リベラル勢力総結集で政権交代!(90)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【随想-人権と差別】人権問題の中の差別/ダニー ネフセタイ》

 私が12才の頃、私の父、ナタンは自殺しました。その理由は今でもはっきりしませんが、父の死後38年後の法事で父の友人が以下の文を読みました。「ナタンを知っていた知り合いによると、彼の死の理由は彼の繊細な心、そして様々な事象について殆どの人が見て見ぬふりしていたのと違い、彼は黙ってはいられなかったからだ。蔓延る汚職、村の役員が自分の事しか考えていなかったこと、意味もない戦争で人が死ぬこと、そして後少しで自分の子供も入隊し、必要ない戦争で殺されるかもしれないこと、初めから避けられた戦争で、命の価値を下げる戦争で。ナタンのお父さんも自殺をしていて、奥さんと子供三人を残した、そのお父さんの影が残った家で生活をしたナタンもまた死を選び、奥さんと子供三人、そしてお腹の赤ちゃんを残したのだ。」涙を流しながら、この文を聞いた私は、父から正義感を受け継いだのだと感じました。私も見て見ぬふりはできません。
 父の“DNA”が私に声を上げさせていると強く感じます。私は1957年イスラエルで生まれ、高校卒業後イスラエル空軍に入隊しました。徴兵制度のあるイスラエルでは18歳になると男性も女性も入隊義務があります。男性は3年間、女性は2年間です。
 私は空軍の戦闘機パイロットを目指しましたが、1年程の練習の後、戦闘機のパイロットには向いていないと見なされ、空軍内の特殊レーダー部隊に移されました。
 除隊後お金を貯めてアジアの旅に出て、日本に住むという道を選び既に37年程になりました。自営で木工を家業としています。2008年、イスラエルの大規模ガザ攻撃を発端にその後の原発事故等をテーマに自分なりの解釈の講演をしています。外国人として教育委員会、自治体、小、中、高、大学等で「外国人の目に映る人権」の講演を頼まれることもよくあります。とても大切な事なので、いつも喜んで講演します。講演の初めには、いつもパイロット養成学校での私のジェット機のコックピットの写真を見せます。「これは戦闘機を飛ばす日の19歳の私です。カッコいいと思う人いますか?」と必ず聞きます。
すると小学生は、ほぼ全員、大学生の場合は男性の半数以上女性の数人も手を挙げます。
 しかし「戦闘機の目的は実は2つしかないのです。“人を殺す”と“物を破壊する”ですよ。この2つの目的を果たすために作られた恐ろしい機械ですよ。」と説明し話を続けます。
「それでも戦闘機はカッコいいと思う?」と聞くと講演参加者の意見が変わります。

 講演後「ダニーさんの話を聞くまで戦闘機はカッコいいと思ったけど考えが変わりました」と沢山の感想文に書かれます。小学生から大学生まで、そう理解できたのです。
 私の「国のために死ぬのはすばらしい?」というタイトルの講演でも「やはり戦闘機はカッコよくない」という印象を受けるようです。さあ、そして「刀」の写真を見せ「では、刀はどうですか?カッコいいですか?」…意見、考え方は様々…。実は私は、戦闘機はカッコいい物ではなく単純に戦争の道具であるという事を理解するのに長年かかりました。
 長年、刀を“美術品”と見なしている日本人には刀も単純に戦いの道具と理解するまで長年もかかるでしょう…。刀によって殺された数十万人と、その遺族の気持ちを考えると理解しやすくなると思います。人権問題に戻ります。日本の学校そして自治体では少なくても年に一度、人権講座が行われます。すばらしい行政の企画だと思います。
 同和、女性、老人、外国人、障害者、性的少数者等の人権問題について話されます。
 各々とても大事で解決が求められている問題です。しかし、そこではそれ以外の行政や教育委員会が決めた人権問題以外には触れてはいけない事になっているように感じます。
 原発事故によって故郷や生活が奪われる、人間関係にヒビ、甲状腺癌と様々な人権侵害が進行中の福島県民の事。米軍基地による沖縄県民の人権問題、そして「安保法制」や改憲による戦争未来予測での人権問題。これらは取り上げられている?
 これらの人権問題の啓発は無視されています。つまり人権問題の中の差別です。
 話してもよい人権問題、話してはいけない人権問題…。これは人権教育でありながら差別教育でもあります。特定の地域、特定の人達、特定の人権問題を取り上げない理由は必ずあるはずです。私達は人権問題という枠の外に放り出されたままの人達や、その問題の本質をもっと学習しなければいけません。特に学校や行政に置いて。それを理解すれば人権問題の中の差別もなくなり、そして「刀」は美術品とは言えなくなるかもしれません…。(基本文献-月刊「同和教育」であい/管理者:部分編集)


