密です』でも戦争体験に触れている。辻社長は山梨県の〈五百年続く旧家〉という裕福な家庭に生まれたが、13歳のときに母を亡くし、伯母に預けられることに。しかし、そこで〈今でいういじめ〉 に遭い、更には社会も戦争が激化していく暗い少年時代を送ったという。疎開先では「飯を食いすぎる」「糞をしすぎる」となじられる日々……そうした〈辛く悲しい思いが、私をギリシャ神話の世界、詩や文学への強い憧れへと誘ってくれたのかもしれません〉と振り返っている。
「人間の幸せ、それは友達がいる事だ」「サンリオは友情を育むビジネス」と語る辻社長。
サンリオには〈絶対侵すべからず二つの規則〉があるというが、それは「他人のものを盗むな」という事と「暴力をふるうな」という事だ。もしかするとサンリオが世界で愛される理由は、このゆるがない“暴力を憎み、平和を愛する”という思想がキャラクター達に温かみを必然的に与えているからなのかもしれない。平和を希求する思いが“カワイイ”を生む──これこそ日本が世界に誇るべき文化ではないだろうか。もちろん、いちごの王様は今の状況に不安を隠さない。今年4月号のメッセージで、王様は〈世界は悲しくなるくらい全く改善されないまま時間 だけが経過し、夢見ていた平和な世の中は、まだまだ、ほど遠い事に驚きと怒りを感じます〉と嘆く。
だが王様は力強く宣言する。〈王様は決してあきらめません〉と。
戦争とは何か、平和とは何かをちっとも考えようとしない安倍首相には、ぜひ、いちごの王様の爪の垢を煎じて飲んでほしいものだ。
《参議院「戦争法案-廃案!」と「安陪内閣打倒!」を目指して!》
<参議院平和安全法制に関する特別委員会審議状況(28日)>
〔安倍総理-従来からの抽象的答弁で、また審議、深まらず〕
同特別委員会の審議においても「集団的自衛権行使容認⇒戦争関連法案」の違憲性等について民主党をはじめ野党は安倍政権を追及したが、安倍(戦争)総理は「砂川判決と軌を一にする」とか「間断なき抑止力を強化」等、従来どおりの抽象的答弁に終始した。ただ安倍(戦争)総理も「野党にも対案、独自案を出してもらい、できる限り一致点を見いだす努力を重ねていくことが与野党を問わず政治家の責務だ」等と「対案誘い水」を出したが、この真の意図は対案を出させる事で「根本論議」である「憲法違反」の追及を止めさせようとする事にある。この「対案誘い水」に対しては既に民主党‐枝野幹事長が22日の記者会見で「対案という言葉に気をつけて使わないといけない。違憲の法案に対案はあり得ない」と明確に反論しており安倍総理の「ご都合の良い国会審議」には乗らない。
〔一時「審議ストップ」か?「憲法⇔集団的自衛権」で閣内不統一!〕
福山委員(民主)は「集団的自衛権」について、その限定行使すら歴代法制局長官が過去の国会答弁で「否定している」と追及。特に1981年-衆院法務委員会で、当時の角田内閣法制局長官が、外国への武力攻撃が日本の安全に間接的な影響がある場合の集団的自衛権も「行使できない」と答弁した事等を紹介し「戦後70年の(憲法の)法的安定性を崩す。憲法を改正して国民に堂々と国際環境の変化を訴えるべきだ」と主張した。
これに対して横畠内閣法制局長官は当初「『新三要件』の範囲であれば憲法拡大解釈範囲内であり『集団的自衛権行使可能だった』」と答弁。福山委員が「そもそも1981年-角田内閣法制局長官時代に『新三要件』なる概念すらなかったじゃないか?」と再追及すると「フルスペック(全部)の集団的自衛権のみについて答弁している」と的外れで、聞いていても、ようわからん答弁を繰り返すのみ。そこで福山委員が中谷防衛相に同様質問すると「ホルムズ海峡―機雷掃海は憲法解釈の例外」とまた、もう一つ、わからん事を言い出す始末。
