リベラル勢力総結集・奴隷労働法制等阻止!(96)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《ドイツから見た日本国憲法:日本で一番「もったいない」もの/辛淑玉(シン スゴ・人材育成コンサルタント)》

 日独両国に深く関わってきた友人達に、日本の憲法は貴方の目にはどう映るのか?と訊いてみた。「絵に描いた餅」と言われた。血肉になっていないというのだ。
 例えば2011年の東日本大震災のとき、ドイツ人の多くは、原爆を落とされた日本に原発がある事を知って驚き、理解できなかったという。原発は原爆と同じく核であり、戦争に直結する。彼らには被爆国の日本人が原発を認めるのは、「健康な生活を送る権利、生きる権利を行使していないから」と映るのだ。2回の世界大戦を経て世界の希望が込められた日本国憲法が「絵に描いた餅」なら、ドイツ基本法はどうか。ドイツ人の口からは、何かというと「ドイツ基本法では…」と枕詞にように出てくる。彼らにとって、ドイツ基本法は生活の根底なのだ。そこをベースに社会のルールが組み立てられている。
 だから権利の主体としての感覚も違う。通訳をやっていた友人によると、かつて日本が介護保険を導入しようとしていたとき、厚生大臣(当時)も含め、関係省庁の人々がワンサとドイツを訪れたという。視察団の「介護施設に嘱託医はいるのか?」という質問に、ドイツ側は「ドイツ基本法では、利用者は自由に医師を選ぶ権利があるので、施設の医者を利用者に押し付けることはない。利用者の数だけ医師(周辺のかかりつけ医を含め)がいる」と回答した。そもそも誰が主体なのかという視点が違うのだ。そう、自分の健康を維持するために自分で適切な医師を選ぶ権利を保障するのがドイツ基本法だからだ。

<民主主義教育も違う。>

 ある日本人駐在員の子供がドイツの小学校に入学したが、算数が得意なのに成績表には反映されていなかった。親は差別されていると思い、学校に抗議に行ったという。
 すると学校側は「授業は生徒と教師が一緒に作るものです。答えが合っているだけでは授業に参加したことにはならないのです」と言った。つまり3+5=8という計算式があったとき、どのような考えで、この結果に至ったかを説明することが求められるのだ。
 正解することより、その説明ができる事の方が重要なのだ。そして分からないときは「分からない」と伝えることが大事なのだ。親は、ドイツに来たばかりで子供は、まだ言葉が不自由だからハンディがあると言ったが、学校側からは「他の国々から来た子供達は、もっとドイツ語ができません。それでも皆、授業に参加しています。貴方のお子さんは、教室には来ていても授業に参加していないのです」と、きっぱり言われたそうだ。
 皆勤賞で100点なんて発想はここにはない。黙って座って良い点を取ることは教育ではない。「何故?」を考えて道筋をつけることが大事なのだ。そこから人間としての想像力が生まれる。「民主主義」は参加することから始まる。それが血肉となりドイツ基本法を活かすのだ。民主主義や平和は、誰かが与えてくれるものではない。
 問われているのは、「お上」任せで生きてきた敗戦後の73年なのだろう。活用すべきものをただ飾っておいたのだ。日本で一番もったいないのは日本国憲法なのだろう。 (週刊金曜日)


《【森友・加計学園疑獄】シリーズ》
《国会審議で“接待”否定せず 藤原審議官に「収賄罪」の疑い》

 やっぱり供応を受けたのか―。「加計学園」の獣医学部新設を巡り、当時「内閣府地方創生推進室次長」だった藤原豊(現・経産省審議官)が、加計学園から接待を受けたのかどうか、大問題になってきた。既に2015年8月、熊本県や岡山市、今治市に出張した際「加計学園」からクルマの提供を受けていた事が明らかになっている。さすがに利害関係者の「加計学園」から便宜供与を受けたことを「マズイ」と思ったのだろう。
 出張記録には、移動手段を「岡山市内~今治市内~松山空港は官用車利用」と虚偽の記載をしていた。当然、野党は「クルマの提供だけでなく、飲食の供応もあったのではないか」と追及していた。もし応がなければ、安倍内閣は否定すればいいだけの話。
 ところが野党議員の質問主意書に対し「質問の具体的な範囲が明らかでないため」として「お答えする事は困難」とする答弁書を閣議決定。更に28日の国会審議でもハッキリと否定しなかった。その結果「やっぱり接待を受けたのか」と、疑惑が深まっている。
 藤原審議官の出張の目的は、国家戦略特区・構造改革特区に関する意見交換だった。この2カ月前、内閣府は今治市と愛媛県から特区の申請を受けていた。
 供応があったのか、なかったのかが問題になっているのは「収賄罪」に問われる可能性があるからだ。元特捜部検事の若狭勝弁護士がこう言う。「先ず出張記録に虚偽の記載をしていたとしたら、理屈上は『虚偽公文書作成等罪』に問われます。更に供応を受けていた場合は、『収賄罪』に問われる可能性がある。特区の選定実務を仕切る地方創生推進室次長には、職務権限があったと考えられるからです。供応は賄賂と見なされる可能性があります」

■規制改革大好き人間

 藤原審議官は、文科省の担当者に「これは官邸の最高レベルが言っていること」と、加計学園の獣医学部新設を進めるように厳命したことも問題になっている。
 いったい、どんな人物なのか。「東大卒のキャリア官僚ですが、経産省の主流ではありません。内閣府等、いつも外にいるイメージです。本人は“規制改革大好き人間”。
 ただ他人の話を聞こうとせず、“規制改革は善”“反対するのは悪”という意識に凝り固まっており、準拠枠は極めて狭い。加計学園から提供されたクルマを利用したのは、接待というより、単純に電車よりラクだからということだったのでしょう」(霞が関関係者)
 供応を受けたのかどうか、「証人喚問」で本人を国会に呼んで聞くべきだ。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守 正義)


