リベラル勢力総結集で政権交代!(41)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【護憲】憲法を求める人びと:中川五郎/佐高 信》

 「飛んでイスタンブール」の庄野真代が非常勤講師をしている法政大学人間環境学部の講義に呼ばれて、中川はボブ・ディランの話をした。昨年夏のことである。
 中川の『ディランと出会い、歌いはじめる』(編集グループSURE)で聞き手を勤めた作家の黒川創は、現法政大総長で本誌編集委員の田中優子と哲学者の鶴見俊輔が対談した時のことを語っている。少し興奮気味に鶴見は「田中優子は、大変できるよ!向き合って対談していても、美人だということをこっちは忘れるよ」と言ったとか。
 そんな話になったので、私は中川に田中が若き日に書いた「浅川マキ論」のコピーを渡した。「いやぁ、おもしろかった。特に、いかがわしさへの言及がいい」「受験生ブルース」の歌い手は、こう感想をもらした。ディランについて「彼の声こそが文学」と語り、「今は歌の力を素直に信じたい」と思っている中川に「安保法制」という名の「戦争法」反対の国会前の集会で歌ってもらったことがある。「一台のリヤカーが立ち向かう」とか「時代は変わる」といった歌だった。中川は高校生時代から歌っているが、同志社大には鶴見に憧れて入った。
 文学部社会学科新聞学専攻。しかし間もなく鶴見が機動隊導入に抗議して辞めたこともあって、殆ど行っていない。「体育実技が週に一回、御所であったから、京都に遊びに行って、御所でサッカーして単位もらったくらい」と中川は前掲書で笑っている。
 また柔らかな笑顔が実に似合うのである。苦悩も笑いにしてしまう、しなやかさが中川にはある。中川のパートナーとなった青木とも、事言う人がいる。ピアノやボーカルで中川の歌『25年目のおっぱい』にも参加している。黒川の問いに答えて、中川は当時のことを、こう告白している。「もちろん音楽大好きな人だったのだけど、彼女はCBSソニーというレコード会社に勤めていて、そこで知り合った。せっかく、そんな大きな会社に就職していたのに、僕と一緒になるというので辞めた。それで一緒に歌やろうよと、僕が騙したような感じで、彼女も自分ではやろうとしたし、実際やっていたのだけど、あんまりうまくいかなかった」。黒川が更に「なんでCBSソニーを辞めたのですか?」と尋ねると、中川はサラッと、「僕に希望を見たのじゃないですか(笑)」と言ってのける。

 思わず私は笑ってしまった。中川には『また恋をしてしまったぼく』というアルバムがあるが、浮気している自分のことを正直に歌にしたい思いがあるのである。
 しかし、そうすると、現実にいろいろ大変なことが待ち受ける結果になる。
 『そしてぼくはひとりになる』も、当然と言えば当然の軌跡だった。
 壇一雄の『火宅の人』は中川にとってはバイブルのようなものだという。
「もちろん壇一雄のやっている事は酷いし、時代も時代だけどね。あんなふうに女の人を騙したり、酷い仕打ちをしても、最後には奥さんの下に帰れる訳で、ああ、僕も大丈夫かな-なんて思ったのが失敗でしたね(笑)」俳優の加藤嘉がポルノ映画には出ても戦争映画には出なかったというのを思い出させる話である。(週刊金曜日)


《【原発利権】英国への原発輸出は許さない!危険な日本の原発ビジネス》

 「核武装国インドへの原発輸出に反対する市民ネットワーク」は7月20日、日立製作所による英ウィルヴァ原発建設に反対して対政府交渉と院内集会をもった。
 英国は2019年3月に欧州連合(EU)から離脱し、欧州原子力共同体(ユートラム)からも離脱する。これに伴い、従来ユートラムが実施してきた保障措置(核物質の軍事転用を防ぐための査察等の活動)は英国に適用されなくなる。原発輸出にあたっては、相手国との二国間協定で保障措置が厳格に定められる。現行の日英原子力協力協定は、英国がユートラム加盟国であることを前提としており(協定前文)、離脱となれば改定が必要となる。
 しかし日英原子力協定の改訂の話は全くオープンになっていない。対政府交渉では、この事を質した。外務省の国際原子力協力室企画官は「英国と意見交換はしていて、適切に対応したい」と繰り返すばかりで、内容には一切ふれず、秘密主義そのものだ。
 ただ「改定となれば国会承認にかける」と回答した。総額3兆円を超える日立の英国への原発建設事業。断念させるために、この日英原子力協定の点からも追及していく必要がある。
 英国は、プルトニウムの引き取りをビジネスとしてきた。日本分として20.8トンを保有している。市民ネットワーク世話人の福永正明さんは、改定交渉が秘密裏に行われている背景として「英国に日本由来のプルトニウムを引き取って貰う事と、原発建設の事業費の英国負担分が絡んでいるのではないか、とも考えられる」と指摘した。
 英国でも原発コストは再生可能エネルギーに完全に負けている。フランスと中国の電力会社による英国ヒンクリーポイントC原発の例でコスト比較をした表が、東京新聞で紹介された。原発コストは再生可能エネルギーよりも遥かに高く、電力市場価格との差額分を政府の買い取り制度により英国民が4兆円以上も負担するという。この構造はウィルヴァ原発でも同じだ。英国民に負担を押しつけるもので、この面からも容易に原発計画は進められない状況となっている。日本原電は茨城県に東海第2原発を保有し、この秋再稼働を狙っている。
 英原発建設ではロンドンに事務所を構え、現地調査を日立から受注しているのだ。
 通常国会に野党は原発ゼロ法案を共同提出した。しかし原発輸出については触れられていない。福島事故を経験した日本は、原発を輸出してはならない。武器輸出については、武器輸出3原則の下、国策として縛りがかけられてきた。そこから学び、原発においても輸出禁止の国会決議の実現をめざすべきだ。(週刊MDS/管理者:部分編集)


