リベラル勢力総結集・奴隷労働法制等阻止!(52)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《「弱者の味方」掲げる企業が退職強要:サービス付高齢者住宅の保育士-配転無効求め労働審判》

 少し前の事だが、大阪近郊都市を中心にディサービス等の介護事業を行なう㈱アットホーム(本社、大阪府高槻市)が従業員保育室の保育士として正社員採用した二人に「生活サポートスタッフ(掃除・洗濯の雑用係)への配転か退職か」を迫る事件が起きた。
 保育の仕事を続けたいIさんとSさんは労働審判を申し立て、1月11日から審理が大阪地裁で行なわれた。同日、報告集会があった。

<嫌がらせくりかえす>

 IさんとSさんは、池田市にあるサービス付き高齢者向け住宅「ナースステーションさくら」で、従業員保育室で勤務していた。17年8月、保育室閉鎖の通告と他職種への配転を命じられた。二人は、保育室再開時には戻れるのかと確認を求めたが、会社は「今後保育に入ってもらうことはない」とし、配転に応じなければ会社都合退職との選択を突きつけた。
 納得できない二人は、なかまユニオンに加盟し団体交渉を求めた。
 会社は直ぐには応じず、保育室からの締め出し等の嫌がらせを加えてきた。
 適応障害と診断される等、二人への精神的圧迫が続いた。労働審判では、保育士として職種限定の雇用契約であり、異職種への配転命令は無効、応じる義務はないことの確認と会社の不法行為による損害賠償を求めている。報告集会で「会社側の思惑は」との質問に、代理人の晋門大輔弁護士は「不足する介護職員募集のため、保育室有りの看板が欲しかっただけではないか」と推し量った。二人は安全な保育運営のため、手洗い場の設置など施設改善を求めていた。こうした要求を会社は「無い物ねだり」(会社答弁書)と受け止めていた。
 二人への嫌がらせはそんなころから始まっていた。

<みんなの支援が大きな支え>

 ㈱アットホームは「社会的弱者の味方」を掲げ、労働組合や市民運動との交流もある。
 そんな中での退職強要だった。なかまユニオンは、本社の目と鼻の先にある公園で1月6日、もちつき大会を開催。近隣住民の参加を得、支援を広げた。地域の労組18団体が抗議FAXを送ってくれた。Sさんは「二人きりの小さな舟だったが、今では大きな船を皆が漕いでくれる。大きな支えになっている」、Iさんは「命令は間違いだったと会社に謝罪させたい。保育士として働きたいと訴え、逃げることなく頑張っていきたい」と思いを語った。
 なかまユニオンは早期解決をめざし、駅頭宣伝と共に社前集会、大宣伝行動を展開した。(基本文献-週刊MDS/管理者:部分編集)


《【加計・森友学園疑獄】シリーズ》
<加計問題:首相の説明「納得できない」79%>

 共同通信社が14、15両日に実施した全国電話世論調査によると、学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る「首相案件」文書に関する安倍(欺瞞)首相の説明に「納得できない」との回答が79.4%に上った。納得できるは13.2%。野党が求めている元首相秘書官の柳瀬唯夫の証人喚問が必要だとする答えは66.3%、不要は27.6%だった。
 内閣支持率は3月31日、4月1日両日の前回調査より5.4ポイント減(不支持率52.6%)で急落かつ支持を上回る逆転状態は続いている。(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)


