「戦争法案-反対」から「安倍政権‐打倒へ」(9)
「戦争法案-反対」から「安倍政権‐打倒へ」(9)
《「戦争法案」衆議院平和・安全保障特別委員会「15日強行採決」警報!》
【衆議院平和安全特別委員会公聴会・平和安全法制特別委員会の概要】
<7月14日-衆議院平和安全特別委員会の概要>
同特別委員会は13日の理事会で、14日午前に一般質疑を行うことを決めたが、民主党と共産党は同日が委員会の取り決められている開催日ではない火曜日であることを理由に欠席。従って14日午前は与党と「維新」との「身内審議」。午後も同様の「身内審議」を行った。ただ何回、政府‐与党と「維新」との対案協議を行っても、政府は「集団的自衛権行使の要件とする『存立危機事態』に代わり『武力攻撃危機事態』を新設するなど対案の骨格は維持している」として、与党が「維新」対案の修正に応じる見込みは薄い。
なお与党は14日の理事懇談会で、15日の締めくくり質疑と採決を提案する予定だ。
<7月15or16日‐衆議院平和安全特別委員会「強行採決」の様相は?>
自民党谷垣幹事長等は、明日(15日)でも「同特別委員会採決」を言及している。
もちろん民主党・共産党等のリベラル野党は「採決反対」を表明しているが、参議院審議日程に「60日ルール」も含めて逆算すると、確かに今週中採決が最低限の日程だ。
ただ「与党単独採決」となると「強行採決」のイメージが強く「世論の反発」を招き、後の参議院審議にも影響が出るし、国際的にも米国上下両院議員総会で日本の国会よりも先に「エエカッコ約束」した割には「随分、無理して決めたのですね」と国際信用にも影響する。
その意味で「賛成」でも「反対」でもいいから与党としては与党以外の会派に「採決に加わって民主的採決した」と言い訳できるようにしたいのが本音だ。そこで「維新」の対応が注目されるが、「維新」の議員によっては「維新‐対案への譲歩がなく採決参加は有り得ない」と言う強硬意見と「集団的自衛権が憲法違反であるかどうかは、どうでもいい事で、その意味で政府案も『維新-対案』も、ほぼ同様では?」と政府に擦り寄る「維新」議員もいて、とにかく「維新‐松野派」は、まとまりがない。そこで自民党谷垣幹事長は「『維新』の対応如何に関らず『単独採決もありき』」で臨む方針に傾いているようだ。
次に問題になるのはリベラル野党の対応だ。リベラル野党にしてみれば「維新」が採決に加わろうが、加わるまいが「質的審議不十分で強行採決」に変わりない。
そこで余談だが枝野幹事長(民主)は、やっぱり「維新」を相手にし過ぎた。特に「民主・『維新』共同提案「領域警備法案」は安倍総理にアッサリ拒否されて「維新」と一緒に恥を搔いたどころか、そもそも「『戦争法制』の問題の幹である『集団的自衛権‐憲法違反』が平和・護憲勢力‐リベラル派としても「戦争法制‐反対」論理主張の基本中の基本なのに例え「戦争関連法案の、たったの一法案」といえども「平和・護憲勢力‐リベラル派の『戦争法制‐反対』論理主張の基本中の基本=『集団的自衛権‐憲法違反』」を思想的に譲歩する事に繋がる事をした。私は前稿以前から「『維新』は自民の助け舟」「自民党・民主党から出た腐ったリンゴ・保守ゴロ」と忠言してきたが、採決についてはニュースによって異なり「動揺分子」という事でほっとけばいい。
枝野幹事長に再度、忠言しておく。野党だからと言って「リベラル派」とは限らない。
「維新」は、民主党に色目を使っても基本は戦争推進勢力だ!二度と「維新」との駆引きをするな!(未確認情報だが「維新」は次の安陪内閣改造で「入閣密約」がある)
更に問題になるのは「強行採決時のリベラル野党の対応」だ。一つは委員会室で「強行採決反対!」コールを繰返す中で「強行採決」させる方法と、国会外に出て「国会包囲」している大衆・デモ隊等の前で「只今、委員会室で戦争推進勢力(与党+「維新」)が強行採決を行っている!」と報告し一緒に抗議シュプレヒコールを上げる。どちらが適切かはリベラル野党に任すが、大事な判断基準は「特別委員会強行採決が暴挙で、引き続き参議院審議でも火に油を注がれた如く『反対運動が一層、盛上がり、年内『安陪内閣‐打倒!』まで大衆運動を持続させる事だ。我々の最大の武器であり見方になるのは「戦争関連法案‐反対!安陪内閣打倒!」の国民世論と大衆行動だ。世論調査でも風は我々に有利に吹いている。
