リベラル勢力総結集・安倍政権打倒!(68)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【改憲騒乱】米国には逆らわないのに威張りたがる右派の心理:幼稚な「安倍」の「大日本帝国ごっこ」/斎藤貴男(ジャーナリスト)》
米国には卑屈でも、自分達が「栄光の時代」と思っている戦前のムードに浸りたいがために、安倍(戦争)首相や右派が興じているのが「大日本帝国ごっこ」だ。
こんな子供染みた懐古趣味で、平和憲法が破壊されてはたまらない。
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安倍(戦争)首相が改憲に執着するのは、三つの理由があります。先ず①「大日本帝国ごっこ」をやりたい。そしてそのために②米国に徹底的に服従する。次に③外需獲得のために、ある種の「帝国主義国家」を作り上げる─という、3点に他なりません。
先ず①ですが、首相本人は気持ちだけは「ナショナリスト」で、現在の日本を戦前のようにアジアを支配しようとした大日本帝国のような姿にしたくて仕方がない。
戦前に戻したい。もちろん、そんな事をしたら米国が黙っていません。
日本の首相など米国が決めるようなものですから、即刻首を斬られるでしょう。
だから「ごっこ」なのであって、最初からできるはずもないのですが、安倍(戦争)首相は、少なくとも自分の中では、それができたような気持ちに浸っていたいのです。
幼児そのものの心理ですが、この「大日本帝国ごっこ」をしたがる気分は、社会の中にもある。新自由主義経済の時代ですから、個々はバラバラにされ、貧困層が蓄積して「経済的徴兵制」さえ実現しつつあるようです。当然、拠り所がなくなって各自のアイデンティティも喪失しますが、そこで国家に縋り付いたり、「日の丸・君が代」や天皇、靖国神社に執着する事に癒しを求めようとする人も現れる。しかし本当の大日本帝国等できるはずもない。
だから不満のはけ口として大日本帝国時代に下に見ていた中国や韓国を支配者みたいな顔をして蔑視して威張り散らす。「嫌中・嫌韓」という言葉に象徴される歪んだ心理は、安倍(戦争)首相と共通しています。しかし所詮は「大日本帝国ごっこ」でしかないにしても、それだけでは米国に警戒されますから、とにかく②の対米従属に徹する。 こうした①と②の傾向は以前から自民党全体にあり、「愛国心」を強調したり、「日の丸・君が代」を教育現場で押し付けたりする一方で、対米従属に徹するダブルスタンダードを続けてきたのは周知の事実です。①と②は一見相容れないように見えて、実は相互補完の関係にありました。
そして、この関係性が最も色濃く出ているのが、安倍(戦争)首相なのです。
<米国に重宝な首相>
それでも、さすがに従来は、仮にも一国の指導者が①と②を同時にやるのは気恥ずかしい、程度の嗜みはあったでしょうが。しかし安倍(戦争)首相の場合、改憲を主張したり、「日本を取り戻す」だの「戦後レジームからの脱却」といった「ナショナリスト」のような発言を濫発する一方で、これほど米国の言いなりの首相もおりません。
「ナショナリスト」ぶりながら、そういう事を気恥ずかしさもなく平気でやれるのは、敢えて言わせてもらえば、首相自身が臆面もない「恥知らず」だからです。
安倍(戦争)首相の権力基盤については選挙制度等いろいろありますが、私は彼が米国にとって、あまりに便利なので重宝し、手放さないからだと考えています。
米国にとって安倍(戦争)首相は「大日本帝国ごっこ」を大目に見ておくだけで、2015年に成立した戦争法(安保法制)にように、とことん都合よく動いてくれる政治家です。
彼にすれば「大日本帝国ごっこ」をやりながら、それでも“宗主国”の米国に可愛がって貰うためのやり方のつもりなのだと思いますが、それが米国の戦争を肩代わりする事だった。
米国はここ十数年、世界戦略に人やカネを出したがらなくなり、日本に「応分の負担」を強く求めるようになりました。日本の側も、1991年の湾岸戦争でカネだけ出して戦争しなかったと批判され、トラウマみたいになった経験があって支配層は、いつか米国と共に戦争しなくてはならないと思い込んでいる。そして安倍(戦争)首相がこれからやろうとしているのは、極端に言えば、米軍に自衛隊を「グルカ兵」のような傭兵として差し出すこと。
ただ自衛隊員に「自分達は米国のために命をかけるのか」と思われたら困るので、その事が「国益」なのだと刷り込ませる。結局、彼らは騙されるわけですが。
最後の③ですが、これも自衛隊と関連しています。今後、日本経済は少子高齢化に向かうにつれ、内需が縮小して企業の売上げも減少します。対策として先ず考えられるのは、外需へのシフトですが、輸出だけではコスト高で競争力がありません。
そのため安倍政権が2013年3月に関係閣僚を集めて立ち上げたのが「経協インフラ戦略会議」でした。これこそ国策としてのインフラシステム輸出に他なりません。
新興成長国で、インフラ建設をコンサルティングの段階から主導する。
