リベラル国民の拡大・結集で憲法改悪阻止!(95)

《Ken Sway Kenと管理者の【緊急事態条項等、憲法改悪阻止】》

《憲法通用せぬ無法地帯と化した東京地裁:〈裁判所前の男〉を「要注意人物」として?逮捕!/山口正紀(ジャーナリスト)》

 長編ドキュメンタリー映画『裁判所前の男』(2015年・ビデオプレス)の主人公・大髙正二さんが昨年12月7日、東京地裁構内で「裁判所の退去命令に従わなかった」として、警視庁に建造物不退去罪で現行犯逮捕された。その勾留理由の開示を求める法廷が21日、同地裁(裁判官・三浦裕輔)で開かれたが、裁判官は勾留状記載の被疑事実を何度も復唱しただけだった。東京地検は28日、大髙さんを同罪で起訴した。
 大髙さんは06年以来、自身の民事訴訟で知った裁判のデタラメサを裁判所前で批判。
 その“報復”で10年、裁判所職員に対する傷害事件の被疑者にされ、実刑判決を受けた。
 勾留状によると、大髙さんの被疑事実は概略、次のような内容だ。
《被疑者は、法廷内で録音機を使用する要注意人物として予め把握されていたものであるが、12月7日午前10時18分頃、東京地裁618号法廷前通路で、地裁総務課長補佐から退去するよう要求されたにも関わらず、通路に留まり、10時38分まで退去しなかった》
 つまり大髙さんは法廷内で録音機を使い、それを理由に退去を命じられたわけではない。
 〈裁判所が要注意人物と把握〉という言いがかりだ。その勾留理由を問われた法廷で三浦裁判官が述べたのは、「被疑者には建造物不退去罪を疑うに足る相当の理由がある」という、何の具体性も根拠もない「理由」だけだった。弁護人の長谷川直彦弁護士は、大髙さんを「法廷で録音機を使う要注意人物」とした理由に関して①被疑者は、いつ録音機を使用したのか、実害は発生したのか②法廷での録音を禁止した法令、禁止する根拠は何か③要注意人物とはどんな人物か、被疑者を要注意人物と断定した理由、根拠は何か、等と質問した。
 これに対し三浦裁判官は「要注意人物という退去要求の前提には、相当な理由が認められる」と意味不明の弁明。弁護士が「回答になっていない」と迫ると、裁判官は「回答の必要は認められない」と開き直り「被疑者は裁判の進行を妨害したか」と釈明を求めても「既に説明した通り」を繰り返すばかり。建造物不退去罪の根拠は何一つなかった。萩尾健太弁護士は、勾留理由とされた①罪証隠滅の恐れ②逃亡の恐れ─について具体的な説明を求めた。
 この質問は初めてだったが、三浦裁判官は、これにも「既に説明した通り」とまるで壊れた録音機。弁護士は「貴方は憲法上、認められた勾留理由開示の権利を理解しているのか」と迫ったが、三浦裁判官は「それは弁護人のご意見として聞いておきます」と横柄に切り捨てた。《何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない》─この憲法34条を、三浦裁判官は知らないに違いない。

<傍聴者も犯罪者扱い>

 最後に大髙さんが意見陳述。「最高裁長官は開かれた司法、解り易い司法と言ってきたが、これが開かれた司法か。最高裁長官の言葉等、くそくらえと思っているのか」と、裁判官の態度を痛烈に批判した。三浦裁判官は、陳述が10分を過ぎたところで「もう止めなさい」と命じ、抗議する大髙さんに退廷命令を出した。この日の法廷は、被疑者と傍聴者を凶悪犯扱いする悪名高い警備=弾圧法廷。入口の廊下は鉄柵で封鎖され、傍聴者は執拗に所持品・身体検査された。廷内は警備員で固められ、裁判官の意味不明の説明に「エッ」と呟いただけの人等、傍聴者19人の内7人も退廷させられた。裁判所を批判する人は要注意人物として、構内に入ることも許さず、退去しないと逮捕する。
 その勾留理由も開示せず、法廷の傍聴者も犯罪者扱いする。東京地裁は、憲法が通用しない無法地帯と化している。(週刊金曜日)


