リベラル勢力総結集で政権交代!(1)
*本日から本ブログ関東責任者・読者等から「『政権交代』を明確にうちだすべき」というご意見に応え、メインタイトルを変更しました。
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【医療懈怠】「説明と同意」放棄した滋賀医大病院“小線源治療学講座打ち切り”の裏で/山口 正紀(ジャーナリスト)》
滋賀医大病院では、前立腺癌の先端医療「小線源治療」が岡本圭生医師らの小線源治療学講座で行なわれ、全国トップクラスの実績を挙げている。2015年、その評判を頼って全国から訪れた患者など23人を泌尿器科の科長らが自分の科に囲い込み、小線源治療未経験の医師が「未経験」を患者に隠したまま小線源治療を計画するという「事件」があった。
この暴挙は岡本医師の告発で未遂に終わったが、同病院は昨年末、岡本医師の講座を19年末で終了すると告知。これに抗議する患者達は講座継続を求めて6月、患者会を結成。
泌尿器科のモルモットにされかけた患者達は8月1日、同科医師を相手取り、大津地裁に損害賠償請求訴訟を起こした。提訴したのは、滋賀県高島市のAさんら患者3人と患者(故人)遺族の計4人。被告は同病院泌尿器科の河内明宏科長と成田充弘医師。
原告4人は「医師の患者に対する説明義務違反によって、治療方法を自己決定する権利が侵害され、精神的苦痛を被った」として、被告2人に計440万円の慰謝料を求めた。
訴状や弁護団(井戸謙一団長ら5人)、患者会によると、Aさんらは15年に前立腺癌に罹患、同病院泌尿器科で成田医師の診察を受け、16年に小線源治療を受ける事になった。
しかし16年に入り、主治医が成田医師から小線源講座の岡本医師に変更された。
Aさんらは岡本医師の診察を受けて、成田医師は小線源治療の経験が一度もなく、成田医師が小線源治療を計画していたのは原告らを含めて23人に及んでいた事等を知った。
患者達は、放射線を扱う小線源治療を未経験者の手で実施される一歩手前だった事を知って、驚き、憤り、疑った。滋賀県を代表する国立大学病院で、なぜ患者の人権を蔑ろにした危険な「治療」が行なわれようとしたのか。背後に泌尿器科医師による「小線源治療乗っ取り工作」があったのではないか─。
<恐るべき「未経験治療」>
岡本医師による小線源治療は「岡本メソッド」と呼ばれ、抜群の好成績を挙げてきた。
15年1月には放射性医薬品開発販売会社「日本メジフィジックス」(NMP社)の寄付(年間2000万円)を受けて、小線源講座が開設された。その評判を聞いて同病院を訪れた患者の内、「岡本医師」を名指ししなかった患者を泌尿器科の外来で受け付け、成田医師が診察して小線源治療を計画した。また岡本医師による小線源治療の実績を知らずに泌尿器科を受診した患者に対しても「未経験治療」を実施しようとしたケースもあった。いずれの場合も成田医師は①同病院には岡本医師による小線源講座があること②自身は小線源治療を実施した経験がない事を患者に伝えなかった。成田医師による「未経験を隠した小線源治療」計画を知った岡本医師は15年11月、塩田浩平学長にその危険性を伝え、泌尿器科の企ての中止を求めた。
塩田学長は「コンプライアンス面の憂慮」を岡本医師に表明。16年1月、松末院長は「23人の主治医を岡本医師に変更する」と岡本医師に通知、未経験治療は未然に防止された。もし未経験の成田医師が、高度な技術を要する小線源治療を実施していたらどうなったか。誤った照射による合併症や後遺症、癌の再発等、生命にも関わる深刻な事態が起きる危険があった。
<実験台にされかけた?>
最悪の危険が回避されたとはいえ、Aさんは成田医師らが行なった不必要・不適切なホルモン療法によって、深刻な副作用、治療法の制限等の被害を受けた。Aさんは成田医師の指示で15年7月からホルモン療法を受け、16年9月に小線源治療を実施すると告知されていた。
岡本医師の診察を受けるまで約10カ月間のホルモン治療を続けた結果、Aさんは頻尿、不眠、体力・気力減退等の副作用に苦しめられた。16年5月、Aさんを診察した岡本医師は「①Aさんの癌の症状ならホルモン療法の必要はなかった②長期のホルモン療法で前立腺が萎縮して本来可能であった小線源単独療法ができなくなり、放射線外照射法との併用が必要になった」と説明した。Aさんは10月に岡本医師の治療を受けた。