<「黒い霧解散」再び?現状リセット、永田町に臆測>

 半世紀以上も前の「黒い霧解散」が永田町でにわかに注目され始めた。
 安倍政権は学校法人「森友学園」「加計学園」や、防衛省の「日報」を巡る問題で大揺れ。安倍(欺瞞)首相が秋の自民党総裁選で3選を狙うには、現状をリセットするしかないというわけだ。昨年10月衆院選からまだ半年。また解散ではさすがに「ご都合主義」の誹りは免れない。与党内では、そんな常識派が今のところ大勢なのだが-。
 話は1966年に遡る。政界では閣僚の不祥事や自民党議員の逮捕等が相次ぎ「黒い霧」と呼ばれた。時の佐藤栄作首相は同年12月、自民党総裁に再選されたものの政権は盤石ではなかった。求心力回復を狙った佐藤は年末、衆院解散に踏み切る。これが黒い霧解散だ。翌年1月の衆院選で、自民党は「過半数割れ」という大方の予想を覆し、議席を微減に留めて安定多数を維持。佐藤が7年8カ月の長期政権を築く転機になった。
 昨年2月、森友学園に国有地を8億円値引いて売却した問題が浮上。
 5月には、加計学園による国家戦略特区(愛媛県今治市)を利用した獣医学部新設を「総理のご意向」と記した文部科学省の文書が明るみに出た。首相はいずれも関与を否定したが、内閣支持率は急落し、自民党は昨年7月の東京都議選で惨敗した。
 二つの問題は今も安倍政権を悩ませる。財務省は森友学園に関する決裁文書を改竄し、加計学園を巡っては、首相秘書官(当時)が2015年4月、面会した学園幹部らに「首相案件」と語ったという備忘録を愛媛県職員が作っていた。野党は関係者の証人喚問を求めて勢いづく。疑惑が後を絶たない中、佐藤が首相の大叔父にあたることも早期解散説に信憑性を加味している。希望の党の玉木雄一郎代表は「黒い霧解散をやりかねない。野党がばらばらではだめだと危機感を持っている」と認め、自民党内には「今なら負けない」という声も実際にある。タイミングは今国会の会期末(6月20日)近くか、総裁選前に召集する臨時国会の冒頭だという。いずれにしても「大博打解散」になる事は間違いない。

 その証左に昨年9月の解散が「森友・加計隠し」と批判された事を忘れてはならない。
 自民党が圧勝しても「モリ・カケ」問題は政権に重くのしかかったままだ。
 真相をうやむやにしたまま、「選挙で信を問う」というやり方は一時凌ぎに過ぎない。
 しかも「黒い霧解散」は、衆院議員の任期満了まで1年を切る中で行われた。
 現在の衆院は3年半の任期が残る。より一層、「憲法違反-解散権の濫用」は免れず、仮に「憲法7条解散」と開き直っても「解散理由-大義名分」探しも「これ」といったものもなく「政権延命策」が露骨になるだけで、結果として「憲法違反-解散権の濫用」を補強するだけになる事、間違いない。昨年の衆院選後、自民党幹部は「首相はもう解散はしない。21年まで総裁任期を確保し、憲法改正や東京五輪に取り組むだろう」と語っていた。今はどうか。
 3月28日の参院予算委員会で、首相は山本太郎氏(自由党)にこう答弁している。
「解散・総選挙は考えていない。しっかりと選挙で約束したことを実行していきたい」
 おい!ウソツキ総理!ホンマか!?(参考文献-毎日新聞/文責:民守 正義)


<国会で異様な慌てぶり:太田理財局長が隠した秘密会議同席>

 異常なまでの“逃げの答弁”だった。財務省の森友文書改竄について、国会で批判の矢面に立つ太田充理財局長が、問題のカギとなる“秘密会議”に出席していた事が発覚した。
 会議が開かれたのは、朝日新聞が最初に森友問題を報じてから約2週間後の昨年2月22日。当時の佐川宣寿理財局長が菅官房長官と面会し、財務省側が報道後初めて森友問題の詳細を説明した場だった。4日のNHK報道によると、会議の2日前には、国有地値引きの根拠である地中ゴミの撤去工事を巡り、理財局職員が森友側に口裏合わせのウソをつくよう求めていた疑いも浮上。昨年2月下旬に財務省が改ざんに手を染め出す頃に開かれた会議で一体、何が話し合われたのか。

