リベラル勢力総結集・安倍政権打倒!(74)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【随想】はまぐりの寝言/中山 千夏》

<サンサンとサンがふるのよ>

 「さん」について考えている。敬称の「さん」である。「様」が口に馴染んで角が取れた、あの「さん」である。昔、日本国の国会議員になったことがある……ような気がする。
 とにかく日本の国会に入りこんでいた時の事だ。浜辺とは大いに異なる風景、人情に、のけ反る事ばかりだったが、その一つが「さん」だった。やはり元は浜辺出身のさる先輩タレント議員、私と対する時には浜辺と変わらぬ態度口調だったが、他の会派政党のプロ議員や役人に対しては、ころりと違う。器用に彼らと同じ態度口調になるのであった。
 そりゃ貴方、珍奇の感を禁じ得ないものだったが、中でも「さん」の用法には参った。
 政党の名前に「さん」をつけるの。自民党サン、共産党サン、という具合。見ていると、これが国会の常識なのね。なら「共産党の志位」はどうする、サンサンとサンが降り注ぐではないか-とのご心配は尤もだが、障りはない。議員の敬称は確固として別のがある。
 共産党サンの志位センセイ、となる。浜辺に戻ってほっとした事の一つは、こうした異様な敬称から逃れた事であった。しかし浜辺だからって油断ならないね。あるのよ、へんなサンが。最近も「夢グループさん」の連発に、胸が悪くなった。夢グループ。
 TV通販会社。近年、民放BSの経営を大いに支えている様子。元は芸能プロとの噂あり。
 いかにも、その因縁ありそうなタレントを使いながら、社長自らが熱心に売人を勤める、あの元祖ジャパネット・タカタ式のCMを頻繁に流している。ジャパネットと違うのは、社長の口の回りがタカタよりグンと落ちるのと、商品よりも社長と会社を持ちあげるところだ。
 社長がモタモタと値引きを言う脇から「社長、太っ腹!」とナレーションが入る。

「シャチョウー、おいしく頂いています、と奥様方から沢山のお声を頂いて」と社長がのろける。そして例の如く、エセ一般消費者も現れて称賛を述べるのだが、その彼らが連発するのだ、「夢グループさん」と。自分の会社をサン付けで呼ばせて自画自賛するCMって、どういう神経で作るのだろ。ギャラだか粗品だか貰っているとはいえ、通販会社をサン付けで呼ぶ一般消費者とは、どんな神経なのだろ。想像に絶するが、おそらく、自民党にサンをつけて呼ぶ人々と、同じ構造の神経なのだろう。その神経は、国会周辺、はたまた社名をサン付けで呼び合う企業戦士周辺から出て、この三、四十年の間に一般消費者にまで蔓延したもののようだ。接客マニュアルのあるバイトが多くなってから、若者の敬語が、よく問題になっている。この頃の言語学は新語に寛大で「千円から頂きます」や「こちらランチセットになります」や「ご注文の方、よろしいでしょうか」等も、現代の正しい日本語として擁護する傾きが強い。蛤とて元はといえば、みんな新語、と悟っているので、ぞっとしながらも、大人しく受け入れている。しかし、だ。敬称のなんたるかくらい、せめて団体の固有名にサンをつけるのだけは、ケッタイ至極と感じる神経を大事にせにゃ。
 痩せても枯れても敬称は、相手に対する尊敬を、時に愛を伴う。それは敬称を付す者、付される者の関係に、多少とも影響する。だから本来、真に敬愛すべき人の名にのみ付けるべきものだろう。とはいえ、蛤、一般名詞なら、人間(子供さん、お母さん)、商売(八百屋さん、タレントさん)、神仏(神さん仏さん)、果ては食べ物や道具(お粥さん、へっついさん)等でも、親しみを表すものとして認めるに吝かではない。お役人さん、お巡りさん、天皇さん、には抵抗があるが、ま、そういう気分の民もいるのが浮世なり。
 しかしだ。団体の固有名にサンはいかん。だって固有の団体を尊敬してどうするの。
 愛したりしちゃ剣呑でしょう。人権を真似て、アメリカ発の「団体権」等という考えがあるようだが、かっかっかっ、笑止千万。権利は個にあり。敬意は個に払い愛は個に注ぐべし。名ある団体を敬し愛し、あるいは敬せよ愛せよと強要されて、散々な目にあってきたのに、お主ら、まだ分らんのかっ。大日本帝国時代の事ではない。
 自民党さん、東京電力さん、と敬愛してきたために、広大な荒れ地と多くの難民を頂き、子らの健康が脅かされているのじゃないのかっ……。あ、殻の蝶番がずれたて。
 ンもう、殻の開きが悪くて、あんまり見えんから知らんけど、まさかジャーナリストが、自民党サンとか言って仕事しているのではあるまいな、もしそう…う……z…zz……zzz(週刊金曜日)