今もなお「続々と続く反対声明とデモ・集会、そして署名の数」
「『ガチンコ勝負!』は、これからだ!」
《特別【秘密】報告-そこまで強行採決?》
ジャーナリスト安田純平さんが、今現在「シリア武装勢力に拘束された」との未確定情報(官邸は否定)が入ってきた。完全な事実確認はされておらず、現在事実確認中。
ただ、ほぼ事実のようだ。
官邸が否定するのは「戦争関連法案-強行採決」に影響するからだと言われている。
ちょうどイスラム国人質・殺害事件(政府は、後藤さんが11月下旬にはイスラム国人質になって後藤さんの妻がイスラム国と身代金交渉を一人、行っていて政府は放置。外務省が口止めだけ命じたことがWEBニュース等で明らかになっている。「アベ」は、それでも解散総選挙を行ったのだ。
本件については、詳細が解るごとに読者にお知らせする。
《「戦争関連法案‐反対!」の声・抗議行動が、まだ押し寄せる!》
<「戦争法案」強行採決許さない SEALDs KANSAI街宣に若者300人声上げ>
安倍政権が15日にも「戦争法案」の衆議院強行採決を狙う中、関西地方の学生でつくる「SEALDs KANSAI」(自由と民主主義のための関西学生緊急行動)は10日、京都市下京区「マルイ」前で街頭宣伝を実施し「戦争法案に反対しよう」と呼びかけた。300人以上の学生や若者が集まり「憲法違反の戦争法案を止めよう」と声を上げた。「憲法守れ」「NO WAR」等のプラカードを持った若者中心で、BGMを流しながら学生がマイクを握りスピーチ。「私は人を殺したくない。誰も殺してほしくないから反対」「在日コリアン4世で参政権がない。でも自分の住む国の政治に声を上げたい」「東日本 大震災で被災者のために頑張った自衛隊の姿にあこがれた。あの自衛隊員に死んでほしくない」等、自ら反対する理由を訴えた。
宣伝には「安全保障関連法案に反対する学者の会」から京都大学;山室教授、西牟田教授らが参加し、各々「安倍首相はポツダム宣言も読まず、これまでの政府の意見に反省もなく『戦後レジームを脱却』と言う反知性主義。皆さんが知性を身につけ闘う姿に敬服する」「日本国憲法を変えることなく無力にする『ナチスの手口』で戦争しようとしている。若者達と私達の連帯は第一歩。民主主義を根付かすためにともに頑張ろう」と訴えた。ある学生は「戦争を絶対にしてはならないというのは、自民党の人も含めた共通の思いと信じていたのに、安倍さんの動きに驚いている。少しでも多くの人に声を上げてほしい」と話した。
<戦争法案反対、母親グループ発足 26日渋谷デモへ>
「誰の子供も殺させない」を合言葉に「戦争関連法案」に反対する母親達のグループが発足し13日に東京都内で記者会見した。「人々の声を無視する政治にはもう我慢できない」と安倍政権を強く批判。賛同する母親は全国に広がっており、26日には「ママの渋谷ジャック」と銘打って渋谷でデモ予定だ。
「安保法制」言論への威圧発言、大学への君が代、日の丸の強制等、この間の安倍政権による平和の破壊、学問の愚弄、憲法の蹂躙を止めさせ、新時代の自由と平和を創造するために、この度「自由と平和のための京大有志の会」を結成した。学生、職員、教員達で勉強会や集会を通じて言葉を紡ぎ、京都から発信していきたい。発起人(省略)
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。学問は、商売の道具ではない。学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り創るために、私達は先ず思い上がった権力に楔を打ち込まなくてはならない。
<「戦争関連法案」の「廃案」訴えー大阪・ミナミに600人>
大阪高島屋大阪店前で12日「戦争関連法案」に反対する「今すぐ廃案『戦争法案』緊急アピール」があった。
