リベラル勢力総結集で政権交代!(93)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【アイヌ政策】英雄シャクシャイン像“差し替え”が示すこと:政府アイヌ政策「進展」は本当か/平田剛士(フリーランス記者)》
管理者(私)は、素人ながらアイヌ研究家でもある。それで、敢えて「日本人の真のルーツ:アイヌ」に関するテーマを選んだ。
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同じ人物をモチーフにした立像の写真が2枚ある。撮影場所も同じ、北海道新ひだか町静内の真歌公園である。モデルは1669年、台頭する和人勢力(松前藩)に対するレジスタンス戦争を指導し、非業の死を遂げたアイヌの英雄シャクシャイン(生年不詳)。
このシャクシャイン像の旧像が長い杖を空の彼方に差し伸ばしてエネルギッシュなのに対し、胸の前の掌に視線を落としたシャクシャイン像の新像は随分、内省的に映る。
同一人物を模ったにしては、見る者の受ける印象は正反対と言っていい。
旧像は地元のアイヌ有志団体「シャクシャイン顕彰会」によって1970年に建立された。
その老朽化が激しいとして、NPO法人新ひだかアイヌ協会が監修・制作し、この9月に披露したのが新像だ。旧像は「胆振東部地震で倒壊の危険性が高まった」との理由で町役場(像の所有権者)によって既に撤去された。もの言わぬ立像とはいえ、この「シャクシャインの印象の差し替え」は、最近の日本政府と先住民族アイヌとの関係の変化を示唆しているように思える。但し、それは先住民族の権利回復に取り組む世界潮流とは真逆の変化だ。
像が立つ真歌公園は、かつてシャクシャインがチャシ(軍事拠点)を構えた戦跡だ。
88年8月、北海道ウタリ協会(現在は北海道アイヌ協会)は、民族議席確保・自立化基金創設等を盛り込んだ「アイヌ新法」制定を政府や各党に求めるにあたって、この公園で大規模な決起集会を開いた。また2001年夏、現職大臣や代議士が「アイヌ民族は、今は全く同化された」等とヘイト発言を繰り返した時、各地から大勢のアイヌが、この公園に集まって抗議のシュプレヒコールを繰り返した。歴史家の田端宏・北海道教育大学名誉教授は、北海道史研究協議会編『北海道史事典』(16年、北海道出版企画センター)の「シャクシャインの戦い」の項で、〈自律性を賭しての戦いはアイヌ民族の歴史の中で非常に重要な意味がある。現代アイヌ民族の人々の民族意識に強く関わるからである〉と解説している。
アイヌが政府に要求や抗議をする場としてシャクシャインのチャシ跡が選ばれてきたのは、これが理由だ。そこには、いつも屹立していた。ところが9月23日、アイヌ政策を担当する内閣府官僚らを招待して開かれた新像除幕のセレモニーは、明らかに様相が違った。
加藤忠・北海道アイヌ協会理事長は「今日、以前には考えられないほどアイヌ政策を進めて頂いている」と挨拶した。また新ひだかアイヌ協会の大川勝会長は「(像は)戦いを呼びかけるのではなく平和と共生を祈る姿に変わった。これからは、この像がアイヌ民族の象徴になる」と語った。政府は、ほくそ笑むだろう。だがアイヌ政策が進んでいるというのは本当か?政府は20年開業を目指し国立アイヌ民族博物館建設等を進めてはいるが、土地や自然資源に関わる権利等、「先住民族の権利に関する国連宣言」(07年採択)が列挙する主要な権利の回復には冷淡なままだ。8月には、国連の監視機関から日本政府に新たな改善勧告が届いた。さて、はじめ優勢だったシャクシャイン軍に対し、江戸幕府は鉄砲隊を投入して鎮圧にかかる。敗色濃厚となったシャクシャインは、松前藩が提示した「償い品を出せば命は助ける」という条件を受け入れ、敵陣内で講和の約束を交わすのだが、同夜の酒宴で酔い潰され、藩の暗殺隊に殺されてしまう。「和人の騙し討ち」だ。暗殺日直近の週末だった10月28日、旧像が取り壊され台座のみが残る真歌公園で、最後まで旧像存続を訴えていた顕彰会会員達がイチャルパ(慰霊の儀式)を執り行った。参加者の一人はこう語った。「350年前と同じことが今またアイヌに対して繰り返されているのではないか」。「アイヌへの差別と同化」は、今も続いている。