《8億円値引きで検査院対策 財務&国交省が“秘密会議”の衝撃》

 森友学園への国有地格安売却をめぐり、財務省と国交省の“謀議”を裏付ける新たな文書の存在が浮上した。28日の参院予算委の集中審議で共産党の小池晃議員が示した「航空局長と理財局長の意見交換概要」だ。この文書によると2017年9月7日、財務省の太田充理財局長と国交省の蝦名邦晴航空局長、両局の総務課長の4人が協議。
 値引きの根拠とした約8.2億円のゴミ撤去費の妥当性を調べていた会計検査院に独自の試算額を検査結果報告に明記されるのを避けるため、官邸や与党へどう働き掛けるか知恵を絞っていた。文書に記載された太田の発言は生々しい。「総額を消すことが重要」「少なくともトン数は消せないのではないか。金額よりも数の方がまし」と試算額の扱いを相談。「検査院に対しては官邸だからといって通用しない」「官房長官への対応をするのが基本」等と官邸を通じた検査院への圧力に言及し「政権との関係でデメリットも考えながら対応する必要がある」とも口にしていた。小池議員に事実関係を追及された太田は「それがどういう紙か、私にはわかりません」とトボけ、安倍(欺瞞)首相も「紙がどういう性格のものか承知していないのでお答えのしようがない」とはぐらかしたが、デタラメな値引きをごまかそうとしたのはミエミエだ。国に損害を与えた背任罪に問われかねない。
 そんな後ろめたい気持ちで動き回っていたのではないか。不当なダンピングが表沙汰になったらヤバイと慌てたのは明らかだ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。
「売り手は高く売ろうとし、買い手は安く買い受けようとする。それが通常の商慣習なのに、財務省が国有地を安く売るために奔走し、その後処理に腐心する異常な状況が浮き彫りになりました。安倍首相が〈私や妻が関係していたなら、首相も国会議員も辞める〉と大見えを切ったために、辻褄が合わない国会審議が延々と続けられ、国民の疑念は深まる一方です」捜査を進める大阪地検特捜部は関係者の立件を見送る方針だというが、そんな「決裁後公文書改竄も趣旨が変わらなければ許される」というメチャクチャな判断が、法的にも世論上も納得する訳がない。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守 正義)


《【安倍-外交音痴】日ロ会談は成果ゼロ♭プーチンは、とっくに見放し「安倍の末路」》

 国会審議から逃げるように向かったロシアでプーチン大統領との首脳会談を終え、27日帰国した安倍(外交音痴)首相。会談でプーチンに48分の遅刻を食らった上、懸案事項も尽く進展ナシ。今回で21回目の会談になる事から“個人的な信頼関係”と喧伝していたが、安倍(外交音痴)首相にとっては「頼みのプーチン」も、実は2~年前から、とっくに見切られていた事が露呈した。これだけ成果のない首脳会談が、かつてあっただろうか。
 一致したという「北の非核化に向けた連携」や「米朝会談成功の後押し」は、蚊帳の外の両国には「天気の話」のようなものだ。「日本側にとっては懸案問題」もロシアの対応は「冷淡でも既定方針」のとおりだった。「北方領土問題は具体的な進展は一切なく、元島民は残念がっています。元島民らによる航空機を使った北方四島への墓参を7月に行うと発表しましたが、これは昨年も行っていて目新しい事ではありません。安倍首相が目玉にしている北方領土での共同経済活動は、事業化を目指していたウニ養殖やイチゴ栽培について、合意できたのは調査団の派遣に留まりました。想定以下で“マイナス回答”でした」(外交関係者)首相官邸のインスタには、秋田犬(マサル)を抱くサギトワ選手と一緒の安倍夫妻が載っているが、これだって安倍(外交音痴)首相の勝手な演出で、テレビで見ている限り、秋田犬(マサル)も「ウソツキ、キライ」と嫌がっているようだった。

■プーチンが48分遅刻も

 首脳会談はロシア側の都合で48分も遅れた。プーチンが、日ロ会談の開始予定時刻に突然、新たに任命された閣僚とのミーティングを開いたからだ。安倍(外交音痴)首相はホテルの部屋で待機を強いられた。ロシア側の強い意向で、会談後の共同記者会見での記者質問は一問もできなくなった。プーチンは3月に大統領選に勝利したばかり。
 大統領の任期は2024年までだが、その後も首相でトップになる可能性もある。
 一方の安倍(外交音痴)首相は“内憂外患”で9月の3選も雲行きが怪しい。
 タップリ時間があるプーチンは焦る必要なし。瀕死の安倍(外交音痴)首相を足蹴にしてもおかしくない。これはロシアに限らず、「外交とは、それだけ冷酷かつシビア」なものだ。元外交官の天木直人氏が言う。「ロシアの対応は頷けるところがあります。プーチン大統領には、事務方から、安倍首相がモリカケなど国政で行き詰まっている事や、秋の3選が危ない事等が詳細に報告されているはずです。プーチン大統領が、先が長くない安倍首相を相手に話を詰めても意味がないと思っているのです。他国の首脳も安倍首相を同じように見ています。首脳相手に何を言っても相手にされないでしょう」
 国会審議を放り出して、ノコノコ海外に出向いて「支持率の回復」を狙う。
 もう、そんな思い上がりは止めたらどうだ!田中真紀子曰く「安倍は蚊帳の外で、何も言わない方が、国際平和の流れが円滑にいく」(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守正義)
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(民守 正義)