リベラル勢力総結集で政権交代!(15)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《【「反戦魂」継承】「伝わりにくい時代」に戦争と敗戦をどう語り継ぐのか/作家-早乙女 勝元さん》

 10代から書き出し、東京大空襲・戦禍の継承と研究に力を注いできた早乙女勝元さん。
 戦争体験者がいなくなり、偏狭な愛国主義を煽る政権下で、新たな「戦前」を食い止めるために、何をどう伝えられるのか。沖縄知事選でも20万人が亡くなった沖縄戦の重みより、不可能な「携帯電話料金を安くする」に流される若者意識と「沖縄知事選で隠れた問題」でもないだろうか。作家-早乙女さんに「反戦魂」の継承の現状とこれからを聞いた。
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 「東京大空襲・戦災資料センター」が開設して16年。来館者は18万人になりますが、減ってきています。修学旅行の中学生も、以前は事前学習等で多少は学んで来ていたのが、今は全くの白紙。日本が英米と戦争していたと答えられる生徒は先ずいません。
 「真珠湾から攻撃が始まった」と話すと「三重県かなあ」なんてね。真珠がとれるから。
 知らないから関心も興味もなくて、講和中でも寝転んだり、入口からトットと出て行ったり。それを添乗員さんが見張るという感じで。大学生でも似たようなものです。
 あるとき学生達に招かれて「東京大空襲と私」というタイトルで講演に出かけたの。
 ところが会場に着くと、どうも題字がおかしい。襲の字から衣が抜けて「東京大空龍」。
 怪獣みたいで、途端に気抜けしましてね(笑)。戦争はもう、こりごりという人が80代、90代。親や教師には体験がないから、子供達も日常生活で関心を持ちえないですね。
 僕の頃は近所の復員軍人が、中国での体験を自慢げに話すわけ。「穴を掘って何人かを投げ入れて、上から大きな石を乗せるのだ。見張りに立つと、その石が微かに揺れて」なんて。日本軍は海の向こうで、大本営発表と違う事をしていると、薄々知っていた。
 教師だった私の兄も海軍から戻ると、聖戦教育した教え子への自責でしょうね。

 笑わない男になって。戦後は日本国憲法を真剣に読んで教壇に復帰したものの、結局レッド・パージで教職を追われました。そういう姿を見ていましたから、人の言う事、新聞に書いてある事は、一度は疑って見るようになりました。今の教師も「日の丸」だ「君が代」だと上からの圧力があって、事前学習も容易じゃないと思います。第1次安倍内閣になった途端でしょ、教育基本法が潰されたのは。僕が好きだった「真理と平和を希求する人間の育成を期する」の一文もバッサリ。内のカミさんも音楽教師でしたけど、式典で「君が代」を演奏しないといけないってんで、定年の2年くらい前に辞めちゃいました。
 このハチマキを見てください。僕が国民学校高等科1年のときに勤労動員が始まって、「日の丸」に神風と書かれた、これを額に締めて軍歌を歌い「小国民として、お国のために尽くす日が来たのだぞ~」って、隅田川沿いの鉄工所へ送られました。ハチマキも、買わせられたと思うのだな。物不足の時代ですから。男の子は皆、海軍飛行予科練習生(予科練)の七つボタンに憧れていてね。僕は、ちょっと違っていた。生まれつき虚弱体質で、軍事教練とかは全然ダメ。威張ったり押しつけがましいのも嫌い。だから軍人も嫌い。