《【反戦・敗戦】特集》

《安倍が敗戦の日に露骨! 靖国神社の源流の神社に参拝し、自民党声明から「民主主義、基本的人権の堅持」削除》

 敗戦記念日、安倍(戦争)首相は全国戦没者追悼式に参列し「戦争の惨禍を二度と繰り返さない、歴史と謙虚に向き合いながら、どのような時代であっても、この決然たる誓いを貫いて参ります」と式辞を述べた。しかし「歴史と謙虚に向き合う」と口にする一方で、アジア諸国への加害責任については一切言及しなかった。更に安倍(戦争)首相は今年も靖国神社に「自民党総裁 安倍晋三」の肩書きで玉串料を奉納。代理として靖国神社に趣いた柴山昌彦・自民党総裁特別補佐によると、安倍(戦争)首相は「本日は参拝に行けずに申し訳ない」と話していたという。しかも安倍(戦争)首相は、前日に山口県宇部市にある琴崎八幡宮を公式参拝。
 実は、この琴崎八幡宮は〈靖国神社の源流となった神社〉(同八幡宮HPより)なのだという。つまり安倍(戦争)首相は総裁選を控え、靖国神社の代わりとして、その“源流”に参拝する事で、極右支持者達にアピールしたとしか考えられない。
 侵略戦争の美化する靖国神社に、あからさまに思いを寄せておいて「歴史と謙虚に向き合う」と宣う─。このような歴史観に立つ人間が、改憲によって戦争ができる国に変えようとしている事は恐怖以外の何物でもないが、もう一つ、安倍(戦争)首相が目指す改憲を暗示する声明が公表された。自民党の「終戦記念日にあたって」という声明だ。
 自民党が公表した、この声明は、昨年の声明には書かれていた“ある箇所”がゴソット削除されているのだ。去年あったのに、今年削除されたのはこんな文章だ。〈今後も自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を堅持〉言わずもがな「自由、民主主義、基本的人権、法の支配」は現行憲法の原理原則だ。この重要な文章を今年、削除してしまったというのは、完全に現在の自民党の本音を露わにしていると言っていいだろう。

 実際、安倍(戦争)首相の周辺にいる自民党議員達は元々、改憲によって「基本的人権」や「民主主義」を制限することを強く主張してきた。安倍が会長を務める超党派の議員連盟・創生「日本」が2012年に開催した研修会では、参加議員らが憲法改悪に向けて気勢を揚げ、稲田朋美は「国民の生活が大事なんて政治はですね、私は間違っていると思います」と主張。更に第一次安倍内閣で法務大臣を務めた長勢甚遠氏は、自民党改憲草案に「反対」だと言い、こう続けた。「国民主権、基本的人権、平和主義、これは堅持するって言っているのですよ。皆さん。この3つはマッカーサーが日本に押し付けた戦後レジームそのものじゃないですか。この3つをなくさなければ、本当の自主憲法にならないのですよ」
 国民主権、基本的人権、平和主義を憲法からなくせ─。下に恐ろしい主張だが、これは何も長勢だけの意見ではない。実際のところ自民党改憲草案は、基本的人権を《侵すことのできない永久の権利》と定めた憲法97条を全面削除しているし、今年3月、憲法改正推進本部がまとめた改憲4項目の内の一つである緊急事態条項は、内閣の権限強化と同時に国民の基本的人権を制限する「私権制限」が盛り込まれている。こうした戦前回帰志向の延長線上で出てきたのが、今年の自民党の「終戦の日」声明からの「自由、民主主義、基本的人権、法の支配」削除なのだ。「自民党の声明の草案を創ったのは、おそらく安倍(戦争)首相側近の萩生田光一幹事長代理あたりじゃないでしょうか。いずれにしても安倍総裁の意向が入っていることは間違いありません」(全国紙政治部記者)
 安倍(戦争)首相は、ここにきて自民党の憲法改悪案を秋の臨時国会に提出する考えを打ち出し、総裁選を改憲PRの機会にしようとしている。無論、PRではソフトな話しか持ち出さないだろうが、実際の目的は、国民の権利を奪い、戦前回帰を目指すものであることは何も変わっていない。今回の自民党声明文は安倍(戦争)首相が、この先、何をやろうとしているのかを雄弁に物語っている。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)


