リベラル勢力総結集・安倍政権打倒!(62)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《【日朝関係】「安倍」に対北朝鮮外交は無理/石坂 浩一(立教大学准教授)》

 これまで「北朝鮮の脅威」を煽り、拉致問題を政治利用してきた安倍(戦争)首相が、今になって日朝首脳会談を言い出した。米国の顔色を窺うだけの無能な首相に、対北朝鮮外交を任せられるはずがない。
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 安倍(戦争)首相は6月16日「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の問題、拉致問題は私自身の責任で解決しなければいけないという強い使命感を持っている」と述べ、自民党総裁選3選に向けて出馬の意欲を示しました。しかし拉致被害者家族の蓮池透氏が述べているように、安部(戦争)首相が、これまでやってきたのは、政権獲得や延命のため、いろいろな問題を利用することでした。今回も同じで、拉致問題を利用しようとしているようです。
 6月12日にシンガポールで行なわれた米朝首脳会談の共同声明では、朝鮮半島の完全な非核化と平和体制構築が謳われました。トランプ大統領は朝鮮半島に本気で取り組んでおり、北朝鮮も歴史的な転換点を生み出すために、不安定発言もありながらも、基本的には大胆な妥協を決意したと思われます。トランプ大統領は昨年の9月から10月以降、北朝鮮と水面下で交渉し、最後はCIAの長官だったポンペオ現国務長官が動いて話を詰めました。
 トランプ大統領は、目に見える形で北朝鮮の非核化を実現する成果が必要です。
 今の流れを基本とすれば、共同声明から大きく後退することはないでしょう。 北朝鮮もこの9月で、建国70年を迎えます。韓国に文在寅大統領の民主的政権が誕生し、米国にも前例に捉われない大統領が出てきた今こそ、金正恩国務委員長は勝負を賭けてきています。

<「お願いする」だけの醜態>

 安倍(戦争)首相は、これまで散々「北の脅威」だけを煽り、そのおかげで選挙にも勝ってきました。北朝鮮への対応では、無自覚に米国に追従するだけでした。
 しかし、これまでのように北朝鮮に対する「圧力一辺倒」だけでは済まなくなっています。今頃になって、急激に進んでいる米朝接近の流れに乗り遅れないように-と日朝首脳会談の開催を言い出しています。しかし首相は元々「その内あの国は崩壊する」とまで言った発想に捉われていました。散々、北朝鮮を悪く言い脅威を煽ることで、朝鮮民族への差別感情を高め、排外的世論を増幅した訳ですが、今になると、そうした世論が返って足かせになり身動きがつかなくなっています。マスコミにも大きな責任があります。
 いまだに米朝首脳会談を通じた歴史的転換の実践方向を探るより、北朝鮮が約束を守らないというあら探しに必死です。米朝の動きがどうあれ、日本が対北朝鮮外交でなすべきことは明確です。先ず「過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め」、「国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注する」と誓った2002年の平壌宣言を出発点とし、その具体化に向けた案を提示する事に他なりません。日本は、今の情勢を積極的に生かすべきなのです。
 しかし、これまでにした事といえば拉致問題をトランプ大統領にお願いすることだけです。これまで安倍(戦争)首相は、「拉致問題の解決なくして国交正常化はない」といってきました。けれども拉致問題は、国交回復を前提とした交渉の中でしか解決できません。
(むしろ「拉致問題」を日朝関係改善の歯止め理由にしてきた)
 今までの「日朝交渉中断の一番の戦犯的責任者」が安倍(戦争)首相ですから、関係改善には相応しくない人物です。(金正恩委員長も、何度も「『安倍』とは話し合わない」と言っている;平壌放送等)彼に代わる政治家がリーダーシップをとるべきです。
 日本は朝鮮戦争の公式の交戦国ではないのです。すぐ国交を正常化してもおかしくありません。北朝鮮にいる日本人配偶者や在日朝鮮人の往来を認め、在朝被爆者を支援する等、目に見える対応をして信頼関係を再構築するしかありません。日本政府は独自制裁を重ねてきましたが、今こそ在日朝鮮人に対する圧迫を止め、独自制裁を解除することで、真剣さを見せる時です。(管理者:部分編集/週刊金曜日)


《【インタビュー】石破議員「よくない改憲いらない」「安倍」案を批判》

 自民党の石破茂元幹事長に2日、インタビューした。石破議員は、自衛隊明記に関する安倍(戦争)首相の憲法改悪方針を厳しく批判した。9月の総裁選で論争になりそうだ。
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Q:総裁選に関する考えを。
◆自民党は「貴方も総裁を選べる」と勧誘して党員を獲得してきた。(2015年から)
 2回続けて無投票なんて党員に対する背信行為だ。私は3年前、地方創生担当相だったので総裁選に出なかった。政権を中心で支えているのに出るのは自己矛盾だからだ。
 自民党はイデオロギー政党ではないので、考え方は一つではない。政策や党のあり方で今の総裁と違う考え方があるならば、党員に問わなければならない。私の中に、あるべき総理・総裁像もある。
Q:立候補表明は、お盆の前か後か。
◆そんな事は分からないが、党運営のあり方や政策を自分なりに考えてきたつもりだ。
 党員、国民にきちんと示す事が必要で、(準備は)95%できている。残り5%、賛成か反対かは別にして私の言う事を理解して頂ける努力をし、整ったら表明する。
Q:今の党運営に不満があるのか。