《【日米経済交渉】来年一月から日米貿易交渉が始まる。トランプ政権は自動車、農産品で、より多く日本の譲歩を迫る》
◎ニューヨーク・タイムズ紙報道「日本はトランプに屈する。今、真の交渉が始まる。

・9月、トランプ・タワーでの食事で、安倍(経済音痴)首相は二国間交渉に合意した。
この動きによって自動車関税を先に留め置くという仮決定を得たが、この獲得を維持し続けるのは困難だ。トランプ政権は自動車、農産品で、より多くを取る事を示唆している。
まさに伝統的同盟国に圧力をかけるのに躊躇しないことを示している。
・トランプは「日本は過去(二国間交渉に)消極的であったが合意した」と既に日本の降参に言及している。
・日本はトランプの自動車への関税への脅しで引きずり込まれた。
・中国との貿易戦争で苦しんでいる米国農民は日本市場への迅速な接近を望んでいると前通商交渉担当カトラーが述べている。トランプ政権は一段と圧力をかける事を示唆している。
 パーデュー米農務長官は日本がEUに与えたものの同等以上を期待していると述べている。
・二国間交渉は一月にも開始されるが、トランプ政権が、どれだけ早く成果を収めたいと考えているかにかかっている。

◎パーデュー米農務長官「関税下げ、TPP以上を」対日輸出拡大狙う

 パーデュー米農務長官は10月18日、来年1月にも始まる通商交渉で日本側に求める農産品の関税引き下げ幅について「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)と同等か、それを超える水準を期待している」と述べ、対日輸出の大幅な拡大を目指す方針を示した。
 ワシントンで記者団の取材に応じた。日本に牛肉や豚肉等の一段の市場開放を強く求めるとみられ、厳しい交渉になりそうだ。パーデュー氏は4日にも日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)以上の関税引き下げに言及している。

◎評価

・トランプは中国との貿易戦争に入ったが、同時に選挙民との関係で、如何に日本から成果を勝ち取るかを重視している。
・そのターゲットが日本の自動車との米国農産品の対日輸出拡大である。(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)


《【辺野古基地-撤回】辺野古埋め立て承認撤回で…防衛省が禁じ手の不服審査請求(テーマ再掲)》

 防衛省沖縄防衛局は10月17日、名護市辺野古の埋め立て承認を県が撤回した事に対し、石井国交相に対して行政不服審査法に基づく不服審査請求を行った。
 これを受けて玉城デニー知事は対応の検討を表明。今後「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る等、あらゆる対抗策を講じるとみられる。「今後とも、県民の皆様の気持ちに寄り添い…」。沖縄県の翁長前知事の県民葬に出席し、安倍(欺瞞)首相の追悼の辞を代読した菅官房長官は、こう言っていたはず。9月末の県知事選で明確に「辺野古移設ノー」の民意が示されたのだから、本気で寄り添う気持ちがあるなら、不服審査請求など論外だろう。
 そもそも行政不服審査法は〈行政庁の処分その他公権力の行使にあたる行為に関する国民の不服申し立てについて規定する法律〉であり、国が一般国民の権利救済制度を使うこと自体「同法の目的外申請」であり、「却下」が常識的判断である。
 国が「個人」になりすまし、国に救済を求め、国に判断を仰ごうというのだからデタラメ過ぎる。安倍政権は3年前にも辺野古移設で同様の禁じ手を使っている。
 この時、100人近くの行政法研究者が「この審査請求は不適法であり、執行停止の申し立ても不適法」と指摘していたのに、安倍政権は法律家の声明などクソ食らえと言わんばかりの対応だ。神戸学院大の上脇博之教授はこう言う。「安倍政権は辺野古移設が最大の争点だった県知事選に、国政選挙並みの布陣で臨んで負けた。普通であれば移設は断念するでしょう。しかし、そうならない。要するに安倍政権にとって選挙は『支配の手段』の一つに過ぎず、勝てば『民意だから従え』、負ければ別の手段で従わせることしか考えていない。これは地方自治の趣旨に反するのですが、自民党改憲草案には地方自治の改悪案も示されていて、国の意向に地方を従わせるように読み取れる件もあります。地方の意思を潰すことが目的としか思えません」安倍政権のホンネは「地方創生」じゃない。
「地方独裁」なのだ。(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
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《沖縄に見る性暴力軍事主義》

◎講師:高里 鈴代さん(オール沖縄共同代表等)
◎日時:2018年10月26日(金)午後6時開場/午後6時30分~午後9時
◎場所:エルおおさか7階708(大阪市中央区北浜東3-14)
 ●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎資料代:1000円(学生以下-半額/介護者-無料)
◎主催:関西・沖縄戦を考える会/連絡先:新聞うずみ火06-6375-5561


《「中間貯蔵」はいらない!関西集会》

◎ゲスト:冷水 善久夫さん(核のゴミはいらん日置川の会事務局長、等)
     東山幸弘さん(ふるさとを守る高浜・あおいの会)
◎日時:2018年10月28日(日)午後1時10分開場/午後1時30分~午後4時30分
◎場所:ドーンセンター5階-大会議室2(大阪市中央区大手前1-3-49)
 ●京阪「天満橋」駅下車。東口方面の改札から地下通路を通って1番出口より東へ約350m
 ●地下鉄谷町線「天満橋」駅下車。1番出口より東へ約350m
 ●JR東西線「大阪城北詰」駅下車。2番出口より土佐堀通り沿いに西へ約550m
◎参加費:一般500円、大学生以下・避難者200円
◎主催:避難計画を案ずる関西連絡会


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*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
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(民守 正義)