《【日露交渉】河野外相で交渉大丈夫か?プーチンの切り札に“答弁不能”》

 連日しどろもどろの桜田五輪相に比肩する“答弁不能”大臣がいる。河野外相だ。
 3日、国民民主の前原誠司元外相が衆院沖縄・北方特別委員会で、日ロの平和条約交渉について河野外相を追及。北方4島を巡る帰属問題の存在を確認した1991年の「日ソ共同声明」の有効性や、日ロ交渉における日本政府の立場を質したが、河野外相は「政府の方針を対外的に申し上げないのが政府の方針」等とゴマカシの連発だった。
 交渉役としてウカツな事を言えない立場とはいえ、河野外相はひたすら「答えを控える」の一点張り。前原委員は河野外相のデタラメ答弁に対し「極めて不誠実」だと憤り、「前の国税庁長官と同じ」だと批判したが、御尤もである。というのも質問の中に、今後の日ロの平和条約が締結できるか、どうかを占う重要な指摘があったからだ。
 一般的に、平和条約の中身は①戦争状態の終結②賠償問題の解決③領土問題の解決―の3点とされる。56年の日ソ共同宣言では①と②が明記されており、前原委員は、今後の平和条約交渉でポイントとなるのが「国境線の画定」だと主張。そして平和条約を締結する際に「ロシアが(実効支配している)クリミアやウクライナ東部をロシア領として認めろと言ってきたら、どうするのか」と河野外相に迫ったのである。この指摘についても、河野外相は壊れたレコードのように「クリミアとウクライナの問題は平和裏に解決されることが望ましい」と繰り返しただけ。まるで他人事だったが、プーチン大統領が「日本が国境を認めなければ平和条約を結べない」という“切り札”を出してきたら、返答次第で交渉決裂となりかねないのだ。前原元外相に改めて聞いた。「問題は、北方4島の帰属だけではないことです。平和条約の趣旨が『国境の画定』である限り、ロシアがクリミア・ウクライナ東部の領有について日本に認めさせようと迫ってくる可能性は十分ある。日本が認めると、実効支配に対して反発する主要7カ国(G7)に風穴を開ける事ができるからです。つまり日ロの平和条約交渉において、日ロの係争事案ではない別の領土問題を抱き合わせてくる可能性があるのです。果たして、このタフな交渉を、現政権がまとめられるでしょうか」
 国会で答弁ができない河野外相のことである。プーチンに勝る日本外交首脳は、いない。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)


《【反-辺野古基地】辺野古埋立て攻防「琉球セメント」も“安倍案件”》

 安倍(利権)首相と玉城デニー・沖縄県知事の会談から僅か5日。12月3日、岩屋毅防衛相は今月14日から辺野古沿岸部への土砂投入開始を表明、午前中から沖縄防衛局は「琉球セメント」が所有する桟橋へ土砂の搬入作業を始めた。岩屋防衛相は「1カ月に亙る対話も含めて話し合いは行ってきたので、十分に丁寧な段取りを踏ませて頂いた」等と虚偽答弁した。
 11月9日から計4回、行われた謝花喜一郎・副知事と杉田和博官房副長官との集中協議及び玉城知事と安倍(利権)首相の会談は、県知事選で「辺野古新基地建設反対」を掲げて与党推薦候補に約8万票もの差をつけて玉城候補が圧勝した選挙結果を無視し、従来どおりの「辺野古が唯一の解決策」という主張を押し通しただけ。
 単に「対話には応じた」という既成事実を作ったに過ぎない。更に有り得ないのは、土砂搬出のために民間企業である琉球セメントの安和桟橋を利用しようという点だ。

