【不満一言2】 実にいい加減な「府庁-府政へのご意見」「府警本部-質問。意見欄」

【不満一言2】
実にいい加減な「府庁-府政へのご意見」「府警本部-質問。意見欄」の対応


《「府庁-府政へのご意見」の場合》
本年3月6日、私は「府庁-府政へのご意見」を活用し、メールにて〔「府教委『朝日』教材不使用通達」について〕を公開質問した。何故「公開質問」と言うとメール質問と同時にマスコミ各社にも、大阪府に対して「このような質問をしている」ことを情報提供したからである。
質問内容は要約すると「『吉田証言』が虚言であった以上『朝日』を教材不使用することはやむを得ないとしても『従軍慰安婦制度があったこと』自体も教えないとなると、それはそれで『右翼的偏向教育』と言わざるを得ない。ついては『通達』は『従軍慰安婦制度があった』歴史的事実を教えることまでも否定しているのか?」であった。
そして回答期限を3月末日までとした。ただ「回答内容」は「教えるか、教えないか」であり、そんなに労を要するとは思えなかった。ところが一向に返答が無いので回答期限の前日(3月30日)に私の方から「府庁-府政へのご意見」担当に進捗状況等を問合せた。
問題は、そこからで私が「『府政へのご意見』で問合せたいんですけど-」と言うと、そのまま電話交換手の方が「ハイ。どのようなご意見ですか?」と明らかに、そのままメモを取ろうとする。私も今から「府政への意見」が言いたいのではなく、既にメール質問をした回答の進捗状況等を聞きたいのだから、その旨を伝えて「担当課に繋いで!」と頼むのだが、なかなか繋いでくれない。そして暫くして、その電話交換手が「今、貴方の問合せメールは教育総務企画課に渡っています」とだけの答え。
 そこで私もキレて「どこに渡っているのかではなく、回答の進捗状況を聞いているのだから、貴方が原課でもないのに責任をもって回答できるのか!?」と詰問すると、ようやく原課(教育総務企画課)担当に繋いだ。原課担当は率直に言って、私のメール質問処理を失念していたようで翌日メールで回答してくれたのはいいが「府教委『朝日』教材不使用通達」をメールで送付しただけで、質問趣旨である「従軍慰安婦問題を教えるのか教えないのか」には答えていない。仕方が無いので「当該通達」には「教えてはならない」との記載は無いので、当方で勝手に「教えていいのだ」と理解して、どうせ親切な対応は期待できないだろうと、それ以上の重ねての質問等は行っていない。
<本件「府政へのご意見」対応の問題点>
 本件「府政へのご意見」対応の最大の問題点は「府民の意見・質問」等を電話交換手の仕事として押し付けているところだ。これは明らかな「府民軽視」だ。「府民の意見・質問」等は行政運営を進める上で大事な「宝の山」だ。それを職務執行する「公務員プロ」が対応しなくてどうする!正直言って本来的な日常業務が忙しいからといって「府民の意見・質問」等の対応処理が面倒臭いという気持ちがアリアリだ。
 それに府民の立場からしても「意見・質問」等の仕事内容が解っている者が聞いてくれているのと、全く行政経験のない電話交換手が、ただメモをして原課に伝言されるだけなのとでは安心感が全然、違う。もっと府民本意で考えるべきだ。
 私が元大阪府職員であった頃は、広報課公聴担当が対応していたのだが、いつの間にか電話交換手に押し付けている。そして電話交換手と言っても委託業者だから委託業務仕様に入れられてしまえば、委託先としては断りきれない。要は委託業者泣かせを府は強いているのだ。
 因みに私が公務員現役時代に電話交換手から「府民から聞かれているのだけど、こんな仕事どこで行っているのでしょうか?」と困り果てた様子で聞かれたら、私自身が思い当たる所属課に直接、電話確認してOKなら先方所属課の担当者の名前も聞いて電話交換手に伝えてやったものだ。そうすることで「効率的業務と府民サービスの向上」の一挙両得が図られる。 皆、忙しいのは判るが「府民サービス精神」は忘れずに。

《府警本部-「意見・質問」欄の場合》
 私は「西堺警察署『自白強要』事件」に関し警察が「この際、自白を強要されたなどと警察に申し立て問題がなかったか調査を進めている」と報道された事を受けて3月14日頃、マスコミに情報提供しながらの「公開質問」を3月20日までを回答期限に行った。
 しかし、これも3月20日直近になっても回答がないため府警本部に問合せたところ「監査室を通じて問い合わせば早い」と親切に教えてくれた。そして指示どおり監査室に問合せたところ「西堺警察署(現場警察署)で対応している」とのこと。そこで西堺警察署に直接、電話して「公開質問」内容を問合せて見ると、実に木で鼻を括った言い方だった。
「回答内容(口頭)」だけ紹介すると〔◎「まだ全てが捜査途中で、お答えできるものはない」◎「文書で回答を求められても、その判断は当署にある」◎「仮に捜査・調査が終了しても、公表の有無も含めて、現段階では分からず、また公表するにしても、前もって貴方に知らす事はない」〕を上から目線で言いまくっていた。
<府警本部-「意見・質問」対応の問題点>
  先ず西堺警察署の言う「全てが捜査中」は身内(巡査長)への捜査には時間がかかりすぎでハッキリ言ってウソだろう。要は、このまま有耶無耶に事件の風化を狙っているとしか思えない。加えて、これ位の「自白の強要」は日常茶飯事で「ICレコーダーで『自白強要』を録音されてヘマをした」位しか思っていない。我々市民も「警察は『自白強要』して当り前」という悪い意味での学習効果にはなった。
 それにしても「西堺警察署『自白強要』事件」は、その取組みの都度、マスコミ各社に報道提供してきた。しかし私が知る限り、どこのマスコミも取材した節がない。
要は「ニュースの垂れ流し」だけでマスコミの本来使命である「権力チェック」等、全くする気がないのだろう。もうマスコミも期待しないけど、やるべき事もやらないで「報道の自由」とエラそうなことを言うな!
〔追伸〕
 MBS「ちちんぷいぷい」で「『橋下』が『二重行政の例示』の中に事実と異なる〔「WTC」と「りんくうタワービル」が二重行政(どちらも府所有)〕と紹介したことに対し「ちちんぷいぷい」も、これを肯定的に解説を行った。私は「誤報道」であり「訂正放送」を再三にわたり求めたが一切、真実を放送せず完全無視している。そこで読者の皆さんにも協力を得てMBS「ちちんぷいぷい」に「抗議と訂正放送を求めるメール」を大量送信して欲しい。
アドレスは<voice@mbs.jp>                  
 (民守 正義)