リベラル勢力総結集で政権交代!(16)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【憲法改悪】憲法24条改悪の影響をわかりやすく伝えたい:個を認めない政策に草の根で対抗(対談)》
「個人の尊厳」と「両性の本質的平等」を掲げる憲法24条の改悪が狙われているが、9条と違い、その影響など問題点が分かりにくいため、あまり注目されずにいる。
2016年から「24条を変えさせないキャンペーン」の実行委員会として展開する2人が懸念事項を指摘。更に各々の活動から見えてきた今後の展望を語った。
〈対談メンバー〉打越さく良・弁護士。夫婦別姓訴訟弁護団の一人。
濱田すみれ・NPO法人アジア女性資料センター事務局。
*************************************
濱田:「24条を変えさせないキャンペーン」を始めてから2年たって、今、20団体と744人が賛同してくれていますが、問題意識の広がりは、まだまだですね。
でも護憲派の9条みたいに、24条は改憲派には重視されています。
打越:やっぱり9条だけでなく、24条を変えないと、自民党改憲派の目的は達せられないと思うから、いつか必ず改憲案に入れてくるはずです。
濱田:個人の尊厳は、24条にしか出てこない重要な条文です。
打越:13条に個人の尊重があった上で、24条に個人の尊厳があり、強調されている。
でも世間は24条が変えられる事の危機感が希薄だと思う。24条の大切さを、もっと広めないとね。
濱田:これまで、いろいろな視点で勉強会等を開催してきましたが、今は家庭教育支援法案の問題にも取り組んでいます。これは国家が求める家庭像や親像を提示し、その実現を責務として国民に求める法案です。これが次の国会で提出されるのではないかと言われています。でも自民党も表に出してないですよね。
打越:隠されているのよ。既に自民党の中では家庭教育支援法案はできているんだから。
法律にしたいなら隠すなよって。
濱田:おまけに全国自治体では、いつの間にか家庭教育支援条例ができている。
条例がない自治体でも家庭教育支援課が創られたりして、24条改憲の前に、既にその精神が踏み躙られています。
打越:そう、「いつの間にか」が怖いところ。特別の教科になった道徳でも、子育てとか介護とか、「あるべき家庭」の規範が打ち出された。「家庭は大事」と言われれば「そうだよね」と思う。でもその教育が「戦争できる国」へと繋がっている事に気づきにくい。
濱田:家庭教育支援というと「助けてもらえるのはいいこと」って思ってしまいそうです。
打越:家庭支援じゃなくて、家庭教育支援っていうところがミソ。本当は自己責任を求めるような法案です。例えば虐待が起きる家庭は、貧困とか病気とか様々な要因がある訳で、だから、その家庭の社会的基盤をどう是正するか、どうサポートするかが大事でしょう。
それなのに保育園や児童相談所等の基盤を充実させずに「とにかく親が子育てしろ」ということになっている。私は児童相談所で非常勤嘱託弁護士をやっていますが、虐待する親って、誰にも頼らず自分や家庭で何とかしなきゃと、問題を抱え込んでいる事が多い。
だから「家庭でやれ」って言われると、逆に虐待が起こりかねないです。
濱田:家族のあり方の押しつけもそうだけど、社会福祉の切り捨ても一緒にされてしまう可能性があることも心配ですよね。
打越:保護者を助けるのではなく、保護者に「こうして教えろよ」と規制していく手がかりを与えかねない、まさに24条改憲の実質先取りではという懸念がある。
濱田:地域住民も協力していくと法案に書いてあるのも怖いです。
打越:戦時中の隣組みたいに相互監視して規範からずれた人に介入する根拠法になりかねないです。
濱田:今、学校教育も「国家向き」に締め付けているように、これからは家庭も締め付けていくつもりですね。
打越:やっぱり自民党って個人が嫌いなのだろうね。家族を基礎的な集団としてみていて、個人が単位っていうことを認めない。だから24条が変えられたら、個人のライフスタイルの選択の自由は制限される方向に向かう可能性が高い。「女性は先ず妻や母としての役割を果たしなさい」みたいなね。
濱田:夫婦同姓の強制も、個を認めない政策の一つの弊害ですよね。
打越:そうです。第1次別姓訴訟の最高裁判決には夫婦同氏を認めることに合理性があると書いてあって驚きました。夫婦同氏にしたい人はいいですが、各々の氏のままでいたい人まで、どうして同姓にしなければいけないのかを聞いているのに、その答えになっていないからです。
濱田:論点がずれていますね。それもあって今年、第2次選択的夫婦別姓訴訟を提起されたのですか。
打越 そうですね。2015年に最高裁で夫婦同姓が合憲とされて、ショックのあまり冬眠していたのですが「諦めないぞ」って事で目覚めてね。また意欲的な弁護団で取り組んでいます。黙っていても世の中は変わらないので。
濱田:諦めないことは大事です。
打越:「合憲という判決が出たばかりなのに」という冷たい反応もあります。
でも第2次訴訟は前回とは少し違う主張もしています。前回は女性差別等を訴えていましたが、今回は信条による差別だとしてカップル間不平等も訴えています。
濱田:世論調査では、別姓賛成が増えてきていますよね。
打越:そうです。それに6月には埼玉県蕨市で夫婦別姓導入を求める陳情が採択されて意見書が国に送付されたりしていて心強いです。それと同様に、家庭教育支援法案的なものに反対する意見書を出してもいいかもしれない。私達も日本会議みたいに草の根レベルで対抗していかないと。
濱田:全国で展開する事は、凄く大事だと思います。
打越:市議会議員や区議会議員は、地元の有権者がお願いしますって言えば、やろうと思ってくれるかもしれない。話せば解る人もいるので、最初から諦めないで、語りかける事も大事です。だから「24条を変えさせないキャンペーン」も広い意味で♯MeToo運動の一つと思っています。
濱田:スペイン語圏では、♯MeTooよりも「誰一人欠けさせない」という意味の♯Ni Una Menosっていう運動の方が凄い勢いで広がっているのですよ。
打越:へえ。どういう運動?
