リベラル勢力総結集・奴隷労働法制等阻止!(41)
《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》
《東アジアの緊張激化は許さない!済州島反基地闘争に連帯を》
2007年4月26日、済州(チェジュ)島西帰浦(ソギポ)の江汀村(カンジョンマウル)で、村民約1200人中87人が参加しただけの臨時マウル総会での「全員一致の拍手」によって海軍基地誘致が「決定」された。いうまでもなく韓国政府・海軍が仕組んだ策略だった。
以来、済州島の美しい自然を破壊して戦争の前線にする軍事基地建設が開始され、反対する闘いが9年に亙って続いた。韓国政府は「約700人連行、589人起訴、38人拘束」という大弾圧で工事を強行し、16年2月海軍基地「竣工式」が行なわれた。江汀海軍基地建設は、03年~08年の盧武鉉(ノムヒョン)政権(文在寅現大統領も政権中枢にいた)が掲げた「大洋海軍」の旗印の下で計画された。司令部、補給施設、宿舎等が建設される陸上部分の面積は、東京ドーム14個分にあたる67ヘクタールで、韓国海軍の拠点である釜山や鎮海(チンヘ)の2大基地に匹敵する規模だ。建設費は約1兆ウォン(約1千億円)とされる。
韓国政府は、この基地に強襲揚陸艦を旗艦としイージス艦、潜水艦など計20隻の艦隊を配備。20年代後半には韓国初の本格的外洋艦隊となる「戦略機動艦隊」へと拡大する計画だ。
更に今、済州第2空港の名目で新たな空軍基地の建設も狙われている。
こうした基地建設の目的は何か。韓国海軍は「南方海域の海上交通路保護」を掲げるが、名目にすぎない。済州島は黄海の入り口にある。日中戦争時に旧日本軍が南京爆撃のための出撃基地の一つとした歴史がある。長距離巡航ミサイルを配置すれば、中国の主要都市を射程圏内に捉えられる。イージス艦や地上型迎撃ミサイルを配置し、中国の核戦力に対抗できる。韓国の済州島基地建設と星州(ソンジュ)へのTHAAD(高高度迎撃ミサイル)配備、そして沖縄をはじめ南西諸島基地強化、日本全国の軍事化は、日米韓が中国に対し東アジアでの軍事的優位を確保する戦争政策を一体的に進めるものとしてある。
<派兵拠点化の狙い>
同時にこれは韓国グローバル資本自身の要求でもある。朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)との軍事的対抗として増強を重ねてきた韓国の軍事費は現在約4兆3千億円(世界10位)。朝鮮のGDP(国内総生産)総額約1兆8500億円の2倍を遥かに超える。
対外投資残高約84兆円を有する韓国グローバル資本は、この軍事力を海外権益の確保に活用し、済州基地を派兵拠点として使いたいという強い衝動を持つ。既に韓国軍は石油利権確保のための南スーダンPKO派兵を続けている。UAE(アラブ首長国連邦)にも原発輸出と一体で派兵中だ。沖縄辺野古新基地を将来自衛隊が出撃拠点として使用する狙いがあるのと同様に、韓国軍も済州基地の派兵拠点化を目論む。しかし済州島の基地反対運動は途絶える事無く続いている。昨年7月「命と平和のための済州島大行進」には全国から集まった2千人が基地撤去の全島デモを展開。11月には、北朝鮮との核対立を激化させる米軍の原子力潜水艦入港反対行動が取り組まれた。新空軍基地建設策動を阻止する闘いも始まっている。
東アジアの緊張を激化させる戦争政策に反対し、済州島、星州など韓国の反基地運動と連帯して闘いを進めよう。(週刊MDS)
《【森友学園疑獄】シリーズ》
《財務省側が森友学園側に口裏合わせ依頼か》
逃げ切れると思ったら大間違いだ―。先月27日の佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問以降、「行政の信頼回復に努める」と口を揃えている安倍政権のメンメン。