◆大島理森衆院議長が異例の記者会見(7月31日)で述べた事を真摯に、謙虚に受け止めなければならない。(野党時代に作った)党綱領に「勇気を持って自由闊達に真実を語り、協議し、決断する」「国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる」と書いた。
 綱領に忠実でなければならないのに、国民の10人のうち9人は「自民党って今、ものを言わなくなっちゃったよね」と思っている。特定の人に有利な政策や有利な条件を作ってはいけない。犯罪でなければいいとはならない。
Q:学校法人「森友学園」「加計学園」の問題か。
◆とは言いません。
Q:安倍首相は自衛隊明記の改憲を争点にする考えだ。
◆争点の一つではある。
Q:総裁選で持ち出して決着させようとしている。
◆(2012年の)自民党憲法改正草案の位置付けはどうなったのか。全く無視して自分の考えを述べるのは違和感がある。9条について首相は党員に一度も語っていない。
「(自身の見解を述べた)読売新聞をみればいい」というだけだ。党内民主主義はどうなっているのか。9条第1項(戦争放棄)と第2項(戦力不保持)をそのままにして(新設の)第3項に自衛隊を書くのは論理が通らない。論理が破綻している「改正」には賛成できない。首相はよく「政治は結果が全てだ」というが、よくない結果ならいらない。
「石破の言っている事は正しいが、それは通らない」といわれるが、通す努力はしたのか。首相が一度でも語ったのか。努力をしないで「結果が全て」というのはおかしい。
 国民から厳しい批判を浴びている参院の選挙制度改革は、来年夏の参院選に(改憲が)間に合わないからこうなった。(自衛隊の位置付けが)何も変わらない「改正」なら、(選挙区の「合区」を解消する)参院の改正の方が急ぐ。
Q:どんな国のあり方を考えているのか。

◆100年先も存続し、あらゆる地域、世代、職業、マイノリティー(少数派)も含めて幸せを実感できる「持続可能な自立性ある国家」だ。
Q:来年10月の消費税率10%への引き上げに関する見解を。
◆財政規律を取り戻す事を綱領に定めている。引き上げは一つの手段として極めて有効だ。
 しかし消費税を上げて社会保障を削減するのは政治ではない。個人消費を喚起するには、特に低所得層の賃金を上げる必要がある。ここは配慮が必要だ。消費が鈍らないように、社会保障改革で将来不安も取り除かなければならない。
Q:防災省を提案している。
◆3年前から訴えていて、総裁選の争点にしようとしている訳ではない。今は防災担当相が国家公安委員長を兼務している。警察で重大な問題が起こったときに、(災害対応と)両方は極めて難しい。1人の閣僚が防災に責任を負う体制が必要だ。行政改革に反するという意見があるが、行革は誰のためなのか。防災省には多くの市町村長が賛同しており、「いらない」という意見ばかり聞こえてくるのは奇異な感じがする。
Q:地方創生をどう後押しするか。
◆人材、情報、財政支援をもっと加速すべきだが、市町村が、これまで地方創生交付金を最大限に生かしてきたかどうか。「地方創生とはこういうものだ」ということを原点に立ち返って訴える。
Q:北朝鮮問題にどう取り組むか。
拉致問題は日本の問題だ。米国やロシアに頼むことではない。東京と平壌に連絡事務所を置き、信頼関係を作らなければどうにもならない。
Q:参院竹下派で石破氏を支持する動きが出ている。
◆困難な状況の中で敢えて、そういう決断を頂けるとすれば、これに勝るありがたいことはない。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)


《【バラバラの対北朝鮮外交】政府、小中学生まで拉致問題啓発=収録メッセージ、ラジオで放送》

 前稿までも述べられてきたように、「日朝会談が前進すべき」この時にナント、また「拉致問題」を利用して政府は1日、中央省庁の業務について親子で学ぶ「こども霞が関見学デー」に合わせ、拉致問題について啓発するイベントを開いてしまった。
 若年層にも拉致問題へのプロパガンダを行うのが狙いのようで、純粋・無知な小中学生らには「偏向教育」とも言える、被害者に向けたメッセージ収録等にも行わせた。
 収録したメッセージは、北朝鮮の拉致被害者に向けた政府のラジオ番組「ふるさとの風」で近く放送する予定の念の入り様で、まさに一方では「北朝鮮との対話の機会を探る」と言いながら、北朝鮮が一貫して主張している「拉致問題は解決済み」で「対北朝鮮会談」がデッドロックに乗り上げている中での本取り組みは、逆に日本の「北朝鮮との対話の機会を探る」意思を「ウソでした」とメッセージを送るようなもの。
 おりしも東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議で3日夜、河野外相は「北朝鮮の李容浩外相と意見交換した」と記者会見で述べたが、北朝鮮-李容浩外相は「黙して語らず」で、「河野外相の発表だけ」という報道的には未確認情報になる。
 なお管理者は、上記イベント等について、朝鮮総連を通じて情報提供した。
 朝鮮総連は、本国に連絡する事を約した。(参考文献-時事通信社/文責:民守 正義)
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《【南京の記憶をつなぐ】結成のつどい》

◎記念公演:南京大虐殺 その時、大阪では?-ちまたでは提灯行列や博覧会-
 ●講師:塚崎 雅之さん(元府立高校社会科教員)
  *その他、企画講演・映画上映・合唱団出演、有り。
◎日時:9月29日(土)13時30分(開場13時)
◎場所:国労大阪会館大会議室(JR天満駅西へ徒歩-数百ⅿ)
◎参加費:500円
◎主催:【南京の記憶をつなぐ】実行委員会
 ●連絡・問合せ-銘心会南京(090-8125-1757)


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(民守 正義)