リベラル勢力総結集・奴隷労働法制等阻止!(46)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《木内昭胤元外交官、村上正邦元労相がレッドカード!安倍首相よ!あなたはもう終わった人》
<森友問題・イラク日報隠蔽…>
森友問題自体の深刻さと、責任逃れの態度において、安倍政権は万死に値する―。
かつて田中角栄の秘書官も務めた伝説の外交官・木内昭胤氏と、「参院のドン」と呼ばれた信念の保守・村上正邦氏が、外交と内閣改造によって延命を図りつつある安倍首相に引導を渡す。この森友政局。果たして安倍晋三政権は持つのか。これが政治記者の最大の関心事である。私は持たない、持たしてはいけない、と考える。理由は簡単だ。
役人が国民の代表(議会)に対して平気で嘘をつき、公文書を改竄したことが明るみに出た。これだけで時の政権は行政権力の長としての責任を免れないが、この森友問題は更に罪科が二つ加わっている。一つは、民主主義の土台を突き崩すこの前代未聞の不祥事に対して、政権与党が自浄能力を発揮できない罪である。被疑者である役人を説得し、真実を述べさせる事により、国民の行政不信解消という公益に一歩でも資する、というのが与 党としてのあるべき構えであった。その役人が訴追されるかどうか、は小さな私益である。
小さな私益の壁を取り払い、大きな公益を前進させる。行政権力を指揮監督する与党だからできる仕事だったが、それを怠った。怠業の罪である。もう一つは、安倍の虚偽答弁の疑いである。国有地払い下げに関して妻・昭恵の名前が明記された公文書が出てきたにも関わらず、関与という言葉の持つ意味を意図的に狭め(払い下げに関して直接指示、陳情することであると)、だからこそ関与がなかったことが立証された、と強弁する。
または改竄について、行政の長として責任を痛感する、と言いながら、責任を全く形で表さないことである。「万死に値する」かつて、竹下登・元首相が自らの不祥事について自らを裁いた言葉だった。今回の一件はまさにそれに値するものではないのか。
ただ世の中が全て、そういう方向に動いているわけではないのも事実である。
なお安倍政権は生き残りを模索している。以前、政局カード(通常国会後の改造・党人事)と、外交カード(訪米、訪露)によって求心力の回復を狙うだろう、とも予告した。
だが果たして、それは可能なのだろうか。政局、外交のプロにそれぞれ質した。
政局は村上正邦氏に聞いた。元自民党参院議員会長。在職中は「参院のドン」と呼ばれた権力闘争の人で、政局勘は人一倍鋭い。受託収賄で起訴(KSD事件で2年2カ月の実刑、2010年5月に刑期満了)された身だが、引退後も永田町ウオッチに余念がない。
埼玉県の私邸を訪ねた。森友喚問をどう見た?「何も解明されなかったが、あんなものだろう。僕も昔、喚問を受けたが、刑事訴追を理由に証言拒否ができる」
証言拒否の行き過ぎ?「確かに殆ど答えなかった」国有地払い下げへの関与問題、安倍は妻も自分も関与していないと言うが?「いやいや関与している。決済文書に昭恵氏の名前が出てくる。影響力があったと言わざるを得ない。役人というのは忖度するものだ。
安倍1強だから益々、忖度する。自明の理だ。政治家の口利きというのは皆そういうことだ。忖度させるためにやる」夫妻が直接指示、陳情したものではない、という。
「一般国民の思う関与とは、それだけではない。昭恵氏が森友の名誉校長を務め、一緒に土地を見に行った。そのことを役人が森友を特例扱いする際の決裁文書にわざわざ書き込んだ。夫人の関与によって役人の忖度が働いたという以外の解釈をするのは難しい」
<「総裁候補」はもっと発信せよ!>
改竄の方はどうか?「役所の中の役所が、過去にないことをやった。あの財務省をそこまで追い詰めたものは何か、を究明することが肝心だ。まだ、そこが全くわかってない」
「政治、行政にとって根本にあたるものが壊れつつある。それは権威と信頼だ。この政権のけしからんのは、そこまで損害を与えたのに、自分達が逃げ切れると思っていることだ」
逃げ切れる?「野党がバラバラで追及が弱い。本来はガラガラポンで政権交代があってもいい話。野党も1強を倒すため一点団結しないとダメだ」与党もおとなしい?
