リベラル勢力総結集・安倍政権打倒!(71)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【国家冤罪】今市事件、被告の母が無罪判決願う思い激白!有力証拠は「自白」のみ/片岡 健(ジャーナリスト)》
無実を訴えている勝又拓哉被告が一審の無期懲役判決を不服として控訴している今市事件は、冤罪を疑う声が多い。8月3日の高裁判決を前に、勝又被告と母のS子さんが現在の思い等を明かした。
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「今は100%不安です」二度目の判決を1カ月後に控えた7月初旬、勝又拓哉被告の母S子さんは、心境を語った。「一審の時は拓哉が無罪判決で出てくると思い、アパートも手配していたのに、あんな結果でした。それに袴田巌さんのような誰もが無実と思う人も、あんな事(再審開始決定取り消し)になる訳ですし…」6月に結審した控訴審は弁護側が攻勢だったとの声も多いが、やはり家族は楽観できないようだ。2005年12月、栃木県今市市(現・日光市)で小1の女の子が失踪し、茨城県の山中で刺殺体となって見つかった「今市事件」。
発生から8年半を経て逮捕された台湾出身の男性・勝又被告は一昨年4月、宇都宮地裁の裁判員裁判で無実を訴えながら無期懲役判決を受けた。だが、めぼしい証拠は捜査段階の自白のみ。しかも公判で再生された取り調べの映像で、検察官が勝又被告を面罵しながら自白を迫っていた事が明らかになり、有罪を疑問視する声は多かった。
東京高裁の控訴審では、弁護側の法医学者に自白の矛盾を次々指摘され、検察側は殺害の場所や日時に関する主張を変える「訴因変更」に追い込まれる事態に。
逆転無罪判決が出てもおかしくない状況だ。そんな中、S子さんは勝又被告が逮捕されてから現在までの経緯を改めて聞かせてくれた。
<別件逮捕で自白>
勝又被告が今市事件の容疑で逮捕されたのは2014年6月のこと。
が、実際はその4カ月あまり前、勝又被告はS子さんと一緒に商標法違反の容疑で別件逮捕されていた。容疑内容は、偽のブランド品を販売目的で所持した疑い。
この別件での勾留中、検察官らから今市事件の容疑を追及され、認めたために殺人容疑で再逮捕されたのだ。S子さんがこう振り返る。「私の当時の仕事は、台湾で仕入れた骨董品を売ることでした。そんな中、お客さん達に頼まれ、台湾でルイ・ヴィトンのコピー品も仕入れて売っていたのです。違法なのは解っていたので、逮捕された時は仕方ないと思いました」しかし起訴後も保釈されず「変だな」と思い始めたという。「留置係の人も『偽ブランド品で捕まった人はみんなすぐ保釈されるけどね』と不思議がっていました。そうしたら拓哉が、今市事件の容疑で逮捕され、驚いたのです」この時、S子さんは鹿沼市の自宅最寄りの鹿沼署で勾留されたが、勝又被告は今市事件の捜査本部があった今市署で勾留され、別件逮捕が今市事件の捜査のためだったのは明白だ。当時、S子さんには忘れられないことがある。
「逮捕当初は拓哉と手紙をやり取りできましたが、拓哉の手紙は『捕まっちゃったねー』という呑気な感じでした。取り調べでは、拓哉がヴィトンのコピー品と一緒に写った写真も見ましたが、拓哉は笑っていました。今市事件の犯人なら、あんな余裕はないと思うのです」
<母の病気が心配で…>
裁判では、勝又被告が容疑を「自白」後、面会に来た姉を通じてS子さんに渡した手紙の内容も争点だ。手紙では、S子さんに謝る内容が書かれており、検察官は勝又被告が今市事件の犯行を自認したためだと主張しているのだ。S子さんはこれを否定する。
「その拓哉の手紙は、自分が定職につかなかったため、私が偽ブランド品の販売を続けざるをえず逮捕されたことを謝っているとしか読めませんでした」実はS子さんは重病を患っており、被告は心配していたという。実際、手紙には「思えば、お母さんが病気になって、その頃からでも、ちゃんと働きはじめれば、今の情況にはならなかったと思う」と綴られており、今市事件のことを謝る意図の手紙とは到底思えない。S子さんもこう言う。「私は当時、入院寸前の状態でした。拓哉は私を早く釈放させたい思いもあり、今市事件のことを自白したのではないかと思います」筆者はこの点を勝又被告本人に面会して確認したことがあるが、勝又被告も「自白すれば、母を早く(外に)出してあげられるとも思った」と言っていた。
この主張は、母宛ての手紙の内容とも整合する。「裁判を傍聴しても、拓哉の無実は明らか」と確信したS子さんは現在、支援者たちと共に市民集会などで勝又被告の無実を訴える活動を展開。東京拘置所に収容中の勝又被告には般若心経の写経をさせる等「神にもすがる思い」で無罪判決を願っている。「拓哉が逮捕された後、拓哉の姉や妹に次々に子供が生まれましたが、今の拓哉には写真しか見せてあげられません。無罪判決を取って出所できたら、甥や姪を抱かせてあげたいです」
<期待と不安で一杯>
一方、勝又被告は現在の想い等を便箋4枚に綴ってくれた。主要部分を抜粋して紹介する。
〈今の判決を待つ心境は期待と不安で一杯ですね。裁判長は最終弁論の時、弁護士の話を、熱心にメモを取っているのをみて、手応えを感じました。検事の話の時は検事の渡した紙をバラバラとめくるだけで、そこに期待がわきました(略)不安な面は自分の口から、もっと「自分は無実です」を言いたかった。証人尋問は20分で、しかも聞かれた事しか言えないので、そこに不安を感じました〉不安な思いもある中、S子さんに言われた般若心経の写経は毎日、続けているそうだが「心が鎮まる気がするので、20分位かけて書いています」との事だ。
手記には、怒りも綴られていた。〈今でも1審の裁判員裁判には怒りが治まらないです。無罪を勝ち取って裁判長や裁判官には反省してほしいです(略)録々(筆者注:取り調べの録音録画映像のこと)の最後の部分だけをみて、有罪にするのはおかしいでしょう。「その前の取り調べをみてよ」と言いたいです。裁判員達も反省してもらいたいです〉
