「戦争法案-反対」の動めき(3)
「戦争法案-反対」の動めき(3)
《安倍内閣「不支持」急増…公明支持層では「戦争法案」賛否逆転》
安倍内閣の支持率がガタガタだ。共同通信社が20、21日に行った世論調査で、安倍内閣の支持率は前回5月(49.9%)から2.5ポイント下落し47.4%となった。不支持率は前回(38.0%)から5.0ポイントも増え43.0%まで上昇した。いよいよ支持と不支持が拮抗してきた。不支持の急上昇は「戦争法案」が大きく影響しているのは間違いない。「戦争法案」については「憲法に違反している」という回答が56.7%に上った。「違反していると思わない」は29.2%だった。「戦争法案-反対」も58.7%で前回(47.6%)から10ポイント以上増えた。一方「賛成」は27.8%にすぎず、前回(35.4%)から 7.6ポイントも減った。中でも与党―公明党支持層で「反対」が急増している。「反対」が47.2%(前回35.1%)まで上昇し「賛成」は36.6%(同 53.9%)に下落。ついに賛否が逆転した。
参議院は自民党だけでは過半数に満たないため「戦争法案」の審議では安倍政権は公明党への一層の配慮が必要になる。公明党支持層が法案への「反対」が「賛成」を上回った事で、公明党の態度が硬化すれば、安倍首相が苦しめられるのは確実だ。
<【戦争法案】「違憲」過半数>
「戦争関連法案-憲法違反」との回答が過半数に達し、国民が今国会成立を期す安倍政権の方針に態度を硬化させている実態が浮き彫りになった。政権は世論の離反傾向が更に鮮明になれば、法案審議に影響が出ると警戒を強める。9月下旬までの大幅会期延長を図り、反対論の沈静化を窺うが「起死回生の妙手はない」(自民党議員)。一方、廃案に追い込みたい民主党等は「違憲論」の広がりの後押しを受け、審議の行方に自信も覗かせた。「違憲ではないと国民に丁寧に説明しなければならない」。自民党の稲田政調会長は21日、調査結果への焦りを滲ませた。(無理だ!「違憲」を「合憲」と分かり易く説明できるか!)
4日の衆議院憲法審査会で参考人として招かれた憲法学者全員が「違憲」と断じて以降、法案審議は与野党で攻守が逆転。衆議院通過の目途は立たない。自民党幹部の一人は「これ以上、国民の風当たりが強まれば、衆議院採決は難しくなる」と懸念した。(それどころか安倍政権が吹っ飛ぶ!)
公明党幹部は「潮目が変ったかもしれない。世論の反発がもう少し収まるのを期待するしかない」との見方を示した。(それどころか公明党の「与党責任」追及の声も大きい!「北川」は自民党に擦り寄り過ぎた!)
一方、衆議院特別委の野党筆頭理事-長妻代表代行(民主)は「審議すればするほど、法案は違憲だと証明されつつある」と述べ「違憲論」が収束する事はないとの認識を表明した。
同党は衆議院の採決時期を可能な限り遅らせる戦略。細野政調会長(民主)は世論調査結果を受け「国民に法案への疑問が出てきている」とみて、厳しい世論を追い風に攻勢を強める構えをみせた。
小池共産党政策委員長は「6割近くが違憲だと調査に答えたのは衝撃的だ。根本的に欠陥のある法案で廃案にすべきだ」と訴えた。
対案の国会提出を目指している維新の党;柿沢幹事長は「安倍政権の説明に国民が拒絶反応を示している」と分析した。(「対案」も結局「自民」の助け舟シナリオだ!)