《【南北緊張扇動】侵略攻撃容認の安倍-オバカサン発言「先に攻撃した方が圧倒的に有利」》

 安倍(戦争)首相の危険性は、ある場面で該当するものを、別の局面で、あたかも、それが該当するかの様な発言をすることである。例えば一対一の人間同士がピストルを持ち、撃ち合う事態を想定したら、先制攻撃は圧倒的に優位である。しかし、それは日本が置かれている安全保障環境には該当しない。朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」)は、日本を目標としうる中距離弾道ミサイル・ノドンを200発から300発実戦配備している。
 500発程度という報道も出ている。これらは簡単に破壊出来ない山中に置かれたり、移動式であったりして破壊は容易でない。日本が先制(侵略)攻撃するとして、3発5発位、破壊出来て大成功だろう。その時、北朝鮮は残りの197発、297発をどうするか。
 当然、反撃として日本の政治、経済、社会の中心地に撃ってくる。被害を比較しよう。
 北朝鮮の被害:ミサイルが数発破壊される⇒日本の被害:政治、経済、社会の中心地が攻撃される。如何に先制(侵略)攻撃論が、その発想の誤りのみならず馬鹿げているか解る。

【参考:安倍(戦争)首相の2月14日の衆院予算委員会での発言】

「専守防衛は防衛戦略として考えれば大変厳しい。相手からの第一撃を甘受し、国土が戦場になりかねない。先に攻撃した方が圧倒的に有利なのが現実だ」「一度、攻撃を受ければ回避する事は難しく、先に攻撃した方が圧倒的に有利だ」(基本文献-孫崎享のつぶやき/管理者:部分編集)


《警察・自衛隊のセクハラ文化シリーズ》

<福岡地裁:元警部補セクハラ無罪主張理由-部下に猥褻「芸の一環」>

 飲み会で部下の女性警察官に猥褻な行為をしたとして、強制猥褻罪に問われた、いずれも元福岡県警警部補の於保重信、枝尾光博両被告の初公判が19日、福岡地裁(太田寅彦=裁判長)であり、2人とも起訴内容を否認し、無罪を主張した。検察側の冒頭陳述によると、於保被告らは留置管理課に所属していた2015年9月18日、福岡市中央区の飲食店であった職場の飲み会に参加。於保被告が背後から女性警察官を羽交い締めにして仰向けに引き倒し、その後、枝尾被告が女性を無理やり開脚させる等した。
 弁護側は「体育会系組織の風土の中で発生したもので、宴会芸の一環であって、猥褻行為に当たらない」と呆れた主張!県警は17年3月、2人を各々、停職3カ月と同1カ月の懲戒処分にし、いずれも依願退職した。(基本文献-毎日新聞/管理者:部分編集)


<空自:幹部をセクハラで懲戒処分「酔って覚えていない」>

 航空自衛隊春日基地(福岡県春日市)は1日、部下の女性にセクハラ行為や暴行をしたとして、西部航空方面隊司令部の50代の男性1佐を停職10日の懲戒処分にしたと発表した。
 春日基地によると、1佐は3月21日夜、春日市内であった職場の懇親会で女性隊員に抱きつき、2次会に向かう路上で頭を叩いたり、尻を蹴ったりした。更に2次会でも女性の体を触る等した。1佐は「酒によって殆ど覚えていないが、深く反省している」と話している。
 1佐は当時、隊員の評価や昇任等に関する職務に関わり、勤務態度には問題はなかったという。小笠原卓人春日基地司令は「隊員を指導すべき立場の者がこのような事案を起こし、誠に遺憾。指導、教育の徹底を図り再発防止に努める」とコメントした。

<管理者コメント>

 管理者は本ブログ以外に労働相談を受けているが以前、大阪府警察本部所轄女性職員からセクハラ相談があった。セクハラ内容は「宴席で幹部トップの横に座らせること、カラオケデュエットの強要は当然の事。チークダンスも強要され、さすがに拒否し、避けようとしたが、余計に調子に乗る始末。どうすればよいか?」というものだった。
 結果的に管理者も介在し、とある方法で、同職場セクハラ野獣から解放された。