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【管理者】アイヌ民族にルーツを持つ人口は、約2万人(内、旧蝦夷地(北海道)に住む割合が約70%程度)とされているが、1988年の東京都実態調査以降、統計調査が行われていないため、詳しい数値は解らない。またアイヌ全盛期(1800年代と言われている)には旧蝦夷地(北海道)を中心に、北は樺太-南半分と北方諸島(南クリール)、本州は琵琶湖東岸辺りまで住んでいたと言われており、とりわけ東北・関東ではアイヌ語に由来する地名が多い。(例:東京都-日暮里)このように見ると日本人の真のルーツは「先住民族アイヌにある」と言え、いわゆる和人は、原始時代に大陸系渡来・朝鮮系渡来・東南アジア系渡来の混血民族と言うのが、今日的文化人類学の通説である。(基本文献-週刊金曜日/管理者:追加編集)
《【反-辺野古基地】辺野古への土砂投入は安倍政権が反対の動きを封じるための“三文芝居”だ! 工事はまだ止められる》
国による弾圧が昨日、沖縄で繰り広げられた。「辺野古新基地建設反対」を掲げた玉城デニー氏が、与党候補に約8万票もの差をつけ沖縄県知事となって約2カ月半。
昨日11時、政府は辺野古の新基地建設を巡って、初めて護岸で囲んだ埋め立て予定区域に土砂を投入した。これは沖縄県民が選挙で示した民意を踏み躙るだけではなく、政府が違法の上に違法を積み重ねるという、およそ正当性が全く見当たらない工事だ。
先ず沖縄県による埋め立て承認撤回に対し、防衛省沖縄防衛局が行政不服審査制度を悪用し“私人”になりすまして執行停止申し立てを行うという暴挙を働いたが、これを受けて石井啓一国土交通相は執行停止を決定。二重の違法行為に打って出た。
しかも執行停止申し立ての決裁文書に印を押した遠藤仁彦・沖縄防衛局次長は国交省からの出向者であり、新基地建設のために国交省の幹部や職員が、なんと18人も防衛省に出向している事が判明。防衛省と国交省が一体化し、まさしく“自作自演”で違法の執行停止を行ったのである。更に土砂投入を始めると政府が表明した3日には、午前中から防衛局は民間企業である「琉球セメント(実体:筆頭株主-岸信介の長男・安倍晋三の親戚筋-岸信和が勤めた宇部興産)」が所有する桟橋へ土砂の搬入作業を開始。民間の桟橋を使った搬入は、仲井真弘多・元知事が埋め立て承認の際に条件とした「留意事項」に反する行為だ。
その上、海へ投入する土砂についても、防衛局が性状検査の結果を示しておらず必要な承認を受けていない。こうした点から工事の即時中止を求め「土砂投入を認められない」とし、県は12日に行政指導を行ったばかり。14日には玉城知事が再び菅義偉官房長官や岩屋毅防衛相に直談判を行ったが、菅官房長官の返答は「沖縄県の置かれている立場は十分に理解しているつもりだが、工事は引き続き進めさせて頂く」というものだった。
一体、菅官房長官は何を十分に理解しているというのだろう。従来どおりの「辺野古が唯一の解決策」という主張を押し通しただけで、単に「対話には応じた」という既成事実を作ったに過ぎず、その内容は「何と言おうと工事は進める」という、対話等とは呼べないゼロ回答。しかも玉城知事はこの日、安倍(利権)首相との面会を要望していたが、11月28日に面会したばかりという理由で拒否したのである。そして今朝、県からの訴えも、新基地建設に反対するために集まった市民達の抗議も無視して、安倍政権は、遂に沖縄の海へ土砂を投入したのだ。この暴挙に対し玉城知事は、このようなコメントを発表した。
「数々の違法な行為を行い、法を捻じ曲げ、民意を蔑ろにし、県の頭越しに工事を進めることは、法治国家そして国民に主権があるとする民主主義国家において、決してあってはならないことであります。国が、地方の声を無視し、法を捻じ曲げてでも国策を強行するやり方は、地方自治を破壊する行為であり、本県のみならず、他の国民にも降りかかってくるものと危惧しております」安倍政権による民主主義の破壊行為─。
<海上から取材したジャーナリスト・青木理が語る土砂投入の本当の目的>