 それで学校さぼってはコリアンの友人と浅草を放浪していましたね。よく覚えているのだけど、教室でも陽のあたる席は先生が成績の優秀な子を座らせる。そういう子は、たいてい家が裕福で、軍国少年少女だったりしましたね。そういう子ほどカブレ易かったのかなあ、道徳教育に。(管理者:今でも「高学歴で従順」という者ほど重用される)
 ものを書こうとしたきっかけは朝鮮戦争ですね。横田(東京)や入間(埼玉)の基地から在日米軍のB29が連日、出撃していく。敗戦から5年しか経ってないから皆、分る筈ですよ、爆撃機の下がどうなっているか。私も町工場の少年工で飢えていましたから、特需景気の恩恵も解らないではない。「でも違う、何かしなきゃ」と随分、悩みました。
 宮本百合子さんが『貧しき人々の群』を書いたのが17歳。自分も同じ齢で「極貧や空襲の辛い体験を書く事ならできる」って。怖いもの知らずですね。ある人が読んでくれて、本になったの。僕が書けたのは、恵まれない少年期を送って、人の痛みへの想像力が、人より少しばかり強かったからだと思います。悩みや迷いがあるからこそ、人間らしくなれるのかもしれませんね。そういう気持ちに至ったのは最近ですよ。戦争体験者がいなくなるこれからは「追体験」しかできません。そのためには学ぶしかない。
 早い話が1冊の本でも1本の映画でもいい。感動的な作品は人格を変えます。私なんか全部それ。高校も大学も出ていませんから。テレビでは『篤姫』や『西郷どん』はやっても、現代史のポイントはやらないから危険ですね。内の娘(早乙女愛さん)も、いろんなものに触れさせました。よちよち歩きの頃から、ひめゆり平和資料館に連れていき、アウシュビッツも訪ねた。格安航空券なんてない時代で大変でしたけどね。子供は感受性が豊かだから、触れさせたら伸びますね。後でものを言います。それで今、娘は映像作家をやっています。
 教育は直ぐ、その場で答えが出ると思ったら大間違いですね。漢方薬みたいにジワジワ効くものだと思ってないと。その代わり教える方も真実を語らなきゃダメです。

 どんな時代だろうと「これぞ」と思う心の内側を曝け出して初めて、相手の心を捉えられるのです。いろんなものに触れさせて、足りないところを体験で補って聞かせる事を日本人は怠ってきたと思いますね。だから戦争体験を思想化できずに今この段階にきてしまった。
 思想化とは、戦争体験が、その人の生き方に結び合うものになっていたか、ということです。そこが草の根分けてもナチスの残党を探すドイツとの違いでしょ。
 日本では東条英機内閣の閣僚だった岸信介が総理になり、東京大空襲の指揮官カーチス・ルメイが航空自衛隊育成の功とかで勲一等旭日大綬章を受けているのですから。
 「じゃあ戦争体験を語り継げば戦争を阻止できるのか」て中学生にも訊かれます。
 「さしあたりの一歩にはなる、その一歩が大切で、誰も傍観者であってはならない」が私の答えです。誰だって人間らしく平和な社会に生きたいはずです。それを主体的なものにするために、過去の戦争を社会的な弱者の立場から知り、学ぶ事が平和の思想になると思っています。東京大空襲・戦災資料センターでも大学の准教授クラスの若い研究者を集めて「次世代継承研」を作り、証言映像をライブラリーにしたり、人の顔が見えて声が聞こえるような、非体験者にも想像力を培ってもらえる展示リニューアルに着手しています。
 この国が新たな「戦前」に突入しつつあるといっても、「戦争やめよう!」と集会で叫んだ後、「ご苦労さん」で一杯やって帰れるでしょ?あの戦争中にそんな事したら無事に帰れませんよ。群衆から袋叩きにあう。「この非国民!国賊!」て。それで特高警察に引き渡されるのが落ちです。今は、まだそこまで行っていません。
 小さな勇気の積み重ねで、大きな勇気、深刻な勇気を必要とする事態を未然に防げる余地がある日々です。ということを訴えてはいるのですが、どれだけ響いているかは自信がありません。でも諦めちゃいけない。諦めた時が、終わりですから。(談)
【プロフィール】さおとめ・かつもと/作家。1970年に「東京空襲を記録する会」を立ち上げ、2002年には東京大空襲・戦災資料センターを開設して館長に。(週刊金曜日)


《【「退職の自由」侵害】「退職認めない」悪質な慰留横行、解雇相談上回る》

 転職したいのに会社が退職を認めず、離職票さえ渡さない―。そんな退職トラブルが全国で多発している。人手不足に悩む企業が引き留めに動いたためで、厚生労働省に持ち込まれた相談件数は「常にトップの解雇相談」を上回った。悪質な引き留めは、言わずもがな「職業選択の自由-退職の自由」の侵害になる。