濱田:15年に始まったんですけど、発祥国アルゼンチンでは、女性が殺されるフェミサイド(女性殺害)がずっと問題になっていて、しかも警察はきちんと取り扱わないという背景があります。そんな中で14歳の女の子が16歳の恋人に殺される事件が起きて、それをきっかけにジャーナリストの女性がツイッターで「もう許さない、許したくない」と♯Ni Una Menosをつけて声を挙げたら、20万人の人々が集まったって。
アルゼンチンでは今、中絶合法化の運動にもなっています。
打越:今は非合法なの?
濱田:条件付きで中絶できるケースもあるけど、基本的には非合法ですね。だから合法化を求める集会が行なわれ、何十万人も参加しているのです。その後、国会で全面合法化が審議されたのですが、8月8日に上院で否決されてしまいました。後3月8日には…。
打越:国際女性デーね。
濱田:はい。その日にスペインでは女性達によるストライキが行なわれて、大勢集まったけど、それも♯Ni Una Menosの影響でやっているのですよ。フェミサイドを終りにしようっていう運動が、ジェンダー不平等との闘いに発展しているのです。
打越:女性のストライキは、どういう趣旨だったの?
濱田:女性の賃金が低いってことで、その是正を求めたのです。
男性中心的なマーケットが賃金格差を生んでいるのだから、女性ストライキを打って出よう、資本主義に反対しようって。
濱田:フェミサイドて日本では言われないけど、女性を対象にした殺人やDVはありますよ。
打越:この前、スポーツクラブの駐車場で男数人に女性が連れ去られた事件があったよね。
濱田:ありました。後、新宿駅で動画に撮られた「ぶつかり男」も、女にしか、ぶつからないのですよね。フェミサイドと同じ事だけど、現象に名前がついてないし、意識的に報道されないから認識されないだけ。女という事で暴力を受ける事は頻繁にあるのです。
私も知らないオジサンに肘打ちされたり、ぶつかられたりしたことあります。
打越:私は、妊娠してお腹が大きかったとき、駅の階段を昇っていたら、いきなり「なんだよ」ってお腹を押されたことあります。
濱田:うわー酷い。でも結構そういう暴力あるって聞きます。
打越:あれが一番怖かった、敵意を感じて。妊婦というものを憎んでいる人がいて怖い。
濱田:日常が脅かされている感じで恐怖がある。そんな攻撃をされるのは私だけなのかなとか自分が悪かったのかなって思っていたし、そう思っている人も多いのですよ。
女性を対象にした暴力に名前をつけて報道するとかして、認識されるといいと思います。
打越:DV被害の弁護をしていて、非を認めない加害者の夫に「お前が妻を洗脳したのだろ」とか言われる事があります。それで裁判所から駅まで追いかけられた事もありました。
濱田:えー、危ない。男性弁護士にはしないって事は、女性をターゲットにしていますね。
打越:そう、威嚇されているというか。でも弁護士はタフでなければと思って平静を装っていました。
濱田:え、でも怖いですよ。
打越:「弱みは見せないように」って頑張っちゃう。後DVビジネスロイヤーとか言われたりしてね。DVでビジネスしているのだろう、利権があるのだろうって。
濱田:ああ、内の団体もソロス(オープン・ソサエティ)財団からお金をもらっているとかツイートする人いますよ。もらえるならもらいたい(笑)。それくらい権力や利権があると勘違いしている人がたくさんいます。
打越:だから疲れる。そんなに権力あったのかい、利権もあったのかい(笑)。
あったらこんなに苦労してないわって。
濱田:勘違いは他にもあって、映画の女性デーを男性差別と言う人達がいる。だから今は男性デーができましたよね。女性デーは、そもそも女性達が家事に追われて家を出られないし、お金もなくて、あまり映画をみないからという事で始まったと思っていました。
打越:でも確かに弁護士にもレディースセットを食べると「えー、フェミニストなのに、そういうの食べるのだ」と言う人いる。
濱田:そんなこと言うのですか。くだらない。女は優遇されているとか、内の団体にも苦情の電話が結構くるのですよね。レディースセットみたいなビジネス手法は、女性にお金を使ってほしい企業とか、お店がやっているもので、私達が求めている訳じゃないから、苦情を言われても困ります。
打越:そういう人は全体の構造が見えないのだろうね。女性蔑視がなければレディースセットなんていらないよって。
濱田:そうです。男女の賃金格差がなくなれば、性別による割引デーなんて必要ないですしね。今までも女性達は声を挙げているけど、まともに聞き入れてもらえず、生きにくさを感じている。日頃から女性が抱えている「もやもや」や「しんどさ」を共有して、気軽に連帯できる場が必要だと思っていたので、それを具現化した一つが、昨年から始めたウィメンズ・マーチ東京です。
打越:そうよね。ウィメンズ・マーチには若い人もくるの?