与党が15日にも衆議院特別委員会で採決が目論まれている中、市民団体「民主主義と生活を守る有志(SADL)」が呼びかけた。約600人が集まった。
SADLは関西に住む会社員や自営業、フリーター等10~40歳代の20人。メンバーの一人は「この国がどこへ向かおうとしているのかを心配している。勝手に憲法の解釈を変えるのは許せない。一緒に声を上げよう」と訴えた。
<「僕も声を上げる」-「戦争法制」反対の大学生、元戦犯と交流>
国会前で毎週金曜日の夜、学生達が「戦争関連法案」への抗議の声を上げている。若者達の異議申し立てに共感の輪が広がる。その中心メンバーの一人には、活動の原点に高校生の頃の元BC級戦犯との出会いがあった。国会前や渋谷で数千人規模のデモを仕掛ける学生団体「SEALDs」のメンバーAさん。2010年2月、島根県にある小さな全寮制「キリスト教愛真高校」の2年生の時だった。
平和学習の授業に横浜からBさん(92)がやってきた。 ニューギニア戦線で住民らを殺害した罪に問われた元BC級戦犯だった。
全校生徒50人を前にBさんが話し始めた。「自分をもう一度『被告席』に置くつもりで来た」。絞り出すような声で「私は無益な人殺しをしたと言わざるを得ない」と続け体験を語った。
当時10代後半だったBさんは、あの戦争を「アジアを欧米の支配から解放する大義ある戦い」と信じていた。志願してニューギニアへ。戦況は悪化。補給を絶たれた飢餓の島で多くの日本兵が命を落とす中、仲間を殺した疑いのある現地住民の処刑に立ち会った。新兵に急所を外されて苦しむ男性を、自ら日本刀を抜いて絶命させた。
戦後、連合国による戦犯裁判で死刑を求刑された。判決は重労働20年。スガモプリズンに収監された時期を含め服役は計10年間に及んだ。Bさんは言った。「人を斬った事を後悔しているかと問われたらその通り。だが半分は、ああいう戦況下ではやむを得なかったと思う」。そして「正義の戦争はあり得ない」と力を込めた。その声が震えていたのをAさんは覚えている。
〈なぜ、このおじいさんは、わざわざこんな話をしに島根まで来たのか〉〈加害者なのか?被害者なのか?〉
Aさんは混乱しながらも、授業中にBさんが繰り返した一文を胸に刻んだ。「明日世界が滅びるとしても、私はリンゴの木を植え続ける」-「どんなに絶望的な状況でも希望を失わずに行動せよ」というメッセージと受け止めた。
人は誰も心に何かしらの傷を抱えていても、それを口にしない。「痛み」を解ってもらえると思わないからだ。自分だってそう。でもBさんの震える声に同じ「痛み」を感じた。「今もなお自分が体験した『理不尽さ』と向き合い、命を削るように語り続けている。この人の前では誠実でありたい」と思った。
2カ月後、高校に分厚い封書が届いた。Bさんから生徒達への手紙でA4判37ページ。生徒の感想文を引用し「『難しくてよくわからなかっ た』という声も含めて、真正面から私の話を受け止め、理解しようとしてくれた。涙を抑えられなかった」と感謝がつづられていた。それから5年がたった。今年4月、Aさんは高校時代の仲間数人と横浜の古い団地を訪ねた。昨年末にBさんが出版した著書「たとえ明日世界が滅びるとしても」(梨の木舎)の1章分にあの手紙が収められたことを知ったからだ。Bさんは出版直後に脳梗塞を起こし、もう一人で立てず呂律も回らない。それでも5年ぶりの再会に涙を流し、日本を憂い戦争が続く世界情勢を嘆いた。かつて授業で戦争で人命を奪った過去を明かし「二度と繰り返すな」と訴えたBさん。その言葉が今の自分に繋がっていると改めて感じた。Aさんは10日も国会前でマイクを握った。「戦争関連法案」は近く、衆議院委員会採決の見通しが伝えられる。
「Bさんは高校生だった僕らに、伝わるか伝わらないかとは関係なく、理屈を越えて『戦争をしてはいけない』と言いに来た。だから僕も声を上げ続ける」
【戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会】
7月18日(土)PM5時扇町公園
集会後、パレードをおこないます。
カンパにご協力ください。
郵便振替00910-4-331584
「平和憲法パレードの会」