更に福山委員が安倍(戦争)総理に同様の確認質問をすると、今度はまた「砂川判決を軌に一にするもので~」から始まり、何故か、集団的自衛権行使の判断について「(行使が可能となる)新3要件に該当するか否かは、攻撃国の意思や対応、推移などを総合的に判断するが、意思については形式上、日本を攻撃する意図はないと隠していることもある」と述べ「対象国が攻撃の意思を表明していない段階でも行使は可能」との見解を示し「ヤカラの先制攻撃」も有りうるとの答弁を行った。これに驚いた福山委員は「衆議院特別委員会でも出なかった事だ。衆議院差し戻し。少なくとも理事会で『政府統一見解』を協議し提示せよ」と鴻池同特別委員長に求め同委員長も了承した。ここで福山委員は「『政府統一見解』が出るまでは審議拒否」の姿勢も見せたが、同委員長に「次の質問に移るよう」促され、やむなく審議を続行した。
〔与党質問のアホラシサ〕
参議院同特別委員会では、事前の国対会議での「高村」の要求(政府見解等を説明する時間を確保するため)により「与党質問時間」を大幅に伸ばしたが、実態を見ていると、とても「政府見解・意見」を深めるというものではなく与党委員が何かを質問すると政府側が「模範的・当り障りのない答弁」を行い、それで与党質問者も「それは大変、ご苦労様」みたいな繰り返しで、まるで「お中元・お歳暮の御礼練習ごっこ」みたい。当然、、質問に「切り込み」も「問題追及」もない訳で、あれでは「与党質問時間は政府側の休憩時間」と言われても仕方ない。おそらくインターネット国会中継も「与党質問」の間は先ず殆どの方が見ず「政府見解・意見を深める」なんてなる訳がない!だって本当に面白くないんだもん!
もう「高村」は「役に立たない砂川判決の引用」といい「ウソの活動暦」といい「頭にカビの生えたセンスの悪さ」にヘキヘキする。とにかく「高村」の言う通りにして碌な事はない。
<どうなる「公明党」>
同特別委員会の最後の質問者;大野委員(民主)は、「新聞報道では公明党の足下で、地方議員や支持母体の創価学会の離反が起きている。毎日新聞の世論調査では、公明党支持者の94%が政府の説明は不十分と答えている」等として、太田国交相(公明党)に見解を質したが「党を代表する立場にはない」等と苦しく、まともな答弁は避けた。
これまで「リベラル広場」では、公明党に対しては与党の一員として「戦争関連法案の作成・提案に北側副代表を中心に深く関ってきたこと」「『橋下』の恫喝があったとはいえ、大阪都構想‐住民投票実施に向けた介入を行ったこと」等により、相当に批判的で苦々しく思っていた事は事実。
しかし過去から見てきた公明党は比較的、貧困層を支持基盤に「平和・福祉の党」と名高く「大阪の社公民路線」に果たした貢献度合も高い。加えて実際の公明党支持者や支持母体である創価学会員は真面目で献身的な方々が多いのも知っている。
だから正直言って、そんなに「安倍〔戦争〕政権」にしがみつく公明党全体体質があるとも思えず、やがては「リベラル勢力総体に組する可能性のある勢力」として、批判も含めて静観していた次第である。
ところが最近、公明党内部で中央幹部や創価学会に対する反発・離反が顕著で、この間、相当の盛り上がりを見せている「戦争法案-廃案・安倍政権‐打倒」の大衆運動-集会・デモに「公明党女性部」らが部隊構成して積極参加してくれた。
しかし、これは与党でもある公明党執行部への明確な反乱でもあろう。我々リベラル勢力としては「平和と当り前の暮らしができる福祉」を願う「リベラル勢力の総結集」に公明党支持者等の方々も加わって頂くことを願いながらも、その公明党支持者達の主体性と自立的な活動を見守って行きたいと思う。「良心的公明党支持者達!ガンバレ!」
《特別【秘密】報告-「戦争法案」は熱心でも「個人の消息不明」には冷酷?》
ジャーナリスト安田純平さんが、今現在「シリア武装勢力に拘束された」との未確定情報(官邸は否定)が入っているが、この情報はCNNに加えニューヨークタイムスでも報道された。完全な事実確認はされておらず、現在事実確認中。ただ、ほぼ事実のようだ。安田さんと音信が途絶えたのは6月から。加えて官邸・外務省は、今も何らの消息確認を取ろうとせず放置状態。官邸が「消息不明」を否定するのは「『戦争関連法案』をはじめとする国会審議に頭がいっぱい、ビビリで面倒だからだ」との憶測もマスコミ巷で流れている。