「佐川が、佐川が」で財務省の文書改竄問題の全責任を一役人に負わせて幕引きを図ろうと躍起だが、そうはいかない。国民は「疑惑の核心」をちゃんと知っている。
モリカケ問題を追及してきた市民団体「森友・加計告発プロジェクト」が安倍(欺瞞)首相の妻・昭恵を近く刑事告発する。罪名は、森友学園に便宜を図って格安で国有地を売却したという「背任罪」の共同正犯だ。「昭恵夫人の他に、夫人付の政府職員・谷査恵子氏と(事実上のその上司にあたる)今井尚哉首相秘書官も対象です。市民に呼びかけて、告発人を500人以上集めようと考えています。昨年5月に迫田英典元理財局長と武内良樹元近畿財務局長を背任罪で告発し、受理されました。検察も前向きに検討してくれるのではないでしょうか」(森友・加計告発プロジェクト共同代表の黒川敦彦氏)
同プロジェクトは5日、市民による「4・5主権者が政治を変える!さくら祭り」というイベント企画していて、1200席ある上野公園の野外ステージで、弁護士やジャーナリスト、学者が講演する予定。その直前に、昭恵らの告発についても発表するという。
「森友問題や財務省の文書改竄のキーパーソンは昭恵夫人です。国税庁や財務省前のデモが佐川前長官の辞任に影響したように、市民運動の盛り上がりによって昭恵夫人らの責任を追及していきたい」(前出の黒川氏)安倍(欺瞞)首相や麻生財務相が出席する衆参両院の予算委員会は、来週11日に森友問題の集中審議が行われる予定だ。
世論調査では、森友学園の国有地売却について昭恵の国会招致が必要との声は6割を超える。官邸の幕引きシナリオとは裏腹に、安倍夫妻への追及は、これからも続く。
(基本文献-日刊ゲンダイ/管理者:部分編集)
《国会前憤激ルポ:民主主義の破壊だ/鎌田慧》
<反逆老人らが集結!>
「証言拒否」を繰り返し、官僚の保身と政権の専制を浮き彫りにするだけに終わった佐川喚問。怒った市民が衆院会館前に集結、政官腐敗を弾劾し、安倍政権の退陣を求めた。
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首相官邸から、南北へ長く続く歩道の上を「安倍内閣は退陣を!」等のプラカードを掲げた人々が、幾重にも取り巻き、抗議の声を張り上げていた。囃し立てる太鼓の音も聞こえる。「文書改竄責任追及!」「証言拒否は絶対許すな!」「安倍昭恵は今すぐ喚問!」
「安倍内閣は今すぐ退陣!」自宅や職場で「森友疑惑」の佐川宣寿の証人喚問をテレビ中継で見ていた市民達が、国会裏、衆議院議員会館前に続々と集まってきた。
国会議事堂は既に暗闇に包まれ、真上に聳える厳つい議事堂の塔は、ライトアップされているが、いかにも白々しい。集会を準備したのは、60代後半から70代。
市民運動家の筑紫建彦、大久保青史等、昔からの顔見知りが演壇の傍に立っている。
大声で怒りのシュプレヒコールを挙げた後、立憲民主党、共産党、社民党、沖縄の風等、国会議員が発言。社民党の照屋寛徳議員は72歳。その後を受けた私は79歳、評論家の佐高信さんは73歳である。「戦争法」といわれた「安保法制」「さようなら原発運動」、そして森友、加計疑惑。沖縄もそうだ。抗議に駆けつけてくるのは、男女とも60代、70代が中心。
怒れる老人パワー。反逆老人達だ。真実を明らかにすることなく、真実を覆い隠す。
「あった事実を示す事なく、事実を覆い隠すための証人喚問。それは議会制民主主義の破壊だ」と私は、その日、発言した。国会多数を占めている与党、自民党と公明党が、ただ安倍政権を維持するためにだけ、隠蔽工作を図っている。政権の頽廃は既に腐臭を放つまでになった。「全体の奉仕者である」公務員が、政権の走狗に成り下がっている。