《【森友学園疑獄】野党「佐川隠し、ヤメロ!」庇い続ける政権の事情は》

 「廃棄した」はずの交渉関連記録、首相の妻に言及する音声データ。
 先月29日に始まった衆院予算委員会では森友学園への国有地売却が再び焦点となり、昨年の特別国会以降に判明した新事実を基に野党は追及を強めた。
 政権側は、これまで通りの答弁を繰り返し、真相究明は進まなかった。
 野党が矛先を向けたのは、昨年7月に国税庁長官に就任するまで答弁に立ち続けた財務省の佐川宣寿・前理財局長だ。一つは、売却までの経緯を記した文書が残されているかどうかに関する答弁。佐川は「廃棄した」と説明していたが、近畿財務局が今月になって新たに開示した内部文書には「(新たなゴミの)撤去費を反映させた評価額で買い取りたい」等とする学園側の要望事項や国の対応方針が明記されていた。この日、会計検査院の報告が出る前日まで検査院に、この文書が提出されていなかった事も判明し、野党側は「佐川が隠した」と批判した。麻生太郎財務相は「検査の過程で気づく状態に至らなかった」「その後文書が判明し、速やかに提出した」と思いつき虚偽釈明した。
 事前の「価格交渉」を巡る答弁も追及された。佐川は「価格について提示したことも、先方から幾らで買いたいという希望があったこともない」と否定していた。
 だが昨年11月、特別国会で財務局職員が不動産鑑定の結果が出る前に「1億3千(万円)」「ゼロに近い金額まで努力」と学園側に伝えていたことが明らかになった。
 立憲民主党の長妻昭代表代行は「事実と異なる答弁が連発されている」と強調。
 更に佐川が長官就任時の会見を開いていない事や、森友問題で文書管理への姿勢が批判されたのに就任後の職員向けの訓示で「文書の管理徹底」を指示していた事も問題視した。

 2月に始まる確定申告を引き合いに「国民は領収書1枚なくしても認められないのに、示しがつくのか」と疑問を投げかけた。佐川を「適材適所」とする政権は、この日も庇った。
 佐川の答弁の矛盾を認めれば、その答弁を基に手続きを「適正」としてきた安倍(欺瞞)首相の答弁の正当性も揺らぐ。麻生は、会見しないことを「所管の行政以外に関心が高まっていたことから実施しなかったと聞いている。適切な対応だ」と「お上手なウソ」で誤魔化し「多種多様な課題の解決に当たってきた人物。引き続き職責を果たしてもらう」と語った。これに対し共産党の小池晃書記局長は会見で「国民の多くが(佐川が)税務行政の責任者でいいのかと疑問を持っている。会見しないのを良しとするのは、政権ぐるみで真相隠しをやっていると言われても仕方ない」と批判した。与党側は同日の衆院予算委の理事会で、野党が求めた佐川の参考人招致を拒否。国会関係者によると、通常は国会で答弁しない「次官級」にあたると国会法上、何の規制もないにも関わらず、「全く理由にならない」寝言のような詭弁をしたという。立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は記者団に語った。「『佐川隠し』はやめていただきたい」

<昭恵と森友問題の関係、改めて焦点。>

 森友学園が開校予定だった小学校の名誉校長を務めていた安倍(欺瞞)首相の妻、昭恵。
 この日の予算委では、昭恵と問題との関係も改めて焦点となった。ノンフィクション作家、菅野完氏からの音声データによると、森友学園は国との協議で「棟上げに首相夫人が来る」と言及し、値段を安くするよう求めていた。学園が国に土地の購入を申し入れた2016年3月頃の事だ。国の担当者は協議の場で、新たに見つかったと学園が報告してきたゴミへの補償を「きっちりやるというストーリー」と述べていた。安倍(欺瞞)首相は昭恵の名誉校長就任について「批判を頂いた事はやむを得ない」とする一方、「当時の近畿財務局長も(財務省)理財局長も妻が名誉校長をやっていることは知らなかった」と強調。
 昭恵が学園との交渉に影響を与えていないとする従来の主張を繰り返した。
 昭恵が実際に棟上げ式への出席を予定していたのかと長妻議員から尋ねられると「突然聞かれても答えようがない」とかわした。麻生も「国有地の管理処分は相手方の役職にどのような方がおられるのかに関係なく、法令に基づいて行っている」として、国の担当者による「忖度」がなかったと強調した。立憲民主党の川内博史議員は「官僚の皆さんが総理の一言一言に敏感になっている」「総理の奥様が名誉校長就任を受けてしまった。そういう色んな出来事が異常な特別扱いを生んだのでは」と指摘した。