因みにイスラム国人質・殺害事件(政府は、後藤さんが11月下旬にはイスラム国人質になって後藤さんの妻がイスラム国と身代金交渉を一人、行っていて政府は放置。外務省が口止めだけ命じたことがWEBニュース等で明らかになっている。)が起きているときに「アベ」は、それを承知に解散総選挙を行ったのだ。今回の安田さんの「消息不明-官邸・外務省の放置」が「イスラム国人質・殺害事件」の後藤さん殺害と同様に辿るのではないかと危惧されている。同時に「アベ」が一連の集団的自衛権や「戦争法案」でも「日本国民を守り抜く」という言葉を何度も繰り返している事が空しく聞こえる。
なお本件については、引き続き詳細が解るごとに読者にお知らせする。(参考‐リテラ)
《「戦争総理=安倍総理!」「戦争関連法案‐廃案!」の声・抗議行動!》
<明日の自由を守る若手弁護士の会メッセージ>
【「平和」でも「安全」でもない法制!?とりあえずここだけは】
いよいよ、参議院で安保関連法案の審議が始まっています。
政府与党の方々は、強行採決への反発(支持率低下)も海の日連休をはさめばほとぼり冷めるんじゃないか…なんて思っていたとかいないとか、聞こえてきますが、んなわけありません。あちらからもこちらからも「戦争まっしぐら」のこの法案に反対する声が、おさまるどころか、ふくらむ一方です。常日頃から政治に興味を持っているというわけではない方々が次々に立ち上がって街に繰り出して、憲法9条を踏みつぶすような政治への反対表明をしています。また、改憲や集団的自衛権行使に日頃から賛意を示している読売新聞が行った世論調査ですら、内閣支持率が不支持率を下回りました。
どれだけ国民が疑問や不安を抱いて国会を見つめているか、政府与党の方々は今一度立ち止まってご覧頂きたいと思います。そして民意を聞く、という民主主義国家における議員としての基本姿勢(というか義務)を示していただきたいと思います。
さて、そんな感じで、一人、また一人、と「安保の改定とかって、なんかおかしいんじゃないの?」と立ち上がっているわけですが、「いやぜんっぜん分からないよ、あんぽって何?」という方だってまだまだ多いはず。でも恥ずかしがる必要ありません。
だって、首相はじめ政府の方々が丁寧に説明してくれませんし、答弁がめちゃくちゃで、「…ほんとうに首相は安保のこと分かってるのかしら?」と疑問を抱かずにはいられない、というような状態なのですから。そんな方のために、「とりあえずここだけは」シリーズと題して、安保関連法案のポイントをまとめました。どんなところが危険でおかしいのか、電車の中でもすぐに読めてしまいますので、どうぞご活用ください!
~その①~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_18.html
~その②~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_79.html
~その③~
http://www.asuno-jiyuu.com/2015/05/blog-post_95.html
<キティ、マイメロ、ポムポムプリンが戦争反対、護憲を訴え!>
世界で愛されるキティちゃんやピンク頭巾を被ったうさぎのマイメロディ、今年のキャラクター大賞で1位に輝いたポムポムプリンに、人気急上昇中の鮭の切り身を擬人化したKIRIMIちゃん……。こうしたキャラクターを生み出し、日本のファンシー界を発展させてきた企業といえば、皆さん御存知のサンリオだ。だが、そんなカワイイの象徴のようなキャラ達が、涙を流しながら「反戦」を訴えている。今月10日に発売されたサンリオ発行の「月刊いちご新聞」で組まれているのは「平和のためにできる事、考えよう」という特集だ。
この中でポムポムプリンは「ぼくは、戦争を経験したおじいちゃん、おばあちゃんや、教科書や本、テレビから見たり聞いたり、勉強して知ったよ」と言う(言う、というか、吹き出しが出ている)。更に「あんな事が起きたら、毎日ずっと泣いてると思う。お出かけもできないし、お腹もすく し、いつ死んじゃうかわからないなんて、想像もできないほど恐いよ」と戦争が起こるとどうなるかを考えている。またマイメロディは「今この瞬間も何人もの命が奪われているの」と過激派組織による戦闘を挙げ、ハンギョドンも大きな目を潤ませながら「戦闘に巻きこまれて、ケガをしたり、命を失う場合だってあるから、命があるだけでもありがたいと感じて、辛い生活の中でも頑張って生きているんだ」と語る。