 防衛局は当初、土砂搬出は本部港塩川地区から行う予定だったが、9月末の台風によって被災し、来年3月末まで復旧工事がかかる見通しとなっている。そのため今回、民間の琉球セメントの桟橋を使うという“暴挙”に出たのだ。その上、この琉球セメントの安和桟橋につながる施設の周辺では既に鉄条網が張られているのだが、その鉄条網には、なんと「敵意剥き出し」のカミソリの刃がびっしりとついているのだ。新基地建設に反対する市民の抗議に、張り巡らされたカミソリの刃で威嚇する─。伊波議員が、このカミソリ刃つき鉄条網設置について〈防衛省は、あくまで琉球セメントがやったと主張するが、防衛省の関与があったことは間違いないだろう〉と述べているように、琉球セメントと国が一体化して土砂投入に向けて搬出を強行しようとしている。その状況証拠に、この琉球セメントという企業には、実は同社の背後に安倍(利権)首相と深い繋がりをもった企業の存在がある事が判明している。
 それは琉球セメントの筆頭株主であり、技術提携等を行っている宇部興産だ。
 琉球セメントの有価証券報告書(2017年4月1日─2018年3月31日)では宇部興産は最大の大株主であり、主要取引先でもある。また宇部興産グループである宇部サンド工業のHPでは「UBE GROUP」として琉球セメントの名が記されている。
 そして、この宇部興産を巡って、安倍(利権)首相が政治資金規正法違反を問われたこともある。宇部興産は経済産業省の補助金交付先企業だったにも関わらず、安倍(利権)首相が代表を務める自民党県連支部は2011〜13年にかけて同社から計150万円の献金を受け取っていたのだ。しかし、この宇部興産は、単なる安倍(利権)首相のスポンサー企業の1社という関係に留まらない。そもそも宇部興産は1897(明治30)年に設立された沖ノ山炭鉱から始まる宇部市を代表する一大企業だが、同社の元会長・中安閑一氏は安倍(利権)首相の祖父・岸信介と旧制山口中学からの友人だった。

<宇部興産社長は「晋三さんに必ず私達の力を貸すつもり」>

 また岸信介の長男(安倍(利権)首相の叔父)で昨年、亡くなった岸信和氏は、京都帝大卒業後に宇部興産に入社。こうした信介から続く宇部興産との繋がりは安倍(利権)首相の父・晋太郎にも引き継がれ、その関係の深さから宇部興産の株が「安倍銘柄」と呼ばれたほど。そして晋太郎の県民葬では、宇部興産の当時社長だった清水保夫氏が、友人代表としての追悼の辞の中で「晋三さんに必ず私達の力を貸すつもりです」と宣言。〈次期総選挙に向けて、支援者が結束する場にもなった〉と報じられた(朝日新聞西部版1991年6月18日付)。
 つまり宇部興産は“偉大な祖父”から続く盤石の関係であり、安倍(利権)首相は、それによって地盤を固めてきた、切っても切り離せない間柄にある。
 無論、それは同社にとっても同じだろう。例えば宇部興産は、徴用工訴訟を2件抱えているが、一方の安倍(利権)首相は「徴用工」を「朝鮮半島出身労働者」と歴史を修正する言い換えを行い、「問題は解決済み」だとして企業側にも損害賠償や和解に応じるなという方針を見せている。こうした安倍(利権)首相の強気の姿勢は本来、被害者に向き合い一定の責任を負うべき企業側の社会的ダメージを和らげ、むしろ国内では、あたかも“被害者”のように扱われるという効果を生んでいることは間違いない。
 そして、こうした“持ちつ持たれつ”の関係は今、辺野古への新基地建設に波及している。
 宇部興産が大株主として強い影響をもつ琉球セメントが、新基地建設に反対する市民に対してカミソリの刃を突きつけるという民間企業として目を疑うような行動に出ているのも、安倍(利権)首相との強固な関係を背景にした恫喝だ。
 玉城知事は、この暴挙に対し、工事手続等の面から国が琉球セメントの桟橋を使用する事は違法だとし、土砂の積み出し作業を停止させる措置を取ったが、国は意地でも年内の土砂投入を進めるはずだ。沖縄県民が示した「新基地建設NO」の民意を無視するどころか易々と踏みつけてみせる安倍(利権)首相の態度は「対話での解決」どころか「国民全体に向けた挑戦」だという事を忘れてはいけない。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《子どもをテストで追いつめるな!大阪集会》

◎日時:2018年12月22日(土)14:30~(開場13時30分~)
◎場所:エルおおさか大会議室(大阪市中央区北浜東3-14)
 ●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎参加費:800円(学生・障害者無料)
◎主催等:子どもをテストで追いつめるな!12.22大阪集会実行委員会
 ●問い合わせ先:090-3651-5876


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職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)