どこに首都を建設し、さらに第二の都市を建設して、両都市を高速道路や高速鉄道で、どう結び、通信網をどう整備するかを決定する。施工や資材調達、メンテナンス、運営を全部日本企業がパッケージにして引き受ける。その中核に原発建設が位置づけられていることにも要注意です。国策ですから個々の企業の努力だけに任せず、首相自らがトップセールスマンとして世界中で受注を獲得する。受注できた国に地下資源が豊富なら、優先的に回してもらう。しかし問題は、資源が豊富な国は地域紛争やテロが起きやすいため、日本の給与所得者や労働者が社命で現地に赴いても、何があるか分からない点です。
<「これは帝国主義だ」>
実際、2013年1月にアルジェリアで国営企業と英国やノルウェー、日本等が参加した合併企業の天然ガス精製プラントが武装勢力に襲撃される事件が起き、日本人10人が死亡しました。その直後に自民党と公明党のプロジェクトチームが設置され、座長だった自民党の中谷元衆議院議員にインタビューしたことがあります。中谷座長が言うには、「米国もフランスも、資源国にビジネスで行くのは危険なので、警備会社や傭兵を連れていくのが国際経済社会のスタンダードだ。だが日本人は丸腰で行く」と。そして「これからは、日本もそうなっていかなければならない。だが憲法9条が、あるから自衛隊が持って行けるのは車輌ぐらい。今後の検討課題だ」と語っていました。それを聞いて、はっきり「これは帝国主義だ」と思いました。昔の帝国主義は、過剰人口のはけ口として植民地を獲得したと言われましたが、現在は過剰になった資本が外へ向かう。国際関係論では「インフォーマル帝国主義」と呼ぶそうですが、日本はこれをやろうとしているのです。
特にインフラ輸出は国策でやるので、そのために海外へ行く日本人は“産業戦士”ということになりますから、自衛隊が用心棒としてついて行き、海外の市場をこじあける。
ただ現在の憲法のままでは自衛隊を米軍に好きなように使わせたり「インフォーマル帝国主義」のために海外派遣は、できません。しかし安倍(戦争)首相が狙うように改憲して憲法9条に自衛隊の存在を書き込めば、どんな名目であっても全てが可能になるのです。
「戦争安保法制」以上に恐ろしい法律ができても、9条の関連で議論される余地等なくなるでしょう。安倍(戦争)首相は、対米従属を自分の理想を叶えるための方便と考えているのかもしれませんが、もう方便ではなく本質になっています。
そのような首相に、決して改憲等させてはなりません。(週刊金曜日/管理者:部分修正)
《【現代「優性思想」】『バリバラ』で障害者が戦争中の過酷な差別を告白!「役に立たないから死ね」は、今も杉田発言や自民党の政策に》
*管理者は車椅子障害者である。その当事者から言うと「障害者の自己決定権」を冒されたり「鼻からできないでしょう」を前提に物事が決められ、進められる事等、要は「自分は、頑張っても社会の二軍止まりか!?」と思う事、多々である。でも管理者は拗ねたりしない。できるだけ明るく装い、自分で資格を付けて経験を積んで「産業カウンセラー」や「採用コンサルタント」等の自営業に勤しんでいる。しかし以下の原稿は「自分の頑張り」に、つい気を緩め「涙を流す」自分がいる。そうした心情に理解頂き、ご紹介したい。
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終戦から73年。今年も各メディアで戦争を振り返る企画が組まれているが「生き辛さを抱える全てのマイノリティの人達のバリアをなくすために考える」情報バラエティ番組『バリバラ』(NHK Eテレ)も、8月5日放送回にて「障害者×戦争」と題して戦争特集を放送した。
これは戦争を経験した世代の障害者に、戦争中どのような体験をしたのかを語ってもらう企画だったのだが、そこで語られたのは、人を人とも思わぬ扱いを受けたという、あまりにも過酷な体験の数々だった。先ず登場したのは、現在93歳の松田春廣さん。
重度の脳性麻痺を持っており、生まれつき身体が不自由な松田さんは学校に入学する事も認められなかったのだが、徴兵検査なしで徴兵免除とはならず、徴兵検査を受けさせられることになった。そこでの体験は生涯忘れられないものになったという。
「昭和19年、私は20歳でした。徴兵検査があり、受けさせられました。皆で裸になり検査を受けました。裸に(されて)辱め(を受けた)。皆、笑っていた。『穀潰し』って言われた」松田さんは、その後、戦況が悪化して食糧難になってからは御飯を与えて貰えなくなったという。口減らしのため「間引き」されそうになっていたのだ。松田さんは続けてこのように語っている。「恐ろしいことだ。私は殺されていたかもしれない。それはハッキリ言いたいな」戦争の極限状態の中にいれば人間は、どこまでも残酷になる。
脳性麻痺で生まれつき足が不自由な現在79歳の上村慶子さんは、6歳のとき空襲をきっかけに家族から「死んでしまえ」と言われた体験を語る。上村さんは足が不自由なため、母に背負われて逃げたのだが、防空壕から母がはみ出してしまったという。
上村さんは番組内で詳細に説明していないが、おそらく足の不自由な子供を背負って逃げるのが遅くなったため防空壕が、いっぱいになってしまい、母が入れなかったということなのだろう。無事、ケガ一つする事無く空襲を乗り切ったのだが、その際、兄弟から言われた言葉は残酷なものだった。「『お前のようなものがいるから。こんな辛い目に、お母さんを合わすなら死んでしまえ』っていう言葉が返ってきました。母が『慶子に言った言葉を取り消しなさい』って言いましたけど、本当に歩けないって事は、こんな辛いものかと思いました」「死ね」との言葉を投げつけたのは家族だけではない。上村さんは続けて語る。