<問われる財務省の姿勢>

 この日は、会計検査院の検査報告前日に財務省近畿財務局の記録文書が提出されていたことも明らかになった。安倍(欺瞞)首相は昨年3月の国会で「会計検査院がしっかり検査すべきだ」と述べていたが、財務省は存在する関係文書を存在しないものとして会計検査を受けていたことになる。財務省は検査院に対し、遅れて提出した理由について「検査を受けた部署とは別の部署から見つかった」と説明したという。提出を受けた当時は検査結果の国会報告を翌日に控え、既に報告書はできていた。検査院幹部は「検査結果には直接影響しない内容だが、存在していたのに提出されなかった事は望ましい事ではない」と話す。
 麻生は、文書の存在について「情報開示請求への対応の中で判明した」と説明しており、大学教授による昨年9月の開示請求が発見のきっかけだったとしている。
 検査院への提出は同年11月21日。特別国会中だったが、再三に亙って「記録がない」と答弁してきた財務省が存在を明らかにすることはなかった。検査院が求めた資料提出の要求に対し、職員が故意や重大な過失により応じなかった場合、検査院は所管大臣に懲戒処分をするよう求めることができるとされている。検査院の河戸光彦院長は先月29日の衆院予算委で処分要求について問われたが「事実関係を踏まえ、慎重に検討する必要がある」と述べるに留めた。(基本文献-朝日新聞デジタル/管理者:部分編集)
****************

《「旅券没収と渡航制限付き旅券」撤回訴訟:本ブログ読者:フリーカメラマン杉本祐一さん支援のお願い》

<「旅券没収と渡航制限付き旅券発給の経過と争点/旅券強制没収の経過/裁判の経過と情勢報告等」については、昨年9/10の本ブログ【「叛-安倍」リベラル勢力の総結集!(1-27)】「ご案内コーナー」を、ご一読ください。なお現在は、最高裁に上告・審理中です>
〔杉本祐一裁判支援カンパを、よろしくお願いいたします。〕
① フリーカメラマン杉本祐一の裁判を支える会 代表 杉本祐一
 フリーカメラマン スギモト ユウイチ 店番231 普通 口座番号1691517
 /第四銀行白山支店
② 他銀行からゆうちょ銀行への振り込みの場合
 ゆうちょ銀行 口座名義フリーカメラマン杉本祐一と友の会 店名一二八 店番128
 普通 口座番号3551231
③ 直接ゆうちょ銀行に出向いて振り込む場合
 郵便振り込み口座は11200-3-5512311 「フリーカメラマン杉本祐一と友の会」


《治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟-創立50周年記念集会in関西「講演と文化のつどい」》

日時:3月17日(土)/開場:14時30分/開会:15時
場所:おおさかドーンセンター(大阪市中央区大手前1丁目3-49)
参加協力券:1千円
【内容】◎記念講演:新たな「戦時体制」の構築に抗する-治安維持法の歴史に学ぶ-
     講師:小樽商科大学特任教授-荻野 富士夫さん
    ◎文化行事:バイオリン演奏-松野 迅さん
     〇他、各地からの企画
      (京都:スライドと朗読/兵庫:スライドと朗読・CD/滋賀:DVD上映/
       大阪:ピアノ演奏と朗読/和歌山:ピアノ演奏と朗読/奈良:合唱)
    ◎主催・問合せ先:治安維持法国賠同盟大阪府本部/℡・Fax06-8772-7555


《ブログ「リベラル広場」では次の事業も行っています。》

職場(仕事)における労働・人権相談(ハラスメント・メンタルヘルス等、含む)
*大阪府労働相談経験10年以上。*産業カウンセラー資格、有り。
*但しメンタルヘルスの場合、もし心療内科等に受診されている場合、または、その受診の方が望ましい場合は、当該医師の指導を優先し、カウンセリングを断る事もありますので予めご了承ください。
②採用コンサルタント。
*出版実績:『公正採用と採用選考・応募と人権のハーモニー』絶賛発売中!
◎なお寄せていただく相談意見等は、とりあえず全てEメールで送信してください。
<送信先Eメールアドレス>yutan0571@yahoo.co.jp
●費用:交通費等、実費+α(若干-協議)

(民守 正義)