「自民党内で厳しいことを言う人が必要だ。総裁候補達が何故もっと発信しないのか。ある意味、こんな好機はない。石破茂然り、岸田文雄然りだ。僕が自民党にいれば、こんなものでは済まない。最低でも麻生太郎財務相は役所の不始末の責任を取って辞めるべきだ」今の流れは、麻生ですら逃げ切りの姿勢だ。「国民を舐めているね」
麻生辞任だと政権は?「ボロボロになる。安倍政権を支えているのは、麻生と菅義偉(官房長官)だ。麻生を辞任に追い込めば、安倍は半分、死んだに等しい」
「いかんせん、自民党の連中が情けない。明治維新に例えれば、西郷(隆盛)もいなければ、大久保(利通)もいない。ましてや坂本(龍馬)もいない」「その中では、二階(俊博幹事長の動向)に注目している。本来は、彼が安倍にはっきり言うべきだ。これは総辞職に値する話だと。そうでないと、自民党は自民党ではなくなるよ、と」
二階派といえば、かつての中曽根派。貴方と亀井静香氏が共同代表を務めた志帥会を引き継いでいる。「近々、二階に会って直言しようと思っている」「もう一つ、今度の政局のカギを握るのが竹下派だ。額賀福志郎から竹下亘に会長を代えた。背後にいるのは青木幹雄だ。ここがどっちにつくか。僕は竹下と二階が手を組めばいい、と思う。二階も元々は、竹下派、田中派の流れだ」改憲はどうなる?「森友を抱えたままでは難しい。そもそも安倍9条改憲案に反対だ。2項(戦力不保持)をそのままに自衛隊を別に書き込むのでは、今の憲法と同じで、戦力ではない自衛隊とは何か、という矛盾を解決できない」
安倍3選はどうなる?「それはもうない。立候補しても負ける、ということだ。麻生は閣僚を辞任すれば政権から離れていく。二階も独自路線を歩くだろう」
求心力回復のために、通常国会後の内閣改造・党人事のニンジンをぶら下げる手がある。
「そうはいかなくなる。森友問題はそれだけ重い。国民が支持しない。関与していないと言っても誰も信用しない」 外交カードは?「僕は成功しないと思う。北朝鮮問題ですでに日本は蚊帳の外になっている」
<日本には切るべきカードがない>
安倍外交については、外務省OBの木内昭胤氏に登場願う。外務省アジア局長、マレーシア、タイ、仏大使を歴任した外交界の重鎮だ。田中角栄首相秘書官も務めた。
「保守本流外交からの直言」だ。 森友問題へのご見解は?「喚問は、残念な結果だった。50回以上も証言を拒否して時間を空費した。(国有地払い下げにしても公文書改竄にしても)こんなスキャンダルは今までなかった。世論の批判も甘くない。当面続くだろう」
自衛隊イラク日報の隠蔽問題も表面化した。「現地の隊員が苦労しているのに残念だ。政権として体をなしてない」 背景には何が?「内閣人事局に人事権を握られたことが効いた。幹部人事を官邸が決める。それを霞が関の役人達が皆見ている。役人にとって人事ほど怖いものはない。擦り寄らざるを得ない」「田中角栄首相の秘書官をしていた時に、角さんが言っていた。『日本は、省庁が強いからこそ役人が落ち着いて仕事ができる。ホワイトハウスを見ろ。大統領毎に役人が入れ替わる。あれでは政策の継続性もなくなるし、何よりも役人がやる気をなくす』と」外務省はどうか?「財務省、文科省も気の毒だが、外務省も可哀そうに官邸にものが言えない状況だ。外交権が失われている。擦り寄るだけの素人外交になり下がっている」 訪米日程は決まった。「トランプ大統領への貢ぎ物外交だが、日本にはもう切るべきカードがない。そもそも安倍が思うほどにトランプ氏は日本のことを思っていない」確かに大統領は、アルミ、鉄鋼の輸入制限発動の際「安倍首相はいい奴だが、その顔は、ほくそ笑んでいる。それは『こんなに長いこと、アメリカを出し抜くことができたとはね』という笑みだ。そんな日々はもう終わりだ」と述べた。
「上辺と中身が違うということでしょう」 米朝関係をどう見る?「進展があるかもしれない。本来、日本はその間に立って、潤滑油的な外交で頑張るべきだと思うが…」
そういう状況にない?「中国が相手にしてくれない。金正恩の電撃訪中でも、日本には全然情報が入らなかった。官邸としては屈辱的だと思う。これが中国【及び朝鮮民主人民共和国(以下「北朝鮮」)】の安倍評価だ。この2年間、対中国で何も手当てしてこなかったせいでもある」 牽制・圧力するだけ、対話のチャンネルがない。「安倍外交は最初からボタンの掛け違いがあった。日中戦争、太平洋戦争という過去の歴史を知らなすぎる。そもそもは政権発足直後の靖国参拝だ。米国は止めたが、聞かなかった」