佐川は政権維持に手を汚し、使い捨てられようとし、それでもまだ権力にしがみついている。私が、その日の発言で強調したかったのは、森友疑惑が安倍内閣の汚れた右手なら、左手は今、森友の陰に隠れている加計疑惑だ、ということだった。「安倍晋三記念小学校」等、荒唐無稽な学校建設に協力していたのが、安倍昭恵なら、五十数年ぶりに獣医学部が新設されたのが、安倍首相「義理孫同士」加計孝太郎氏経営の加計学園チェーンだった。
第二次安倍内閣の重要政策である「国家戦略特区」の中に「義理孫同士」経営による大学が導入された。そのために「総理のご意向」と書かれた文部科学省の文書が存在する、と朝日新聞が報道したことでも、森友学園問題と共通している。菅義偉官房長官は「全く怪文書みたいな文書」と否定した。しかし昨年5月、文部科学省の前事務次官だった前川喜平氏が記者会見して「官邸の最高レベルが、平成30年4月開学を大前提に、最短スケジュールで」との文書の存在を明らかにした。汚れた右手も汚れた左手も、共に教育の現場というのが、安倍首相の教育支配に関わる姿勢をも示している。それは彼を取り巻いている「日本会議」の、教育への関与の野望そのものである。その汚れた両手で、平和憲法が縊り殺されようとしている、と私は表現した。安倍内閣の改憲が、9条の平和条項の解体、緊急事態(非常事態)条項の設定、支配強化と並んで教育に拘っているのは、教育基本法の改悪以来の野望だからだ。
<なんと横暴な政権なのか>
蒼ざめた馬の目。不安そうな表情。野党議員の追及をかわし、決して失言しないぞとの決意が現れている。国税庁トップにまで昇進した。そして文書改竄の疑惑で失墜した。
テレビ映像での佐川証人の頬には、時々さざ波のような緊張が走った。
「安倍総理からの指示はありませんでしたね」「ございませんでした」
「安倍総理夫人からの指示もありませんでしたね」「ございませんでした」
自民党丸川珠代参議院議員の、佐川への喚問は、尻上がりの否定形で、反論を許さない誘導から始まった。「官邸の官房長官、官房副長官、総理秘書官からの指示はありましたか」「ございませんでした」想定問答が終わった後、丸川議員は勝ち誇ったように叫んだ。
「ソーリもソーリ夫人もカンテイも関わっていなかった、との証言が得られました」
なんと横暴な政権なのか。国会で言いくるめるだけの「完全犯罪」なのだ。
財務省の決裁文書に書かれてあった、昭恵や政治家の名前が削除されたのは何故か。
誰が、何のためにやったのか等を明らかにするための、衆参両院での証人喚問だったはずだ。しかし佐川は「私は告発を受け、捜査の対象であり、刑事訴追を受ける恐れがありますので」と、55回もの「証言拒否」を乱発した。答弁に行き詰まると、背後に控えていた東京地検特捜部、最高検刑事部出身の補佐人に伺いをたてた。背後をガッチリ固められている。
改めて言うが、森友問題とは、安倍首相の妻が名誉校長を務めていた小学校建設用の国有地、9億5600万円と評価された物件が1億3400万円を値引きして払い下げられたのではなく、8億円以上も引いた1億3400万円で払い下げられた、という前代未聞のベラボーな事件である。その経緯を記録した公文書(決裁文書)が、政権に不都合として、改竄、抹殺されたのが“第二の事件”である。公務員が公文書を改竄、抹殺するなど歴史に対する犯罪であり、民主主義の基盤の破壊である。自民党の竹下亘総務会長が「安倍昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけた事は事実だ」と突き放して語った(3月28日)ように、森友学園の小学校建設を巡る安倍内閣の混乱は、昭恵の虚飾から始まった。
昨年2月17日の衆院予算委員会で「私や妻が関わっていたら、総理も国会議員も辞める」と安倍首相は見えを切った。が、妻の関わりが財務省の決裁文書に記録されてあった。