《「戦争法案」衆議院平和・安全保障特別委員会「15日強行採決」警報!》
【衆議院平和安全特別委員会公聴会・平和安全法制特別委員会の概要】
<7月14日-衆議院平和安全特別委員会の概要>
同特別委員会は13日の理事会で、14日午前に一般質疑を行うことを決めたが、民主党と共産党は同日が委員会の取り決められている開催日ではない火曜日であることを理由に欠席。従って14日午前は与党と「維新」との「身内審議」。午後も同様の「身内審議」を行った。ただ何回、政府‐与党と「維新」との対案協議を行っても、政府は「集団的自衛権行使の要件とする『存立危機事態』に代わり『武力攻撃危機事態』を新設するなど対案の骨格は維持している」として、与党が「維新」対案の修正に応じる見込みは薄い。
なお与党は14日の理事懇談会で、15日の締めくくり質疑と採決を提案する予定だ。
<7月15or16日‐衆議院平和安全特別委員会「強行採決」の様相は?>
自民党谷垣幹事長等は、明日(15日)でも「同特別委員会採決」を言及している。
もちろん民主党・共産党等のリベラル野党は「採決反対」を表明しているが、参議院審議日程に「60日ルール」も含めて逆算すると、確かに今週中採決が最低限の日程だ。
ただ「与党単独採決」となると「強行採決」のイメージが強く「世論の反発」を招き、後の参議院審議にも影響が出るし、国際的にも米国上下両院議員総会で日本の国会よりも先に「エエカッコ約束」した割には「随分、無理して決めたのですね」と国際信用にも影響する。
その意味で「賛成」でも「反対」でもいいから与党としては与党以外の会派に「採決に加わって民主的採決した」と言い訳できるようにしたいのが本音だ。そこで「維新」の対応が注目されるが、「維新」の議員によっては「維新‐対案への譲歩がなく採決参加は有り得ない」と言う強硬意見と「集団的自衛権が憲法違反であるかどうかは、どうでもいい事で、その意味で政府案も『維新-対案』も、ほぼ同様では?」と政府に擦り寄る「維新」議員もいて、とにかく「維新‐松野派」は、まとまりがない。そこで自民党谷垣幹事長は「『維新』の対応如何に関らず『単独採決もありき』」で臨む方針に傾いているようだ。
次に問題になるのはリベラル野党の対応だ。リベラル野党にしてみれば「維新」が採決に加わろうが、加わるまいが「質的審議不十分で強行採決」に変わりない。
そこで余談だが枝野幹事長(民主)は、やっぱり「維新」を相手にし過ぎた。特に「民主・『維新』共同提案「領域警備法案」は安倍総理にアッサリ拒否されて「維新」と一緒に恥を搔いたどころか、そもそも「『戦争法制』の問題の幹である『集団的自衛権‐憲法違反』が平和・護憲勢力‐リベラル派としても「戦争法制‐反対」論理主張の基本中の基本なのに例え「戦争関連法案の、たったの一法案」といえども「平和・護憲勢力‐リベラル派の『戦争法制‐反対』論理主張の基本中の基本=『集団的自衛権‐憲法違反』」を思想的に譲歩する事に繋がる事をした。私は前稿以前から「『維新』は自民の助け舟」「自民党・民主党から出た腐ったリンゴ・保守ゴロ」と忠言してきたが、採決についてはニュースによって異なり「動揺分子」という事でほっとけばいい。
枝野幹事長に再度、忠言しておく。野党だからと言って「リベラル派」とは限らない。
「維新」は、民主党に色目を使っても基本は戦争推進勢力だ!二度と「維新」との駆引きをするな!(未確認情報だが「維新」は次の安陪内閣改造で「入閣密約」がある)
更に問題になるのは「強行採決時のリベラル野党の対応」だ。一つは委員会室で「強行採決反対!」コールを繰返す中で「強行採決」させる方法と、国会外に出て「国会包囲」している大衆・デモ隊等の前で「只今、委員会室で戦争推進勢力(与党+「維新」)が強行採決を行っている!」と報告し一緒に抗議シュプレヒコールを上げる。どちらが適切かはリベラル野党に任すが、大事な判断基準は「特別委員会強行採決が暴挙で、引き続き参議院審議でも火に油を注がれた如く『反対運動が一層、盛上がり、年内『安陪内閣‐打倒!』まで大衆運動を持続させる事だ。我々の最大の武器であり見方になるのは「戦争関連法案‐反対!安陪内閣打倒!」の国民世論と大衆行動だ。世論調査でも風は我々に有利に吹いている。