《三井寺「戦争法案」廃案求め声明》
既に4・5月と佛教界・宗教界が「戦争法案―反対」声明を出しているが今回、更に呼応して大津市-園城寺(三井寺)は23日、政府が今国会での成立を目指す「戦争関連法案」の廃案を求める声明文を発表した。声明文では、集団的自衛権の行使を可能とする同法案は「『戦争ができない国』から『戦争ができる国』へと危険な一歩を踏み出す」と指摘。平和憲法の堅持を訴えるとともに、経済成長を最優先した考え方を見直すべきとした上で「廃案を強く求めます」と結んでいる。声明文について、同寺の福家長吏(90)は「例え武器を取らなくても、後方支援は一緒に戦うことと同じ」と話し、戦後70年の節目の年に同法案の審議が加速する状況に憤りを示した。この日は太平洋戦争末期の沖縄戦で多数の住民を巻き込んだ組織的な戦闘が終結した「慰霊の日」にあたり、同寺観音堂で慰霊法要が営まれた。法要は毎年行われており、今年も約40人が参列した。
《19歳フリーター、デモ初企画 戦争怖くて震える》
19歳、フリーター。音楽とおしゃれが好きで政治には関心がなかった。そんな女の子が発起人となって26日「戦争関連法案」に反対するデモが札幌で行われる。呼びかけたのはAさん。「戦争は怖い。イヤだ。許せない。むかつく…。若い世代が自分達の言葉で反対の声を上げたい」と力を込める。
デモの名は「戦争したくなくて震える」。若者に人気歌手;西野カナさんの曲の「会いたくて震える」という歌詞にかけた。<戦争が始まったら自由が奪われる。バカな政治家達に自由で楽しいあたし達の暮らしを奪われてたまるか!>。インターネット上のデモの告知には、自身の写真と共にそんなメッセージを載せた。「人一倍怖がりで、戦争は特に怖い」と話す。幼稚園の時、戦争を扱ったアニメ映画「火垂の墓」を見て夜眠れずにベッドの中で震えた。高校の修学旅行で訪れた広島では、原爆資料館の展示を直視できなかった。
中学時代、熱心な教師の影響で貧しいアフリカの子供を助ける仕事がしたいと夢見た。
でも高校時代は茶髪にピアス、短いスカートで遊んでばかりいた。
昨年、半年で大学を中退し札幌ススキノの飲食店等で働いた。今春、語学留学したフィリピンでは児童養護施設で子供達と遊ぶボランティアをした。全盲の父は娘の顔を見たことがなく子供の頃は、よく顔をさすってくれた。そのせいか人と触れ合う仕事がしたいと、今は「車いすの人権活動家」として知られる安積遊歩さん(59)を介助するアルバイトをしている。戦争は怖い、イヤだと思いつつ、デモでは何も変わらないと思っていた。友達と街を歩いてデモと出くわしても「うるさい」と思った。それでも、もし戦争になったら駆り出されるのは自分達の世代。無関心で遊んでばかりいていいのか―。少しずつ考え始めた。
今月中旬、若者が「円山公園」でデモをすると知った。円山なら行こうかなと思ったら、京都の円山だった。その話を安積さんにすると、だったら自分でしたらいいと言われた。「誰かがやらなきゃ誰もしない、何も変わらない」。その日の内に「戦争法案」についてネットで調べ、若い友人達にデモの企画をネットでぶち上げた。
行動力には自信がある。デモは許可が必要と知り、翌日、警察署に申請した。遊び仲間や大学生らに共感の輪が広がり、ネットの交流サイト、フェイスブックではデモへの「いいね!」が5日間で千を超えた。デモは26日午後5時半に集合。ススキノまで行進する。事前申し込み無しで誰でも参加できるが、特に若い人達に来てほしいと願っている。 「ススキノで遊んでいる友達とか、飲み会サークルの大学生とか、あんまり関心なさそうな若者にこそ法案の怖さを知ってほしい。反対の声を伝えたい」と話す。
「だって、自分たちの未来にかかわる問題なのだから」
《安倍首相の答弁は米国で言った事と正反対だと批判したカーチス》
6月7日の早朝6時から放映されたTBSの時事放談で、御用学者のジェラルド・カーチスコロンビア大学教授が図らずも、これ以上ない安倍首相批判を口走った。
「すなわち、安倍首相は米国では『米国を守ります』と言っておきながら、日本国内では『危険なことはしません』等と全く正反対のことを言っている。こんなバカなことはない」
これこそが安倍首相の最大の矛盾であり、命取りになるダブルスタンダードなのだ。なぜ使い分けるのか。
それは私が繰り返しているように、安倍首相には覚悟がないからだ。
国の安全保障政策という最も重要な政策課題で、確固とした自らの信念がないのだ。
国民の反発を恐れ支持率低下を恐れる。彼にあるのは名誉欲と保身だけだ。
オバマ政権はもとより、米国の関係者は呆れ果てているに違いない。
そんな首相でも米国の言いなりになるから米国にお目こぼしされ、いいように米国に利用されている。
これまでの日本の首相の中でも、最も情けない最低の首相だ。
その安倍首相が、1強多弱の政治状況の中で長期政権となると当然視されている。
日本国民にとってこれ以上の不幸はない。
「7・18【戦争法案-反対】おおさか1万人大集会」GO!