それで誰かが財務省理財局に命じて、記録を抹殺した。「妻に聞いたが、関係ないと言っている」とか「妻のことは私が話す」とか、安倍首相の傲慢さと慌てふためいた拙劣さが、余計な混乱をつくりだした。佐川を国税庁長官に引き立てた麻生副総理兼財務相は、「サガワだ。サガワが最終責任者」と詰め腹を切らせ、幕引きを図っている。
<佐川の表情に走る「影」>
立憲民主党の逢坂誠二議員が、喚問で佐川に執拗に食い下がった。「退職後の保証をされているのではないか、何か約束があるのではないか」私はそれを聞きながら1923年、大杉栄と妻伊藤野枝、甥の3人を殺害した刑で懲役10年の判決を受けながらも、2年半で仮釈放されパリ遊学に出発した甘粕正彦陸軍大尉を思い起こした。
彼がその後、満州へ転進、関東軍で暗躍し、国策映画会社「満映」の理事長に上り詰めたのは、殺人の罪を一人で引き受けた功績による。それはこの国の隠された歴史なのだ。
佐川のそれまでの不安そうな表情が消え、喚問が終わりに近づくにつれて、高級官僚の不遜な表情に戻る瞬間があった。野党議員の追及にまともに応じる事無く「証言できない」と突っぱね切ったのは、並大抵の心臓の持ち主ではない。弱々しい存在に見えながらも、何を必死に護っていたのか。「官邸の関与を証言するには相当な勇気と覚悟がいるし、真相を話せば政権側を一挙に敵に回しかねない。そうした状況下で自分の将来を見据えれば、今回のような証言以外に選択肢はないということだろう」とは、元経産省官僚の古賀茂明さんのコメントである(『東京新聞』3月28日朝刊)。それで思い出されるのは、加計学園問題で「総理のご意向」「行政が歪められた」と発言した、前川喜平氏への今尚、続く自民党の攻撃である。名古屋市立中学校で講演した内容が、赤池誠章・自民党文部科学部会長、池田佳隆同部会長代理の圧力を受け、文科省からの市教委への質問項目が、事前にチェックされていた。講演内容のテープも提出を求められていたから、教育への「不当な支配」は、既に凄まじい。前川の日常行動は、それ以前からチェックされていたから、既に、この社会は「秘密保護法」「共謀罪」で蠢く暗い社会になり果てた。
次第に感じさせられる息苦しさは、戦争体制をつくりだしている安倍長期政権から産み出されているのは、間違いない。証言席での佐川の表情に走る「影」は何か。
それを明らかにしなければ、私達は生き延びられなくなりそうだ。
【著者:かまた・さとし】1938年、青森県生まれ。権力の横暴に対する市民の抵抗を、ノンフィクション作品によって伝え続けてきた。91年『六ヶ所村の記録』で毎日出版文化賞受賞。『沖縄(ウチナー)抵抗と希望の島』など著書多数
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《当面の取り組み日程表(大阪府中心)》
●「9条改憲NO!森友疑惑徹底追及!安倍内閣は総辞職を!」緊急集会
とき:4月14日(土)午後3時~4時/終了後デモ
ところ:靭公園(地下鉄四つ橋線「本町」駅下車)
主催:おおさか総がかり集会実行委員会
協力:戦争をさせない1000人委員会、大阪憲法会議・共同センター、
しないさせない戦争協力関西ネット、市民団体など
●森友疑惑徹底追及街宣
とき:4月19日(木)午後6時~7時半
ところ:梅田ヨドバシカメラ前
●働く人のための「働き方改革」を一緒に考えよう!
とき:4月21日(土)午後1時~3時
ところ:PLP会館5階
主催:大阪労働者弁護団(尾辻かな子衆議院議員参加予定)
参加費:1千円
◎5月3日(木・祝)午後1時半~扇町公園で大集会&デモ!!
《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》
①職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)
(民守 正義)
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