そして「私達は戦争をしないという約束を守らないと!」「そのためには…皆仲良くすること。仲良くして助け合って生きていく事が大切だよ」とまとめている。失礼ながら彼や彼女達(?)は単なるカワイイお飾りだと思ってきたが、どうやら違うらしい。命の大切さ、争いの不毛さ、平和の尊さをしっかりと理解し、子供達に一生懸命伝えようとしているのだ。
実は、こうした「平和」「反戦」を訴える紙面は「いちご新聞」創刊当時から続くもの。
今から40年前、1975年に発行された第2号目の紙面には「いつ戦争はやむの」という大きなタイトルの下にベトナム戦争の問題をピックアップ。憲法記念日についての記事では、悲惨な戦争の反省の下に平和憲法が生まれたことを解説しながら「私達は、私達自身の国の憲法を誇りに思います」とその大切さを説く。この記事を再録した今年発行の5月号でも、キティちゃんの絵と共に「暴力や武力は絶対ダメ。自分がされていやなことは、相手にしない」と重ねて強調している。こうした「いちご新聞」の方針は〈いちごの王様〉が打ち出しているらしい。いちごの王様とは、頭が巨大ないちごで、できているサンリオのキャラクターだ。王様は長きにわたって、いちご新聞紙上で「いちごの王様からのメッセージ」を発信しているが“中の人”は、創業者である辻信太郎社長。経営者でありながら童話等の児童文学作品も数多く発表している作家でもある。前述した「いちご新聞」8月号で、いちごの王様は〈王様にとって8月は1年の中で最も想い入れの深い月です〉といい、このような言葉を綴っている。〈戦争は多くの人の命を失い、多くの人が傷つき、その傷跡は何年、何十年、何百年経っても消える事はありません。その時、大学1年生だった王様は、この戦争で同級生を数人失いました。この経験から、心に深く刻み込まれたのは「争いからは何も生まれない。国と国、民族と民族、人と人は如何なる事があっても、お互いに争う事なく、仲良く助け合って行く事が本当に大切な事だ」ということです。王様は、この事をたくさんの人に伝えたくて、今から55年前の8月10日に、このサンリオを設立しました〉
戦争の経験と平和を祈る気持ちからサンリオは生まれた──。そう考えると、ポムポムプリンやマイメロディ達が涙を流しながら反戦を訴えるのも、当然の話なのかもしれない。辻社長は、自身が執筆したビジネス書『これがサンリオの秘密です』でも戦争体験に触れている。辻社長は山梨県の〈五百年続く旧家〉という裕福な家庭に生まれたが、13歳のときに母を亡くし、伯母に預けられることに。しかし、そこで〈今でいういじめ〉 に遭い、更には社会も戦争が激化していく暗い少年時代を送ったという。疎開先では「飯を食いすぎる」「糞をしすぎる」となじられる日々……そうした〈辛く悲しい思いが、私をギリシャ神話の世界、詩や文学への強い憧れへと誘ってくれたのかもしれません〉と振り返っている。
「人間の幸せ、それは友達がいる事だ」「サンリオは友情を育むビジネス」と語る辻社長。
サンリオには〈絶対侵すべからず二つの規則〉があるというが、それは「他人のものを盗むな」という事と「暴力をふるうな」という事だ。もしかするとサンリオが世界で愛される理由は、このゆるがない“暴力を憎み、平和を愛する”という思想がキャラクター達に温かみを必然的に与えているからなのかもしれない。平和を希求する思いが“カワイイ”を生む──これこそ日本が世界に誇るべき文化ではないだろうか。もちろん、いちごの王様は今の状況に不安を隠さない。今年4月号のメッセージで、王様は〈世界は悲しくなるくらい全く改善されないまま時間 だけが経過し、夢見ていた平和な世の中は、まだまだ、ほど遠い事に驚きと怒りを感じます〉と嘆く。
だが王様は力強く宣言する。〈王様は決してあきらめません〉と。
戦争とは何か、平和とは何かをちっとも考えようとしない安倍首相には、ぜひ、いちごの王様の爪の垢を煎じて飲んでほしいものだ。
(民守 正義)
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