■法的に無効な「退職届を受理せず」

 「退職トラブルの間は笑えなかった。食事も取れず心は泥沼だった」2017年11月から今年1月まで、首都圏の大手専門商社を退職しようとして執拗な引き留めにあった営業職の女性は振り返る。「女性が活躍できる(?)」職場を求め人材サービス業の内定を得たが、上司は「絶対辞めさせない」と面談を拒否。退職届すら出せないまま2週間放置された。
 しかし「民法第627条1:当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」となっており、使用者が承諾するも何も「退職届を提出して2週間が経過すれば、法的に「退職(離職)」となるのだ。(但し「退職願」の場合は「使用者の承諾を要する」との説もあり、退職の意思が明白なら、ハッキリと「退職届」と書こう!)しかし、こうした労働法に無知な労働者は「常に使用者の承諾が必要」と思い込み、悩み込むケースも多い。本件も結局、意を決してコンプライアンス部門に直訴し、ようやく手続きが始まったという。つまり使用者(会社)は、最初から「民法第627条1」を知っておきながら、ノラリクラリと「退職時期の引き延ばし-あわよくば退職意思の翻意」を狙っていたのだ。このような悪質なケース「退職届を受け付けない、離職票がもらえない」等の全国労働局に寄せられたトラブル相談件数は17年度、3万8954件にも及び、解雇相談を17%も上回った。こうした労働相談は、管理者も公務員時代、約10年位、携わってきたが、使用者の悪質さも然る事ながら、労働者も、あまりにも無知で正直「普段は会社に逆らう事になり、無関心の方が、お利口さん」と誤った認識に立ち「すわ!労使トラブルだ!」と慌てても、何をしても後手後手で「悠々に勝てる勝負も泣き寝入り」というケースも少なくない。当然、労働者に理がある相談だから「労働者の立場に立った相談対応が『真の中立性』」として対処するが、内心「労働者として身を守る知識を一定、身に付けるのは、先ずは労働者本人。それを怠っていたのだから自己責任」と言わぬが、思いたくなる。

 なお例示として、特定社会保険労務士の須田美貴氏は、この1年で引き留め案件を9件扱った。その多くが中小企業。「5月には、小さな出版社を辞めようとした30代の女性が『ここまで育てたのに何だ』と圧迫された。中小企業の経営者から『君が辞めて損が出たら賠償請求するぞ』と凄まれた話もよく聞く」と「労働者側の気の弱い話」も、よく聞く。

 それもこれも「労働関係法令の無知のなせる事」だが、東京・愛知・大阪等では「府県労働事務所」で労働相談を行っている他、全国-各都道府県労働局には総合労働相談コーナーが設けられている。ただ管理者評価として「各都道府県労働局-総合労働相談コーナー」は国の縦割り行政の弊害で「総合」と名を付いていても時折、「所轄外でお答えできません」等の不十分性がある。(管理者自身、経験有り)また「府県労働事務所」は管理者元職として批判し難いが正直、名目「総合性」があっても相談担当職員自身の知識不足・応接態度等で「相談員の当たり不当たり」が難点だ。なお管理者も労働・人権相談+メンタルヘルス相談を行っており実費(駐車料等)を除き、労働者側には無料で対応している。(使用者には有料-低額ながら委細相談・決定)詳しくは本ブログ再後段《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》をご覧ください。

■労使トラブルの背景要因は、いまだに「使用者⇒労働者=上下関係」意識

 例えば「経営者の方が、力が強い」といった「無知なワンマン経営者」が、いまだに数多くある。引き留め相談が特に多い長崎労働局の内山昭宣雇用環境・均等室長補佐は「高圧的な経営者の引き留めに抵抗できる人が少ない」という。保身に走る管理職の意識も影を落とす。冒頭の女性は「面談を拒否した上司は女性部下の退職で評価が下がるのを嫌がっていた」と振り返る。こうした過度の引き留めは戦前に見られた強制労働にも通じる。
 その反省から戦後の労働基準法は「5条で精神的、肉体的強制で労働者を意に反して働かせる事を禁じ、10年以下の懲役」など同法で最も重い罰則を科した。また民法でも前述「627条1:2週間で退職できる」規定がある。つまり法的には「労使対等の原則」となっており、これぐらいの労働法令知識は労働者としては「常備薬」だ。