原告Bさんの場合は、15年2月に健康診断で前立腺癌の疑いを指摘され、岡本医師の治療を受けた経験のある親戚の勧めで同病院を訪ねた。泌尿器科外来の受付で「岡本医師の診察を受けたい」と伝えたが、成田医師による診察を指定された。成田医師の診察を受け、11月に「16年4月に小線源治療を行う」と告知されたBさんは「治療は岡本医師により実施されるもの」と思っていた。16年3月、岡本医師の診察を受け、成田医師の実験台にされかけた事を知った。
岡本医師の診察を受けるまで1年以上も無駄な時間を費やした。
<小線源講座の閉鎖を画策>
病院は、塩田学長が「コンプライアンス面の憂慮」を覚えた時点で23人の患者に謝罪し、泌尿器科医師達を処分すべきだった。岡本医師は16年5月、塩田学長に①患者への説明と謝罪②泌尿器科・河内科長らの処分を進言、学長は調査を約束した。Aさんらも11月、松末院長に質問状を送り、説明を求めた。しかし院長や河内医師らは患者の説明要求に応じなかったばかりか、この事をきっかけに岡本医師の小線源講座の廃止に向けて動いていった。
小線源講座は、15年1月からNMP社との3年契約で始まり、好成績を挙げて全国から患者が集まった。病院も、この講座を売り物にした。同病院が15年秋に出版した『滋賀医科大学医学部付属病院の最新治療がわかる本』の巻頭言で、松末院長は《前立腺密封小線源治療は、当院の特色ある放射線治療で全国から患者さんが集まっています》と賛辞している。
塩田学長はNMP社に対し、3年の契約期間が過ぎた後も寄付講座を延長してほしいと要望。
NMP社は要望を受け準備を進めていた。病院は17年6月までは延長の意向を同社に伝えていた。それが講座廃止の方向に急転した。同年12月、病院は「講座の延長」を発表した。
だが、その内容は「延長期間は2年、岡本医師による小線源治療は1年半で終了し、その後は泌尿器科で小線源治療や経過観察を実施する」というものだった。
Aさんは「これは泌尿器科医師達の犯罪を闇に葬るために岡本医師を病院から追放し、小線源治療未経験の医師に患者の命を預けろというようなものだ」と怒った。
経過観察が必要な千数百人の患者も岡本医師も諸共、放り出される。
患者達は6月、小線源講座を継続させ、Aさんらの訴訟を支えるため「滋賀医科大学前立腺癌小線源治療患者会」を発足させた。会員は現在650人に達している。
患者会は7月、塩田学長と松末院長に「①成田医師による不適切な小線源治療計画の被害②小線源講座終了の理由③泌尿器科による小線源治療や患者の経過観察を信頼できるという根拠」─等の説明を求めて要望書を出した。患者会の石黒良治代表幹事は「この常軌を逸した小線源講座の廃止を何としても阻止したい。今後、文科省や厚労省、多額の補助金を出している県や県議会にも働きかけていく」と話している。(基本文献-週刊金曜日)
《【苛め-無責任謝罪】鳥栖:中1苛め「謝罪」⇒提訴で態度一変「知らない」》
<市は記者会見で「犯罪に等しい」苛めと認めたが…>
佐賀県鳥栖市立中で6年前、当時1年の男性が同級生十数人から約7カ月に亙って殴る、蹴る、エアガンで撃たれる等の暴行を受け、多額の金を恐喝された。市教委は記者会見で「犯罪に等しい」と苛めを認め謝罪したが、男性が学校の責任を問う訴訟を起こすと態度を一変させた。校長が「エアガンの威力は小さい」とする報告書を提出するなど責任回避の姿勢を強め、今も重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ男性は更に傷つけられている。殴られる、蹴られる、首を絞められる、プロレスの技をかけられる、エアガンで撃たれる、殺虫剤を顔に吹き付けられる-。男性によると、激しい苛めは2012年春の入学直後から始まった。カッターナイフや包丁を突き付けられたり、のこぎりで切られそうになったりしたこともあった。毎日のように金も恐喝された。お年玉や入学祝いなど自分の貯金が底を突くと当時、脳梗塞で入院していた母が医療費のため自宅に置いていた金等も持ち出すしかなく、男性は被害は約100万円に上ると主張する。暴行を受け続ける内「苛めが学校にばれたら、加害者から自分も家族も殺される」という強い恐怖を覚えるようになった男性は被害を周囲に言えず、プール授業を休む等して学校にも家族にも体の傷を隠した。