「近所の人でしたけど『子供を死なせなさい』って『去勢しなさい』って。社会全体がそうだったのですね。もう生きていく資格もない。生きていく資格のない者は殺せって」優生思想が幅をきかせた戦時中は、教育現場でも残酷な扱いが公然と行われていた。番組では1943年7月2日に京都盲学校で満州建国大学の森信三教授が話した講話を紹介している。
〈貴方方は少年航空兵にもなれず、潜水艦にものれず、直接召に応じて出征することが出来ない身の上であります。敵と体あたりをして散ってゆく同年輩の青年、さうした人々と自分とを引き比べてみて、目の不自由から来る身の至らなさに思ひを致されなければなるまい〉
戦争の役に立たない人間は生きる資格がないとでも言わんばかりの言葉で、これを聞かされた生徒の心中は察するに余りある。ただ『バリバラ』の戦争特集が伝えたのは、戦中世代の障害者が語る筆舌に尽くし難い体験を受けたという過去の記憶だけではない。
2018年の今も、この社会で全く同じ事が起きていることを指摘したのだ。
<「戦争」が「経済」になっただけ「役に立たない人間は死ね」は変わらない>
その象徴的な例として挙げられたのが、2016年7月に発生した相模原障害者殺傷事件。
この事件で19人もの人々を殺害した犯人は「障害者は不幸しかつくれない。いない方がいい」等といった優生思想に基づく強い差別意識をもっていた。そして、この事件で明るみになったのは、犯人のような差別的な考えをもつ人は決して少なくないという事実だった。
番組レギュラーの大橋グレース氏はこのように語る。「そのときネットに出ていた『障害者でお金がかかる人は死んでも当然だ』とかっていう言葉と内容が(戦争中と)あまり変わらないと感じましたね」同じく番組レギュラーの玉木幸則氏も「戦争」が「経済活動」に置き換わっているだけで、障害者を巡る視線は然程、変わらないと指摘する。
「戦争のときは、戦争の役に立つか立たないかという指標があって、今は今で経済的な活動の役に立つか立たないかという指標があって、それでいくとね、凄くキツいなと思うのですよね」大橋グレース氏は多発性硬化症を発症し、呼吸器を付けて生活しているが、やはり、その事に対しても差別的な言葉を投げかけられることがあるという。
「私自身も呼吸器使っていたら『金のムダだ』とか『皆のお金使って』と言われる事あるから、それは戦争の時代と何も変わっていないのじゃないかなって。やっぱり、命っていうのは、価値があるとかないとか分けられないものだっていうのを、本当に認識しないと、間違った優生思想の基に、この命は大事だけど、この命は大事じゃないとかってなってしまうと怖いなと、それは戦争がある時代も今も、そうなんじゃないかなと思っています」
つい先日、自由民主党の杉田水脈議員が「LGBTは『生産性』がないので支援する必要はない」等とする差別丸出しの主張を「新潮45」2018年8月号に寄稿し、大きな問題となったのは記憶に新しい。しかも安倍(差別)首相のゴリ推しの下、自民党入りした彼女に処分が下る事はなく、杉田議員からは、いまだに説明や謝罪の声はない。
自民党や安倍政権の本質、日本社会の本質は、障害者に「国の役に立たない人間は死ね」と迫った戦争中と殆ど変わってないということだろう。この社会を変えないかぎり、障害者が戦時中に受けた残酷な体験はこれから益々「当たり前のこと」になってしまう。
『バリバラ』の戦争特集は、その事を再認識させてくれた。(基本文献-リテラ)
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《【南京の記憶をつなぐ】結成のつどい》
◎記念公演:南京大虐殺 その時、大阪では?-ちまたでは提灯行列や博覧会-
●講師:塚崎 雅之さん(元府立高校社会科教員)
*その他、企画講演・映画上映・合唱団出演、有り。
◎日時:9月29日(土)13時30分(開場13時)
◎場所:国労大阪会館大会議室(JR天満駅西へ徒歩-数百ⅿ)
◎参加費:500円
◎主催:【南京の記憶をつなぐ】実行委員会
●連絡・問合せ-銘心会南京(090-8125-1757)
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。【費用:交通費等、実費+α(委細相談)】
②「企業内人権研修」等の講師派遣も行います。【但し有料(2万円程度-委細相談)】
③採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
(就職活動中の方には必見!)
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
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(民守 正義)
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