■危ない退職代行ビジネス

 最近、時折、見かけるのが「退職代行ビジネス」。そもそも労働相談を行ってきた管理者からすれば「退職相談」なんて簡単な相談分野に入る。ましてや東京都や大阪府等では具体的に労使間に入って解決に向けた「調整制度」があるし、国の各都道府県労働局には「個別労働紛争解決制度(労働相談、助言・指導、あっせん)」があり、その中に「紛争調整委員会」制度があり、上記「調整制度」と類似の機能が、もちろん無料で備わっている。
 ところが、こんな簡単な退職届の提出代行で、退職代行ビジネスは、手数料5万円もボッタクル!こうした民間労働・就職情報提供機関は、必ずと言っていいほど穴がある。
 一般的に「公共労働・職業紹介(ハローワーク)機関で!」を合言葉に労使トラブル対処・仕事探しをした方が、少なくとも新たなトラブルやリスクはないと断言する。(参考文献-日経新聞/文責:民守 正義)
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《【緊急】杉尾ひでや参議院議員:沖縄米軍基地問題議員懇談会報告(再掲-乞う「再拡散」)》

 沖縄米軍基地問題議員懇談会。9月11日、最大のテーマとなったのは、辺野古の新基地が出来た場合、本当に普天間飛行場は返還されるのかという根本的な問題です。
 統合計画に明示された普天間返還の8条件の4番目に「普天間飛行場代替施設では確保されない、長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善」という項目があります。その「改善」の具体的な内容について我々が説明を求めたのに対し、防衛省の担当者は「現在、日米で協議中、具体的に決まっているものがある訳ではない」との回答を繰り返しました。これでは、緊急時(有事?)の際の代替の民間施設を巡る日米協議がうまくいかなかった場合、普天間飛行場は返還されないことになり、「辺野古基地建設」の政府側説明が、根本から総崩れの虚偽だったことが明白になります。にも関わらず、いまだ辺野古を作れば100パーセント普天間が還ってくるかの如く説明を繰り返し、普天間の危険性除去というお題目を唱えるだけの日本政府の「まやかし」。沖縄県知事選挙でも、この点は「重大争点」として明らかにし、しっかり訴えていかねばなりません。(管理者:部分修正)


《【沖縄知事選】誰でもできる不正選挙・開票作業防止方策》

①投票記名にあたっては、絶対に「備え付けの鉛筆」は使用せず、予め御自分で(水性)ボールペンを持参し、それで記名しましょう。(鉛筆は「勝手な書き換え」の虞があります。特に期日前投票には要注意!)
②開票作業は公開となっています。【公職選挙法第69条】従って開票作業内は立ち入れませんが、それを示すロープ外からの作業監視(携帯等の録画もOK)は自由です。
特に「不明票の束処理」は、勝手に対立候補(自公候補)に、何気なく積み上げられる可能性があります。また録画等の作業監視する事で、心理的プレッシャーにより「不正作業」防止にもなります。主要開票場には、分担して開票作業監視する事が望まれます。
*なお「投票検数機ムサシ-不正操作」は、大阪府内某市では、他のメーカー機への総入れ替えが行われる等、疑惑が多いですが、ここでは「誰でもできる」に着眼し省略します。
*また本件記載にあたって、大阪府内2市から当然に「裏取り取材」を行ったところ、ある市の選管職員は「上司からの『書き換え』等、不正指示があっても逆らえず、一見、市民と職員が対立するように見えるが、本当は監視して頂いた方がありがたい」と内々にコメントを頂き「匿名」を強く希望されたため、市名も表記しない事を御理解ください。
(参考1:160709 【ダイジェスト版】大阪における「不正選挙」疑惑追及者Aさんインタビューダイジェスト版(聞き手:IWJ記者)/ https://youtu.be/T8i4rNuPjiU】)
(参考2:動画:「幹部からの指令で偽票を書きました」創価学会員の内部告発!2:50
【https://ameblo.jp/shig1956/entry-12177760750.html】)


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*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)