濱田:凄くたくさんの人が参加していましたよ。増えてきました。
打越:じゃあ、フェミは怖いという感じではなくなってきたのね。
濱田:世界的に大人気の歌手ビヨンセがステージにフェミニストという文字を映し出したり、歌ったりしたので、そこから影響されて、フェミニズムに興味もった若い女性も、結構増えているようです。
打越:いいじゃない、そういうの。少しずつ、緩く広がっていければいいですね。
濱田:そうですね。日本にフェミニズム運動があるって知らなかった人もいました。
最近できた新しい言葉だと思っている人もいる。嬉しかったのは、参加した方が「困っている人がいたら、声をかけるようになった」って話をしていたこと。マーチをきっかけにコミュニケーションが広がり人に優しい社会になっていったら素敵だと思います。
運動の先輩達も、若い人が関心ある問題にコミットしていけるように、環境を整えてあげる事が大事かもしれない。別姓訴訟に関わりたいっていう人も出てくるかもしれません。
打越:心強いじゃないですか。先行きは明るいかもしれないわね。
濱田:それと、これらの取り組みは、短距離走ではなくマラソンであることを忘れないことが大事だと思うのです。息切れしないように、励ましあって運動を続けていれば、誰もが生きやすい社会になると信じています。(週刊金曜日)
************************************
《【沖縄知事選】誰でもできる不正選挙・開票作業防止方策》
*明日が本番「投票日」!棄権は危険!故-翁長知事継承候補へ!
①投票記名にあたっては、絶対に「備え付けの鉛筆」は使用せず、予め御自分で(水性)ボールペンを持参し、それで記名しましょう。(鉛筆は「勝手な書き換え」の虞があります。特に期日前投票には要注意!)
②開票作業は公開となっています。【公職選挙法第69条】従って開票作業内は立ち入れませんが、それを示すロープ外からの作業監視(携帯等の録画もOK)は自由です。
特に「不明票の束処理」は、勝手に対立候補(自公候補)に、何気なく積み上げられる可能性があります。また録画等の作業監視する事で、心理的プレッシャーにより「不正作業」防止にもなります。主要開票場には、分担して開票作業監視する事が望まれます。
*なお「投票検数機ムサシ-不正操作」は、大阪府内某市では、他のメーカー機への総入れ替えが行われる等、疑惑が多いですが、ここでは「誰でもできる」に着眼し省略します。
*また本件記載にあたって、大阪府内2市から当然に「裏取り取材」を行ったところ、ある市の選管職員は「上司からの『書き換え』等、不正指示があっても逆らえず、一見、市民と職員が対立するように見えるが、本当は監視して頂いた方がありがたい」と内々にコメントを頂き「匿名」を強く希望されたため、市名も表記しない事を御理解ください。
(参考1:160709 【ダイジェスト版】大阪における「不正選挙」疑惑追及者Aさんインタビューダイジェスト版(聞き手:IWJ記者)/ https://youtu.be/T8i4rNuPjiU】)
(参考2:動画:「幹部からの指令で偽票を書きました」創価学会員の内部告発!2:50
【https://ameblo.jp/shig1956/entry-12177760750.html】)
《メディアの現場から-歴史を振り返り、今を考える》
★「反骨の記録」から考える憲法問題-改憲に抗うために
◎講師:中村 尚徳さん(朝日新聞記者)
◎日時:2018年10月8日(月)午後2時~
◎場所:エルおおさか南館734号室(大阪市中央区石町2丁目5番3号)
●Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約670m
◎資料代:500円
◎主催:グループZAZA/連絡先090-6067-0560(菅)
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(求人・就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp(なおツイッターでの投稿は①匿名性が高いこと、②ウイルス対策上等、業者助言により一切、開封・受付いたしません。)
(民守 正義)
0コメント