◆戦争法案を廃案に!いまこそ声をあげるとき!市民総がかりの運動を!「7・18おおさか1万人大集会」を成功させるためにプレ企画「成功させる会」にぜひご参加ください。
日時:7月2日(木)18:30~
会場:エルおおさか606号室
主催:戦争法案は廃案に!「おおさか1万人大集会」を成功させる会実行委員会(連絡先:06-6352-2923)
《安倍内閣「不支持」急増…公明支持層では「戦争法案」賛否逆転》
安倍内閣の支持率がガタガタだ。共同通信社が20、21日に行った世論調査で、安倍内閣の支持率は前回5月(49.9%)から2.5ポイント下落し47.4%となった。不支持率は前回(38.0%)から5.0ポイントも増え43.0%まで上昇した。いよいよ支持と不支持が拮抗してきた。不支持の急上昇は「戦争法案」が大きく影響しているのは間違いない。「戦争法案」については「憲法に違反している」という回答が56.7%に上った。「違反していると思わない」は29.2%だった。「戦争法案-反対」も58.7%で前回(47.6%)から10ポイント以上増えた。一方「賛成」は27.8%にすぎず、前回(35.4%)から 7.6ポイントも減った。中でも与党―公明党支持層で「反対」が急増している。「反対」が47.2%(前回35.1%)まで上昇し「賛成」は36.6%(同 53.9%)に下落。ついに賛否が逆転した。
参議院は自民党だけでは過半数に満たないため「戦争法案」の審議では安倍政権は公明党への一層の配慮が必要になる。公明党支持層が法案への「反対」が「賛成」を上回った事で、公明党の態度が硬化すれば、安倍首相が苦しめられるのは確実だ。
<【戦争法案】「違憲」過半数>
「戦争関連法案-憲法違反」との回答が過半数に達し、国民が今国会成立を期す安倍政権の方針に態度を硬化させている実態が浮き彫りになった。政権は世論の離反傾向が更に鮮明になれば、法案審議に影響が出ると警戒を強める。9月下旬までの大幅会期延長を図り、反対論の沈静化を窺うが「起死回生の妙手はない」(自民党議員)。一方、廃案に追い込みたい民主党等は「違憲論」の広がりの後押しを受け、審議の行方に自信も覗かせた。「違憲ではないと国民に丁寧に説明しなければならない」。自民党の稲田政調会長は21日、調査結果への焦りを滲ませた。(無理だ!「違憲」を「合憲」と分かり易く説明できるか!)
4日の衆議院憲法審査会で参考人として招かれた憲法学者全員が「違憲」と断じて以降、法案審議は与野党で攻守が逆転。衆議院通過の目途は立たない。自民党幹部の一人は「これ以上、国民の風当たりが強まれば、衆議院採決は難しくなる」と懸念した。(それどころか安倍政権が吹っ飛ぶ!)
公明党幹部は「潮目が変ったかもしれない。世論の反発がもう少し収まるのを期待するしかない」との見方を示した。(それどころか公明党の「与党責任」追及の声も大きい!「北川」は自民党に擦り寄り過ぎた!)
一方、衆議院特別委の野党筆頭理事-長妻代表代行(民主)は「審議すればするほど、法案は違憲だと証明されつつある」と述べ「違憲論」が収束する事はないとの認識を表明した。
同党は衆議院の採決時期を可能な限り遅らせる戦略。細野政調会長(民主)は世論調査結果を受け「国民に法案への疑問が出てきている」とみて、厳しい世論を追い風に攻勢を強める構えをみせた。
小池共産党政策委員長は「6割近くが違憲だと調査に答えたのは衝撃的だ。根本的に欠陥のある法案で廃案にすべきだ」と訴えた。
対案の国会提出を目指している維新の党;柿沢幹事長は「安倍政権の説明に国民が拒絶反応を示している」と分析した。(「対案」も結局「自民」の助け舟シナリオだ!)
