【「大阪都構想(特別区に再編)」反対ニュース1】

【「大阪都構想(特別区に再編)」反対ニュース1】


《アンフェアな「住民説明会」-「橋下」の独演会か!》
「大阪都構想(特別区に再編)」に関して「住民説明会」が26日に終了した。
そこで「住民説明会」参加者意見やWEBニュース等を見ると、相当に不満・ストレスの溜まる「住民説明会」だったようだ。そもそも今回の「住民投票」で問われているのは正確に言うと、各戸配布された「特別区設置協定書について(説明パンフレット)」に記載されている{「大阪市廃止」と「特別区-5分割案」の賛否}であって、それ以上でもなければ、それ以下でもない。だから本来、時間をかけて、きっちり説明しなければならないのは、その「賛否を問う部分」であって「橋下」が長々と講釈を足れる「大阪都構想」は「橋下ロマン」の独演会であって、少なくとも「住民投票」で問われている賛否内容とは直接には関係ない。ところが大阪市幹部も「暴君-橋下」の「みんな、ボクがやる」と言い出して、どうせ言うことを聞かないから、肝心の住民投票内容={「大阪市廃止」と「特別区-5分割案」の賛否}は市幹部職員が30分程度、簡単に説明し、後は「橋下ロマン」の「大阪都構想」を思い込み・決め付け等も含めて「勝手にしゃべり」と放置する。もちろん「橋下」は自己陶酔型だから「長々、喋って質問の時間が取れない」ということになる。
「世論調査」結果で「橋下市長の説明が十分ではない」と答えた比率は「大阪都構想(特別区に再編)」-「反対」で90・1%「賛成」で55・2%と共に高い。これは元々、誤った「大阪都構想(特別区に再編)」の無理筋説明を期待的美辞麗句で説明しようとして、余計に解りにくくしていることが根本問題だが、それに加えて上記「住民説明会」の組み立て方自体も、より一層「解りにくい説明会」との悪評判が増幅したのではないか。

《「大阪維新の会-橋下」が「二重行政」で明らかなデマ宣伝!》
27日の「ちちんぷいぷい」で知ったのだが、「橋下」が「二重行政の例示」の中に〔「WTC」と「りんくうタワービル」が二重行政〕と紹介しているのだ。これには私のみならず大阪府職員関係者には「びっくり!そんなウソ。いけしゃあしゃあというなあ」というのが率直なところ!というのは「WTC」は確かに元々は大阪市所有の建物。それを2010年6月1日に大阪府「橋下」が約85億円で購入取得。購入前には平松元市長が大阪府議会で演説し「売り込みトップセールス」だって行っている。そして購入した「WTC」は今現在は「咲洲庁舎」として不便でオンボロビルだが、職員は皆、我慢して遠隔通勤で通っている。そして、なおかつ購入後「耐震設計もできておらず修繕費で既に24億円を投入。さらに14億円の追加修繕費が必要」と言われている。
つまり結論的にバッサリ指摘すると「二重行政の無駄」という定義は「大阪府と大阪市が類似の施設・事業があって、そこには財政運営上の余剰等、無駄がある場合」のことを言う。
従って「WTC」と「りんくうタワービル」は現在、どちらも大阪府所有で「二重行政」に該当しない。明らかなデマである。「大阪維新の会-橋下」は正式に「訂正とお詫び」を求める。合わせてMBS[ちちんぷいぷい]も結果として誤報道となったことを「訂正」放送して頂きたい。

《「WTC」無駄買いで「住民訴訟」》
そもそも何故、橋下元府知事は、側近は止めたのに相変わらず無理強いして「WTC」を購入したのか。それは2009年3月、橋下元府知事は「WTC」への「本庁舎移転条例」と予算案を提案したが否決された。そこで橋下元府知事は諦めればいいものを「せめて庁舎移転だけでも-」と2009年10月27日、大阪府議会本会議で、WTC購入を認める(債務負担行為)予算案(平成21年度一般会計補正予算案)を可決させた。そして条例上の「本庁舎」としての位置付けがなくとも、実質的に「執務庁舎として活用しちゃえ」と、今では殆どの部局が「WTC」に移転している。
ところが実際は「安物買いの銭失い」で前章記載のとおりむしろ思いの他、修繕費が嵩み、今現在、ジャーナリスト西谷 文和さんをはじめ大阪府民82人が2012年1月12日、松井府知事を相手取り、購入当時の橋下氏にビル購入費や一部移転費用96億3千万円を返還請求するよう求める住民訴訟を大阪地裁に起こしている。
つまり〔「WTC」と「りんくうタワービル」が二重行政〕が、実はどちらも大阪府で「二重行政」に該当せずデマ。それどころか「WTC」購入の失政で住民訴訟の対象にまでなっている。現に「橋下」自身が住民訴訟前に「僕の読みが甘かった」と認めている。
ここで二つの事を強調指摘しておきたい。一つは、この場に及んで、こんなデマを飛ばす「橋下」を本当に信用していいのか!
 もう一点は「二重行政の解消」と耳障りのいいことを言っているが、実際には前述定義「府と市が類似の施設・事業があって、そこには財政運営上の余剰等、無駄がある場合」に該当する事案は、こんなデマっぽい事柄をほじくり出さないと本当にないのだ。「橋下」支持が男性の方が多いという世論調査結果もあるので、特に男性に言いたいのだが、物事は感覚的・感情的に考えずに具体的・物的検証により思考していただきたい。最後に「住民訴訟」に関するサイトを紹介する。
「橋下大阪市長に府庁舎購入の損害96億円返還請求を求める住民訴訟 」
「旧WTC購入費、橋下氏に請求を 松井知事に、住民訴訟 :日本経済新聞」
(民守 正義)

【①「大阪都構想(特別区に再編)」住民投票が5月17日(日)である。特に、この住民投票は「賛成」または「反対」/投票総数(投票率は関係ない)で過半数を得た方に決定するため「関心がない」とか「よく解らない」「反対だから」といって.0棄権すると、実質的に「賛成」と同様の効果をもたらす。ぜひ投票所に行って「反対」の記入をして欲しい。「棄権は危険!」必ず「反対」の投票行動を!(投票は「反対」「賛成」を自分で記入する「自書方式」である。「○・×」方式ではない)
②期日前投票は告示日の翌日〔4月28日(火)〕から投票日の前日〔5月16日(土)〕までの毎日(土・日曜日、祝日もOK)。投票時間は原則、午前8時30分~午後8時まで。
投票場所は選挙人名簿に登録されている区の区役所内期日前投票所。(一部、投票時間等で例外があるので、詳細は「大阪市選挙管理委員会」ホームページ参照のこと。)
③なお投票日まで「橋下市長-『大阪都構想(特別区に再編)』反対ニュース」を随時、掲載していく。ぜひ時には「橋下市長」「大阪都構想」の虚言・誤った情報等の暴露記事も掲載するので、大阪市内在住の方を中心に本ブログ「リベラル広場」を宣伝・拡散して欲しい。(市選挙管理委に「公選法違反」にならない事を確認済み)】