北方諸島交渉はどう評価する?仮にプーチン大統領が、北方諸島を日本に「提供」しても、領土返還後に米軍基地ができる事を警戒している。しかしプーチンは、極東開発に日本の資本と技術を取り込むことには意欲的だ。対中国はどうか?「田中角栄、大平正芳に限らず、福田赳夫だって中国を大事にした。誠意が感じられた。そこを学び直してほしい。中国の繁栄が日本の国益に繋がるという発想が必要だ。ましてや過去の戦争責任がある」
米中関係の祖語依存関係の実態を見れば、日本の中国に対する軍備増強は「情勢音痴」も甚だしい。「外交・対話でやるしかない。英国の歴史家ポール・ケネディは、軍備は結局その国を潰す、と言っている。」
<やはり万死に値する―>
安倍外交で褒める点は?「残念ながらない。むしろこれ以上、失点を稼ぐべきではない、と警告したい。国内の失政を挽回するために外交カードを使うというのも本末転倒だ。国内政治がしっかりしているからこそ、まともな外交ができる」安倍政権に対して村上、木内両長老は極めて手厳しい。特に森友問題の発生で、政権は進退局面に入った、という認識だ。
ところで世界は森友政局をどう見ているのか。ドイツ人外交官と意見交換する場があった。「モリトモで安倍政権はどうなりますか」。彼は散々こちらから取材した後、こう語った。「もしドイツで同様な事件、つまり行政府が立法府に対して、改竄した公文書を提出した場合は、それが判明した時点で、12時間以内にその政治的責任を取る人が出てきたでしょう」当方が聞いた。責任を取るのは役人ですか?「それは担当閣僚、今回の場合でいえば財務相です。どういう事情で改竄したか、その背景に何があるか、は関係ありません。改竄文書を提出した、という事実だけで立法府、野党、メディアが許さない」
何故12時間なのですか?「日を跨ぐことはない、という趣旨です」 やはり万死に値する、という言葉が相応しい。(基本文献-サンデー毎日/管理者:部分編集)
《【森友学園疑獄】口裏合わせ-佐川認識か:学園側に理財局要請》
学校法人「森友学園」への国有地売却問題を巡り、財務省の太田充理財局長は9日、理財局の職員が塵の撤去について虚偽の説明を学園側に要請していた事を明らかにした。
同日の参院決算委員会での答弁。政府関係者によると、当時理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官は、この要請を認識していた模様だ。塵撤去の口裏合わせに理財局の国有財産管理部門が組織的に関与していた疑いが浮上した。太田によると、同局の職員が昨年2月20日、学園側の弁護士に電話し「『撤去費が相当かかった気がする、(ごみ搬出のため)トラック何千台も走った気がする』という言い方をしてはどうか」と持ち掛けた。
近畿財務局の職員にも同様の口裏合わせを要請。しかし弁護士も財務局も「事実に反する」等として応じなかったという。政府関係者は口裏合わせを佐川も認識していたと認める一方、佐川ら理財局幹部が指示したのか、職員が事後報告したか等の詳細については明言を避けた。売却価格を約8億円値引きした根拠となった塵の撤去費を巡っては、昨年2月17日の衆院予算委員会で野党側が「8億円値引きするとなると、ダンプカー4千台分ぐらいになる。実際に工事をやったか確認しているのか」と佐川を追及。
佐川は同20日の衆院予算委で「必要な廃棄物の撤去は適切に行った。近畿財務局で確認している」と答弁していた。太田は口裏合わせを要請した動機について「理財局職員が(佐川の答弁と)整合性をとろうとした」と説明。「間違いなく誤った対応。大変恥ずかしいことであり、深く御詫びを申し上げる」と陳謝した。一方、会計検査院の河戸光彦院長は9日、森友学園を巡る決裁文書改竄問題で、財務省職員の懲戒処分を要求するか検討していることを明らかにした。同日の参院決算委で河戸院長は「故意または重大な過失がある場合、(会計検査院法に基づく)懲戒処分の要求の対象となり得る」と語った。
(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)
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(民守 正義)
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