今もなお「続々と続く反対声明とデモ・集会、そして署名の数」
「『ガチンコ勝負!』は、これからだ!」
《特別【秘密】報告-そこまで強行採決?》
ジャーナリスト安田純平さんが、今現在「シリア武装勢力に拘束された」との未確定情報(官邸は否定)が入ってきた。完全な事実確認はされておらず、現在事実確認中。
ただ、ほぼ事実のようだ。
官邸が否定するのは「戦争関連法案-強行採決」に影響するからだと言われている。
ちょうどイスラム国人質・殺害事件(政府は、後藤さんが11月下旬にはイスラム国人質になって後藤さんの妻がイスラム国と身代金交渉を一人、行っていて政府は放置。外務省が口止めだけ命じたことがWEBニュース等で明らかになっている。「アベ」は、それでも解散総選挙を行ったのだ。
本件については、詳細が解るごとに読者にお知らせする。
《「戦争関連法案‐反対!」の声・抗議行動が、まだ押し寄せる!》
<「戦争法案」強行採決許さない SEALDs KANSAI街宣に若者300人声上げ>
安倍政権が15日にも「戦争法案」の衆議院強行採決を狙う中、関西地方の学生でつくる「SEALDs KANSAI」(自由と民主主義のための関西学生緊急行動)は10日、京都市下京区「マルイ」前で街頭宣伝を実施し「戦争法案に反対しよう」と呼びかけた。300人以上の学生や若者が集まり「憲法違反の戦争法案を止めよう」と声を上げた。「憲法守れ」「NO WAR」等のプラカードを持った若者中心で、BGMを流しながら学生がマイクを握りスピーチ。「私は人を殺したくない。誰も殺してほしくないから反対」「在日コリアン4世で参政権がない。でも自分の住む国の政治に声を上げたい」「東日本 大震災で被災者のために頑張った自衛隊の姿にあこがれた。あの自衛隊員に死んでほしくない」等、自ら反対する理由を訴えた。
宣伝には「安全保障関連法案に反対する学者の会」から京都大学;山室教授、西牟田教授らが参加し、各々「安倍首相はポツダム宣言も読まず、これまでの政府の意見に反省もなく『戦後レジームを脱却』と言う反知性主義。皆さんが知性を身につけ闘う姿に敬服する」「日本国憲法を変えることなく無力にする『ナチスの手口』で戦争しようとしている。若者達と私達の連帯は第一歩。民主主義を根付かすためにともに頑張ろう」と訴えた。ある学生は「戦争を絶対にしてはならないというのは、自民党の人も含めた共通の思いと信じていたのに、安倍さんの動きに驚いている。少しでも多くの人に声を上げてほしい」と話した。
<戦争法案反対、母親グループ発足 26日渋谷デモへ>
「誰の子供も殺させない」を合言葉に「戦争関連法案」に反対する母親達のグループが発足し13日に東京都内で記者会見した。「人々の声を無視する政治にはもう我慢できない」と安倍政権を強く批判。賛同する母親は全国に広がっており、26日には「ママの渋谷ジャック」と銘打って渋谷でデモ予定だ。
<自由と平和のための京大有志の会‐結成>
「安保法制」言論への威圧発言、大学への君が代、日の丸の強制等、この間の安倍政権による平和の破壊、学問の愚弄、憲法の蹂躙を止めさせ、新時代の自由と平和を創造するために、この度「自由と平和のための京大有志の会」を結成した。学生、職員、教員達で勉強会や集会を通じて言葉を紡ぎ、京都から発信していきたい。発起人(省略)
声明書
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。学問は、商売の道具ではない。学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り創るために、私達は先ず思い上がった権力に楔を打ち込まなくてはならない。
自由と平和のための京大有志の会
<「戦争関連法案」の「廃案」訴えー大阪・ミナミに600人>
大阪高島屋大阪店前で12日「戦争関連法案」に反対する「今すぐ廃案『戦争法案』緊急アピール」があった。
与党が15日にも衆議院特別委員会で採決が目論まれている中、市民団体「民主主義と生活を守る有志(SADL)」が呼びかけた。約600人が集まった。