■文書改竄の“主犯”のような動揺

 今月3日の衆院財務金融委員会で答弁に立った太田局長の慌てた様子は、よほど重要なやりとりがあった事を窺わせる。立憲民主の川内博史議員に「誰が同席したのか」と問われると、太田局長は妙に焦った様子で「最終的な責任を持って説明したのは理財局長」「出席者を細かく答える必要はない」と繰り返すばかりで、逃げの一手。食い下がる川内氏に、ようやく「事実関係を確認させて欲しい」と答え、審議は一度打ち切りに。
 再開後、確認を済ませた太田局長は、溜息交じりに「同席者は総務課長と総括審議官」と明かしたのだった。まるで他人事のように同席者の役職名だけを打ち明けたが、よくよく調べてみると、当時の総括審議官は太田局長自身だ。15年7月から2年間、職務に就いている。「総括審議官は、財務省大臣官房で官房長に次ぐ『ナンバー2』。省内のあらゆる案件を把握すべき立場です。佐川が証人喚問で、前任者から森友案件について引き継がれていなかった旨を証言しましたから、太田の方が事情に精通しているはずです。昭恵の名前があった改竄前の文書の存在を知っていた可能性もあり得ます」(野党関係者)
 太田局長は必死になって“秘密会議”への同席を隠していたわけだ。
 ひょっとして改竄の“主犯”は太田局長か。(参考文献-日刊ゲンダイ/文責:民守正義)


<面会記録に「首相案件」加計巡り首相秘書官:愛媛県文書に記載>

 学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に獣医学部を新設する計画について、2015年4月、愛媛県や今治市の職員、学園幹部が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)らと面会した際に愛媛県が作成したとされる記録文書が存在する事が分った。柳瀬が面会で「本件は、首相案件」と述べたと記されている。政府関係者に渡っていた文書を朝日新聞が確認した。
 文書は「獣医師養成系大学の設置に係る内閣府藤原次長・柳瀬首相秘書官との面談結果について」との題名で、15年4月13日の日付が記されている。経緯を知る愛媛県の関係者は「加計学園の誘致交渉を進める中、国への要望を行う過程で、様々な国の関係部署に状況を説明するため、配布した文書である可能性は否定できない」としている。
 現在、経済産業審議官を務める柳瀬は昨年7月25日の参院予算委員会で、この面会について「私の記憶する限りはお会いしていない」と複数回、答弁している。
 加計学園の獣医学部新設については、文部科学省が国家戦略特区を担当する内閣府側から、16年秋に「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」と言われた、とする記録文書が明らかになっている。文科省だけでなく、愛媛県も首相の側近である首相秘書官から「首相案件」と言われたと、文書に残していたことになる。
 文書には愛媛県、今治市の課長や加計学園事務局長が15年4月2日午後3時、国家戦略特区を担当する柳瀬と首相官邸で面会した際の柳瀬の発言として記されている。
 柳瀬は「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めて頂きたい」と発言したと記録されている。また「自治体がやらされモードではなく、死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件」などと述べたとも記されている。「藤原次長」は、当時は内閣府地方創生推進室次長だった藤原豊・現経済産業省貿易経済協力局審議官。加計学園の加計孝太郎理事長と安倍(欺瞞)首相とは義理孫同士(確定的裏取り有り)。安倍(欺瞞)首相はこれまで、加計学園の獣医学部新設について「私が関与したと言った人は一人もいない」と話し、自らの指示や関与を否定している。(参考文献-朝日新聞デジタル/文責:民守 正義)
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《働く人のための「働き方改革」を一緒に考えよう!》

とき:4月21日(土)午後1時~3時
ところ:PLP会館5階
主催:大阪労働者弁護団(尾辻かな子衆議院議員参加予定)
参加費:1千円


◎5月3日(木・祝)午後1時半~扇町公園で大集会&デモ!!


《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》

職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)

(民守 正義)