だが諦めるのはまだ早い。いや、というよりも、こうした諦めムードを創り出す事こそが、今回の土砂投入における安倍政権の狙いなのである。14日、朝から土砂投入の様子を海上から取材したジャーナリストの青木理氏も、こう話す。「土砂の投入が始まったという意味では、確かに今日は大きな節目ではありますが、しかしその実態は、一部海域に僅かな土砂を入れただけ。むしろ土砂投入を進めるにも問題が山積している状態です。例えば埋め立てには大量の土砂が必要で県内だけではなく県外から持ってくる必要があるが、その中に外来生物が混入していないか、混入の恐れがあるときには知事が土砂の搬入や使用中止を勧告する権限がある。更に基地建設現場の海底に軟弱地盤がある事が分かっており、地盤の改良工事が必要な状態。でも設計変更には知事の承認を得なければならない。つまり直ぐに工事が進展する訳では決してない。要するに今日の土砂投入というのは、来年2月の県民投票を前に沖縄県民から“抵抗しても無駄”という感情を引き出したり、アメリカに“進めていますよ”とアピールするためのもの。『もう基地建設は止められないんだ』と諦めさせるための、単なる三文芝居なのですよ」確かに青木氏が指摘するように、政府が土砂投入を進めているのは全体の極一部。沖縄タイムスの4日付の記事によれば、埋め立て区域は全体で160ヘクタールだが今回、土砂投入が計画されている区域は、約7ヘクタールで全体の約4%でしかない。しかも辺野古の工事に詳しい沖縄平和市民連絡会の北上田毅氏の話では今回、土砂投入が狙われている辺野古側に必要な土砂総量は約319万立方メートルで、沖縄県内の土砂は129立方メートルだが、「365日休みなく作業しても、搬入だけで3~4年はかかる」という(しんぶん赤旗4日付)。先の県知事選でも与党推薦候補者陣営の一部は「もう工事は止められない」というデマを喧伝していたが、これは明らかな嘘であり、実際に工事は止まってきた。
玉城知事も、14日に発表したコメントの中で「国は、一刻も早く工事を進めて既成事実を積み重ね、県民を諦めさせようと躍起になっていますが、このような行為は、逆に沖縄県民の強い反発を招き、工事を強行すれば、するほど県民の怒りは益々、燃え上がるということを認識するべきであります」と述べている。工事は止められる。いや、県民の民意を踏み躙る新基地建設は、絶対に止めなければならない。これは沖縄だけの問題ではなく、強硬的な姿勢で、何でも自分の思い通りになると信じてやまない、民主主義を壊し続ける安倍政権と全ての国民との対峙する問題である。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《子どもをテストで追いつめるな!大阪集会》
◎場所:エルおおさか大会議室(大阪市中央区北浜東3-14)
●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎参加費:800円(学生・障害者無料)
◎主催等:子どもをテストで追いつめるな!12.22大阪集会実行委員会
●問い合わせ先:090-3651-5876
《新自由主義の正体:リーマンショックから10年-貧困と戦争を招く-》
◎日時:2019年1月6日(日)13:30~(開場13時~)
◎場所:エルおおさか708号室(大阪市中央区北浜東3-14)●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎参加費:800円(学生・障害者半額/介助者無料)
◎主催等:戦争アカン!ロックアクション
●問い合わせ先:ツイッター【@himitsulock】/ブログ有り
◎日時:2018年12月22日(土)14:30~(開場13時30分~)
◎講師:菊池 英博さん(政治経済学者、日本金融財政研究所長、等)
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
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(民守 正義)
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