同年10月に苛めが発覚後、体のあちこちにできた赤黒い内出血痕や傷を見た母は絶句した。苛め発覚後、男性は重度のPTSDと診断され、登校できなくなった。
県警も捜査に乗り出し、同級生数人を児童相談所に通告した。
◇
「重大な苛めと言っているが、犯罪に等しいだろうと思っている」。鳥栖市の天野昌明教育長は13年3月に開いた記者会見で陳謝した。市教委は会見で、男性が同級生十数人から叩かれたり蹴られたり、エアガンや改造銃で撃たれたりした上、数十万円を恐喝されたと説明。
学校の保護者や市議会にも同様の説明をし、同5月号の市報には「今回、市内中学生による深刻な苛め事案が発生し、市民の皆様に大きな衝撃を与え、ご心配をおかけした事を御詫び申し上げます」と記載した。男性と家族は「これから前を向いて生きるためには、残忍な暴力と、学校が対応を誤った事実を明らかにする必要がある」として15年2月、同級生8人とその保護者、市に計約1億2700万円の損害賠償を求め、佐賀地裁に提訴した。
すると市は態度を一変させた。殆どの暴行を否定する同級生の言い分に沿う形で「犯罪に等しい」行為とまで断じた苛めを「知らない」と主張するようになった。
市が裁判に証拠として提出した当時の校長作成による16年3月の「報告書」が、市側の保身姿勢を際立たせている。報告書には、校長室で校長自ら市の代理人弁護士にエアガンを向けて撃つ「実験」写真を載せ、校長は「弁護士によればビリッと感じたが、痛いというほどではないということだった」と書いた。更に「メーカー等では、いわば『おもちゃ』なのだから、危険性がないように工夫されている」と記載。市は、この報告書を基に訴訟で「威力は小さい」と主張している。しかし、そもそも「威力は小さい」事と「苛め」とは何ら関係ない。更に補強的に言うならばエアガンについて、メーカー側は「弾が目に入ると最悪失明する恐れがある」と警鐘を鳴らし、「人に銃口を向けてはいけない」としている。
男性側代理人の渡部吉泰弁護士は「男性はエアガンで繰り返し撃たれて負傷し、脅迫されていた。それを校長が『撃っても威力が弱い』等と主張するのは、訴訟の中でとはいえ、異様だ」と指摘する。
◇
市は、かつて苛めを認めた理由について、訴訟の中で「当時は多額の現金が脅し取られた事や、激しい暴行があった事を加害生徒に認めさせようとする(男性の)母親らの要請が厳しく、学校や市教委は、それに従う形で対応せざるを得なかった」と、泣き言のような釈明で、法廷弁論どころか、通常社会でも通用しない言い訳である。
その後、訴訟で認めなくなった理由について、市教委は取材に「事実関係は被告生徒らの認否や陳述書等で明らかになった点も多い」等と回答した。「だから、どうなのだ!?」と問いたい。とにかくは事実関係(苛め)を否定するなら「合理的根拠が必要」な事位、市教委ともなれば「知って当然」だ。男性は「改造して威力を増したエアガンや電動エアガンでも撃たれた。皮がむけた傷が多数でき、傷痕がクレーターのようになった。撃たれた後は、体の芯の部分からの痛みが続いた。風呂に入る時は激痛を感じた」と証言し、「市が苛めを『無かったこと』にし、責任逃れをしようとしている。ボロボロになった自分を更に追い詰めるのか」と憤る。男性は20日から始まる尋問で初めて証言台に立ち、被害体験や心境を語る。「当時を思い出すと身も心も壊れそうになる。でも、大きな壁を乗り越えられるよう、頑張りたい」と打ち明けた。
<苛めで重度のPTSDと診断-6年後の今も苦しみの日々>
7月下旬の夜、男性は佐賀県鳥栖市の自宅の部屋の隅に蹲り、ガタガタと震えていた。
「ごめんなさい。(金を)持って来ますから」「ごめんなさい」。両手で抱えた膝に顔を埋め、譫言の様に繰り返す。家族の呼びかけは耳に入らず、汗も止まらない。