《三井寺「戦争法案」廃案求め声明》
既に4・5月と佛教界・宗教界が「戦争法案―反対」声明を出しているが今回、更に呼応して大津市-園城寺(三井寺)は23日、政府が今国会での成立を目指す「戦争関連法案」の廃案を求める声明文を発表した。声明文では、集団的自衛権の行使を可能とする同法案は「『戦争ができない国』から『戦争ができる国』へと危険な一歩を踏み出す」と指摘。平和憲法の堅持を訴えるとともに、経済成長を最優先した考え方を見直すべきとした上で「廃案を強く求めます」と結んでいる。声明文について、同寺の福家長吏(90)は「例え武器を取らなくても、後方支援は一緒に戦うことと同じ」と話し、戦後70年の節目の年に同法案の審議が加速する状況に憤りを示した。この日は太平洋戦争末期の沖縄戦で多数の住民を巻き込んだ組織的な戦闘が終結した「慰霊の日」にあたり、同寺観音堂で慰霊法要が営まれた。法要は毎年行われており、今年も約40人が参列した。
《19歳フリーター、デモ初企画 戦争怖くて震える》
19歳、フリーター。音楽とおしゃれが好きで政治には関心がなかった。そんな女の子が発起人となって26日「戦争関連法案」に反対するデモが札幌で行われる。呼びかけたのはAさん。「戦争は怖い。イヤだ。許せない。むかつく…。若い世代が自分達の言葉で反対の声を上げたい」と力を込める。
デモの名は「戦争したくなくて震える」。若者に人気歌手;西野カナさんの曲の「会いたくて震える」という歌詞にかけた。<戦争が始まったら自由が奪われる。バカな政治家達に自由で楽しいあたし達の暮らしを奪われてたまるか!>。インターネット上のデモの告知には、自身の写真と共にそんなメッセージを載せた。「人一倍怖がりで、戦争は特に怖い」と話す。幼稚園の時、戦争を扱ったアニメ映画「火垂の墓」を見て夜眠れずにベッドの中で震えた。高校の修学旅行で訪れた広島では、原爆資料館の展示を直視できなかった。
中学時代、熱心な教師の影響で貧しいアフリカの子供を助ける仕事がしたいと夢見た。
でも高校時代は茶髪にピアス、短いスカートで遊んでばかりいた。
昨年、半年で大学を中退し札幌ススキノの飲食店等で働いた。今春、語学留学したフィリピンでは児童養護施設で子供達と遊ぶボランティアをした。全盲の父は娘の顔を見たことがなく子供の頃は、よく顔をさすってくれた。そのせいか人と触れ合う仕事がしたいと、今は「車いすの人権活動家」として知られる安積遊歩さん(59)を介助するアルバイトをしている。戦争は怖い、イヤだと思いつつ、デモでは何も変わらないと思っていた。友達と街を歩いてデモと出くわしても「うるさい」と思った。それでも、もし戦争になったら駆り出されるのは自分達の世代。無関心で遊んでばかりいていいのか―。少しずつ考え始めた。
今月中旬、若者が「円山公園」でデモをすると知った。円山なら行こうかなと思ったら、京都の円山だった。その話を安積さんにすると、だったら自分でしたらいいと言われた。「誰かがやらなきゃ誰もしない、何も変わらない」。その日の内に「戦争法案」についてネットで調べ、若い友人達にデモの企画をネットでぶち上げた。
行動力には自信がある。デモは許可が必要と知り、翌日、警察署に申請した。遊び仲間や大学生らに共感の輪が広がり、ネットの交流サイト、フェイスブックではデモへの「いいね!」が5日間で千を超えた。デモは26日午後5時半に集合。ススキノまで行進する。事前申し込み無しで誰でも参加できるが、特に若い人達に来てほしいと願っている。 「ススキノで遊んでいる友達とか、飲み会サークルの大学生とか、あんまり関心なさそうな若者にこそ法案の怖さを知ってほしい。反対の声を伝えたい」と話す。
「だって、自分たちの未来にかかわる問題なのだから」
《安倍首相の答弁は米国で言った事と正反対だと批判したカーチス》
6月7日の早朝6時から放映されたTBSの時事放談で、御用学者のジェラルド・カーチスコロンビア大学教授が図らずも、これ以上ない安倍首相批判を口走った。
「すなわち、安倍首相は米国では『米国を守ります』と言っておきながら、日本国内では『危険なことはしません』等と全く正反対のことを言っている。こんなバカなことはない」
これこそが安倍首相の最大の矛盾であり、命取りになるダブルスタンダードなのだ。なぜ使い分けるのか。
それは私が繰り返しているように、安倍首相には覚悟がないからだ。
国の安全保障政策という最も重要な政策課題で、確固とした自らの信念がないのだ。
国民の反発を恐れ支持率低下を恐れる。彼にあるのは名誉欲と保身だけだ。
オバマ政権はもとより、米国の関係者は呆れ果てているに違いない。
そんな首相でも米国の言いなりになるから米国にお目こぼしされ、いいように米国に利用されている。
これまでの日本の首相の中でも、最も情けない最低の首相だ。
その安倍首相が、1強多弱の政治状況の中で長期政権となると当然視されている。
日本国民にとってこれ以上の不幸はない。
(民守 正義)
「7・18【戦争法案-反対】おおさか1万人大集会」GO!
◆戦争法案を廃案に!いまこそ声をあげるとき!市民総がかりの運動を!「7・18おおさか1万人大集会」を成功させるためにプレ企画「成功させる会」にぜひご参加ください。
日時:7月2日(木)18:30~
会場:エルおおさか606号室
主催:戦争法案は廃案に!「おおさか1万人大集会」を成功させる会実行委員会(連絡先:06-6352-2923)
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