取り調べ担当の捜査官達にも消せない怒りがあるようだ。〈無罪を勝ち取って、大友検事と松沼刑事と阿部検事を訴えたいと思っています。同じ冤罪が繰り返させないためにも、訴えないといかんと思います〉無罪判決で出所できた場合のことについては、〈台湾から日本への観光ガイドをやりたいですね。おじさんがやっているので、その伝を頼ってやりたいと思います〉勝又被告は周囲の人達への感謝の思いも綴っていた。〈今は家族、特に母には感謝しています。毎週、会いにきてくれる事が本当に心の支えになりました。それと支援者からの手紙に、励ましに支えられていましたね。弁護士にはマスコミの対応や今まで私の無実を信じてくれて、闘ってくれて、本当にありがたいです〉
今日、警察・検察・裁判所は「談合3兄弟」と言われるほど、単純冤罪事件でも、無罪を勝ち取るのは相当、困難。しかし一方、裁判所は世論の動向にも弱い。
8月3日、勝又被告は家族や支援者、弁護士と喜びを分かち合えるだろうか。
【管理者補足】因みに管理者も検察審査会裁判員第一次抽出に当たり、簡易裁判所に出頭。
出席者人数も23人程度で、第二次抽出(最終)も11人である事を知っていたので、裁判員対応可能か、どうかの「アンケート」にも「全て対応可能」で提出したが、結果は選出されなかった。その後、ある調停で、簡易裁判所に苦情を主張した際(本ブログ(38) 《【森友学園疑獄:インタビュー】検察審査会は社会正義の“砦”になるのか》文中で既報済み)、管理者が簡易裁判所事務局職員に「そもそも第二次抽出の際には、無作為と言いながらも、第一次抽出選出者を対象に、素行・思想調査等を行っているのではないか?」と問い質したところ、事務局職員は黙認し否定しなかった。それぐらい警察・検察・裁判所は「談合3兄弟」である事を、社会常識として知っておくべきだ。(週刊金曜日/管理者:補足編集)
《【国家虚偽】国後、択捉は千島列島に含まれないとウソ繰り返す日本政府》
「千島列島で始まり、千島列島で終わった太平洋戦争」。福井照・沖縄北方担当相が北海道中標津町で開かれたシンポジウムでこう発言した。1941年の太平洋戦争開戦時、択捉島から日本の艦隊が出撃したことを示したものだが、その後「北方四島は千島列島に含まれない」とする政府見解とは異なる―との指摘を受けて謝罪した。しかし日本政府の「国後・択捉(北方四島)は千島列島に含まれない」とする見解は、国際的には詭弁以外の何物でもない。第2次大戦以降、日本の領土を決定づけたのが、ポツダム宣言(1945年)とサンフランシスコ平和条約(1951年)である。日本はポツダム宣言を受け入れて戦争を終結させ、サンフランシスコ平和条約を受け入れて独立国家となったが、領土問題で、どのような表現が使われてきたかを知っている国民は少ないだろう。ポツダム宣言は〈日本國ノ主權ハ本州、北海道、九州及四國竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ〉とし、この時点で日本は〈本州、北海道、九州及び四国〉以外の地について〈日本固有の領土として日本のものとする〉という主張を放棄した。1946年1月29日、連合軍最高司令部訓令第677号は、日本の範囲として〈千島列島を除く〉約1千以上の島を明記した。
そしてサンフランシスコ平和条約第2条で〈日本国は千島列島を放棄する〉と規定したのだ。重要なのは、この時、首席代表の吉田茂首相が行った演説である。吉田首相は国後、択捉を「千島南部の島」と述べた事だ。日ソ国交回復の時、重光外相は国後、択捉をソ連領と認めることで平和条約を締結しようとしたが、この時、米国務省は「サンフランシスコ平和条約で放棄した領土の主権を他に引き渡す権利を持っていない」という覚書を送付。
日本が放棄した千島列島の中に国後、択捉が含まれているという立場を取った。
だが日本政府は国後、択捉は千島列島に入っていないという立場を取っている。
嘘を言い続けても、国際的には何の効果も利益もない。(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)
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《全国大学人権教育交流会【第51回企画:ご案内】》
◎テーマ:~どう考え、どう取り組むか『特別の教科-道徳』と人権教育(パートⅡ)~
◎開催日:2018年8月25日(土)13時~17時(受付12時30分~)
◎場 所:大阪人権博物館(リバティおおさか)大阪市浪速区浪速西3-6-36
●電話:06-6561-5891/FAX:06-6561-5995/HP【http://WWW.liberty.or.jp】
◎参加費:1000円(学生-無料)
《【南京の記憶をつなぐ】結成のつどい》
◎記念公演:南京大虐殺 その時、大阪では?-ちまたでは提灯行列や博覧会-
●講師:塚崎 雅之さん(元府立高校社会科教員)
*その他、企画講演・映画上映・合唱団出演、有り。
◎日時:9月29日(土)13時30分(開場13時)
◎場所:国労大阪会館大会議室(JR天満駅西へ徒歩-数百ⅿ)
◎参加費:500円
◎主催:【南京の記憶をつなぐ】実行委員会
●連絡・問合せ-銘心会南京(090-8125-1757)
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*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
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(民守 正義)
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