市立中1年の頃に激しい苛めを受け心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された男性は、6年経った今も、頻繁に蘇る当時の記憶に苦しめられている。「毎日毎日、拷問を受ける内に人格が壊され、暴力を受けても痛みを感じなくなった。生きている感覚が薄れていき、やがて『死んでもいい』と考えるようになった」と男性は語る。管理者も中学時代、転校生としての関係も有り、「苛められ経験」があるが、今でも、その「苛められ経験」は「恐怖と怒り」が繰り返し、やってくる。産業カウンセラーとして言わせて頂ければ、「強い(継続的)心理的ショックが、本人の深層心理に棲み込み、継続的または何かの体験・言葉等をキッカケに不安感・恐怖感・運動体調異変等が表象される」それがPTSDだ。
2012年10月に苛めが発覚し、PTSDと診断されて中学に登校できなくなった。
その後も暴力を受け続けている感覚が体から抜けず、繰り返し苛めの記憶がフラッシュバックした。苦しみのあまり何度も命を絶とうとし、家族は一時も目を離せなくなった。
15年4月、暴力を振るった同級生達とは別の高校に進学したが、フラッシュバックはなくならなかった。入学直後に5階の教室から飛び降りようとしたため、教師が全ての窓を開けられないように固定した。高校の校長は「卒業後の進路の話をしても『その頃、僕はおるかわからんけんねえ』と話していた。いつも目が離せなかった」と振り返る。
「正直、死にたくなんかないけど、家にいる時も、外にいる時も、昔の事を思い出してどうしようもありません。毎日が死にたい、死にたいとそればかり考えてしまいます(中略)大人になって父さん、母さん、妹を支えていくつもりですが、その代わりに僕が死なないように守ってくれませんか?」2年前の夏、県警等が苛め被害者らを支援する集まりに通っていた時に両親に宛てた手紙には、そう記した。
◇
外を通る自転車の音、街で見かけた制服姿の中学生、偶然通りかかった苛めの現場となったグラウンド…。こうしたものがきっかけになり、今も頻繁にフラッシュバックは起きる。苛められていた時の記憶が映像となって頭の中を流れ出すと止まらなくなる。
この6年、精神科で男性の診療を続ける医師は「同級生から逃げ場がなく強い支配を受けた事による重度のPTSDで、家族らの支えで何とか生きている状態だ」と言う。
更に男性が鳥栖市等に損害賠償を求めた訴訟で、苛めを「知らない」と主張している市の姿勢について「『大人に裏切られた』という男性の不信を上塗りし、回復を遅らせている」と批判した。男性の支援を続ける「全国学校事故・事件を語る会」代表世話人の内海千春さんも「苛めの事実を認めない市の姿勢は、苦しみながら何とか生きようと喘いでいる男性への加害行為だ。被害者救済の視点が完全に抜け落ちている。行政は自らの調査で把握した事実は事実として認めるべきだ」と語った。
【東京成徳大の石村郁夫准教授(臨床心理学)】16年、大学生268人を対象にした苛めに関する調査結果を発表した。それによると、95人が主に小中学校時代に苛めの被害を受け、この内39%(37人)がPTSDの基準を満たしていた。石村准教授は「苛めが一過性のものではなく、被害者を長期間、苦しめる事が改めて確認された。被害者には長期的なケアが必要だ」と指摘。その上で「苛められた記憶自体はなくならないが、その辛さを周囲に理解される事が生きていく糧になる。逆に学校や教育委員会が苛めを隠蔽して非を認めなければ、症状を悪化させる」と警告する。(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)
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《【平和と誇りある豊かさを!】玉城デニーさんを激励する会》
◎日時:2018年9月17日(祝)開会14時30分(開場受付13時30分~)
◎場所:PLP会館5階大会議室(大阪市北区天神橋3丁目9-27/
●大阪メトロ(市営地下鉄)堺筋線 扇町駅4番出口より200ⅿ
JR大阪環状線-天満駅改札口より南側へ330m(駐車場なし)
◎会費:5000円(当日、会場払込-可)
◎主催:平和と誇りある豊かさを!ひやみかち うまんちゅの会
◎要予約:玉城デニーを励ます会・近畿
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(民守 正義)
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