SADLは関西に住む会社員や自営業、フリーター等10~40歳代の20人。メンバーの一人は「この国がどこへ向かおうとしているのかを心配している。勝手に憲法の解釈を変えるのは許せない。一緒に声を上げよう」と訴えた。
<「僕も声を上げる」-「戦争法制」反対の大学生、元戦犯と交流>
国会前で毎週金曜日の夜、学生達が「戦争関連法案」への抗議の声を上げている。若者達の異議申し立てに共感の輪が広がる。その中心メンバーの一人には、活動の原点に高校生の頃の元BC級戦犯との出会いがあった。国会前や渋谷で数千人規模のデモを仕掛ける学生団体「SEALDs」のメンバーAさん。2010年2月、島根県にある小さな全寮制「キリスト教愛真高校」の2年生の時だった。
平和学習の授業に横浜からBさん(92)がやってきた。 ニューギニア戦線で住民らを殺害した罪に問われた元BC級戦犯だった。
全校生徒50人を前にBさんが話し始めた。「自分をもう一度『被告席』に置くつもりで来た」。絞り出すような声で「私は無益な人殺しをしたと言わざるを得ない」と続け体験を語った。
当時10代後半だったBさんは、あの戦争を「アジアを欧米の支配から解放する大義ある戦い」と信じていた。志願してニューギニアへ。戦況は悪化。補給を絶たれた飢餓の島で多くの日本兵が命を落とす中、仲間を殺した疑いのある現地住民の処刑に立ち会った。新兵に急所を外されて苦しむ男性を、自ら日本刀を抜いて絶命させた。
戦後、連合国による戦犯裁判で死刑を求刑された。判決は重労働20年。スガモプリズンに収監された時期を含め服役は計10年間に及んだ。Bさんは言った。「人を斬った事を後悔しているかと問われたらその通り。だが半分は、ああいう戦況下ではやむを得なかったと思う」。そして「正義の戦争はあり得ない」と力を込めた。その声が震えていたのをAさんは覚えている。
〈なぜ、このおじいさんは、わざわざこんな話をしに島根まで来たのか〉〈加害者なのか?被害者なのか?〉
Aさんは混乱しながらも、授業中にBさんが繰り返した一文を胸に刻んだ。「明日世界が滅びるとしても、私はリンゴの木を植え続ける」-「どんなに絶望的な状況でも希望を失わずに行動せよ」というメッセージと受け止めた。
人は誰も心に何かしらの傷を抱えていても、それを口にしない。「痛み」を解ってもらえると思わないからだ。自分だってそう。でもBさんの震える声に同じ「痛み」を感じた。「今もなお自分が体験した『理不尽さ』と向き合い、命を削るように語り続けている。この人の前では誠実でありたい」と思った。
2カ月後、高校に分厚い封書が届いた。Bさんから生徒達への手紙でA4判37ページ。生徒の感想文を引用し「『難しくてよくわからなかっ た』という声も含めて、真正面から私の話を受け止め、理解しようとしてくれた。涙を抑えられなかった」と感謝がつづられていた。それから5年がたった。今年4月、Aさんは高校時代の仲間数人と横浜の古い団地を訪ねた。昨年末にBさんが出版した著書「たとえ明日世界が滅びるとしても」(梨の木舎)の1章分にあの手紙が収められたことを知ったからだ。Bさんは出版直後に脳梗塞を起こし、もう一人で立てず呂律も回らない。それでも5年ぶりの再会に涙を流し、日本を憂い戦争が続く世界情勢を嘆いた。かつて授業で戦争で人命を奪った過去を明かし「二度と繰り返すな」と訴えたBさん。その言葉が今の自分に繋がっていると改めて感じた。Aさんは10日も国会前でマイクを握った。「戦争関連法案」は近く、衆議院委員会採決の見通しが伝えられる。
「Bさんは高校生だった僕らに、伝わるか伝わらないかとは関係なく、理屈を越えて『戦争をしてはいけない』と言いに来た。だから僕も声を上げ続ける」
(民守 正義)
【戦争法案は廃案に!おおさか1万人大集会】
7月18日(土)PM5時扇町公園
集会後、パレードをおこないます。
カンパにご協力ください。
郵便振替00910-4-331584
「平和憲法パレードの会」
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