《俳優の故-加藤剛が「安倍政権は憲法違反の政権」!生前繰り返し語った戦争への危機感と憲法への思い》

 今は亡き俳優の加藤剛氏(享年80歳)。加藤剛氏といえば、30年近くに亙って続いた『大岡越前』での大岡忠相役が印象的だが、もう一つ知られている側面が、戦争を知る世代として「俳優」の仕事を通して、平和への思いを伝え続けてきた姿だ。加藤氏は1962年にテレビドラマ版『人間の條件』で本格的なデビューをしている。『人間の條件』では、第二次世界大戦中の満州を舞台に、激化する戦争の中においても、自らの正義を貫き通す役を演じた。
 デビュー作が『人間の條件』であったという事は、加藤氏の俳優としてのキャリアの方向性を決定づけたようだ。彼は、このように語っている。「『人間の條件』で、平和な世の中を創り、戦争に反対する事が、僕の俳優という仕事の基本になりました。以来、どの作品に出ても、平和のために自分は何ができるかと考えてきました」
 その後、加藤氏は『大岡越前』や、映画『砂の器』といった作品をヒットに導く一方で、「戦争」を題材にした作品にも多く出演している。木下恵介監督作品『この子を残して』では長崎で原爆により被爆した放射線医学の永井隆博士を演じ、また舞台『コルチャック先生』ではユダヤ人孤児院の院長でナチスの弾圧の下、ガス室におくられたヤヌシュ・コルチャックを演じた。2014年のインタビューでも「僕は戦争反対の一心で俳優を続けてきましたから、観客の心に平和への思い、弱い人への思いやりを、これからも与え続けられるよう、仕事を続けたい」と語り、その俳優人生をかけて戦争反対の思いを貫いてきたことを明かしている。加藤氏のこうした反戦への強い思いは、加藤氏自身の生い立ちと無縁ではない。
 加藤氏は1938年に静岡で生まれた。東京方面に向かうB29から焼夷弾が落とされる事も珍しくない環境で育つ。加藤氏は、この戦争で身内を二人も亡くしている。

 一人は、実の兄のように慕っていた義兄。軍医だった義兄は北マリアナ諸島のテニアン島で頭部を撃たれて即死した。また二番目の姉は結核を患っており、戦後の厳しい食糧難と物資不足の中で、まともな医療を受けられなかった事が災いして亡くなってしまった。
 まだ28歳の若さだった。そんな加藤氏にとって、近年の日本の状況は看過できるものではなかった。特に第二次安倍政権以降の動きには、直接的な表現を用いて痛罵している。
「今の政権は、憲法違反の政権です。アメリカの戦争に協力するため、勝手に憲法の解釈を変えて、戦争法を通してしまった。安倍首相は『国民に理解されていないから反対されている』等と言うが、私達は戦争への道を開く事になる法律だとよく理解しているから反対しているんです」戦争が終わった事で「もう枕元に防空頭巾を置いて寝なくていいのだ」と心からの安堵を抱いた経験をもつ世代として、日本国憲法、特に9条は何ものにも代え難い希望だった。加藤氏は日本国憲法を「戦争で命を奪われた人達の夢の形見」とまで呼んでいる。「私は、憲法は戦争で命を奪われた人達の夢の形見だと思っています。多くの犠牲の上に、今の平和な世の中がある。だから私達には、子供達のために憲法を守る使命があると思います」しかし、その憲法が今、危うい立場に追いやられようとしている。
 この国は過去の教訓を忘れ、再び「戦争ができる国」へ戻る方向へ舵を切りつつある。
 その先にあるのは、70年以上前に体験し、二度と繰り返さないと誓った戦争の再現だ。

<加藤剛、桂歌丸が生前語った戦争への危機感「戦争を知らない人が、国を動かしている」>

 今月2日に亡くなった落語家の桂歌丸は、17年8月5日放送『報道特集』で、戦争を知らない世代の政治家達がまともな勉強もせず、安易な気持ちで戦争に関わる法整備へ踏み出すことを「『戦争を知らない政治家が戦争に触れるな』と言いたくなるのです。戦争を知らなかったら『戦争をもっと研究しろ』って言うのです。『戦争っていうのは良い物なのか悪い物なのか、この判断をきっちりとしろ』って言いたくなるのです。それを、ただ上辺だけで話しているから、可笑しくなっちゃうのです」と痛罵していた。特にネトウヨにも聞かせたい。
 同じ事を加藤氏も語っている。「国を動かしている人達が何故、そんな世の中にしたいのか、戦争を体験した僕には全く理解できません。本当の戦争というものを知らないからでしょうか」戦争を知る世代が最期に残した「平和」への思いを、私達は、その真水どおり受け止めなければいけない。(基本文献-リテラ/管理者:部分編集)
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《全国大学人権教育交流会【第51回企画:ご案内】》

◎テーマ:~どう考え、どう取り組むか『特別の教科-道徳』と人権教育(パートⅡ)~
◎開催日:2018年8月25日(土)13時~17時(受付12時30分~)
◎場 所:大阪人権博物館(リバティおおさか)大阪市浪速区浪速西3-6-36
 ●電話:06-6561-5891/FAX:06-6561-5995/HP【http://WWW.liberty.or.jp】
◎参加費:1000円(学生-無料)


《【南京の記憶をつなぐ】結成のつどい》

◎記念公演:南京大虐殺 その時、大阪では?-ちまたでは提灯行列や博覧会-
 ●講師:塚崎 雅之さん(元府立高校社会科教員)
  *その他、企画講演・映画上映・合唱団出演、有り。
◎日時:9月29日(土)13時30分(開場13時)
◎場所:国労大阪会館大会議室(JR天満駅西へ徒歩-数百ⅿ)
◎参加費:500円
◎主催:【南京の記憶をつなぐ】実行委員会
 ●連絡・問合せ-銘心会南京(090-8125-1757)


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*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
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(民守 正義)